大晦日の夜に出発。まだ浅い時間なのに街に人けが少ない。 |
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うつらうつらするうち、列車は米原を過ぎ、車内灯が再び灯って「おはよう放送」。6時過ぎだ。「みなさま、明けましておめでとうございます…」そういえば元日である。「濃霧のため多少遅れて運転しております」。 結局10分ほど遅れて大阪に到着。 |
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「銀河」を下車、隣のホームに移るとほぼ同時に宇宙船のような形のディーゼルカーがやってきた。「スーパーはくと1号」である。 |
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![]() ↑スーパーはくと(姫路駅にて) 車窓はいつしか大阪から神戸へ。はっきりそれとわかる痕跡は見えないが、ところどころ町並みが妙に新しい。きっとこれがそれなのだろう。 |
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姫路で「スーパーはくと」を下車、糸崎行き各停に乗り継ぐ。この電車、標準色の115系(*1)だが、車端部はロングシート(*2)化され、シート地も張り替えられている。グレー系のあまり趣味のよくない色。さらに一人分ずつ凸凹がつけられている。残念ながら、座り心地はよくない。 |
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糸崎から岩国行き快速。車内の会話がだんだん聞き慣れたことばに変わって行く(*3)。115系3000番台(*4)。背もたれの直立したクロスシートほどは尻が痛くならない。上下左右にガクンガクンとよく揺れる。車両はこっちの方が新しいはずだから、きっと線路に責任があるのだろう。広島着は12時44分。 |
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さて広島である。今回の道草は、広島で市内観光&宮島初詣にするつもりである。なお私は、宮島には行ったことがあるが広島は初めてである。 |
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![]() ![]() (立体写真になっています。右目で右の写真を、左目で左の写真を見て下さい) |
平和記念公園を少し歩いた。平和を祈る子像、平和を祈る梵鐘....。市街の中心部にこれほどの面積を割いて「平和」を訴える街、広島。単純な「武運長久」に興味はないけど、ここの護国神社になら詣でておけばよかったかも、と少し後悔した。 | |
初めて見る原爆ドームは3階建ての小さなビルである。被災前の姿や、一瞬にしてこの姿になったことを想像するのは、悔しいが私の想像力では力が及ばない。 |
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宮島口から115系で下関へ。この車は座席配置が原型のまま。車端部のクロスシートで居眠りをしているうちに外は暗くなり、マンガを読んでいるうちに下関へ。 |
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内装もおもちゃみたいで落ち着かない。よく見ると妙なのは座席だけなんだけどね。ロボットっぽいグレーメタの座席フレームにケバい色のクッション、「浦安ネズミ」のような形のヘッドレスト。でも座り心地はよい。 |
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1月6日朝。出勤する父に回り道してもらって上熊本駅へ。8時16分、「つばめ1号」。デッキに立ったままひと駅、熊本駅着。雪がちらついている。 |
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広大な火口原を走り、再びトルコンを唸らせて(*4)、恐ろしげに切り立った外輪山に這いあがる。木の枝が窓を擦って行く。痛そうである。ついに長いトンネル。 |
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ああ、やっぱり。混んでいる(*1)。 別府に4分遅れで到着した「にちりん20号」は真っ赤な485系。自由席は8割がたの席が埋まっている。むさいにいちゃんに声をかけ、隣に座る。(*2) |
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行橋あたりから晴れていた空が曇り、再び雪が降り始める。小倉で下車。 |
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![]() ↑門司港駅正面 |
和布刈(めかり)公園がそう遠くないようだから、ブラブラ散歩してみよう。そういえば初詣をしていないから、和布刈神社にも寄っておこう。 | |
まずは駅前探検。 |
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門司港駅からは811系なる電車。乗り心地はたいへん良い。 |
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東京駅着は23時21分。立川までの中央線は完全にヨッパライアワーであった。 |
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げっ。南武線が終わっている。 |
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