居合道とは


飛松会長による演武
平成17年6月19日 LICはびきの にて


 居合道を学ぶという事は、刀の差し様、鞘手のかけ様、鯉口の切り方、抜き付け、手の内のこころなど、刀を扱う上での様々な理(ことわり)を学ぶことであり、勝ち負けの分かれる際のあり様を知る事である。

 修行のあかつきには、業は筋となり骨となり、形に染み心に収まり、刀も業も我がものとなる。
 その結果、心治まり、静にして心気かたちに現れ、豊かにしてものよく整い、思いもよらぬ変事に応ずる事おのずから備わり、霊妙なる事をなし得るのである。

 (窪田清音 剣法略記巻三 「いあい学びの大宗」より抜粋・大意)