すでに記したようにS.F.3.Dの連載に登場する「ピポプリフ」はイギリスのブリテン社から発売されているブタのミニチュアに塗装を施した物と確認されています。連載に登場する物は、頭を正面に向けているものと、下に向けている物の2種類みたいです。
このミニチュアは鉄道模型の物と思ったのですが、スケールはHOスケールより上の物のようで本来はなんのスケールなのかもよく分かりません。本来なんのためのミニチュアか御存じの方は御一報くださいませ。
さて、ワタシがブリテン社のブタを見つけたのも鉄道模型を扱う模型店(東急ハンズ模型売場)でした。実際そこで見かけたブタは3種類ありましたが、そのうち二つはメスのブタで連載の物とは似ても似つかない物で腹のところにある刻印にも「1992」と彫られていることからも、あきらかにピポプリフに使われた物ではないでしょう。
ただ、1種類だけあったオスのブタが明らかに連載登場の物でした。手に入れたのでその写真を掲載します。
ツートンカラーのナイスなブタです。
裏には次のような刻印が
BRITAINS LTD 1971
ENGLAND
こちらが、例の頭を正面に向けている方のブタです。腹の刻印から1971年製作らしいです。頭を下げている物もまだお店によっては購入できるようです。
最後になりますが、ピポプリフの語源、ならびにアルファベットの綴り、さらにブリテンのブタ自体の詳しいことをご存じの方。何かご存じでしたらお教え願えればと思います。
(11/27/2001追記)
ピポプリフの綴りに関してロータリー7さんよりメールいただきました。こちらによるとヒポグリフ"Hippogriff"という前身が鷲で後身が馬の幻獣がありこれが元ネタの可能性もあるんじゃないかという話でした。
そこでいろいろ調べてみましたところ、HobbyJapan1984-7月によるとピポプリフは出だしが「ピ」ではなく「ヒ」でヒポプリフになっていることに気がつきました。こちらのウェブページでは別冊を参考にピポプリフ表記をしていましたが、今回この違いに初めて気がつきました。というわけで、このことからかなりHippogriff始元説は有力なんじゃないかと思われますが、なぜ「グ」がなぜ「プ」になったのかは少々説明がいりそうです。試しに綴りを考えてみるとすると、Hippogriffのgをpに変えてHippopriffなんてところでしょうか?でもこれだとヒポプライフな感じもするのでHippopuriffなんかが基本でしょうかねえ。こちらに関しては引き続き情報お待ちしてます。
