ビデオタイトル |
GHOSTS OF MARS |
ジャンル |
バイオレンス・ホラー |
原題 |
GHOSTS OF MARS |
制作国 |
アメリカ |
邦題 |
ゴースト・オブ・マーズ |
出演 |
アイス・キューブ |
制作年 |
2001年 |
||
制作社 |
スクリーン・ジェムズ |
||
監督 |
ジョン・カーペンター |
||
制作・総指揮 |
サンディー・キング |
||
原作・原案 |
|||
脚本 |
ラリー・サルキス |
||
備考 |
カラー/98分 |
||
DVD情報 |
COLUMBIA TRISTAR HOME ENTERTAINMANT/リージョンコード1/メイキングなど収録 |
||
西暦2176年、火星。火星警察隊員メラニーが装甲列車から救出された。シャイニング・キャニオンに赴き、戻って来たのは彼女一人。ゴースト・タウンと化した鉱山の町は、怪物と化し、おぞましいメイクに彩られた一部の住人たちによって殺戮の限りがつくされていたのだった。わずかに生き残った住人と他の隊員たちに襲いかかる、精神寄生体のごとき火星先住民の亡霊による理由なき恐怖とは、一体何だったのか。 舞台を火星に移した「要塞警察」といったやり口は、良くも悪くもジョン・カーペンター健在の証し。敵も味方も片っ端から殺してしまうバイオレンス、しかもさらりと描かれるスプラッターの容赦のなさは、甘さの中に残酷さをくるんでしまい、時折見える本音がいやらしい今時の映画界へのカーペンターの回答でもあり、一種の挑戦状のようにも感じられます。まあ、意地悪くいえばカーペンターが奏でるいつものロックのビートに、バイオレンスなパンクファッションが舞っているだけと言えなくもないですが。 カーペンターにしては珍しく、美貌の女優ナターシャ・ヘンストリッジを起用していますが、だからといって彼女を魅力的に見せようなんてこれっぽっちも感じられないところもまた彼らしいところ。とにかく全てのキャストが寡黙でクール、無駄のなさもここまで来ると少々物足りなくもありますが、いやまあ少しは遊んでいるとみえる部分もあるんですが、やっぱりこれもカーペンターらしさなんですね。鉄道を移動手段のメインに据えているのは珍しいですが、火星先住民を絡めているあたり、もしかして西部劇の列車とインディアンをモチーフにしているのかな。じゃあ、やっぱりお手本はハワード・ホークス? |