2002.10.19

今日はオースチンからシアトルに移動します。本当に短いです。しかし、オースチンは悪天候。350日晴れると言われる環境なのに、わたしたちは1週間で3日も雨だった。ある意味貴重かも。

さて、この雨のおかげで飛行機が大変揺れる揺れる!ヒューストンでトランスファーが一番大変で、降りる時はひどく揺れるし、飛び立つ時も1時間も飛行機の中で待たされるし。どうやら、天候の回復を待っていっせいに飛行機が飛び立っていたようです。これにはまいりました。
それでもようやく飛び立つことが出来て、無事シアトルへ。シアトルは、予想しているよりは寒くはなかったけれども、やはり寒い。飛行機が遅れたせいで、ほとんど自由時間がなく、ホテルで軽くコンタクト・パーソンとミーティングをした後、中華を食べてホテルへ直行。中華は、肉を食べ飽きたわたしたちには大変おいしかった!ガツガツ食べてしまいました。
治安がいいといわれるシアトルですが、夜の中華街はやはり少し怖いですね。

明日、あさってとゆっくりの日程なので、少しリラックスしようかと思います。

 

2002.10.20

久しぶりに午前中ゆっくりレポートが書けた。他の人は観光したらしいので、くやしい気がしないでもないですが、とにかく気になって仕方がなかったのです。ようやく、あと1つまでこぎつけました。(でもまだ1つ残っている)

午後から観光だったのですが、これは楽しかった。グレックという男性と南さんという日本人の女性が案内してくれました。まず、パイオニアスクエアに行ってみました。ここは昔の建物が残っていてなかなか風情のある町並みです。昔の街が今の街の地下にあるのですが、これはツアーチケット売り切れで参加できず。次にマリナーズの球場ツアーに参加したのですが、イチローとか佐々木とか、わたしでもわかるスター選手がいるのでなかなか興味深かったです。おみやげも買いました。

それから、現地の人おすすめの公園に行ってみたのですがここがきれいで大変良かったです。シアトルは都会でも田舎でもないような、こじんまりとした都市で、生活しやすい感じがしました。公園から見たシアトルの街並みもきれいだし。それにしても、なんとなく変わった建物が多い街です。ここの建築家の趣味なんだろうか.....。

それから、バスケットボールの試合。これはシーズン前の練習試合みたいなもんなのですが、後半いい感じに盛り上がって大変おもしろかったです!バスケは中学生の頃にやっただけだから、かれこれすごい年数経ってるのですが、やはり好きなんだなぁ。その後、また公園で今度は夜景をみて満足して帰ってきました。明日は、魚を投げるという噂の市場を見に行きたい!またボーイングの工場も午前中見る予定です。

 

2002.10.21

今日は朝からボーイング社の工場見学です。今日もグレックが案内してくれました。
始めは20年乗っていると言うすさまじい車だったので、思わず学生時代を思い出しましたけど、それから南さんの車に切り替わりました。良かった良かった。だって、すごく古い車でアメリカの猛スピードハイウェイを走られるのはかなり怖いです。
ボーイング社は当然飛行機を作っているのだけれど、でかいです。当たり前だけどそんなに簡単には飛行機は組み立てられないので、何にもしてないようにも見える。広い工場内に鳥が飛んでいるのもびっくり。おいおい、大丈夫なのか?精密機械もあるんだろうに。人も見当たりません。どうやら、たくさん働いてはいるのですが広すぎてあまりいないように見えるようです。帰りによったお土産やさんには、うちの父が喜びそうなものがたくさんあったのですが、荷物になるので断念しました。

グレックと別れて着替えてから、午後の研修に出かけます。海沿いのビルだったので、シーフードの店がありました。そこで、クラムチャウダーに挑戦。シアトルのクラムチャウダーには2種類あって、普通は白いスープを想像しますけど、ケチャップベースのレッドというのもあるのです。このほかに、ちょっと名前を見ただけではわからないような魚のメニューがたくさんあります。後で市場に行ってみよう、と再度決心。

午後はオリエンテーションのみとはいえ、これからの研修内容について詳しいレクチャーがあり、大変実のあるものでした。今まであやふやだった知識についても再確認し、みんなで納得。

研修が終った後は海沿いの道を少し楽しんだ後、わたしはパイク・プレイス・マーケットに行って見ました。ここでは、魚を投げる!という記事を読んでいたのです。市場自体は、日本の朝市を思い出させるものなのですが、お土産やなども入っていて不思議な雰囲気です。お目あての魚屋さんを見つけてしばらくその周りをうろうろ。誰かが魚を買ってくれないと、見ることができないからです。そのうち、観光客の人が買ってくれました。なんと言っているのかはわからないのですが、掛け声とともに、店の奥に魚を放り投げます。受け取った魚は頭を切って重さをはかり、お会計。なんとも活気がある風景です。これ、日本の朝市の人と気が合いそう、とか思います。魚投げの儀式を見れたので満足し、あとはホテルへ。部屋の中でなかなか乾かない洗濯物を乾燥機にかけるため、コインランドリーへ行きます。
これが、結構.....こわい。やはり低所得層の人が来る場所なので、怖いです。

 

2002.10.22

朝食を食べにいったら、なぜか日本人が大勢いる。どうやらツアーのようなのですが、今までほとんどみなかっただけにちょっと嫌。お気楽に来るなよ!なんておもったりして。ツアーの人たちって、マナーとかむちゃくちゃなので嫌いなんです。今までは自分もその一人だったんですけど。

さて、研修のほうはいきなり始めからやられた感じでした。オーストラリア来たという一団と一緒に講義を受けることになってしまい、会話が早すぎてはっきりいってちんぷんかんぷん。2回目の完全放棄になってしまった。これは、かなり辛かったです。

このショックが大きくて、次の講義も、午後の講義も頭に入らない。精神的なダメージが大きかったんだなと思います。あ、でも移動の際に使ったチンチン電車は癒されました。仕方がないことなので怒りをぶつける場所がないし、なんだかげんなりしてしまいました。

午後のレクチャーが終ったあとは、珍しく天気が良かったので(シアトルはほとんど晴れない)海沿いを散歩してから、ちょっとだけショッピング。スターバックスの1号店でコーヒーを買いました。服もほしかったけど、自分の好みがないので断念。

その後、夕食を食べてスペースニードル・タワーへ。これは展望台なのですが、シアトルのシンボル的な存在です。夜景は大変美しかったけど、寒かった!

明日はオペラを見に行きます。

 

2002.10.24

今日は3つも講義があるので気張らないといけません。シアトルには無料バスゾーンというのがあるのでそれに乗るつもりなのですが、バスは来るんだけどさっぱり路線がわからない。待っているうちにシンシンと冷えてくるし、結構大変でした。一番初めがIT関係だったので頑張って聞いたのが良かったのか、英語の聞き取りの調子は非常に良かったです。IT、環境と続いた講義の後は昼食だったのですが、UWAJIMAYAという日系のデパートに行ってびっくり。ここは日本か?食材など、日本よりもあるんです。なんだかなぁ。シアトルは日本人(というかアジア系)が多いので、こうなるんでしょうね。少しびっくりしました。

ここから午後の講義の場所に行くまでに思い切り迷ってしまい、寒いやら運動するやらで大変でした。講義は日本語も混じるもので大変わかりやすかったけど。帰りにトンネルバスというのに乗って帰ってきました。シアトルの公共交通ですが、あとモノレールというのもあります。
どんなに大都市でも公共交通がまるで発達していないところが多いので大変便利です。

講義が終ったあとは、レセプション。これが辛かった!日本人いないし、なんだかすごくたくさん人がいるしで、国際交流どころの話ではない。すっかり気後れしてしまって、招かれたお家はすごかったけど感動半分って感じでした。

 

2002.10.25

今日はとうとうみんなと一緒にいる最後の日です。授業は滞りなくすみ、シンシア(コンタクトパーソン)とも別れを告げ、郵便局に荷物を出しにいって、最後の夜だからということでノースウェスト料理を食べに行きました。ちょいと高かったけど、おいしかった。

その後はホテルに戻って最後の飲み会です。明日からは一人の生活になります。日本語も話せなくなるんですよねぇ。想像できませんが。コンタクトパーソンは大丈夫かとか、気候はどうだろう、とかこれからの不安や、今までを懐かしんだり、大暴露大会になったりと楽しいひとときを過ごしました。朝3時半起きという人もいたので、12時前にはお開き。みんなでNY出会おうね!と握手をして就寝しました。