その他系
other books

雑学方面
junk knowledge

統計でウソをつく法 数式を使わない統計学入門
 ダレル・ハフ著 高木秀言訳 ブルーバックスB120(講談社)
 ISBN4-06-117720-6

 大きな石貨をゴロゴロ転がしてきた石坂浩二氏がポケットから小さな石貨を取り出し、「昔の10分1のお金でいいんです」ってCMがあります。直径が10分の1ということなんでしょうけど、ってことは体積1000分の1。ウソをついているわけではないけれど、見ている人に与える印象はなかなかのものですよね。
 そういう、さももっともらしくいい加減な数字をでっち上げ、印象づけるテクニックの数々。読んでおくと騙されなくて済むかもしれません(^^)b。(さらなるゴタクは
別室にて)

バナナと日本人−フィリピン農園と食卓のあいだ−
 鶴見 良行著 岩波新書黄199
 ISBN4-00-420199-3

ゴミとリサイクル
 寄本 勝美著 岩波新書赤149
 ISBN4-00-430149-1

都市が滅ぼした川 多摩川の自然史
 加藤 辿著 中公新書325
 ISBN4-12-100325-X

都市と水
 高橋 裕著 岩波新書赤34(岩波書店)
 ISBN4-00-430034-7
ボーダーを歩く「境」にみる日本の今
 岸本葉子著 コスモの本
 ISBN4-916380-01-8

 「小市民」の目線で文章を書く人。「よくも悪くも」という気はするけど、この本は「よく」の部類。概念的に捉えようとするとわかったようなわからないような「国境」「辺境」というのはこういうことかと目からう○こ。

 


ためになる方面
useful knowledge

清里の父 ポール・ラッシュ伝
 山梨日々新聞社編 ユニバース出版社
 ISBN4-89665-151-0

 「清里」って、不思議に思ったことはありませんか?山の中にこつ然とおみやげ屋さんが並んでて。私、そうだったんです。
 開拓の指導者、ポール・ラッシュ氏の旧居宅「ポール・ラッシュ記念館(清泉寮の脇を入ったところ)」をふと見つけて、目からう○こが落ちる思いでした。ポール・ラッシュ氏は1923年の関東地震(大震災)の復興援助で来日し、以後立教大、聖路加病院などの発展に功績のあった人です。そして清里はもともと立教大の宿泊訓練施設として計画されたところだとか。
 「Do your best and it must be first class」。常にベストを尽くし、一流たれ…一流でなければあとに続くもののお手本にならないから …。なかなか実行できることではありませんが、心の片隅にいつでも置いておきたい言葉です。
 およそ10年にわたり、この人を知らずに清里に出入りしていたことを残念に思い、かつ遅ればせながら知ったことを幸いに思います。
  →
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なごみ方面
nursery

のら犬ズック
 あべこうじ著 竹書房
 雑誌扱い 57590-40

 4コママンガです。全然違うタイプの4コマも書く人ですが、この作品はなごみます。(なお、4コママンガは近々別室をつくって移転します)

ご近所の博物誌

 わかつき めぐみ著 白泉社
 ISBN4-592-13156-8

 「科学系」に入れるかどうか迷いました。いや、マジで。マンガですけど ^^;。
 都(みやこ)から来た博物学者、二羽(にう)さん(私好みの「男らしい美人」←おいヾ^^;)。助手にさせられてしまった好奇心旺盛な少年三稜(みくり)。二羽を歓喜させ、三稜の好奇心を刺激する村の自然。心やさしい村の人々。人と自然の関わり。

低血圧なネコ
 山下寅彦(写真)・渡辺真理(文) 弘済出版社
 ISBN4-330-36896-X

 真理さんって、テレビに出ているときも、ときどきぼそっと口にする言葉のセンスがただ者ではないと思っていました。こうして一冊まとまると…やっぱりただ者ではありません(^^)。

ステレオ日記 二つ目の哲学
 赤瀬川原平著 大和書房
 ISBN4-479-39025-1

ダイノトピア 恐竜国漂流記
 ジェームス・ガーニー著 沢近 十九一訳 フレーベル館
 ISBN4-577-00124-1

 船が遭難して流れ着いた島では恐竜達と人間が助け合って暮らしていた…というおとぎ話です。正統的なサイエンティストはあんまりこういうものに入り込んだりすると笑われるものらしい。…まあいいや、笑われても(^^)。

 


その他方面
others

二分割幽霊綺譚
 新井素子著 講談社
 ISBN4-06-200224-8
今はもういないあたしへ…
 新井素子著 大陸書房
 ISBN4-8033-1561-2

 (2冊まとめて)
 正統的なサイエンティストはSFなんかに影響を受けてはいけないらしい。まあ、いいや、私は変態でも^^;;;。
 影響を受けるかどうかはともかく、こういう見方も忘れてはいけないなとも思います。

異文化に恋して JUNKOの世界ウォッチング
 秋沢淳子著 廣済堂出版
 ISBN4-331-50472-7

 なるほど、こういうバックグラウンドがあってテレビのあのレポートができるのね、と感心するです。
 →(リンクページポリコムもご覧下さい)

ひとり歩きの英会話 この一言で気持ちが通じるよ
 小牧ユカ著 カッパブックス(光文社)
 ISBN4-334-00519-5

近頃の無常
 岸本葉子著 マガジンハウス
 ISBN4-8387-0573-5

 以前TBSテレビ「サンデーモーニング」にときどき出てらして、このお姉さんどんな文章を書く人なんだろう、と興味を持ったのが最初なんですけどね ^^;。一応この本を挙げておきますけど、この人のエッセイには「あー、そういうことって、あるある」が詰まっています。


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