柴田よしきの日記です。2005年3/1-3/31分です。それより前の分はこちら
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2005.3.31 三月が終わりました。東京では桜の開花宣言が出たもよう。こちら神奈川県はまだ、かな？すぐ近所に、とても長い桜並木があるので、楽しみにしています。
二月ほどではないけれど、今月も体調不良でたいした仕事はできませんでした。それでも、来月もなんとか新刊が出せます。ありがたいことです。春になったし、四月は体調の立て直しが第一ですね。とりあえずは睡眠障害を軽くするよう、生活リズムを整えるのが先決。
●今日の晩ご飯● 鉄板焼しました。牛肉三種類、牛タン、鶏肉、四種類のきのこをバター風味で、野菜いっぱい千切りの野菜焼き、でシメ。きのこ炒めがとにかく美味で大人気です。前にも書いたけど、きのこは、マツタケなんかの香りの強いものを除けば、数種類を合わせて調理すると味がぐーんとUPします。きのこ炒めをするなら、最低でも三種類は欲しいところ。今日は、ハタケシメジ、ブナシメジ、マイタケ、ホワイトマッシュルームでした。
●今日の読了●(敬称略) 「いつか、ふたりは二匹」西澤保彦 講談社ミステリーランド 読了(64・国内47)
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2005.3.30 オウンゴールだろうとなんだろうと、勝てばいいのよ。わーいわーい。だけどイランは強い。残りを全部勝たないと安全圏に逃げ込めない現状は変わらず。ドイツへの道はまだ厳しいなあ。わたしは気が小さいので、今夜みたいな大一番を、じーっと画面の前に座って観ていられません(笑)。お昼が遅くて家族のお腹がさほど危機的状況ではなかったのをいいことに、サッカーが始まってから夕御飯の準備。画面をちらちら見つつしたくしたので、お味噌汁が薄く、肉ジャガは甘くなってしまいました。。。
丸一日、仕事と読書と家事。
●今日の晩ご飯● 肉じゃが(じゃがいも、人参、牛肉)、かつおのたたき(カツオ、さらし玉ねぎ)、茹でブロッコリー、ワカメとナメコのお味噌汁、ひえ+発芽玄米ご飯
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2005.3.29 昨日、一日出かけたので、今日は体調が悪くなるのを覚悟していましたが、疲れが出ただけで、気分的には割とましでした。ただブルーデイズに突入のため、別の意味で体調不全(^^;;;; さすがにもう子供は産まないだろうし、更年期障害も始まったみたいだし、いっそ、アガっちゃってくれた方がいろんな意味で楽ではある気がするんだけど……でもまあ、あともう何回でこの苦労ともお別れになるのかな、と思うと、名残惜しいような(笑) 小学校五年生からのおつきあいですから。。。(以下、男性の方、すみません)ただひとつ残念だったのは、布製の生理用品を使うのをもっと早く始めていれば、ということですね。ずーっと、紙製品でイヤな思いをして来たのに、どうして、布、という発想に早くたどり着けなかったのか。刷り込まれた思い込みのせいだろうなあ。布製に変えてから、手間は増えたものの、とても快適です。布おむつを使っていた時のことを考えれば、手間ったって、たかが知れてるし。かぶれやすい人や生理痛が原因不明できつい人、生理の時に鬱になってしまう人は、ぜひ一度、布製を試してみてください。月経前症候群もやわらぐ、という話です。興味のある方は、こんなHPもあります。楽天の石けん百貨にも。
●今日の晩ご飯● パパが友人と飲み会だったので、息子とふたりで手抜きメニュー。冷凍のスパゲティミートソースを温めて、目玉焼きを焼いて、ポテトとトマトのサラダを作っただけ。二人とも朝からずーっと家にいたので、あんまりお腹がすかなかったの。
●今日の読了● 「ネコはなぜ生きる」 ディーン・リップルウッド 幻冬舎 読了(62・翻訳16)、「毛糸よさらば」ジル・チャーチル 創元推理文庫 再読(63・翻訳17)
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2005.3.28 昨日は何をしていたんだっけ……仕事しているだけだと、曜日の感覚も何もなくなりますね。あ、そうだ、録画してあったドラマをひとつ観た。
今日は、本当に久しぶりに、家族でお出かけでした。バンクーバー在住の知人が息子さんと一緒に里帰り帰国中で、所用があって今日だけ息子さんといられないと言うので、息子さんをお借りして遊びに行くことに。数年前にハワイで何度かお会いしたことがあるんですが、その頃は小学生だったので、大きくなったなー、という印象。もっとも、うちの子も同じでしょうね。子供の一年一年は、魔法みたいにすべてが変わる一年一年だから。自宅もより駅で息子さんをお預かりして、車でお台場に。首都高が事故渋滞ですごく時間がかかりました。着いてからまず遅いお昼を食べて、ジョイポリスへ。平日だけど春休みなので、かなり混んでました。アトラクションも軒並み、50-60分待ち。子供たちはパスポートを買ったけど、元を取る前に時間切れ。この時期、ジョイポリスに行かれる皆様、アトラクション五つはこなさないと元が取れないので、五時間遊ぶ覚悟の方だけパスポートにした方が良さそうですよ(^^;;;; いちいちチケット買うのはめんどくさいけど、二人以上で行くなら、並んでる間に充分、チケット買えるし。
五時半にお台場を出て、仕事場のマンションへ。わたしだけ着替えてまたお出かけ。中学生二人はパパにお任せ。タクシーで西新宿へ。気心の知れた女友達との飲み会でした。住友ビルの52階の和風居酒屋。けっこう、おいしかった。本当だったら夜景がとてもきれいなはずだけど、外は土砂降りで何も見えず。ま、人数が十人いたんで奥の席だったから、関係なかったけど。九時半にお開きにして、用事を終えて合流していた知人とタクシーで仕事場に戻り、母と子は再会(笑)。全員で車に乗り、帰路へ。知人母子はたまたま、自宅に戻る途中にあるホテルに滞在しているので、送り届けてそのまま自宅へ向かいました。帰宅は十一時。
たまには遊びに出るのもいいですね。混んでるのにちょっと参ったけど。息子は楽しかったみたい。でも一日中運転手だったパパは、ビールが飲めずにちょっと可哀想(笑) 帰宅してから、さっそく飲んでました。明日はパパが友達と飲みに出るので、ま、かわりばんこ、ってことで……
●今日の読了●(敬称略) 「ＵＭＡハンター馬子 完全版２」田中啓文 ハヤカワ文庫 読了(61・国内46) 読み終わるのがイヤで、最後のとこはページをめくるのを我慢してたんだけど、我慢の限界で読み終えてしまった……なんで終わるかなぁ、うまこ(泣)。かくなる上は、作者を拉致監禁して続きを……
●昨日の映像● 「巷説百物語 狐者異」テレビドラマ(wowow)
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2005.3.26 かたつむりのスピードで仕事しております。でも書いてるのよ、毎日(涙)。今日は他にこれと言って何もしなかった…… パパもなんか自分の仕事をしていたので、夕飯は外食。夜になって、パソコンの動作が不穏に。再起動をくり返したあげく直りましたが、無気味なのでせっせとバックアップ。明日はもう少し、建設的で健康的な一日でありたいものよ……
●今日の晩ご飯● 駅の居酒屋さんで。
●今日の読了●(敬称略) 「サイレントリー」鈴木光司 新潮文庫 読了(59・国内45)、「アンの青春」モンゴメリ 松本侑子訳 集英社 再読(60・翻訳15)
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2005.3.25 ……負けた。がっかりしたので、日記を書く気力が……
てなこと言っててはいけませんね。まだ終わったわけじゃない。勝ち点では一しか差がありませんから、最小得点差での負けはまだ、不幸中の幸い。いいんだ、あとを全部勝てば！
春になると、肌のつっぱりはなくなり、かゆかゆもなくなるのでその点は嬉しいんだけど、湿度が上がって来ると肌自体は汚れやすくなるので、大人のニキビがぽつりぽつり。やんなっちゃう。息子もそろそろ、鼻の周囲に「ニキビの芽」みたいなぷつぷつが現れています。男の子はホルモンバランスの関係で、思春期にひどいニキビになる可能性があって、顔がでこぼこになっちゃうかも知れないので、要注意ですね。わたしがそういう体質で、ニキビで苦しんだんです。今でも頬とかでこぼこしてる。だけど、親の言うことをまともに聞かないのも中学生。「●井みたいな顔になっちゃうよ！」とさんざ脅かして、石鹸で顔を洗って、せめてシーブリーズか何かで毛穴をひきしめておけ、と言ってるんですが…… 食生活も、肉が好きな子なので、脂肪の少ない肉を食べさせるようにしないとなー。夫はニキビがほとんどできなかったという話なので、体質は夫に似てくれるといいんだけど。
体調は低迷のままです。どうしても上向きにならない。治そうと焦ってはいけないと医者に言われているんですが、長篇のリライトがどうしても書けません。精神的なものだ、というのははっきりわかります。他の小説は、ぽつぽつでも書けるのに、その作品だけ、ファイルを開くと吐き気がして来ます。って、あんまりひどい作品で、というわけじゃないのよ～(笑) むしろ逆で、その作品のことが好き過ぎるみたい。プロとしては失格と思いつつも、小説は脳が書くもので、根性で書くものではないので、いたしかたなし。せめて他の長篇は進めないと……
西武も身売り？フジなんか諦めて、西武買ってよ、ほりえもん。今なら安いよ、きっと。ニッポン放送で独占中継できるし(^^)
●今日の晩ご飯● アンチョビのペペロンチーノ・スパゲティだけ作り、あとはデリカテッセンのサラダとかローストビーフなんかを並べました。
●今日の読了●(敬称略) 「モロッコ水晶の謎」有栖川有栖 講談社ノベルス 読了(58・国内44)
●今日の映像● タイトル忘れました。テレビドラマで、小林薫さんが出て、クレーマー処理を仕事にしている女性が恋愛する話。
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2005.3.24 あまりにもひきこもりっぽいわたしを心配して、パパが車を出してくれたので、御買い物に。その前に、息子が四月から通う新校舎まで車で行ってみました。何かあった時に、車で送り迎えしないとならないかも知れないし。今までの校舎とは場所がぜんぜん違うんですが、車なら、家からの距離はそんなに違いませんでした。今度の校舎は、付属高校の間借りとは言え、体育館もあるし、学校らしい学校という雰囲気。
買い物は、無印用品と東急ハンズ。寝巻きとか雑貨とかこまごまと。サボン・ド・マルセイユの液体石鹸で、パンプルムースの香りを購入。前はオレンジだった。次はラベンダーにしてみよう。この製品は、髪の毛から顔から全身を洗える、合成界面活性剤ゼロのボディシャンプーで、なのに泡立ちもよく、香りがよくて、洗い流した時もぬるぬるしないんです。1500円ちょっとするけど、ガラスのポンプボトルにたっぷり入っているので、お買得。
自宅に戻り仕事。でも頭痛がして夕寝。家から出ると具合が悪くなるのは、やはり鬱病ですかね。
●今日の晩ご飯● デリカテッセンで買ったものいろいろ、並べました。
追伸 あまりにも多い、迷惑メール。検索してみたところ、圧倒的にyahoo関連のアドレスから発信されていました。その件については、ヤフーからも公式に説明が出ていますが、結局のところ、届いたメールをヤフーに通知するくらいしか防御方法がないようです。このままですと、わたしのメーラー自体に受信制限をかけ、yahoo.co.jpおよびyahoo.comからのメールは受信しない方向に考えるしかないと思っています。大変ご迷惑をかけますが、フリーメールを使ってメールを送られる際、できれば、ヤフーではないアドレスからお願いいたします。
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2005.3.23 ライブドアの勝訴は当然と思いつつも、本当に勝ったことに妙に安堵している今日でした。日本の司法判断って、曖昧模糊として、法律以外の「要素」がたくさん入り込んでいる気がして。義理人情とか裁量だとか、そういうものは、まずきちんと法律にのっとって判断した後の話だよね。法律がおかしければ法律を変えるべきなんだし。別にほりえもんの友達でも親戚でも大ファンでもありませんが、今回の高裁判断は、実に「妥当」でしょう。こんな「無理スジ」で勝てると思っていたニッポン放送側の認識が謎。
もうひとつの判決。「手鏡の没収」に、しばし笑いました。
娘が母親を「ネグレクト」してあげくに殴り殺した事件も。この世にある悲しみの数ははかり知れず。
一日、仕事していました。編集者からの催促メールは怖くて開けません。ごめんなさい。催促以外の内容は、タイトルに「安全」と書いて送ってね＞担当様。
まじにあまり、心の状態もかんばしくないので、なんとか日常生活を保っているていたらく。とにかく、牛歩ながら書いております。
と言いつつも、仕事量から言えば、他の作家さんに比較して、怠けているわけではないと思うんですけど……来月も新刊が出ます。久しぶりの花咲慎一郎です(^^) ただ、長篇はまだ完成していませんので、雑誌に掲載していた中編集になります。ハナちゃんは健在、山内も斎藤も出ます(^^) 長篇のように事件が派手ではありませんが、ちょっとだけ、読まれた方の心が温かくなってくださいますように。
昨日の岡山のラジオ局ですが、正確には、山陽放送様でした。4/4の夜、七時半から30分。「夜夢」の朗読が半分、インタビューが半分です。お聞きになれる地方の皆様はぜひどうぞ(^^)
●今日の晩ご飯● パパ製作。大根・人参・さつまあげ・厚揚げの和風煮物。カレイの煮付け。水菜とホワイトブナシメジのおひたし。野菜たっぷりスープ煮(昨日のお残り)。白飯。体調が悪いわたしに気遣って、野菜ばっかりのメニューです。ありがとう。しかもわたしの好きな和食。お肉が食べたい息子にはちょっと可哀想だったけど、でも息子、野菜も大事なんだよー。
●今日の読了●(敬称略) 「都会のトム&ソーヤ １」はやみねかおる 講談社 (57・国内43)
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2005.3.22 所用で外出。外出するたびに具合が悪くなるので、ほんと、困っています。帰宅してしばらくは寝ていないとなりません。
春ですね。なんか、空気がぬるくなって、もったりして来た気がします。春はあまり得意じゃないんですよね。桜が咲くと「ああ、春っていいなぁ」とは思うものの、毎年、春は体調が思わしくなくて。もっとも今年は、２月から最低だけど。
夕方、岡山のラジオ局から電話インタビューを受けました。10分ほどの短いインタビューでしたが、新刊の「夜夢」に関してちょこちょこっと。これまで、ラジオに出たのって短波とＦＭとNHK(と、ロサンジェルスの日本語放送局)でしたが、いつもパーソナリティにインタビューされていたので、アナウンサーからインタビューを受けたのは初めてでした。電話を通しても、いい声だなぁ、と。男性でしたが、声に落ち着きと艶があるんですよね。プロですねぇ。岡山の方しか聞くことができないと思いますが、放送日時がわかったらお知らせします。
●今日の晩ご飯● たっぷり野菜のスープ煮(人参、蓮根、玉ねぎ、スナップエンドウ、金時豆、白いんげん、枝豆、ブナシメジ、エノキダケ)。豚肉と紫蘇とチーズの巻きトンカツ。白飯。わたしは油物を控えるため、カツは一口分だけ)
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2005.3.21 お彼岸ですが、まだお墓参りには行けず。弟のお墓は千葉県にあり、行くとなると、神奈川から千葉まで突っ切って移動しなくてはならないんです。車でも電車でも、ものすごい距離。なので、連休中は諦めました。明日、息子も終業式で春休みに入るので、ちょっと遅れて行こうかな。関西の義父のお参りには行けそうもありません。
仕事していました。なんか腰を痛めてしまい、またひとつ故障を抱えてとほほです。
●今日の晩ご飯● パパ製作。マグロのヅケ丼。油揚げとほうれん草のお味噌汁。大根と鶏ひき肉の煮物。
●今日の映像● 「誰も知らない」(映画・DVD)。上映中は、限られた映画館でしかやってなくて、見に行かれず。やっと見られました。柳楽くん。それにしても、暗い～、というか、やるせない映画だった……。ぶん殴ってやりたいくらい無責任な母親ではあっても、子供を愛していないわけではない。子供たちも母親のことが大好き。それが悲しいのね。実話を題材にしてあるそうですが、実話の方では、どんな母親だったんだろう。子供たちが警察や福祉事務所を頼らなかったのも、離ればなれになりたくないという気持ちと同時に、母親が糾弾されるのを見たくないという思いもあったんじゃないか、って…… 。ただあの母親には、「想像力」が決定的に欠けていた。自分がいなくなって子供達が感じるだろう不安や喪失感に対する想像力が。家賃や光熱費は食費とは別にかかる、という計算力も足りなかった。愚かな女性です。子供の命がひとつ、無駄に失われた以上、愚か、では済まない重い罪です。でも……それでも子供達は、「あの母親」を愛して、待ち望んでいるのよね、たぶん。憎むことができたなら、さっさと誰かに助けを求めていただろう……
遠い遠い昔のことを思い出しました。小学生の時、短い間だけいて、またすぐに転校していなくなってしまった、女の子。やっぱりおかあさんしかいなくて、きょうだいは三人、彼女は長女だった。昭和40年代の東京の下町には、まだ、貧困がたくさんありました。裕福な家の方が少なかった。どの家でも内職をしていたし、給食費が払えない家庭も少なくなかった。そんな中でも、彼女は特に印象的でした。服が毎日同じで、どんどん汚れて、臭くなって行くんです。しまいには担任の女性の先生が、その子の服を学校で洗って乾かしてあげていました。わたしはなぜかうまがあってよく遊びに行ったけど、一間六畳だけの部屋に、家具はなくて、部屋いっぱいに作りかけの造花が散らばっていて、その子とふたりで何時間も、造花を作って「遊び」ました。わたしは楽しい遊びだと信じていた。妹と弟は学校に行ってなくて、でも上の子は小学二年生くらいに見えた。その子は、学校では「嘘つき」のレッテルを貼られていました。実際、口から出るのは荒唐無稽な話ばかりで、自分はものすごいお金持ちの子で、大きな家が別にあって、グランドピアノをひけて、という感じにどんどこどんどこ。でもわたしも同じくらい「嘘つき」な子供で、朝から晩まで、空想の物語にひたっていましたから、違和感がなかったんです。ただわたしの方がずるくて、学校では言わなかっただけ。その子といると、歯止めなく、思いきり、空想物語を喋ることができて気持ちよかった。夕飯も彼女が作っていました。お味噌汁にご飯を入れて煮たおじやが多かったけど、たまに目玉焼きも。わたしも料理をかなり早くからやっていたので、二人で楽しんで作りました。ある朝、突然、その子は転校してしまいました。さよなら会もなし。挨拶もなし。風の噂で、おかあさんがほとんど帰って来なくて、彼女が近所の人にお米や卵を借りて生活していた、というのを聞いたのは、ずっと後のこと。でも彼女の口から、ただの一度も、おかあさんの悪口は出なかった。それどころか、おかあさんは昔、ミス日本だった、というのが、その子の口癖でした。彼女も今はわたしと同じ中年のおばさんのはず。「誰も知らない」を見ることもあるのかな、と、ふと。
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2005.3.20 卒業式でした。と言っても、息子が卒業したわけではありません。去年、入学したばかりだし(笑) 少人数の学校なので、卒業生の父兄だけでは会場がさびしいから、という理由で、在校生の父兄にも召集がかかり、賑やかしに列席。でも、とても楽しかった。卒業証書の文面すら「以下同文」で片付けられてしまう一般的な卒業式と違って、生徒ひとりひとりに書かれている文面の違う証書が手渡され、在校生からもひとりひとりに対して、その人だけに宛てた「送る言葉」があり、卒業生の言葉も、代表が読み上げるのではなく、ひとりずつ、用意した作文を読みあげます。ふだん使っている自然な言葉で、素直な思いや、楽しかった思い出を綴り、マスの一部ではない、「個」としての卒業を噛みしめられる構成でした。生徒の人数が少ないからできるんだ、と言われればそれまでですが、生徒が多い、ということを言い訳にして、トコロテンみたいに卒業させて終わりの「義務教育」とは対極にある卒業式に、あらためて、この学校を選んで良かった、という思いを抱けました。もっとも、子供たち自身は、そうした本当の意味での恩恵には気づきようがないわけで(他の学校を体験していないと比較できないですよね)、生徒の多い学校だとクラブ活動ができていいな、とか、いろいろ思っているみたいですが(^^;;; この四月からは部活動もスタートするらしいので、また新しい楽しみを発見してくれるといいんですが。
子供たちを先に帰して、クラスの保護者の懇親会で駅前のレストランへ。インドカレーを食べちゃった。子供たちはみんなでマクドを食べて帰宅したもよう。さすがに中学生になると、こういう時は楽ですね。自宅に戻ったら夕方だったので、今夜、都内の某所でお誘いを受けていた夜遊びは断念して、美容院で毛染めして来ました。って、昨日染めておけば、卒業式に白髪だらけで出ないで済んだんだけど。
外出したら具合が悪くなり、夕方から寝ていました。夕飯はファミレス。
えっと、とてもたくさん励ましや本の感想などのメールをいただいておりますが、ここのところ、長時間パソコンの前に座っているのがしんどい状態ですので、仕事優先にするしかなく、メールのお返事は出せない状況です。いつか体力が回復しましたら、遅まきでもお返事を出したいと思っておりますが、ちょっとお約束できない感じですので、返事が届かなくても、あしからずご了解ください。読む方は、きちんと読ませていただいております。ただ、最近、きちんとした文章になっていない、友達に送るみたいなものがたまに混じっています。ご存じの通り、メールアドレスを収集する目的の、「友達や間違いメールを装った」フレンドリーなメール、というのが横行していますので、判別のつかないメールは、申し訳有りませんが、削除させていただいております。お返事もさしあげません。読者としてメールを送っていただきます際には、そうしたスパムメールとの区別をはっきりさせるため、「読者であること」を一言書いておいていただきますと助かります。また、オフラインでわたしと直接のコミュニケーションをとられたことのない方から、あまりフレンドリーというかフランク過ぎるメール「メール読んでる？」「雑誌見たよ」みたいな感じのものをいきなり送られてしまいますと、やはり、スパムの類いとの区別がつきません。(個人的には、フランクなメールが嫌いではないのですが、嫌な世の中になってしまいましたね。)スパムの可能性を少しでも感じたメールには返事を出さずに削除、という方針ですので、そのあたりもご理解いただき、適度に加減していただけると嬉しく思います。
●今日の読了● 「三毛猫ホームズの降霊会」赤川次郎 光文社ノベルス 読了(56・国内42)
●19日の読了● 「ブラック・リスト」サラ・パレツキー 早川書房 再読(55・翻訳14) 昨年、新刊で読んだけれど、わたしの方の知識が不足していて理解できないところがあったので、アメリカの「アカ狩り」について、少し勉強していました。あらためて読み返して、これを書いたあとで始まったイラク戦争に対して、パレツキーはどんな思いを抱いているだろう、と、あれこれ考えさせられます。。。
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2005.3.18 長篇と、ゲラとで徹夜してしまいました。一時間くらいは仮眠したんですが、さすがにからだ、ぼろぼろ。なんとかゲラの方は間に合って、昼に銀座までお届けにあがりました。遅れたわたしが悪いのに、ランチをご馳走になってしまい、申し訳ないです……＞実業之日本社様。でも、かまどで炊いたご飯がものすごくおいしかった(^^) お土産に新潟のふわふわ煎餅までいただいてしまいました。恐縮の２乗。ちゃんと、宅配便で戻して間に合うようにしないとね。編集者は多忙な人たちですから、時間を奪ってしまうのも申し訳ない。
というわけで、来月も新刊が出せそうです。ひさびさのハナちゃんでーす(^^) 中編集ですが、相変わらず走り回るハナちゃんをお楽しみください。えっと、時代背景はちょっとぼかしてありますが、1999-2000年頃、近過去、という感じでしょうか。
すでに発売されました新刊「夜夢」(祥伝社)もよろしくお願いいたします。とても美しい、でもちょっと怖い、ワインカラーの単行本です。
なかなか書き上がらないノベルスの書き下ろしで、月末もまた地獄。
●今日の晩ご飯● パパ製作。ホッケの塩焼き。春雨の炒めもの。ワカメとタコの酢の物。小松菜と油揚げのおひたし。ナメコと豆腐の赤だし。白飯。
●今日の読了●(敬称略) 「五十円玉ニ十枚の謎」 若竹七海 他 (企画アンソロジー) 読了(54・国内41)
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2005.3.17 朝の四時に目覚めてしまい、仕事していたら、七時半に息子が起きた時点でお腹がぺこぺこに。昨夜のキムチ鍋にご飯を入れて卵を落として、雑炊にしたところ、これがもう、激うまで、ついつい、お代りしてしまいました……朝から食べ過ぎで胃腸薬。アホです。
今日はなんでか、耳が「キーン」と鳴るんですよね。たまにあることだけど、今日は頻繁。１日ゲラ読みです。
ちょっとテレビつけたら、2000億円とか3000億円とかって数字が飛び交ってました。世の中、はかり知れない。でも我々のギョーカイでも、個人で1500億円の借金をしていた借金王が君臨していたこともありましたが。借金も1500億になれば怖いもんはないですよね。生命保険かけて殺したって利息にもならないし(^^;;;; ああ、お金って……あるところにはある、ないところにはない。春の風が ぴゅーと吹き抜ける 財布かな。宝くじ当たったら何を買う？という定番のクエスチョン。マンションのローンを返す、というところまでは即答できるんですが、そこから後が思い浮かばない。「車のローンを返す」と言ってみたら、配偶者があっさり「車のローンはアドンだから、繰り上げて返しても払う利息は一緒。先に払ったら損じゃない？」と。あ、そうすか(涙)。いいや、とりあえず、当たったらミニMac買おうっと……iPod-Photoも買っていい？
「牧場ものがたり」のDS版をゲット。わーい。でも仕事がたまってるので遊べない。。。
●今日の晩ご飯● パパ作成の予定だったんですが、疲れがたまっていたのか、夕方になって寝てしまったパパ。わたしは仕事していたので時間を忘れていて、七時になって慌てました。ピンチヒッターでわたしが作ったので、手早くできるものばかり。ジャガイモと挽肉のオムレツ。市販の冷凍グラタン。ほうれん草のお味噌汁。白飯。おいしかったし、いっか。
●今日の読了●(敬称略) 「前後不覚殺人事件」都筑道夫 光文社文庫 読了(53・国内40)
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2005.3.16 め、目がかゆいっ！やばいかも～ これってやっぱり花粉症？？ 昨日、外出した反動なのか、今日は再び絶不調。横になったり仕事したりの繰り返しでした。ゲラ読みも休み休みです。とほほ。
●今日の晩ご飯● 税金から解放されたパパがキムチ鍋を作ってくれました。今日のは激うまっ！
●今日の読了●(敬称略) 「追憶のかけら」貫井徳郎 実業之日本社 読了(51・国内38)、「南方署強行犯係 狼の寓話」近藤史恵 トクマノベルス 読了(52・国内39)
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2005.3.15 昨夜から徹夜でゲラ読み。税金計算追い込みのパパにつき合って起きてました。今年から「作家用の申告用紙」というのを使うよう指示されているんですが、これがむっちゃめんどくさい。だいたい、版元からの支払い調書に明細がついてないケースがあるんだもの、どうしろって言うのよ～ 版元によって、本が出てからの支払日間隔も雑誌掲載の原稿料の支払い間隔もみーんな違うし、半額ずつ二ヶ月に分けて払って来るところとかもあるし、支払いを忘れるところすらあるし(^^;;;; 振り込み通知書を廃止しちゃったとこもあるんだから、支払われた明細なんか把握できませーん。やれやれ。支払い調書を送って来ないズボラなところもあるしね。パパ、完徹のまま、朦朧としつつ、昼から東京の税務署へ向かっておりました。御苦労様。
わたしは午後から外出。新刊のゲラ戻しで銀座に出て、実業之日本社担当Ｏ氏と簡単な打ち合わせ。それからお茶の水に。友人と女ばかり五人で、フレンチレストランでお喋りディナーでした。すっごくおいしくて満足。Ｏ氏がホワイトデーだからとくださった(しかしわたしは今年、バレンタインデーのチョコを誰にもあげてない……)チョコレートが、薔薇の花の形をしていてものすごく美しいかった。満足ディナーの最後に、みんなで一個ずつ、いただきました(^^) もちろん、残った分はわたしの秘蔵おやつにするぞ。
東京でおいしいものを食べたりするって楽しいんだけど、帰りの電車がむちゃ混みなのがねぇ。今夜も一時間の乗車時間中、座れたのはラストの10分だけ。暖房がきき過ぎて汗は出るし。京都に20年近く暮らして、通勤ラッシュとは無縁に生きて来たので、首都圏の通勤地獄だけはどうしても慣れられそうにありません。。。
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2005.3.14 ソーシャル・ネットワーキングの方で、友達にしか公開していない日記も書いているんですが、「公開すべきこと」と「公開しないでやりたいこと」との区別って、どうつけたらいいのか、最近、考えてしまいます。というのは、わたしの場合、友達だけに公開しているところでも、あんまりノリが変わらないんですよね。こうやって表に出している時より過激になっているわけでもなく、むしろ、内輪では笑いをとりたい性格(笑)。もちろん、もっともっと小さな、本当に信頼できる友人しか覗けない秘密の場所なんかでは、がんがん過激なことも書いているんですが、そういう「ごく内輪」というのは、誰にとっても自分の「内部」と重なる部分だと思うので、また話が別だし。というわけで、温度の違う二つの「日記」に、この話題はどっちがいいのかな？とか迷っていると、めんどくさくなって来る……
あ、もうひとつの日記が読みたい方は、まず、オフラインでわたしと知り合ってください。ネット上の「文字だけのコミュニケーション」には限界があると思っているので、現実世界で顔をつき合わせた関係を、まず第一にしております。オフラインで友達になれれば、業界人でなくても「もうひとつの日記」が御覧になれるようにいたします(^^) わたしとオフラインで知り合える場所は……そうっすねぇ、オフ会とか、パーティとか、PTAとか？(^^;;;
試しに、特別企画といたしまして、そっちの日記に、今日書いたことを以下にコピー。
『なんでか、今朝から猫がまとわりついて来て、ものすごく鬱陶しいぞー。 ゲラ読みしてるとゲラの上に座るし、キーボード叩いているとキーボードの上に座るし。 ここ数日、猫が大好きなパパが、税金の計算で煮えているので、かまってもらえなくてむかついているらしい。 ちびりん、とか、ねこりん、と呼ばれることの多い子ですが(本名は、ちび)、本日は、じゃまりん、と命名。 うー、またっ。のかんかい～！』
……これのどこが「公開してはいけない」日記じゃ！というツッコミには、耳無し法市。
夕方、テレビつけたら小宮えっちゃんがほりえもんをいじめていました。彼はマゾっけがあるのか、と思うくらいいじめられやすいタイプに見える。まあそれはおいとくとして、耳よりな情報が。彼のコンプレックスは「腹が出ていることと、ワキの匂い」なんだそうで(正直すぎる)、そのワキの匂いを消せる、アメリカ製の強力匂い消しスプレーというものがあるんだそうです。ほ、欲しいかも。夏場に活躍しそうじゃないですか。なのに、おい、ライブドア、売ってないじゃん、あんたんとこで。売れよ、ひとりじめしないで(怒)。
●今日の読了●(敬称略) 「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ 角川書店 読了(49・翻訳13)、「やさしい死神」大倉祟裕 東京創元社 読了(50・国内37)
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2005.3.12 がーん。今日はショックなことが二つ。一つ目はお金がかかるショック。まーた車を壊しちまっただよ～、うちのパパさんがよ～(怒)。税金のことで徹夜が続いていたせいでしょうか、大ボケにボケておられたようで、100円パーキングに車を入れて、お金を払ったと勘違いして払わずに出ようとして、パーキングの装置(下からバーみたいのが出て車止めになるやつ)の上に乗り上げ、慌ててバックして、おかげさまで、バンパーの下の部分をぶち壊しました。。。ううう～。コンビニで買ったガムテープで固定して、なんとか東京から自宅近くのフォルクスワーゲンまで戻りましたが(とれると怖いので、高速は使えず)、保険を使っても、先月、石をはね飛ばされてフロントガラスを傷つけたのを交換しているので、免責は10万(涙)。ああ～。羽が生えて飛んで消えるお金であった。うんもー。罰として、ビール一缶減らす(怒)。
二つ目。住所録ファイルがひとつ、まったく突然、原因不明に、壊れました。……がーん。こっちはお金はともかく、修復できないので、ものすごく手間がかかりそうです(泣)。バックアップはとってあったけど、たまたま、まとめてデータをインプットしている最中に壊れたので、半日かけてインプットした分がすべてパー。しかも、どうもファイルが挙動不審です。そっくり作り替えないとだめかも。。。バックアップ・ファイル自体が、すでに、不正ファイルになっている可能性が高いんですよねー。ノートンさんに出動願いますが。
あ～も～。ついてないぜ。ったく。
●昨日と今日の晩ご飯● 昨日は宅配ピザ、今日はアウトバック・ステーキ。忙し過ぎて、料理ができません。
●3/11の読了●(敬称略) 「おせっかい」松尾由美 幻冬舎 読了(47・国内35)、「辺境の王者 グイン・サーガ�D」栗本 薫 ハヤカワ文庫 再読(48・国内36)
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2005.3.10 すみません、新刊のゲラとか長篇のリライトとか雑誌の原稿とか、二月が不調でほとんど仕事できなかったツケに追われておりまして、日記とかのんびりつけていられなくなりました。ここのところ、たくさんメールもいただいておりますが、当分、お返事が出せそうにありません。ほんとにごめんなさい。とにかく仕事を片付けて、それからゆっくり。。。
●今日の晩ご飯● 外食もお持ち帰り系も飽きて食欲がなくなるので、冷凍庫の食材でできるものを作成。シーフードカレー(野菜でインド風にルーを作り、イカとアサリとスナップエンドウを具に。シーフードは煮込まなくていいので、フードプロセッサーを使ってルーを作ると、インスタントの固形ルーを使うのと手間は変わりません)。串揚げ数種類(生協の冷凍品セット。いろいろバラエティに飛んでいて、揚げるだけだけど、楽しめました)
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2005.3.9 昨日、今日とひたすら仕事。しているのになぜ、進まないんだーっ(泣)。まあね、書いてるのは小説で、封筒の宛名ではありませんから、時間分だけ結果が出るわけじゃないんで仕方ないけど…… さくさく進めたいなぁ。
昨日は弟の誕生日でした。死んだ子の歳を数える、というのは、無意味なことの代表とされますが、弟の歳は毎年、数えてしまいます。本当なら昨日で44歳かぁ。30歳になる直前に事故死したので、弟の時は29歳で停まったまま。なんか少し、うらやましい気も。あと何年生きられるかわからないけど、いくつまで生きても、夫とか周囲の人々の心の中に残る自分は、今よりもっと歳をとった自分なんだよね。なのに弟は、二十代のままでずーっといられる。でも、二十代で人生が終わっていれば、息子もこの世にはいなかったし、作家にもなってなかったし。ま、長生きしたらした分だけ、経験値は増えるから、よしとしましょう。
今日は、３年生との「おわかれ遠足」で、息子は遊園地に。でもきっと、３年生のことはけろりと忘れて、楽しんで来ただけでしょう。。。ダーツやったら景品がとれたとかで、わたしにくれました。なんか、カッパとメロンパンを足して２で割った(って、それ自体、むちゃだぜ)「しとりんちゃん」という商品名のぬいぐるみ。黄緑色で、抱き心地はグーざんす。
昨日、今日と、パパは税金、わたしは仕事で余裕がなかったので、夕飯はできあいのおかずです。
●昨日・今日の映像● 「王様のレストラン2」とCSIを２作。
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2005.3.7 雑誌連載分の原稿で一日。合計40枚強を書いたら、体力も気力も尽きました。とほほ。でもこれだけ書けるんだから、まだ死んではいないぞー(^^:::
前田マリさんの個展で購入した二枚の絵が到着。嬉しいなあ。一枚は正太郎です。リトグラフ。もう一枚は、ちびりんに毛色がそっくりなので買ってしまった、雉三毛の子猫の絵。鼻がピンク色のとことか、顔の下半分が白いとことか、ほんと、ちびそっくりなの。でもちびは背中に一ケ所だけ、白いとこがあるんですけどね。この白い毛のとこがかわいくて、うちでは「おいなりさんからはみ出したご飯」と呼んでいます。宝くじに当たったら、前田さんの絵を買い占めたいなあ。息子の学校が終わってひとりで生活できるようになったら、エアコンのいらない夏が涼しいところに引っ越しして、小さな木の家に住んで、猫の絵をいっぱい飾りたい。で、寒い冬は、南の島で暮らすの。ああ、その為にはあと20年、必死こいて働かんとなぁ。。。
●今日の晩ご飯● 原稿にかかりきりになっていて、父と子は駅のお寿司屋さんへ。お持ち帰りのお寿司を買って来てくれたので、仕事しながら食べました。
●今日の読了● 「あやつられた魂」ステラ・ダフィ 新潮文庫 読了(46・翻訳12)
●今日の映像● いつものようにCSIを一本見て、それから「王様のレストラン」を一話。
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2005.3.6 一日、仕事でした。父と子は上京、仕事場に行って戻って来たけど、あんまり早いのでびっくり。車がどこもかしこも、すっかすかに空いていて、仕事場まで往復して二時間かからなかったそうな。
一時間仕事して三十分休憩、を朝から黙々と繰り返しておりました。
ネットで、DVDを買ったのが到着。昔のテレビドラマのDVDですが、これがもう、高い高い。なんで国内の映画やドラマって、こんな、とんでもない値段をつけるんでしょうか。売る気がないとしか思えない。テレビドラマなんか、再放送を何度も流していてもぜんぜん値引きしない。いろいろと事情はあるんだろうけど、こうゆーことがあるから、テレビ局なんかひとつふたつ潰れてもいっか、って気になっちゃうのよ(^^;;; スポンサーからの資金で放映は黒字になってるはずだし(なってなければ番組自体が成り立たない)、再放送だってスポンサーつけてるんだし、その上、DVDでまで、他のソフトと同じように儲けようとするってのはかなり阿漕に感じますよね。映画みたいに、劇場公開は赤字で、DVDでなんとか利益を出します、っていうなら理解できるけど。ま、HDDの容量が大きいデッキを昨年、買い足したので、連続ドラマも録画しておくしかないかなー。でも必死で録画したのに限って、まとめて見てみるとすんごいつまんなかったりする。。。
●今日の晩ご飯● 昨年の暮れに突然、臨時休業の札を出したまま沈黙していた、近所のとんかつ屋さん。高齢のご主人がひとりで揚げていたので、わわわ、ご病気か何かで……？と心配していたんですが、先日、通りかかったら、何ごともなかったかのように開いていました(^^) で、今夜は息子のリクエストでそのとんかつ屋さんへ。わたしはビフカツを頼み、お肉の半分は息子にあげて、キャベツ中心にもぐもぐ。年季の入ったご主人が包丁で丁寧に切る、ここの千切りキャベツは、本当においしいんです(^^)
●今日の読了●(敬称略) 「三人めのアリス」田中雅美 集英社コバルト文庫 読了(43・国内33)、 「笑酔亭梅寿謎解噺」田中啓文 集英社 読了(44・国内34)、「赤毛のアン」モンゴメリ 松本侑子新訳 集英社文庫 (新訳で)再読(45・翻訳11)
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2005.3.5 昨日、かなり無理してお出かけしたツケがまわって、今日はさんざん。とりあえず朝まで眠れず、仕事したり読書したりして、朝ご飯食べて横になったけど、眠れたのは十一時過ぎでした。二時間で起きてパパがつくってくれた焼きうどんを食べ、午後も横になったり縦になったり。夕飯も作らず。ほんとは今夜、久しぶりに上京される地方在住の作家さんと飲みましょう、というお誘いをいただいていたんですが、とてもそんな元気は出ず。とほほ。
午後、学校に懇談会で出かけたパパが帰宅し、息子が数学の試験中に寝てしまった、と聞きました。また追試かよ～
●今日の晩ご飯● ファミレスで。
●今日の読了●(敬称略) 「ラゴンの虜囚 グイン・サーガ4」栗本 薫 ハヤカワ文庫 再読(42 国内32)
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2005.3.4 自宅近辺では、朝になってから雨が雪に。ほとんど積もらず、昼にはやみました。でも息子は休校で試験が順延。代休が消えてしまった……
午後三時過ぎまで体調が整わず、もう今日は行かれないなぁ、うちで寝とこ、と思っていたら、四時を過ぎてようやくからだに力が入って来たので、東京会館で行われた徳間三賞の授賞式とパーティに出席。所用を済ませてから出たので、少し遅刻。今日は薬のせいで半分、ぼんやりしていたので、御会いした人の名前が全部思い出せません(^^;;; なんとなーく、けっこういろんな人としゃべくった気がする。編集さんには、体調のことばかり説明していて、同じ話を10回くらいしました(笑) 打ち込んでプリントアウトして配ればよかった。公開の日記ではすべて書けませんが、医者には通っております。ご心配かけてすみません。ま、なんとかなるでしょう。あまり考えこんでも仕方ないし、できることをできる速度でやるだけですねー。
二次会の前に、ひかわ玲子さん、図子慧さん、太田忠司さんとお茶。デビューして十年、同業の友人はほんとにたくさんできましたが、このお三方は、ほぼ十年前からのお友達で、なんというか、やっぱり旧友というのは、お茶していてもホッとしますね(^^)
二次会は東京国際フォーラムの中の和食屋さん。おしゃべりが楽しくて遅れて行ったら、ハプニングに遭遇。たぶん、誰かが日記に詳細を書くと思うので、わたしは省略ね。二次会には一時間ほどいて、でも遅く着いたので席がなくて、結局、同じメンバーでしゃべくってました(笑) 体調不全につき、11時前に抜けました。何人か、早帰りの人とJRの有楽町駅までご一緒させていただき、そこで地上に出てタクシーに乗ろうとしたんですが、その前にトイレに行こうと思って適当に探していたら地下で迷子に(泣)。もういっぺん東京国際フォーラムまで戻り、トイレを借り、やっと地上に出てタクシーをひろいました。今夜は初めから、贅沢してタクシーで帰るつもりだったの。なんたってからだが楽だし～。でも、やっぱ高いわ、そりゃ。何枚分の原稿料がぶっ飛んだかと思うと……しくしくしく。
●今日の読了●(敬称略) 「味子さん、殺人です」辻 真先 徳間文庫 読了(41・国内31)
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2005.3.3 雛祭です。うちには男の子しかいないので、お飾りはなし。ちらし寿司くらい作ろうかなと思ってたけど、息子もパパも、「ちらし寿司はあんまり好きじゃない」。うう、風情のない連中だわ。
今日も横になっている時間が長かった。blue daysだというのもあるんですけどねー。それでも20枚くらい書いたかな。まだ今夜も仕事です。
夜になって、しんしんと冷えて来ました。さっきまで空が異様に明るかったのは、低くたれこめた雪雲に、街のあかりが反射していたらでしょう。ぱらぱらと小雨が降り出したけど、天気予報では、東京地方が、36年ぶりの大雪になる可能性あり、とか？
36年前の大雪。朝、起きると、街は真っ白で、シャリシャリシャリシャリとタイヤのチェーンの音が響いていました。さらに降り積もる雪。電車が停まり、学校はお休みに。弟とふたりで、アパート公園(同潤会アパートの内側に作られていた公園)まで勇んで出かけたのに、まだ雪が激しかったせいなのか、子供の姿もなく。ふたりっきりで、膝まで積もった雪の中で雪だるまを作りました。世界中が真っ白で、しーんと静かだった。中学に入ってからは弟と遊ぶこともなくなったので、あの日がもしかしたら、弟と公園で遊んだ最後の日だったのかも。二人とも大学生になってから、六本木のキサナドゥで男の子と遊んでる時、カノジョと踊っていた弟とフロアで遭遇、姉弟でフロアのセンターで踊ってしまったという、笑える記憶はあるんですが……
もうじき弟の誕生日。今年で亡くなってから丸14年。派手好きの遊び好き、六本木大好きだった弟が、六本木ヒルズで遊べなかったのは、今でもきっと、空の上で悔しがってるだろうなあ。弟の遺品のダウンジャケットとかスキーウエア、もうじき、息子が着られるようになります。
ほりえもんの英語力は、わたしとそんなに変わらないかも知れない……(笑) ってか、きっと読み書きは得意なんだろうけど(^^;;;
●今日の晩ご飯● ここ数日、家から一歩も外に出ていないことに気づいたので、ちらし寿司はやめて、回転寿司(笑)
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2005.3.2 今日は少しまし。すみません、ご心配おかけして。ギョーカイおよび読者様からたくさんメールをちょうだいしてしまいました。でも、ひとつずつお返事を出す体力がありませんので、こちらにて失礼させていただきます。温かな励まし等、本当にありがとうございます。
とは言え。いやちょっと、油断していたんですよ。公開の日記ではあんまり本音は出さないようにしていたんですけどねー。ついうっかり(^^;;; 体調が悪いのはまじですが、気持ち的には、さほど最低というわけでもありません。ただ、とにかく仕事の速度がガクッと落ちてしまって、往生しています。それでも今日は、合計で40枚くらいは書いていますから、作家としてはまだ終わってないと思います(笑)
顔がつっぱるなー、と思っていたら、仕事中、エアコンの風を顔に受け続けていることに気づきました。そりゃつっぱるわ。
●今日の晩ご飯● 白菜と豚肉の重ね蒸し。チーズと大葉と豚肉のカツ。春巻。発芽玄米+白飯。
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2005.3.1 ３月です。息子も試験が始まります。やれやれ。
●今日の晩ご飯● 今日は自分に喝を入れるため、せっせと作りました(^^)
マグロのカマの塩焼き+大根おろし。ポトフ風スープ(鶏肉、人参、たまねぎ、大根、ブナシメジ、マッシュルーム)。グリーンサラダ(レタス、かいわれ大根)。スナップエンドウのごま油風味炒め。じゃがいものチーズ焼き。白飯。
●今日の読了●(敬称略) 「ノスフェラスの戦い グイン・サーガ3」栗本 薫 ハヤカワ文庫 再読(40・国内30)
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