地球は丸い。わかっているようで本当にわかっているのか? 昔の人は地面は平らだと思っていたらしい。 丸いことに気付いたのはピタゴラスの頃。 港を出て行く船。最後にマストが見えなくなる。 月食、あれは地球の影らしいぞ。 じゃあ、大きさは?→エラトステネス コロンブスの時代にも、26000kmから60000kmまで諸説あったらしい。 現在の知識。周の長さ40000km。 キリのいい数字。そうなるように決めたから。 正確には、4万なんじゅうなんキロ。直径1万3000km。 当時の測量が正確でなかったのと、地球が楕円のせい。 回転楕円体(自転のせい)、扁平率300分の1。 公転(1.5億km、1年)、自転(1日)、23.4° |
我々の足元にある地面、実は丸いんですよ。なーんてことを言うと、「何をわかりきったことを」と笑うでしょうけど、日常生活の範囲では地面は平らと思って暮らしているし、どうしてもその感覚は捨てきれないでいるはずです。いくつか例を出してみましょう。 |
さて、そうすると次に、地球の大きさを測ってやろうという人物が出てきます。ピタゴラスから300年ほど遅れて、アレキサンドリアにいたエラトステネスという人です。彼はある日、書物にこんなことが書いてあるのを見つけました。「シエネでは、年に一度、太陽が頭の真上に来る」。アレキサンドリアではそうなりません。シエネはアレキサンドリアの南にある町で、現在「アスワン」と呼ばれているところです。ということはどういうことだろう。地面が曲がっているに違いない。図解するとこういうことです。 |
現在の知識では、一周40000kmということになっています。 |
さて、ご存じのように地球は、太陽の周りをぐるぐる回っています。このことを「公転」といいます。公転軌道の半径、つまり地球と太陽の距離は1.5億kmです。この地球儀の縮尺では1.5km、歩いて20分ぐらいの距離ですね。公転周期は1年です。 |