Hidemaru Q and A

第I部〜秀丸エディタQ&A集
 質問番号順Q&A(基本機能編)


[HME0001A]

●パスワードが来ない

Q. NIFTY SERVEの送金代行システムで送金したにも関わらず、いつまで経ってもパスワードの連絡が来ません。何故でしょう?

A. 送金代行システムで送金した場合、作者からパスワードの連絡は行きません。送金時に表示される送金代行番号がパスワードとなります。

[HME0002A]

●送金したのにまだ「送金について」が出る

Q. NIFTY SERVEの送金代行システムで送金したにも関わらず、「送金について」のダイアログが出てしまいます。送金しただけではだめなのでしょうか?

A. 送金後、自分で秀丸を起動して「送金登録作業」を行う必要があります。

[HME0003A]

●「送金登録作業」の手順

Q. NIFTY SERVEの送金代行システムで送金したので、パスワード(送金代行番号)を入力しようと思うのですが、入力方法が分かりません。

A. 「その他→秀丸エディタについて」のダイアログでパスワードを入力します。その手順を次に示します。

[手順]

  1. 「その他→秀丸エディタについて」で「秀丸エディタについて」のダイアログを表示して下さい。
  2. 右下にある「送金登録」のボタンを押して下さい。「送金について」のダイアログが表示されます。
  3. 「私はNIFTY SERVEの送金代行システムを使って送金しました。」のラジオボタンをONにして、「OK」のボタンを押して下さい。「ユーザー名の入力」のダイアログが表示されます。
  4. 名前を入力後、「OK」のボタンを押して下さい。「金額の確認」のダイアログが表示されます。
  5. 送金した金額を半角の数字で入力後、「OK」のボタンを押して下さい。「送金の確認」のダイアログが表示されます。
  6. 「あなたの送金代行番号」のエディットボックスに半角で送金代行番号を入力後、「OK」のボタンを押して下さい。(アルファベットがある場合は、大文字小文字を区別して入力して下さい)
  7. 以上で送金登録作業は完了、これであなたも正規秀丸ユーザですV(^^)V。
送金代行番号を紛失した場合は、「●パスワードを忘れた/紛失した」を参照して下さい。

[HME0004A]

●パスワードを忘れた/紛失した

Q. 新しいマシンに秀丸を入れたのですが、パスワードを忘れてしまいました。どうしたらよいでしょう。

A. 過去のログファイルの中やメモがないかよく探して下さい。またNIFTY SERVEの送金代行システムを使って登録した場合は、登録後2カ月程度以内なら送金代行システムで確認することが出来ます。確認の手順を次に示します。

[手順]

  1. 「GO SWSOKIN」で、シェアウェア送金代行サービスへ。
  2. 「3.送金代行サービス」で、送金代行サービスへ。
  3. 「2.送金システム」で、送金システムへ。
  4. 「3:送金代行確認」で、送金代行確認へ。
それでも、送金代行番号が分からない場合にのみ、作者までメールでお問い合わせ下さい。
この「Q&A集」のみを見ている方が不用意にメールを出すことを避けるために、作者のIDは記載しません。IDは「その他→秀丸エディタについて」のダイアログで確認出来ます。

[HME0005A]

●パスワードを書いても良いの?

Q. パスワード(送金代行番号)のことで質問があるのですが、パスワード(送金代行番号)を会議室に書込んでも構いませんか?

A. 絶対にだめです!(言語道断です!)

[解説]
秀丸に限らない事ですが、絶対に「パスワード(送金代行番号)」を第三者の目に触れる場所(NIFTY SERVEの会議室等)に書き込まないで下さい。故意でなくても、法的に訴えられる事も有ります。(訴えられると思って下さい)
入手したパスワードの管理には十分注意してください。マシンの前面に貼り付けるといった、第三者の目に触れるような場所には、決して置かないで下さい。また、紛失したりすることのないように十分気をつけるよう心がけましょう。

[参考]
パスワード(送金代行番号)」の扱いは、あなたが持っているキャッシュカードと考えれば、簡単です。誰かがあなたの学校や会社の掲示板に「このキャッシュカードが落ちていましたよ、名前と住所、電話番号に、そうそう暗証番号は○○○…」と誰かが掲示したとしたら、どうでしょう? 掲示した人があなたに向かって「いやぁ〜、暗証番号や住所まで書いちゃってゴメンね。悪意があったわけじゃなく、知らなかっただけだから。許してネ」と言ったとしたら、笑って許せますか? 悪意がなくても(過失でも)厳罰に処されることは、一般の社会では珍しいことではありません。通信あるいはシェアウエアという社会でも、そのルールを守り、お互いに気持ちよくすごしたいものです。


[HME0006A]

●質問したい時にはどうするの?

Q. 秀丸について聞きたいことがあるんですが、どうすればいいですか?

A. 次のようにしましょう。

[手順]

  1. まず、このQ&A集に解説が載ってないか探しましょう。
    秀丸を使う上で、みんなが疑問に思ったことが、いっぱい書いてあります。
  2. ヘルプを見てみましょう
    「その他→秀丸エディタ−ヘルプ」にも、いろんな解説が載っています。ヘルプの中の検索ボタンも案外便利です。
  3. 秀丸を使っている友人がいる場合
    その人に聞いてみましょう。親切に教えてくれることでしょう。
  4. NIFTY SERVEに加入している時
    「Windows 実用ソフトフォーラム(FWINAL)」の18番会議室に秀丸専用会議室があります。そこに質問を書きましょう。その時、Windows3.1/95/98/NT等のどのOSを使っているか、秀丸のバージョンなどは極力書いておいください。
  5. インターネットが利用できる時
    「秀ネット」(http://www.maruo.co.jp/)の秀シリーズサポートフォーラム(hidesoft)に秀丸専用会議室があります。そこに質問を書きましょう。書き方の注意点はNIFTY SERVEの会議室と同様です。
  6. 電子メールが使える場合
    最終手段として作者にメールを出すという方法がありますが、本当に作者のみに直接問い合わせる必要のある場合に限るべきでしょう。秀丸のヘルプの「サポート、連絡先など」の項もご一読下さい。

[HME0007A]

●NIFTY SERVEでの質問方法

Q. NIFTY SERVE の中で、秀丸について聞きたいことがあるんですが、どうすればいいんですか?

A. 「GO FWINAL」で「Windows 実用ソフトフォーラム」に行き、18番会議室(秀丸専用会議室)で発言します。
発言の中には、
  1. 何をしようとしてたのか
  2. どうなると思っていたのか
  3. でも、実際にはどうなったのか
  4. 使用している秀丸のバージョン
  5. Windowsのバージョン(3.1、95、NT 3.51、NT 4.0 など)
  6. 機種名
などを書いておくと良いでしょう。いつでもお気軽にどうぞ。
但し、送金代行番号やパスワード、自分の住所などは、絶対に書いてはいけません!

[HME0008A]

●発言タイトルの付け方は?

Q. NIFTY SERVE の「Windows 実用ソフトフォーラム(FWINAL)」の18番会議室で発言しようと思うんですが、タイトルはどのようにつければ良いのでしょうか?

A. 質問の発言のタイトルには

 SUB:質問:ATOK9で「、」が入らない

のように、具体的な障害を書くことをお勧めします。「助けてください」「ヘルプ」「不具合です」など漠然とした題名では、回答が付けられにくい傾向があります。


[HME0009A]

●発言にレスがつかない

Q. 昨夜、NIFTY SERVE の「Windows 実用ソフトフォーラム(FWINAL)」の 18番会議室(MES 18)で発言したんですが、今朝になってもレスがついていません。

A. 会議室には質問に答える係が常時待機しているというわけではありませんので、すぐに回答が書き込まれるとは限りません。あせらずにしばらく(2〜3日程度でしょうか?この辺なんとも言えませんが)待ってみましょう。それでも、誰からもコメントが無ければ、質問の書き方を変え、もう一度発言してみましょう。発言の内容によっては回答が誰からも出ない場合もありますが、次のような理由が考えられます。
  • 会議室での発言としてルールを逸脱しているケース
    「公共の場としての会議室で守るべきルールに反する質問内容」
    「秀丸の会議室である FWINAL MES18 として適切ではない内容」
  • 質問内容が伝わらないケース
    「質問の意図がわからない」
    「障害の再現性が特定できない」
困った時はパニックになり、どうしても独りよがりな思いこみで書いてしまいがちです。もう一度、深呼吸をして発言内容を確認し、再度、発言してみてください。きっと誰かが適切なアドバイスしてくれるはずです。FWINAL MES18 そして MES 19 ってそんな会議室です(^^)

[HME0010A]

●会議室では誰が回答してくれるの?

Q. 秀丸への質問は誰が答えてくれるんですが?

A. 秀丸の作者(秀丸担当さん)が直接答えてくれる場合もありますし、秀丸に詳しい他のユーザがコメントを付けてくれる場合もあります。
原則的に秀丸の作者は全ての質問に対して何らかの回答を下さっているようです。ただし、すでに他の人からのコメントで解決している問題等については回答がないこともあるようです。

[HME0011A]

●アンインストール方法[秀丸95]

Q. 秀丸をインストールしたのですが、自分の思っていたソフトとは違っていたので、アンインストールしようと思います。どうしたらよいのでしょう。

A. 通常のソフトと同様な方法で、アンインストールすることが出来ます。

[手順]

  1. 常駐秀丸を含めて全ての秀丸を終了して下さい。常駐秀丸の終了方法は、「●「常駐秀丸の終了」がわかりません」を参照して下さい。
  2. 「マイ コンピュータ→コントロール パネル→アプリケーションの追加と削除→セットアップと削除」タブのリストボックスの中から「秀丸エディタ for Windows95」を選択して、「追加と削除」ボタンを押してください。(「秀丸エディタのセットアップ」ダイアログが表示されます)
  3. 「アンインストールしますか?」と聞いてくるので、「はい」ボタンを押して下さい。
  4. 「アンインストール再確認」ダイアログが表示されますので、「はい」ボタンを押して下さい。(これで、アンインストールが出来ます)
  5. ファイルを完全に削除するために、Windows を再起動して下さい。
  6. 秀丸をインストールしたフォルダ内に秀丸以外のファイルがない場合は、フォルダごと削除して下さい。(これで、完全にアンインストール出来ます)
[解説]
秀丸がインストールされるデフォルトフォルダは、Windows フォルダと同じドライブにある「Program Files\Hidemaru」フォルダです。

[HME0012A]

●アンインストール失敗?[秀丸95]

Q. 秀丸が自分の思っているソフトとは違っていたので、アンインストールしようと思い、秀丸関連のファイルをエクスプローラで削除したのですが、それ以降いろいろと不具合が出ています。ファイルを削除しただけでは、だめなのでしょうか?

A. ファイルを削除しただけでは完全なアンインストールは出来ません。正規の方法でアンインストールする必要があります。

[手順]

  1. ファイルを削除する前の状態に戻して下さい。(圧縮ファイル内の全てのファイルを、秀丸をインストールしたフォルダに解凍することで可能です)
  2. 後は、正規の方法でアンインストールして下さい。アンインストール方法は、「●アンインストール方法[秀丸95]」を参照して下さい。

[HME0013A]

●入力した文字が消える

Q. 文字を入力するとすでに入力してある文字が消えてしまいます。

A. 上書きモードになっています。[INS](Insertキー)を押すと挿入モードに切り替わります。

[HME0013B]

●スペースキーで文字が消える

Q. スペースキーを押すと文字が消えてしまいます。

A. 上書きモードになっています。[INS](Insertキー)を押すと挿入モードに切り替わります。

[HME0013C]

●カーソルのカタチがヘンだ

Q. カーソルが半角の■になって、動作もなにか変になってしまいました。

A. 上書きモードになっています。[INS](Insertキー)を押すと挿入モードに切り替わります。

[HME0013D]

●リターンキーの動作がヘンだ

Q. [ENTER]キーを押しても、カーソルが次の行の左端に動くだけで行が2つに分割されません。

A. 上書きモードになっています。[INS](Insertキー)を押すと挿入モードに切り替わります。

[HME0014A]

●上書きモードを解除したい

Q. 上書きモードになってしまいました。挿入モードに戻したいのですがどうすればいいのでしょう?

A. [INS](Insertキー)を押すと、上書きモードと挿入モードが交互に切り替わります。

[HME0015A]

●スクロールで画面が乱れる

Q. 画面をスクロールさせると、本物の改行の後にいくつかのスペースが入り、実際には存在しない改行マークが表示されたり、前後の行の文字が表示されたりします。また、画面がバラバラに表示されたりします。ファイル自体には変更が加わるわけではないので、表示だけの問題であるようです。他のソフトウェアでは発生しません。秀丸が使えないので、たいへん困っています。

A. 主にディスプレイドライバのバグによることが多いようです。対策としては、「その他→動作環境→スクロール」の設定を色々いじると、直る場合がありますので、お試しください。
まず、「スクロール」にあるすべてのチェックボックスをOFFの状態にしておき、少しづつチェック項目を変えて、画面が乱れないかを調べて調整していってください。
※ なお、秀丸(Ver.2.15)からはスクロール方式を変更したため、この障害は発生しないようです。最新版を入手すると良いでしょう。

[補足]
ver.3.00以降で画面表示に問題が出た場合、「その他」−「動作環境」−「スクロール」の「PERMEDIA2でもバグらないカーソル行の色付け方式」をONにすると改善される場合があります。


[HME0016A]

●秀丸の画面だけが乱れる

Q. 秀丸の画面だけが、スクロールさせると乱れます。特に文書の最後にカーソルをおいて[PageUp]キーを押したり、連続して[PageUp]キーや[PageDown]キーを押すと、画面がバラバラになったような激しい乱れ方を示します。他のアプリケーションはまったく正常なので、秀丸のバグだと思うんですが?

A. 秀丸は、「独自のBitBltテクノロジーによる高速スクロール処理」を行っており、この技術により高速な描画を実現しています。ただし、「独自」と言っても、完全にWindows95プログラム仕様の範囲内で行われており、正統な技術です。しかし、ごく少数のビデオボード(ビデオドライバ)では、その(正統な)処理に未対応なものがあります。この場合、秀丸の画面は乱れ、事実上使用できません。
最新のディスプレイドライバを入手してインストールする、デスクトップ型パソコンであればビデオボードを取り替える、などの対応が考えられますが、秀丸を使いたいという強い希望がある場合は、製品を購入前に秀丸が問題なく動作するかどうかをぜひ確かめるようにしてください。
※ なお、秀丸(Ver.2.15)からはスクロール方式を変更したため、この障害は発生しないようです。最新版を入手すると良いでしょう。

[補足]
ver.3.00以降で画面表示に問題が出た場合、「その他」−「動作環境」−「スクロール」の「PERMEDIA2でもバグらないカーソル行の色付け方式」をONにすると改善される場合があります。


[HME0016B]

●秀丸の画面だけが乱れる(その2)

Q. 画面をスクロールさせたときにカーソルのある行の表示が乱れたり、ルーラーの表示が乱れたりします。
他のアプリケーションはまったく正常なので、秀丸のバグだと思うんですが?

A. 下記の設定を試してみてください。現象が改善するようであれば、ディスプレイドライバ側のバグが考えられます。
  1. 秀丸の動作設定
    「その他」−「動作環境」−「スクロール」の
    • アクセラレータなしマシン用のスクロール方式
    • PERMEDIA2でもバグらないカーソル行の色付け方式
    を ON/Off してみる。

  2. Windows側の設定
    • 画面解像度・色数を変えてみる。
    • [詳細] の「トラブルシューティング (またはパフォーマンス)」で「ハードウェアアクセラレータ」のレベルを変更する
    またこれ以外に表示フォントを変更すると、改善したとの報告もあります。

もし表示がおかしくなるのが、日本語など半角英数字以外の場合、ファイルの文字コードと表示文字コードが食い違っている場合があります。
この場合は、[HME0051A]●漢字コードの使い分けを参考に文字コードの食い違いが起きないようにしてください。

[HME0016C]

●表示できない記号がある

[HME0016D]

●改行、EOF が表示されない

[HME0016E]

●カラー設定が上手くいかない

Q. (HME0016C〜HME0016E共通)秀丸の画面上で、特定の記号や文字が表示されなかったり、改行、[EOF] のマークが表示されなかったりします。他のアプリケーションでは正常に表示されています。秀丸のカラー設定が上手くいっていないかもしれません。

A. まず以下の点を確認してください。
  1. 自分の表示したい項目について、「その他」→「ファイルタイプ別設定」の
    • 「表示」
      • Email, URLのカラー表示
      • HTMLタグのカラー表示
      • コメント/文字定数のカラー表示
      • ファイル名のカラー表示
      • EOF非表示
      • 改行非表示
      • タブ文字表示
      • 全角空白を記号で表示
      • 半角空白を記号で表示
    • 「全般」
      • ルーラー表示
      • 行番号表示
    • 強調表示
      • 強調表示
      • 強調表示一覧の「文字列」の設定が終了しているか?
    の項目に問題はありませんか?
  2. 同じく「その他」→「ファイルタイプ別設定」の「カラー」で設定は合っていますか? 「背景色」や「選択範囲」と重なると文字が見えなくなります。
  3. 「その他」→「ファイルタイプ別設定」→「カラー」の「場所の一覧」にあるように、カラー表示には優先順位があります。この点は問題がありませんか?
もしこれらの設定に間違いがなければ、ディスプレイドライバの問題が考えられますので、[HME0016A] ●秀丸の画面だけが乱れる, [HME0016B] ●秀丸の画面だけが乱れる(その2) を試してみてください。

[HME0017A]

●知らない秀丸がメモリー上に残っている

Q. Win95 で [Alt+Ctrl+Del]キーを押して「プログラムの強制終了」のダイアログを出すと、リストボックスに「Hidemaru」が一杯出てくるのですが、異常でしょうか。

A. 異常ではありません。「秀丸の瞬間起動」を利用するように設定されていると(「その他→動作環境→ウィンドウ」タブの中で設定が変更できます)、秀丸を閉じても、実際にはウィンドウを廃棄せずに(メモリ上に残したまま)瞬間起動用に待機させることになります。リストボックスに一杯出てくる「Hidemaru」は、待機中の秀丸です。

[HME0018A]

●秀丸終了後もメモリー上に残骸がある

Q. 秀丸を閉じても、メモリー上に秀丸が残っているようなのですが。

A. 「その他→動作環境→ウィンドウ」の「秀丸の瞬間起動」チェックボックスがONになっていると、秀丸を閉じても実際にはウィンドウを廃棄せずに(メモリー上に残したまま)瞬間起動用として利用されます。

[HME0019A]

●マウスポインタが消えてしまう

Q. 文字を入力するとマウスポインタが消えてしまいます。

A. これは仕様です。マウスを動かせば再び表示されます。

[解説]
文字入力中に邪魔になるであろうという配慮から、秀丸のウィンドウ内にマウスポインタがある場合、キーボード操作によって文字を入力したりカーソルを移動したりするとポインタの表示を抑制するようになっています。マウスを動かすと再表示されます。


[HME0020A]

●正規表現の上検索がヘン!?

Q. 正規表現の上検索が意図した通りに動きません。例えば、「ABC」という文字列を「[ABC]+」で下検索した場合は、意図した通り「ABC」にマッチするのですが、上検索だと「C」にマッチしてしまいます。本来は下検索同様「ABC」にマッチするのではないでしょうか?

A. 正規表現は「正規表現を装備するソフトウェアの数だけ、正規表現がが存在する」と言われるくらい、微妙に異なる多くの仕様がある機能です。秀丸における正規表現の動き方も仕様とお考えください。

[解説]
上検索は、最初に見つかった「C」を基準に、下方向に最も長い文字列「C」を検索、次に「B」を基準に「BC」、次に「A]を基準に「ABC」になります。


[HME0021A]

●正規表現の複数「*」で障害

Q. 正規表現で「[A-Z]*[0-9]*」というように「*」が複数ある検索を行うと異常終了してしまいます。

A. JRE32.DLL V1.17.1b以降で修正されました。

[解説]
Ver.2.13 以前の秀丸に同梱されている JRE32.DLL でおきる現象です。
Ver.2.15 以降の秀丸には修正された JRE32.DLL が同梱されています。
山田和夫氏のホームページ(http://www.softbank.co.jp/thewindows/editors/kaz/spec/jre/)に修正済の「JRE32.DLL」が登録されています。


[HME0022A]

●フロッピーに保存できない?

Q. 空き領域のあるフロッピーにファイルをセーブしようとしたにも関わらず、「ディスク領域が足りません。いくつかのファイルを削除してこの空きディスク領域を増やすか、別のディスクを使って下さい。」というメッセージが出ます。

A. 他のアプリケーションでファイルのセーブを行ってみて下さい。同じ現象が出るならフロッピーが壊れています。

[HME0023A]

●「全角文字を意識する」がない

Q. Win3.1版の秀丸では「全角文字を意識する」という設定があったはずですが、Win95版の秀丸では見当たりません。

A. 「全角文字を意識する」という設定はなくなりました。日本語が表示出来るフォントにしておくと「全角文字を意識する」がONに、日本語が表示出来ないフォントにしておくと「全角文字を意識する」がOFFの状態に自動でなります。

[HME0024A]

●行頭に空白が勝手に入って困る

Q. 改行すると次の行の頭に空白やタブが勝手に入ってしまいます。

A. 自動インデント機能が働いているためです。自動インデントのON/OFFおよび設定は「その他→ファイルタイプ別の設定→詳細」の「自動インデント」で行います。

[HME0025A]

●起動するとともに常駐させたい

Q. Windowsが起動する際に秀丸を自動的に常駐させたいのですが。

A. 「その他→動作環境→ウィンドウ」で「秀丸の常駐」をチェックしてから HIDEMARU.EXE のショートカットをスタートアップフォルダの中に作り、プロパティを開いて「実行時の大きさ」を「最小化」に設定してください。
なお、秀丸のインストールでは、デフォルトで常駐するように設定されています。初めて秀丸を使う方は、インストール時の質問にすべて<はい>ボタンを押し続けると良いでしょう。

[HME0026A]

●スタートアップフォルダが見つからない

Q. スタートアップフォルダってなんですか? いろいろ探したんですが、スタートアップフォルダがどこにあるかさえ、わかりません。

A. Windows95が起動した時に、自動的に動くプログラムへのショートカットを入れておくフォルダのことです。秀丸関連では、常駐秀丸を使用するときに、秀丸のショートカットを入れておきます。スタートアップフォルダは、次の手順で見つけます。
まず、「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラ」を起動します。エクスプローラの中の「プログラム」フォルダをダブルクリックすると、「スタートアップ」フォルダがあります。これをダブルクリックするとスタートアップフォルダの中を見ることができます。

[HME0027A]

●起動時に秀丸が現れて邪魔だ

Q. Windowsが起動した直後に(無題)の秀丸が勝手に開き、困っています。

A. タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックして、「開く→プログラム→スタートアップ」の中の 「HIDEMARU.EXE へのショートカット」を右クリックしてプロパティを開き、「ショートカット」タブにある「実行時の大きさ」を「最小化」に設定して下さい。

[HME0028A]

●メニューバーに「ヘルプ」がない

Q. 秀丸エディタを試用していますが、メニューバーの右端にあるべき「ヘルプ」がありません。どこにあるのでしょうか?

A. 「その他」メニューの下から2番目にあります。

[HME0029A]

●微妙に異なるウィンドウ幅

Q. 秀丸95を立ち上げたときに、どうも設定した値よりも微妙にウィンドウ幅が狭い気がします。

A. これは古い秀丸95のバグで、Ver.2.11 以降で直っています。
なお、Ver.2.13 でも行番号表示を on にしている状態のときに、画面の右側のほうで起動された秀丸はウィンドウサイズが狭くなる現象が確認されています。

[HME0030A]

●勝手に横スクロール

Q. 秀丸95で、折り返し文字数とウィンドウサイズを同じに設定しているにもかかわらず、横スクロールしてしまいます。

A. これは古い秀丸95のバグで、Ver.2.11 以降で直っています。
なお、Ver.2.13 でも行番号表示を on にしている状態のときに、画面の右側のほうで起動された秀丸はウィンドウサイズが狭くなる現象が確認されています。

[HME0031A]

●文字コードの設定がヘン?

Q. 秀丸 for Windows95(以下 秀丸95)で、テキストファイルの読み込みと終了を繰り返していると、いつのまにか2バイト系日本語文字が記号やアルファベットに化けてしまって、読めなくなってしまいました。また、秀丸95で、SHIFT-JIS 以外の文字コードを扱う場合に、注意すべき点はありますか?

A. 一般に文字コードの判別に関しては、100%の対応はどんなソフトウェアでも難しいので、最終的には目で見て確認するのがベストです。
なお Ver.2.09 までのバージョンでは、瞬間起動機能によってリサイクルされた秀丸が前に使っていた文字コードでファイルを開いてしまうというバグがありました。
標準の SHIFT-JIS コードだけを使っている場合には問題は起きません。しかし他の文字コードも使っている場合には、上書き保存した時に予期せぬ文字コードに変換されてしまうことがあります。一見しても見分けられないだけに厄介です(^^;)。
このバグは Ver.2.10 以降で直っていますが、マクロで JIS コードでの書き込みができるようになった Ver.2.15 以降へのバージョンアップがおすすめです。

[補足]
Ver.2.16 からファイルを開く時の文字コード自動判別機能がサポートされました。但し Ver.2.17(以降)では、この機能は初期設定でOFFになっているので、利用したい時は「その他→動作環境→編集」で「EUCコードとJISコードの自動認識をする」をONにして下さい。


[HME0032A]

●VJE-Deltaでの再変換がおかしい

Q. VJE-Deltaで「ひでまる」を再変換すると、「ひでまる秀丸」又は「秀丸ひでまる」となる。

A. Ver.2.15 以降では直っているので、バージョンアップしてください。

[HME0033A]

●印刷ができません

Q. 「ファイル」→「印刷」で印刷をしようとすると、「プリンタのオープンに失敗しました」というエラーメッセージが出て印刷が出来ません。

A. 本来のプリンタ以外が割り当てられているためのようです。原因については、調査中とのことです。

[解説]
ウィンドウズがインストールされているフォルダ内の「REGEDIT.EXE」(レジストリエディタ)を実行して、「HKEY_CURRENT_USER\Software\Hidemaruo\hidemaru\Env」の「PPrinterName」が、別のプリンタになっていないか確認して下さい。 別のプリンタになっていたら、「スタート→設定→プリンタ」で本来のプリンタに相当する名前を見つけて、「PPrinterName」に設定して下さい。 反則技ですが、印刷できるようになります。
レジストリをいじる場合は、十分注意して行ってください。


[HME0034A]

●印刷で行末が揃わない

Q. 印刷すると各行の長さがまちまちになってしまい、行末位置が揃いません。

A. 印刷するときのフォントを等幅フォント(MSゴシックなど)に指定して下さい。

[解説]
一般に「プロポーショナルフォント」と呼ばれるフォント(下の例を参照)は文字によって幅が違う(例えば"m"より"i"の方が幅が狭い)ので、各行の文字数が同じでもその長さは変わってきてしまいます。次に典型的なフォント名を示します。

[種類] [フォント名]
等幅 MS 明朝/MS ゴシック
プロポーショナルMS P明朝/MS Pゴシック

[HME0035A]

●縦書きや段組の印刷がしたい

Q. 縦書き等の印刷は出来ませんか?

A. 秀丸単体では出来ませんが、印刷関係のアプリケーションと、それを扱う秀丸マクロによって、あたかも秀丸の機能であるかのような高度な印刷環境を実現できます。

[解説]
印刷を専門にするアプリケーションは、下記をはじめ、いくつか登録されています。

  1. NIFTY SERVE FWINAL LIB8 4026 (2001/07/01確認)
    WRPT644.EXE WinLPrt Ver 6.04.4
  2. NIFTY SERVE FWINAL LIB8 3594 (2001/07/01確認)
    WPRT54SF.EXE WinLPrt Ver 5.4r フルセット (※本当は5.4sです)
  3. NIFTY SERVE FWINAL LIB8 3593 (2001/07/01確認)
    WPRT54SS.EXE WinLPrt Ver 5.4s スタンダード
(ver.6以降はWindows95以降、WindowsNT4.0以降となっています。NT3.51ではver.5.4sが最後のバージョンです。
フルセット版とスタンダード版の違いは、 MFC42.DLL,MSVCRT.DLLの有無だけです。\Windows\SystemでMFC42.DLL,MSVCRT.DLLの有無を調べてください。特にMFC42.DLLにはVer4.2とVer4.21の2種類が出まわっていますが、ファイル名は同一なので注意してください。プロパティのバージョン確認が必要です! 一般にどちらを使ったら良いか判断に迷った場合はフル版をダウンロードした方が無難です。WinLPrtは「http://www.htosh.com/」からもダウンロードできます。)

 秀丸マクロは FWINALの19番ライブラリに登録されています。

  1. NIFTY SERVE FWINAL LIB19 1023 (2001/07/01確認)
    KAKIMACP.LZH 秀丸からWinLPrt利用するマクロ
  2. NIFTY SERVE FWINAL LIB19 778 (2001/07/01確認)
    KMACP1T .LZH 秀丸からWinLPrtを制御するマクロ
    (1はWinLPrtVer.5.27以降用、2はそれ以前のWinLPrt用)

[HME0036A]

●ATOK9で「、」が「,」になる

Q. ATOK9で「、、、」と入力すると「,、、」となります。つまり、先頭の読点「、」だけがカンマ「,」になり困っているんです。

A. 秀丸がインストールされているフォルダでTOVER31.COMを実行してください。なお、ATOK10やMS-IMEではこの問題は生じないので、TOVER31.COMを実行する必要はまったくありません。

[補足]
Ver.2.16 から TOVER31.COM が同梱されなくなりました。


[HME0037A]

●TOVER31.COMの実行方法は?

Q. TOVER31.COMの実行はどうやるんですか?

A. 常駐の秀丸も含めて全ての秀丸を終了後、エクスプローラなどでTOVER31.COMを(ダブルクリックして)実行させ下さい。

[HME0038A]

●TOVER31.COMの実行で常駐秀丸の終了が面倒

Q. Windows95ソフトであれば複数のソフトが同時に動くのに、TOVER31.COMだけ、わざわざ常駐秀丸まで終了させないといけない理由がわかりません?

A. TOVER31.COMは 一般的に差分ファイルと呼ばれている物です。この種のソフトウェアは、プログラム本体の一部を書き直します。TOVER31.COMは秀丸本体を書き換えるので、秀丸が動いている間は実行できなくしているわけです。

[HME0039A]

●TOVER31.COMが動かない

Q. 秀丸を終了してもTOVER31.COMが実行できません。

A. パソコン再起動後、「●TOVER31.COMの実行方法は?」で説明されている操作でもダメなら、最新版の秀丸を入手するしかありません。(差分ファイルとなっている物はダメです。)
もっとも、ATOK9の使用をやめてWindows95対応のIMEを使う方が、現実的な対応と言えなくもありません。

[解説]
差分ファイルを実行するときにヴァージョンの確認を自動で行うので、秀丸と TOVER31.COM のヴァージョンが違うと実行できません。


[HME0040A]

●バックアップファイルを作りたくない

Q. バックアップファイル「*.BAK」が勝手に出来てしまって迷惑しています。どうしたらいいでしょうか?

A. 「その他→ファイルタイプ別の設定」の「保存・読み込み」タブの「バックアップファイルの作成」チェックボックスをOFFにして下さい。ファイルタイプ毎に設定できます(設定する必要があります)。

[補足]
「その他→ファイルタイプ別の設定」ではなく「その他→設定」が有る古いバージョンでは、「バックアップファイルの作成」チェックボックスは、Ver.2.16 以降では「その他→設定→その他」に、Ver.2.15 以前では「その他→設定→詳細」にあります。


[HME0041A]

●速いはずの秀丸が遅い!?

Q. 高速だとのウワサを信用して秀丸エディタを試用していますが、カーソルの移動速度がとても遅く、「メモ帳」程度のスピードなんです。秀丸の速さって、こんなものなんですか?

A. Windows95と秀丸で、次の2つの設定を確認してください。
  1. Windows95側の設定
    「スタート→設定→コントロールパネル→キーボード」で「キーボードのプロパティ」ダイアログボックスを表示します。ここで、「表示までの待ち時間」を「短く」し、「表示の間隔」を「速く」するように設定してください。
  2. 秀丸エディタ側の設定
    「その他→動作環境→カーソル」で「カーソル移動の加速」をチェックします。導入直後のデフォルト状態では未チェックになっているので、一度調べてみてください。ここがチェックされていないと、カーソルの移動速度はたいへん遅くなります。
続けて「リピート間隔」と「開始時間」をひとまず最短(左端)に設定してカーソルの動きを調べ、各自の環境にマッチする設定を見つけてください。
なお、「動作環境→スクロール」の「スクロール方式」は、とりあえず、「2行ずつ」にしておき、調整するようにします。

[HME0042A]

●拡張子が「KEY」のファイルは何?

Q. 秀丸をインストールしたフォルダ内に拡張子が「KEY」のファイルがあるのですが、何をするためのファイルなのでしょうか?

A. キー割り当ての定義を記憶したファイルです。以下に使用方法の手順を示します。

[手順]

  1. 「その他→キー割り当て」の<読込み>ボタンで「キー割り当て読み込み」ダイアログボックスを表示。
  2. 「ファイル名」ボックスに、読み込みたいファイル名を指定して、<OK>ボタンを押す。

    [解説]
    自分好みに、キー割り当てをカスタマイズすることも可能です。カスタマイズ方法は、「●他のエディタと同じキー操作を再現したい」を参照して下さい。


[HME0043A]

●他人に分からない様に暗号化して保存したい

Q. 秀丸で編集したテキスト文書の内容を他の人に見られない様に、暗号化して保存することはできないでしょうか?

A. できません。他の暗号化ツールを使用するか、フロッピー等にだけ保存して肌身離さず(^^;持って歩くかしましょう。本当にセキュリティが必要な文書を扱うのであれば、アクセス権の設定ができるOS(例えば Windows NT, UNIX etc.)上で作業した方がより確実でしょう。

[HME0044A]

●出力(ワードの表にすぐ利用できる形の出力)

Q. テキストファイルで作ったデータをそのままエクセルや1-2-3の表にしたいのですが。

A. これにはさまざまな方法があります。
  1. データを半角カンマ(,)で区切って出力する(CSV形式)、
  2. データをタブ([Tab])で区切って出力する、
などがマクロで対応できる手法です。これはスプレッドシートへのデータ流用と言うだけでなく、ワープロソフトの表へも一気にデータを転送できます。

ver.3.0からは、タグ付き正規表現を使ってマクロを使わずに比較的簡単に書式変換を行うことができるようになりました。


[HME0045A]

●ショートカットの起動オプションが効かない

Q. Windows95のショートカットに指定した秀丸95の起動時オプションが無視されてしまいます。

A. これは秀丸側の問題ではなく、Windows95の『仕様』です。ショートカットのコマンドラインに(ファイル名以外の)起動時オプションを指定した時、そのショートカットにドラッグ&ドロップすると、指定していた起動時オプションがアプリケーション側に渡されない『仕様』になっています。(「送る」についても同様です)
#Microsoftさんには、ぜひとも『仕様の拡張』をお願いしたいものです。(^^;)

起動時オプションも有効なショートカットを作成したい場合、以下のようにしてバッチファイルをつくる方法があります。

  1. 秀丸等のエディタを使ってバッチファイル(拡張子が BAT のファイル)を作ります。テキストの本文には、ショートカットのコマンドラインに本来書きたいコマンドを記述します。例えば、閲覧モードでファイルを開きたい場合は
    "秀丸がインストールされているパス\hidemaru.exe" /B %1
    と書きます(2重引用符 " も必要です)。
  2. 1.で作ったバッチファイルに対するショートカットを作成します。
  3. ショートカットのプロパティを開き、「プログラム」タグの「プログラム終了時にウィンドウを閉じる」にチェックを入れておきます。また、「その他」タグの「バックグラウンド時の設定」−「つねに実行を中断」をオフ(チェックしない)にします。
  4. できたショートカットを動作チェックして、秀丸がちゃんと起動することを確認したら、ショートカットのプロパティの「プログラム」タグの「起動時の大きさ」を「最小化の状態」にします。

[HME0046A]

●単語辞書登録の起動方法

Q. 秀丸で編集作業中に、文中から単語辞書登録をしたいのですが、どのようにすればいいのでしょうか。

A. 秀丸からの単語登録呼び出し機能「かな漢への単語登録」を使用して、単語登録を行うことができます。メニューでは、「その他→コマンド一覧→その他→かな漢への単語登録」にあります。メニューがやや深いところにあるので、操作頻度が高い場合には、キー割り当てをした方がいいでしょう。キー割り当てをすれば、登録単語の範囲選択、割り当てたキーの押下で単語登録が可能になります。
「かな漢への単語登録」はキー割り当てのコマンド分類の「その他」のところにあります。「キー割り当て」の方法は、「●他のエディタと同じキー操作を再現したい」を参照して下さい。

[補足]

  • この方法は確認したかぎりでは、ATOK11 V1.0,MSIME V4.0では可能ですが、OAK V4.0ではできません。OAKは登録用単語ファイルが必要なようです。
  • ATOK11にはキーカスタマイズ機能があり、これによっても単語登録呼び出しのキー割り当てができます。標準では単語登録を[Ctrl]+[F7]に割り当てていますので、秀丸で使用していなければ、範囲選択、[Ctrl]+[F7]押下で単語登録が可能です。このATOK11キーカスタマイズ機能では、ATOK11の起動状態でしか機能しませんが、こちらの割り当ては秀丸以外でも機能し、たとえばEXCEL使用中に単語登録ができます。
  • ATOK11の場合、秀丸で[Ctrl]+[F7]を使用しているか、割り当てが気に入らない場合には、ATOKのボタンで「操作パレット→ATOK11プロパティ→キー・ローマ字・色→キーカスタマイズ→機能一覧→単語登録→変更」で割り付けキーの変更ができます。
  • 秀丸 for Windows3.1 では単語辞書登録呼び出しの機能がありませんが、
    1. IMEから呼び出す
      たとえば、ATOK9起動状態で、[Shift]+[F10]の操作で「ATOKメニュー→単語登録」を呼び出す
    2. IME側のキー割り当てを使う。
      ATOK9ではATOK11とおなじようにキーカスタマイズに単語登録があります
    3. 使用しているIMEの単語登録プログラムを調べ、その起動マクロを作る
      この方法の解説は、NIFTY SERVE の「Windows 実用ソフトフォーラム(FWINAL)」の19番ライブラリの
      833 HTSENDK2.LZH ■秀丸からアクセサリーソフトを制御
      などの方法で可能です。

[HME0047A]

●外部ヘルプファイルの起動方法

Q. このQ&A集はヘルプファイルの形式ですが、秀丸の使用中にも参照したいと思います。秀丸から起動する方法はあるのでしょうか。

A. 秀丸のキー割り当てに外部ヘルプというコマンドがあります。このコマンドによって、秀丸からこのQ&A集を含め、色々なヘルプファイルを起動させることができます。

[手順]

  1. 「その他→動作環境→パス」でヘルプファイル(外部ヘルプファイル,同2,同3:最大三つまで)を指定します。
  2. 「その他→キー割り当て」で呼び出した『キー割り当て』のメニューで、『コマンド』の選択を『その他』にすれば、外部ヘルプファイル,同2,同3があらわれます。ここで適当なキーを割り当てます。
以上で、外部ヘルプファイルの起動が可能になり、割り当てたキーの押下で外部ヘルプが開きます。
また、この外部ヘルプには、カーソル位置のキーワードをヘルプから検索した状態でヘルプを開く機能があります。キーワードが存在しない場合は、検索ダイアログボックスが表示された状態でヘルプを開きます。

[HME0048A]

●「ワード」や「一太郎」等のファイルを開きたい

Q. 「ワード」や「一太郎」等のワープロソフトで作成したファイルを秀丸で読み込みたいのですが、変な記号の羅列になっていて文字が読めません。

A. 「Microsoft Word」や「一太郎」等のワープロソフトで作成されたファイルは、一般にテキストの文字以外の書式なども一緒に保存されている「バイナリファイル」となります。そのため、「テキストファイル」を扱う秀丸で強制的に読み込むと、変な記号の羅列のように表示されます。
ワープロソフトで作成されたファイルを秀丸でどうしても扱いたい場合は、そのワープロソフトで「テキストファイル形式」にして保存して、そのファイルを秀丸で開きます。または、ワープロソフト上で文章をクリップボードにコピーして、秀丸を開いてそこに貼り付けるという方法もあります。

[HME0049A]

●「ワード」や「一太郎」等のファイルにgrep

Q. 「ワード」や「一太郎」等のワープロソフトで作成したファイルに対して、秀丸の grep 機能を使用したのですが、うまく検索されません。

A. grep の機能も秀丸本体の機能と同様にテキストファイルが対象なので、そのままではワープロソフトで作成されたファイルに対して grep を行うことはできません。
ワープロソフトで作成されたファイルに対してどうしても grep を実行したい場合は、そのワープロソフトで「テキストファイル形式」にして保存し、そのファイルに対して grep を実行します。

[HME0050A]

●MS-Wordの「切り取り」で異常

Q. マイクロソフトのワード97(MS-Word97)で「切り取り」の操作を選択した瞬間「このプログラムは不正な処理をしたので強制終了されます」というメッセージとともにWord97が強制的に終了してしまいます。それまで作っていた文書を保存する間もなく終了するので、たいへん困ってます。

A. クリップボード履歴をOFFにしてください。具体的には「その他→動作環境→編集」タブの「クリップボードの履歴を取る」のチェックを外します。

[補足]
これはWord97のバグのようです。秀丸のクリップボード履歴に限らず、同様の機能を持つ複数のソフトウェアで再現性が確認されています。Word97でメニュー表示される「切り取り」を選択すると再現します。いまのところクリップボード履歴を使わないようにするとか、Word97を立ち上げる前にクリップボード履歴をOFFにするなどの消極的な対策しかないようです。なお、Word97以外のMS-Office97の製品では再現しないようです。


次へ:[HME0051A]〜


目次に戻る