2002.8.28

今日は、ニューヨークからワシントンDC(正確にはアレクサンドリア市)に移動する日です。お昼に集合なので、のんびりと荷造りなどして、ロビーに集合。ホテルの明細書を確認してから、バスで出発。約6時間ほどの旅になります。途中のサービスエリアでお昼を食べる以外は、みんな爆睡。疲れていたんだと思います。ここまでは外食のみで、まずい・多い・高いの三拍子そろった食事しかしていなかったので、これからの自炊はかなり期待したい。

ホテルにつくと、Dr.Wynneが出迎えてくれます。チェックインしたあとは、それぞれの部屋を確認。ここで感動したのは部屋の広さと台所の充実です。とにかく広い!台所もたいしたことはないだろうと思っていたのに、かなり本格的で大変うれしい。近くのマーケットまではバスも出ます。地理がわかってきたら、こまめに買い物をして自炊しようと決心。とにかく、普通の食事に飢えていました。

Drと、ボランティアの岸さん(この方は日本人です)そして語学学校のMs.Trishに対面。Trish先生は典型的なアメリカ人という感じで、聞き取りやすい英語を話します。簡単なインフォメーションの後に、語学学校のカバンと、米・味噌・炊飯器などのサバイバルグッズがもらえます。これが大変うれしかったです。これで、とにかくあのまずい食事から脱出できる.....!!

この日はそのあとチャイニーズレストランで食事したあと、帰宅しました。

 

2002.8.29

さて、今日から語学研修開始です。朝8時にバスがやってくるので、それに乗っていざ学校へ。学校では最初にTOEICのようなテストを受けます。ほかに、簡単にTrish先生とお話をしてテスト終了。このテストでレベル毎にクラス分けされるのですが、予想どおりというか、情けないというか、わたしは一番下のクラスでした。仕方はないのですが.....たぶん、研修生の中で一番必死に英語を勉強していたのは自分だったと思うのですが、それでも下のクラスにしかいけない自分が情けないやらくやしいやら。でも、話せないものはしょうがありません。
わたしの他にも4人のンバーが同じクラスでした。2人がその上のクラス、一人が一番上のクラスの3グループに分かれました。わたしたちのクラスは一番下なので、ままごとのような会話(3語以上はなかなか話せない)をしていることが多いのですが、他のクラスは日本語でも難しいディスカッションを英語でしたり、ひたすら英語でえんえんと会話なのだそうで、確かに自分にはできないだろうなぁ.....という感じです。授業は今のことろ4コマで、文法や簡単な英会話の練習などをしています。文法はさすがに中学初級レベルなのでわかるのですが、説明まで英語なのには、なかなか慣れません。英英辞典を読んでるような感覚になります。

午後早くに授業が終わって、宿題を出されたあと解散。

わたしは、とにかく寒いワシントンDCの気候に耐えかねて、服を買いに行くことにしました。地下鉄でホテルまで帰る途中に、ペンタゴン・シティという大きなモール街があります。たいていのものはそこで買えるという情報を聞いていたので、行ってみました。確かに、充実している。でも、サイズがでかいっ!
わたしだと一番下のサイズでもでかすぎ。上のトレーナーはXSでなんとか大丈夫、下のGパンはサイズ一番下でも大きいのですが、まぁ、贅沢はいえない。

身振り手振りでGパンのすそ上げを頼んで買い物終了。その後、帰ってからホテルで洗濯。クォーターコイン(25セント)を大量に使います。洗濯機は強力です。

その後は夕飯の買出しです。セーフウェイというとても大きいスーパーまで、直行バスがホテルから出ます。でも、買い物時間はたった40分しかナイ。ちなみに、セーフウェイはとっても広いので、中を把握するだけでも1時間はかかります。こんなに時間がなくてどないしろっちゅーねん!わたしはパニック状態になり、結局あまり買えませんでした。今度は、歩いてこよう.....。

ホテルに帰って料理をしようとしたら今度はガスレンジがつかない。フロントに修理を頼むために英語メモを作り、それを見せて修理を依頼します。このメモと言う手はなかなかいいです。わたしの発音はあまりよくないので、伝わらないことも多いからです。

しばらくすると修理の人がやってきましたが、これが、ごつい無愛想な黒人さん。はっきりいって怖い。その人が『バキャッ!』とか火花を散らしたり、「Oh!」とかぶつぶつ言いながら修理するのですが、早く終わってくれ〜という感じでした。やっと終わってチップをわたしたあたりではもう精神的にくたくたで、ご飯を炊くのがやっとの状態。同じ階のOさんが差し入れしくれたおかずが身にしみました。

 

2002.8.30

朝から英語授業。だんだん慣れてきましたが、やはり3語以上の会話はできません。話したいのですが、なかなか言葉が出てこない。がんばらなくては。クラスに日本人仲間が多いので、どうしても固まってしまいがちです。これも本当は良くないのかなぁと思う。
今日はDr.WynneとAmyが来る日です。日本にいた頃からメールでやりとりをしていたAmyに始めて対面です!なにかスペシャルリクエストはないか、というので、わたしはワシントンDCのIT関係の部署が見たいとリクエスト。アポを取ってくれるようです。

さて、今日はセーフウェイまでの近道を教えてもらったので、歩いて挑戦です。急な坂道を登りますが、なんとか7・8分で到着、この距離なら歩いて毎日買い物にこれる。今度はゆっくり探索し、米やしょうゆのある場所、香辛料の場所、野菜などゆっくり見ることができました。満足して帰ってきたら、明日のナイアガラツアーの日程をメールに書き込んだあと料理開始。
鷹の爪がなくてちょっと心配だったのですが、得意のトマトスープに挑戦。チリペッパーで十分に大丈夫だったので、満足度アップ。そして、他によくわからない魚をムニエルにして.....今日もOさんと夕食会。お互いに作ったものを食べましたが、スープはOさんには辛すぎたようです。でも自分で作ったおかずは、下手でもおいしいもんです!

この日は、明日朝5時30分に出発なので、早めに就寝。疲れました。

 

2002.8.31

さて、前半最大イベント、ナイアガラツアーです。今日は、なんと4回も飛行機に乗ります。大丈夫だろうか?おまけにE−Ticketという初めての制度も体験します。乗り継ぎはどうなんだろう?
朝の5時30分なので地下鉄の本数が少なく、タクシーにて移動。US Airwayのチケットカウンターまで行って、予約番号を見せます。すぐ手続きを取ってもらえました。どんなに大変か、と思った荷物チェックや手続きも簡単簡単。随分早くにすべて終了し、のんびりと待つことができました。今日はまずワシントン・ナショナル空港からピッツバーグを経由して、バッファロー空港まで行きます。乗り継ぎもいたってスムーズで、無事着くことができました。
空港でのセキュリティですが、やはり日本よりも随分厳しいですね。必ずIDの掲示を求められます。バッファローには日本人のガイドさんがいて、他の場所から集まった日本人観光客も一緒でした。あああ〜全部日本語だぁ。今までNY観光でも何でも英語での対応だったので、日本語ガイドだと思わず日本を観光しているような気になってしまう。

ナイアガラは、すばらしかったです!
「霧の乙女号」という船に乗るのですが、途中で合羽を渡されます。でも、今日は風向きが船向きで、水の量が多いカナダ滝だと横殴りの雨という感じ。すごい水量です。みんなでずぶぬれになりながらはしゃぎました。昼食のあとは、上から滝を見れるポイントでウォッチング。ここでも風向きの関係でびしょびしょに。でも大迫力でした!行ってよかったです。世界は広いですね。

このあと、おみやげを買ったあとアメリカへの国境越えなのですがこれがとまどりました。前のバスで何かひっかかったらしく、係官が来てくれないのです。観光疲れで眠いし、バスに乗ってるだけだしで、大変でした。やっと来てくれた係官によって無事パスポートチェックもすみ、空港へ。セキュリティチェックを受けようとしたら、久しぶりにひっかかってしまった。手荷物を抱えていたのを急いでいたので忘れてしまったのです。というわけで、足の裏まで調べられる羽目に。はあぁ、びっくりした。それにしても、厳しいチェックです。帰りは、バッファロー→フィラデルフィア→ワシントンで、これもとどこおりなく(少し飛行機遅れたけど)到着。みんな眠い眠い。地下鉄で帰って、身の回りを整理して就寝。

 

2002.9.1

もう9月かぁ。なんだかとても長い時間アメリカにいるような気がします。今日は朝からホテルにこもって、洗濯・メール・そしてこの日記をまとめて書いています。天気も悪くて寒いので、散歩は断念。

 

2002.9.2

今日は朝からスミソニアン博物館群を見学に行きました。世界有数の博物館が集中している博物館群は、大変すごいです!今日は自然史博物館と航空博物館に行きました。
自然史博物館では、2階の宝石コーナーでかの有名なホープダイアモンドなどを見学。でかい。きれい。すごい。といった宝石郡は圧倒。ほかにも恐竜の化石や昆虫館など、なかなか楽しめます。でもセキュリティは厳しい。財布の中までチェックされてしまった。たかがインフォメーションコーナーに入るのに、かなり厳重にチェックされます。テロの影響でしょうか。
でも、無料で見学でき、写真も取り放題。太っ腹と言う感じです。
航空博物館は、アポロの模型や現物など、なかなか迫力があります。ここは子供たちが触って体験できるコーナーが大人気で、夏休み最後の祝日ということもあって大変込んでいました。ここのセキュリティはなんとX線検査までします。すげぇ。そして、ミュージアムショップで大量におみやげ購入。とにかくいろんな人に配らなければいけないので、目についたものは片端からとにかく買っておくという方式を採用し、小さいものをひたすら購入。あとで、さっさと日本に送る予定。

アメリカにいった人のおみやげってなんでこんなものなんだろうと思っていたけど、自分が買う立場になって結構納得。そういうものしか、置いてない。おまけに、アメリカで見ると魅力的に見えるんだよなぁ。

博物館群はまだまだたくさん博物館や美術館があるので、しばらく機会を見ながら通うつもりです。

ホテルに帰って、夕食を作っているときにはたと気づいたのですが、米はまあいいとして、ほかの味噌・しょうゆなどの調味料がなかなか減らない。これは根性入れて自炊しないとだめかも、と言う感じです。まぁ、作って食べる分には健康的なのでいろいろと味噌関係のお料理を作ろうと思います。

アメリカで新たにメールアドレスを取ったのですが、名刺に書いていないし、日本のアドレスで連絡しているので肝心の連絡が来ないときも多い。あらかじめわかっている場合には、日本にいる間からアメリカの連絡先にアドレスを教えていたほうがいいですね。
また、こちらの情報はまめに送るのはいいのですが、どうしても地元の情報は耳に入らなくなりますから、折り返しのメールで地元の情報を送ってくれるように頼んだほうがいいようです。

スーパーに行って思ったのですが.....味噌・しょうゆ・だし・米などは意外に売ってます。(ここアレクサンドリアでは)売ってないのが魚と海草。特に海草。こっちの人はたべないのか?乾燥ワカメとか、簡単にもどせる海草類があると、長旅では和むかも。食べ物が口に合わないというのは想像以上に苦しいものだと思いました。ヨーロッパになべ釜もっていったという前の職場の係長の気持ちがよくわかります。

また、外国のホテルはよほど高級じゃないとお湯が沸かせる設備は部屋にありません。インスタントのラーメンや味噌汁など食べることができないので、これも苦しいです。昨年の研修生はすぐにアメリカの食べ物に順応したようですが、わたしはとにかく食べ物がネックでした。