■2002年10月14日

ラベルは生産者サンチャゴ・ルイス氏の娘ミラベルさんが、結婚パーティーの招待客に配ったボデガまでの道のりを示した手書きの地図だといわれているのは有名ですね。
サンティアゴ・ルイス '00
(スペイン、ガリシア地方 リアス・バイシャス)
SANTIAGO RUIZ '00  D.O. Rias Baixas ¥2,280 御注文はこちらへ
スペインの、西端、ガルシア地方のリアス・バイシャス地区のワイン。ボデガス・ランという会社の所有するワイナリーですが、創始者の名前が、サンティアゴ・ルイス氏。
リアス・バイシャス
ガリシア地方きっての、白ワインの名産地。
アルバーニョ種という品種の、透明感の有る、ドライな白ワインを生み出します。

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◆影の薄くなる白ワイン◆
複数のワインを飲む時、ビックな赤ワインが控えていると、どうしても、意味も無く通り越してしまう事の多い白ワイン。
お客様が、日本海側(福井県・小浜市)から、「魚を買ってくるから」と一言、言って電話はプツン。そして、到着したのが、脂のよく乗った大きなさばの、浜焼き。こんな時は白ワインが主役。
身近に何も無いので、そのまま身をほぐして頂きました。鯖の香りが心地良く広がり、きれいな酸味とあいまり、ワインが水の様に感じてしまった。高いワインだから、それではいけない。ワイン単品の味わいは、アルバーニョが70%で、単一使用でないための膨らみか、シェイプが効いているのにソフトに感じる。基本的に柑橘系なのに、なぜか複雑。透明感があるのに、ふくよか。この上品な味わいの出方は、確かにスペイン王室御用達に指定されるのは頷ける。
いわしの竹輪にもピッタリで、香ばしさえ感じさせてくれました。
そのあとは、中堅の高価な赤ワインが5〜6本開いて、忘れてしまうはずの味わいが、酔い覚めの翌日でも、その味わいは意識もしないの残っていました。  MAS様ご馳走様でした。


ご質問等は大西力(riki@ceres.dti.ne.jp)まで