本日のワインリスト (参加人数:13名) |
↓リキセレクトワイン |
↓斉藤セレクトワイン |
1R:1,500円までの白ワイン対決 |
(い)キンタ・ド・コーレイヨ ホワイト [2001]キンタ・ドス・ロケス(ポルトガル) ¥966 |
6票 |
(ろ)ブラハム シュナン・ブラン [2003](南アフリカ) ¥1,386 |
7票 |
1R:1,500円までの白ワイン対決(どちらが高そうなワイン?) |
(い)↑ |
6票 |
(ろ)↑ |
7票 |
(い)合計 |
12票 |
(ろ)合計 |
14票 |
予算はワインを購入する上で、一番大切な部分です。その部分を露骨にフォーカスして、飲み比べをしてもらう事にしました。
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(い)
涼やかでドライ、柑橘系もライムよりで、ケミカルな香りがアクセントになった、キリリとした辛口。
(ろ)
果実味を丸く感じさせ、洋ナシ、白い花、ハチミツなどのアロマを楽しませてくれる辛口。
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モロ価格勝負の場合は、まずお客様のお好みを想像します。ワイン会です、参加されている方はそれなりに、ワインに親しんでいらっしゃいます。少しでも高級感を感じていただくワインにせねばなりません。
私は、他のワインとの総額に苦しい物があり、予算を1500円としながらも、それを大きく下回るワインしか選べない。それならばと、透明感のある酸味の物でと、ポルトガルはダン地区のワインとしました。
対する斉藤は、困った時のブラハム。このワインをこの対決で出してきて今まで勝ち続けてきたという縁起も担いでのことか、またこのシュナン・ブラン種の完成度の高さを提案してきた。
結果として
どちらの問いも同票になったのは、間違いではないのです。下のマトリックスでご覧になると、お分かりになると思うのですが、高級感とお好みとが一致しない方が4名。
価格差からすればとても僅少さで2票差で、ブラハム「ろ」のワインの勝ちとなる。
もう1℃でいいので、ワイン温度が冷たければよかったのに〜
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2R:冷やして美味しい赤ワイン対決 |
(は)レンマノ・プレミアム シラーズ・カベルネ 2L(オーストラリア) ¥1,596 ※750ml換算¥599
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1票 |
(に)クライミング シラーズ [2002] / キュムラス・ワインズ(オーストラリア) ¥2,572 |
12票 |
2R:冷やして美味しい赤ワイン対決(冷して飲むに相応しいのは?) |
(は)↑ |
3票 |
(に)↑ |
10票 |
(は)合計 |
4票 |
(に)合計 |
22票 |
冷しておいしい赤は、第3戦美濃氏との対決時に、取り上げられたテーマです。しかしそのテーマは本当にこれからは、販売面においても重要な側面なので、もう一度検証して見たく思いました。
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(は)
僅かなスモーク、アズキ。プラムながら少々生臭いチェリー。あれ?いつもの味と違う。なぜなんだ。
(に)
「アズキなスパイシーさ、口に含んだ瞬間から、オーストラリアのシラーズである事を、ワインが物語る。ビターチョコ、スパイシーさは、少し温度が上がると、格段の美味しさが光る。
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美濃氏との対決時に、私も気がついた。果実味が豊かであれば、少々温度が低かろうが楽しめる。その路線で私も行く事にした。しかし3Rにこだわりがあって、どうしても、この箱ワインしか予算がない(^^;遊び心も含んで、選びました。
斉藤は冷した時にでも、強調されないキメ細やかなタンニンを持つものとして選んでみたが、その思いとは少々離れていた。
結果として
爆笑の対決となった。観客の皆様は、まさか、このようなワインがこのテーブルに出てくるなんて想像は出来なかったのでしょう。これとて、パーフェクトで負けたわけではない。
私の個人的な意見では、冷して楽しむには少し、高価なワイン過ぎる気がしてならないのは考えがもう古いのかな?だから冷して相応しいと考えられ、投票した3名の方には、分かって頂けた気がした。
また、箱ワインの残念な所は、サービスの都合上、別の瓶に移さねばならなかった。事実上デキャントしている事になる。それがこのレンマノには苦しかった。
もう少し、突き詰めねばならないテーマです。
意外性を衝いたセレクトは時に盛り上がります。
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3R:カベルネ・ソーヴィニョン対決 |
(へ)ガリアム カベルネ・ソーヴィニョン [1999](カルフォルニア) ¥4,179 |
11票 |
(ほ)ピーター・レーマン カベルネ・ソーヴィニョン [2002](オーストラリア) ¥1,942 |
2票 |
カベルネ・ソーヴィニョンは、色々皆さんの意見を頂き、品種名を表示したセレクトの重要性を感じた。だから先週と同じテーマながら再度、行うことにしてみた。
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(ほ)
明るい果実味には完熟プラム、完熟カシス、そしてバニラにアクセントのようにミントな香りが追いかける。そんな豊かな果実味に、細やかなタンニンには印象高し。
(へ)
土ごぼう、鉛筆の芯、干したての布団、森林系の張り詰めた香り。果物、醸造に関するアロマから、そろそろ熟成過程上のブーケが見え始める。
カベルネと決まった時には、絶対にこのワインを出したかった。個人的に飲んでみたかった、というのもある。ガリアム。ナパの中でも、サブ・リージョンでスプリング・マウンテンを表示できるワインです。このサブ・リージョンは私の大好きな地区でして、皆さんにどれだけ指示いただけるか、楽しみだった。
予算的配分の中で、コストパフォーマンスを思えば、オーストラリア主張するのは、私の主張、その中でも素直にカベルネ・ソーヴィニョンを表現しているピーター・レーマンを選んでみた。
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結果として
これとて、パーフェクトにはならなかった。ピーター・レーマンの味わいが「うん、やはり私の味わい」と結果以前で、ワイン名を眺め納得されている方も。ワインの美味しさを比較というより、好みの差が大きな分かれ目となった。それからすれば熟成の香りが入ってきたガリアムは、その複雑さから、少々飲み手を選ぶように思えてならないのだが、この得票の多さには、少々喜びが隠せませんでした。
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投票数合計 |
Vin du 268 大西 リキ
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27 |
Vin du 268
斉藤龍一郎
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38 |
二勝一敗で斉藤の勝ち |
斉藤君へ
久しぶりといっていいぐらいに、やっと勝てましたね。それはそれでよかったのですが、とても私は悔しいです。
あと正確には一戦を残すのみですね。只今5勝4敗ですね。もう一戦、頑張ってみてください。
個人的後悔
今回は、ワナを仕掛けるように、トンでもないワインを2Rに仕込みました。これをボトルに移し変えないで、そのままのあのタンニンの少ない完熟チェリーをもっと楽しんでいただけたら。白では、あの僅差、もう少し低い温度で、あのクリアーな酸味を楽しんで頂けたら、、、と、サービス面で後悔を残した、久しぶりの対決でした。
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