ビデオタイトル |
The Golem |
ジャンル |
ファンタジー |
原題 |
The Golem |
制作国 |
ドイツ |
邦題 |
巨人ゴーレム |
出演 |
Paul Wegener |
制作年 |
1920年 |
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制作社 |
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監督 |
Paul Wegener |
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制作・総指揮 |
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原作・原案 |
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脚本 |
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映像情報 |
モノクロ/サイレント/90分 |
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ビデオ情報 |
Timeless Video |
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DVD情報 |
ELITW/リージョンコード1/2枚組(カリガリ博士51min・巨人ゴーレム68min・ノスフェラトゥ64min、カリガリ博士とノスフェラトゥは回転数違い、ゴーレムは原版違い) |
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ラビ(律法学者)レーフによって作られたゴーレム。しかし当面の目的は博士の手伝いであった。水くみ薪割りお買い物、炊事洗濯育児に掃除までやったかどうかは定かではないが。そんなけなげなゴーレム君なのに、ラビ博士の不肖な弟子にからかわれたり。ところかわって皇帝陛下の前でユダヤの民の過去の苦悩を見せるラビ博士。笑ってはいけないという約束に反して笑ってしまう者たち。これによって宮殿は崩れ落ちるが、ゴーレムによって助けられる。やがて自我をもったゴーレムは命令されることに反発し、博士の弟子にそそのかされて災いをもたらしてしまう。しかし、悪意なき子供によって封印され、伝説の下に消えてゆくのであった。 モンスター映画としては、じつにユニークな作品。ユダヤの民の救うためのゴーレムが家事をこなしたり、初めてのお使いに行くくだりはコメディー以外の何ものでもないぞ。何よりも、パウル・ヴェゲナー扮するゴーレム、どう見てもモンゴルのお相撲さんの雰囲気である。ゴーレム自体のキャラクターなのであろうが、じつに嫌そうな表情で演じているのもゴーレムらしいといえるかな。また、皇帝からの使者、ナイト・フローリアン(花の騎士!)はこのうえなくキザだし、これをたらし込むラビ博士の娘はじつに嫌な女である。ラビ博士の弟子はこれに嫉妬してゴーレムを焚き付けるし、ラビ博士のまわりはろくでもないとりまきばかり! ゴーレムを作って使役しようとするのも無理はないな。 それはさておき、人間の手によって創り出された怪物に自我が芽生えて封印されることを拒むが、無邪気な子供の手によって封印されてしまうあたりが見どころなのでしょうなぁ。 |