邦題 |
キャッスルフリーク |
|
原題 |
Castle Freak |
|
製作年 |
1995年 |
|
製作国 |
アメリカ |
|
制作社 |
フル・ムーン・エンターテインメント |
|
制作 |
チャールズ・バンド |
|
監督 |
スチュアート・ゴードン |
|
脚本 |
デニス・パオリ |
|
原作 |
アウトサイダー |
|
出演 |
ジェフリー・コムス |
|
映像情報 |
90分/カラー |
|
【ストーリー】 イタリアの古城を相続した夫婦仲の悪い一家に襲いかかるフリークスの恐怖。 |
||
【コメント】 「ZOMBIO/死霊のしたたり」や「フロム・ビヨンド」のスチュアート・ゴードン、ジェフリー・コムズ、バーバラ・クランプトンが組んだゴシックタッチの作品です。特にラヴクラフト原作とはうたっていませんが、「アウトサイダー」の映画化といっていいでしょう。しかしストーリー自体にはとくにひねりもなく、ちょっとチープなイタリアン・ゴシックホラーになってしまいました。 公爵と相続した家族の関係も全くといっていいほど意味がなく、家族とジョルジョのおいかけっこに終始してしまっているのが惜しまれます。しかも異形のジョルジョが素っ裸のシーンが多くてボカシ入りまくりで、ジョン・ライリーもジョルジョもスケベ心を満たそうとしているだけというのが、どうにも感情移入しにくいですね。 それでも、鏡に写る異形となりはてた自分の姿へのやるせない怒りからジョルジョが鏡を叩き割るシーンや、娘が盲目を知ったときにちょっとだけ悲しむシーンは、それなりにぐっとくるものがあります。もしもジョルジョがもう少しまともで、もっと心理描写があったとしたら、傑作の一つになりえたかもしれないのが惜しまれます。 |