■2002年10月16日
☆スパークリング
ミゲルトーレス・Brut・ネイチャー
        \2,000
☆白
01エラスリス・シャルドネ \1,150
00ミゲルトーレス・マケウア・
     シャルドネ \1,200
☆赤
00エラスリス・C.S. \1,150
 (ケブラヤ・デ・マクール↓2本)
98アルバ・デ・ドムス \2,200
98ステラ・アウレア  \3,680
96セーニャ  \10,000
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チリワイン会にて(公式チリワインのHPはここ
◆チリ・プレミアムな今◆
個人お宅にて、出張ワイン会でした。テーマは、今は懐かしい、チリワイン。本当にあまり話題にすることがなくなりました。コストパフォーマンスでも、イタリア、南仏あたりが復権して素晴らしい物を出してきている事も事由の一つでしょう。
しかし野性味溢れるパワフルさではやはりグローバルに見ても、群を抜くワイン達でした。
●MT Brut ネイチャー
 素晴らしい外観。瓶内二次醗酵の証、泡が細かい。トーストの香り、酸味は豊かで輪郭くっきり、清潔感ある味わい。心地よいキレ。完全にチリのイメージから、いい意味で逸脱したスパークリングだ。
●チリ・シャルドネ=二本
 作り手も違う、年代も一年違う。しかし価格はほぼ同じ。アーモンドな香ばしい厚みのある、ミゲール。トロピカルなフルーツの味わいのエラスリス。どちらも冬に楽しめる白ワインだろう。
●エラスリス
 このワインが、おおいに健闘。後のプレミアムな三本とは、開いてくれば遜色を見せない。僅かにタンニンが柔らか、ミディアムな印象。ミンティな印象を除けば、レベルの高いハイバランスなカベルネ。これは対決に勝てそう
●ケブラヤ・デ・マクール=二本
 一杯目の印象で、同じスタイルながら、凝縮味がワイン価格の違いになっていて分かりやすい。グリグリと迫る迫力あるアロマとブーケ。シャルドネの樹を全部引っこ抜いて、赤品種に植え替える意気込みは、このワイン達には詰ってる。
生卵ベットリの脂の乗った上質なすき焼にも、卵の生臭味をかき消す勢いでしょう。
●セーニャ
 脱帽。高級ワインの証。繊細さと、力強さを併せ持つ。それゆえ、却ってアタックは控えめに感じてしまった。そのバランスの良さは、ロバート・モンダヴィ&エドワルド・チャドウィックのコラボレーションとの話題の以前の問題として、チリを代表するワインであることには間違いなし。そんなワインが1万円で飲めるのは、ヨシとするか、高いとするかは、個人の価値観に任せたい。



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