■2002年10月12日
ラ・ダム・デ・モンローズ 1999
(フランス メドック サンテステフ村)
La Dame de Monroose 1999 ¥2,600御注文はこちらへ

硬い長熟なワインを生み出す事で、有名なシャトー・モンローズのセカンドラベル。

ボルドーは2000年が素晴らしい年として、今から高値を付けています。どうもその影に成りがちな99年、これがとってもリーズナブルな価格。

今ワインを勉強中の彼が、「一人で飲んでも分からない」と言う事で、開けてくれました。
まず、セカンドラベルのおかげでしょうか、これがもう美味しく飲めるのです。トランスバーゼの意味を込め、デキャンタージュ致しました。

おいおい、美味しいじゃないか、もうタンニンは細やか、艶やか、舌の上がキュルキュルと楽しい。適度な果実味は、今のプレミアムなカリフォルニアの98年にも似て、豊満系。私の超お好みワイン。こんなパフォーマンスを出してくるから、カリフォルニアのワインは高くなったと、悔まれるのだ。それでもカリフォルニアもそれはそれで美味しい!
       話がそれたぁ
で、ついでに、ボルドーはどうしてセカンド・ラベルなど言うのでしょうか? ニューワールド系は、セカンドがその看板で、レゼルブだとか言って、特別扱いするのが通常のような(^^;・・・どちらでもいいはなしかな?

高い位置でバランスさせて、インク、墨汁などの香りとカシスなどの黒い果実味が溶け合い、複雑に入り混じりながらも、押し着せなく素直な味わいなので、開く過程を楽しめるが、もっと基本の飲み飽きしないで、かといって退屈させない。そんな両刃をもったワインだったな〜



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