科学関係
science books

星方面
stars

コスモス(上)(下)
 カール・セーガン著 木村繁訳 朝日文庫(朝日新聞社)
 ISBN4-02-260269-4

 筆頭はこの本しかありません(断言)。名著です(^^)b。
 宇宙の本であると同時に、人類や文明の来し方行く末を考える本。というか、この二つは切れ目なくつながっているのですね。
(ここだけの話、「コンタクト」は普通の人にはお薦めしません。きっと途中で投げ出します)

星座検索早見小図鑑(上)(下)
 林 完次著 ブルーバックスB510,B541(講談社)
 ISBN4-06-118110-6,4-06-118141-6

 星見入門にお薦めします。星座のカラー写真と星図のほか、見どころの解説、さらに神話まで簡潔にまとめてあります。

星は生きている
 野本陽代著 ちくまプリマーブックス9(筑摩書房)
 ISBN4-480-04109-5

 星はどのようにしてでき、どのようにして消えて行くのか。太陽はどういう仕組みで輝いているのか。誰もが持つそんな疑問を、専門知識のない人にもわかるように解説した本です。中学生ぐらいからOK。

カラー版ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙

 野本陽代、R.ウィリアムズ著 岩波新書赤499(岩波書店)
 ISBN4-00-430499-7

 


地球方面
earth science

地震はどこに起きるのか 地震研究の最前線
 島村英紀著 ブルーバックスB995(講談社)
 ISBN4-06-132995-2

 地球方面の筆頭はこれ。(^^)b
 地震のおきる仕組みの基本から、研究の最先端まで。

大地の動きを探る
 杉村 新著 岩波科学の本(岩波書店)
 ISBN4-00-115198-7

図解
恐竜はどんな生物だったか その素顔と生活を探る
 福田芳生著 ブルーバックスB675(講談社)
 ISBN4-06-132675-9

地震考古学
 寒川 旭著 中公新書1096(中央公論社)
 ISBN4-12-101096-5

 遺跡に見られる地震の痕跡から地震のことが規模や年代が推定され、逆に地震の痕跡から遺跡について新たなことがわかってくる。日本の歴史がたびたび地震によって影響を受けてきたことが次々明らかにされ、驚かされる。

火山の話
 中村一明著 岩波新書黄35(岩波書店)
 ISBN4-00-420035-0

 やや上級。一番の難点は漢字が多いことかな ^^;;。それほど難しいことが書いてあるわけではないが頭の中で整理しながら読まないとわかりにくいところがあるかも。
 伊豆大島、ハワイ、アイスランドを例に、火山のしくみや調査の仕方を紹介。


生物方面
biology(junior class)

 地学屋の私にとって、「生物」といえばまず「進化」「適応」なわけで、どうしてもそっち方面の本が多くなります。で、地球方面との境目が怪しくなる、と。(^^)

タコはいかにしてタコになったか わからないことだらけの生物学
 奥井 一満著 KAPPA SCIENCE(光文社)
 ISBN4-334-06019-6

クマに会ったらどうするか−陸上動物学入門−
 玉手 英夫著 岩波新書黄377(岩波書店)
 ISBN4-00-420377-5

水族館は海への扉
 杉浦 宏著 岩波ジュニア新書164(岩波書店)
 ISBN4-00-500164-5

 ここでぐだぐだ解説するより、読んでもらった方がいいような気がします。読んで下さい ^^;。中学生ぐらいからOK。
 (ただし、沖縄海洋博水族館については菅能 秀一氏が著書
モノドンのちょっと底まで」(毎日新聞社)の中でちょっと別の見方をしています。こちらもあわせて読まれることをお薦めします)

進化を忘れた動物たち
 今泉 忠明著 講談社現代新書P680(講談社)
 ISBN4-06-148961-5

 よく知られているシーラカンスやコモドドラゴンのほか、もしかしたらどこかに生き残っているかもしれない「幻の生きた化石」も紹介。「えっ、あの動物も『生きた化石』なの?」というのがきっとある。(^^)

ラッコのいる海
 吉川 美代子著 立風書房
 ISBN4-651-70053-5

 ラッコをはじめ、野生動物に対する著者の優しい気持ちがにじみでている本。ラッコとその生活環境、さらにわれわれ日本人の暮らしとの関連まで。平易な言葉で書いてあるので(さすが日本語のプロ!)、中学生ぐらいからOK。

宇宙人はいるだろうか 地球外文明の可能性
 水谷 仁著 岩波ジュニア新書116(岩波書店)
 ISBN4-00-500116-5


生物方面(上級)
biology

大衆魚の不思議 サンマや鰯の奇妙な関係
 河井 智康著 ブルーバックスB983(講談社)
 ISBN4-06-132983-9

森が消えれば海も死ぬ 陸と海を結ぶ生態学
 松永 勝彦著 ブルーバックスB977(講談社)
 ISBN4-06-132977-4

カブトガニの不思議
 関口 晃一著 岩波新書赤192(岩波書店)
 ISBN4-00-430192-0

 一度は実験室系科学を指向した私を、フィールド系に引き戻した本。
 数十年前にはカブトガニは日本各地に普通に見られ、網を傷めるので漁師には憎まれ、石垣に尾をさして日干しにされていたというようなことが書いてある。母に訊いてみると、日干し云々は知らないが、そういえば海で遊んでいると踏んづけて棘で痛い思いをすることがよくあったねえ、と。
 悔しいっすよ。ほんの少し前に生まれていれば普通に見られたものが、今では見られないなんて。

森林の生活 樹木と土壌の物質循環
 堤 利夫著 中公新書943(中央公論社)
 ISBN4-12-100943-6


科学系その他
others

物理現象を読む
 藤井 清・中込 八郎著 ブルーバックスB346(講談社)
 ISBN4-06-117946-2

 力学、電気、光などの物理現象が関わるできごとを、豊富な写真とその解説で紹介した本。理屈がわからなくても、ながめるだけでも楽しめる。

化学がつくる驚異の機能材料
 東京都立大学工業化学科編 ブルーバックスB937(講談社)
 ISBN4-06-132937-5


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