ミニ知識『ミッション/デフオイル編』

マニュアルミッションとディファレンシャルなどもエンジン同様、オイルが 必要です。多くの歯車が噛合うので鉄粉が発生し、酸化や粘度低下を起こします。 また、オイルの選び方でフィーリングも大きく変わってしまいます。

一般に、メーカー指定のオイル(純正)を使用していれば問題ないでしょう。

純正以外の市販オイルを選ぶ場合は、エンジンオイル同様、オイルの種類、A PI分類、SAE粘度、を参考にします。

GL-X(数字)で表示されているAPI分類は使用条件の過酷さによってGL-4、 GL-5というように数字が上がる。GL-5をあたりが一般的です。

粘度はマルチグレードの75W-90あたりだと低温〜高温で安定したフィーリン グが得られるでしょう。(ミッション/デフ用のギヤオイルは粘度表示がエンジン オイル異なる。ギヤオイル75W-90は、エンジンオイルの12W-50に相当する。)


LSDオイルについて

LSD(リミテッドスリップディファレンシャル)を装着している場合は専用のオ イルが必要な場合があります。ビスカスカップリングの場合はノーマルデフと同様の オイルを使用すればよいでしょう。その他、機械式などのLSDは専用のLSDオイルを 使用します。ミッションオイルとLSDオイルは基本的に同じです。しかしLSDオイル と言われるのもにはたくさんの極圧剤が含まれており、ミッションに入れるとシンク ロがいかれてしまいます。逆に極圧剤が入っていないオイルをLSDに使用すると、L SDのクラッチシムの寿命が短くなります。(オイル中の極圧剤の量は特に明示はなく 、メーカを信用して使用するしかないようです。)



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