邦題 |
マニトウ |
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原題 |
THE MANITOU |
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制作年 |
1978年 |
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制作国 |
アメリカ |
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制作社 |
マニトウ・プロダクション |
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製作 |
ウイリアム・ガードラー |
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監督 |
ウイリアム・ガードラー |
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脚本 |
ウイリアム・ガードラー |
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原作 |
グレアム・マスタートン |
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出演 |
トニー・カーチス |
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映像情報 |
104分/カラー |
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【ストーリー】 400年前に滅んだインディアンの呪術師が人の背中に巣食い、現代に甦る。 |
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【コメント】 原作者のグレアム・マスタートンが、この小説はラヴクラフトの邪神学を借用していると創元推理文庫「ラヴクラフトの遺産」に収録された短編の後記で記しています。ミスカマカス(ミスクアマカス)はラヴクラフト&ダーレスによる「暗黒の儀式」の一篇「ビリントンの森」に登場しており、この映画の中には「グレート・オールド・ワンズ」というセリフもあります。 アーリーアメリカンの自然信仰を主幹に置くことにより、民族的、土着的なクトゥルー神話らしさを垣間見ることができます。ただし、すべてのものに精霊が宿ることが前提にあるとはいえ、機械の精霊というのは少々行きすぎの感がありますね。クライマックスは宇宙空間にビームが飛び交う、スペース・オペラ風になってしまいました。 またノンフィクション風の演出とはいえ、東京で似たような事件があったと付け加えられたラストには苦笑を隠しえません。海を隔てたはるか日本の地で上映されるとは思ってもいなかったのか、はたまた東洋の小国は神秘の国だったのか。 |