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【作品名】八つ話会 【出版社】PHP文庫 【収録書籍】変化 【ISBN】4-569-57461-0 【定価】¥800 |
江戸時代初期、庶民の間に広まった八つ話会(やつばなしえ)は、単なる百物語の縮小版ではなかった。話しの組み合わせによって怪物の封印が解かれてしまうため、幕府は禁止令によって八つ話会そのものをに封印した。しかし現代、江戸文学の講師牧村は、己の復讐のためにこの封印を解く。 飯野氏の愛する“怪談”落語や民間伝承が随所にちりばめられた、まさしく「襲名」の再来というべき作品。読者は八つ話会の参加者となり、時代を超えた夜話を体験することになる。そして、あの伝説の怪物、鵺の鳴き声を聞くことだろう。 |