ひどゆき一家京都オフ〜5月4日〜

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 2000年5月4日11時30分、観光客でごった返す京都駅に降り立つ。ガメラとレギオンに破壊されたはずの京都駅は、なぜかその威風を保っていた。お願い、ガメラを殺して・・・などと祈っている場合ではないので、待ち合わせ場所の中央口へ。はて、新幹線中央口には目的の目印が見当たらない。これは神罰にちがいないと、反撃の策を講じながらとりあえず右へ。ええ、右へいくのですとも。エスカレーターを降りたり下ったりしながら、無事に中央口と目印を発見、所長たちと合流。そして続々と集まるひどゆき一家構成員たち。もしかしてわたしの風体は怪しいかも? いやいや、外見に惑わされてはいけない。一般人を装っていても曲者ばかりなのだ。そのわたしの予感は的中し、やがて「電車&ウォーク」前は捕食うず巻く地獄絵図と化したのであった・・・。

 さてさて、観光客を装った不届き者御一行様・・・あわわ・・・は、乗車率100パーセントを超えるバスで一路、清水方面へ。「おニイさんアヤシぃね−、ちかよらないでねぇー」などとせいらくんからお誉めの言葉をいただきながら、いそいそと祇園〜清水寺への侵略ルートを辿る。獲物を追いつめるための石塀小道(小径?小路?)や、退路のなんとか小道(手持ちのガイドでは確認不能)をくねくねとのぼる。このあたりは行き帰りの小道の記憶が混ざっているのであてにはならない。それはさておき、一人、また一人と姿を消す・・・こともなく、1年坂で突き落とされたり2年坂で蹴倒されて余命を決める者もなく、無事に清水寺へ。途中の唐辛子屋を覗くが、京洛異妖篇のような嬉しいイベントはなかった。むむ、菊地氏はきっといいおもいをしたに違いない・・・などといぶかしんでいると置き去りにされそうなので、潔く諦める。

 清水寺仁王門前でしばし休息し、自由行動にする。漬物屋を襲撃したのち、特別開帳されている仏像を見に行くことに。ここでせいらくん、時を忘れて見入る。その真剣なまなざしに邪悪の陰りが光ったような光らないような・・・。そんなせいらくんの仏像講座をききながら、清水舞台からの眺望にひたる。と、背後に殺気を感じて振り返ったときはすでに遅く、哀れわたしは清水の空に舞っていた。最後に見たのは、ついさっき見かけたあの邪悪な陰り・・・。そんな些細なことはすぐに忘れ去られ、音羽の滝へ、が、あまりの行列に並ぶのがためらわれ、なぜか捕食をはじめる秘密組織御一行様。すでに魂魄と化していたわたしは誰にも捕食されず一安心・・・がちと寂しいかも。ところで、すでに初夏の日差し降り注ぐ清水舞台下、新緑に輝くもみじの木陰が美しくかつ涼やかであった。

 清水寺散策を終え、木陰でこっそりと愛を育んでいた所長とあんさんに気づくこともなく一休み。少し送れて、喫茶店でオーダーが来ないとか間違えられていた劉貴さんたちも合流、清水坂をてくてくと下る。途中、紅蓮殿が電話参加。くやしがる紅蓮殿をネタに盛り上がるにわか山賊御一行様。先導者とはぐれたり、おみくじを引きにいったあんさんと宵宮さんを置き去りにしつつ円山公園へ。そこでアヒルとカモとガチョウを混ぜ合わせたような謎の生物と遭遇。そいつを嬉々として捕食しようとするみぎー。少し離れたところで放浪の外国人ががなる「マイ・ウェイ」をBGMに、謎の生体兵器X6号アヒカモガーとどくきのこみぎーの熾烈な戦いがはじまるが、なぜか一般観光客にX6号が追い詰められるというややこしい展開で幕を閉じた(目撃者談)。

そんなことをしつつ、八坂神社の参道をそぞろ歩く。ここでリシェルさん、わたしが道のまん中でカメラを構えていることに気づかず、目前に迫ってびっくりする。もちろん、シャッターチャンス。ごく普通に写っていたのだが、なぜかのちほど復讐するは我にありになる羽目に・・・。しかし、気がつかなかったらわたしが踏みつぶされていたかもしれないのは内緒だ。そうそう、リシェルさんは北海支部。今回最遠方からの参加でした。

 さてさて、今回オフのメインイベント、メキシコ料理食い倒れ飲み倒れパーティー。ここからの参加者も加えて異様な盛り上がりを見せる。お約束の自己紹介ツッコミ大会。さらにハンドル性別不一致大賞、謎の坊主さんに決まりでしょう。ええ、わたしも男性だとばかり思っていましたとも。あやのさんにはお手製の「魔王殿」探訪記本をいただき、さらにぐるぐるカフェのメニューチラシを見せていただく。うおぉぉぉぉ!ぐるぐるカフェ、これは何がなんでもいかなければならんと、固く誓ったうずまき兄妹であった。あやのさん、ありがとう! ああ、次男次女と末っ子が来れなくて残念。そして劉貴さんお手製のひどゆき一家関西支部旗が取り出されると、それはもう蜂の巣をたたき壊したような大騒ぎ。そんなこんなで大騒ぎはカラオケへなだれ込むのであった。

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