前ヶ日〜1日目

思えば、波乱万丈の予感は10日前からあった。

今回の旅行のテーマは「昼間はゆっくり、夜はオーロラ♪」だったので、あまりがつがつとオプションの予定をいれずにいました。これは、わたしたちにしてはすげぇこと。
なんたって、国内旅行ではひたすら僻地を目指して歩きまくり、外国旅行ではマイペースに街を歩くおかげで小さなハプニングが続出。
そういう旅行しかしてないのよね〜。(遠い目)
なので、今回の「ゆっくり」がテーマの中に入っただけで快挙!だったはずだった。

だけど、わたしは旅行10日前くらいから、ハードな生活に突入。毎晩、夜出かけないといけない用事(ブラスの練習とか、コンサートとか)があって、知らないでいるうちにずいぶん体が疲れていたんですねぇ。
最後の用事が終ったのが旅行2日前。やっとスーツケースも成田に送ってやれやれと思ったその夜のこと。
.....ぞくぞくする。これはやばい。あわててすぐ布団にもぐったけど、悪寒はおさまらず。体温計は39度2分。嘘だろ〜?(泣)
次の日の朝も38度を越える状態で、仕事なんかいけませーん。サンタさ〜ん、熱の贈り物はいらないのよ〜と布団の中で半泣き状態。熱は次の日やっと下がったものの、衰弱した状態では仕事にいけず、次の日出発できるのか〜と心配しながら就寝。
そして出発日。良かった!36度代だ!というわけで、なんとか成田に向かって出発。
新幹線の中でふみふみと落ち合い、ひたすら体を休めながらの旅の始まりでした。26日だとまだ出国ラッシュではなく、手続きはとてもスムーズに済み、機上の人に。

エアカナダは初めてだけど、ほとんどの乗務員は日本語話せるし、気楽なもんでした。でも、出発前になぜか搭乗手続きが済んだあとに乗らないという人がいたらしく、ちょっと遅れました。なんで乗らなかったんだろう?
機内は比較的快適で、体がボロボロだったわたしはひたすら寝ていました。


無事バンクーバーについた後は、すぐ空港内のホテルへ。今回はバンクーバー市内観光はせず、おやすみプランです。これはとっても良かった!
でも、エアカナダの手続きがすごーくもたもたしていて、イライラした態度が表に出ていたのか、おじさんがびびっていました。思えば、この辺から怪しかったエアカナダ。

ホテルはとってもきれいだったけど、とっても怪しい作りの部屋でした。ベッドの脇の戸を開けると、すぐバスタブ。
.....なんか、ちょっとエッチ(^^;。

数時間体を休めた後は、エドモントン経由でイエローナイフへ。ここまで来るのに、わたしは体力限界です。イエローナイフに着いたのは夜だったのですが、ちょっとゆっくりしてすぐオーロラ観賞ツアーに出発。
でもこの日は雪の降る日で、結局オーロラはちっとも見えませんでした。

オーロラ観賞の施設は、森の中にあり、小屋で暖まりながらときどき外に出てみるのですが、この小さな小屋がたくさんあり村のような作りになっているのです。足元には事故防止のランプ。なんだか、人工的過ぎて、想像していたワイルドなオーロラ観賞ではないんです。いや、日本人好みにいろいろ設備は整っているんだけど、整いすぎてわたしとふみふみの好みではない。
ふみふみは特に、オーロラの写真を撮ろうと特別にカメラを買ったくらいなので、ランプがある場所は気に食わない。というわけで、もっぱら真っ暗でオーロラが撮れそうな場所を探索して過ごしました。

なんとか場所を見つけた後は、雪観賞。すごいんです。雪が、結晶のまま降っている!写真は残念ながらうまく撮れなかったけど、本当にきれい。雪国育ちのわたしでさえ、見たこともないような雪。5ミリ以上の大きな六角形、八角形の結晶がさらさらと積もるのです。これは感動しました。
カナディアンロッキーでスキーをするというのは、確かにいいかもしれない!

ホテルでは、親子三世代の家族連れが隣の部屋でした。中学生くらいのお兄さんに小学生低学年くらいの女の子。この女の子が家族のアイドルらしく、すごくわがままという感じではないんですがとにかく可愛がられている。
うーん、しっかし金持ちの家族だなぁ。6人だと100万円軽く越すと思うぞ?しかもこの日程だと普通の会社はまだ働いているはずだから、社長さんでしょうかね。マダガスカルのときにもそういう人いましたし。