<<2000/09/18>>
 
             
THE KRONICLE OF KRONIC
 
Playback Kronic vol.44

なかなか「腐肉モード」を脱出できずに弱っていたのだが、やっぱり阪神タイガースが元気をくれたよ。甲子園に帰ってからは連日名勝負!なんと三連勝でシリーズに王手をかけた。夢か魔法か?ホントに不思議な球場やねえ…現地で見たかったな、金本兄貴のホームラン。(2003年10月に編集したものです)

さて、我らがアダムス君、忌まわしきPPV「フォール・ブロウル」が終わってホッとしたのもつかの間に新たな試練が?!ま、この日は寸劇出演中心のコミカル・クロニックだった。
そうそう、昔むかし「the other side」ってクロニックのいつもと違う一面を収録したDVDを作ってね、私はそれがいたくお気に入りなんだが、その中でもピカイチの出来がこの「ナイトロ」なの。さすがにビンス・ルッソーはクロニックの生みの親だけあって使いどころを心得てるねえ。この後は「天敵」の直接介入により、クロニックの立場は悪くなって行くのだけど…。
とにかくアダムス君、クラーク君の表情が良くアップも多いので、iMovie処女作「アダムス君の憂鬱」(懐かしい、恥ずかしい…)や「週刊アダムス君」初期号にも、この回の映像をよく使っていたものだわ。

 
Internal Affairs
"MONDAY NITRO" 2000/9/18
from SAMURAI!"NITRO2000"

「ナイトロ」の制作総指揮=ビンス・ルッソーは悩んでいた。部下であるはずのJJ(ジェフ・ジャレット)には軽くあしらわれ、BPP(スコット・スタイナー)にはことあるごとに暴力をふるわれる始末…そんな状況打開のため、起死回生の作戦開始。
控え室のJJとBBPに「クロニックをどう思う?」なんて聞いてみる。「クロニックなんか屁でもねえ!」と吐き捨てるBPP、「同じ技しかしないし、面白くない」と冷静に分析するJJ(あ、痛いトコロを・笑)。しかし二人の発言はしっかりテープに記録されていたのだ。それをクロニックに聞かせて、JJ&BPPにクロニック・ペインなお仕置きって魂胆ね。なんてシンプルな作戦なのかしら。
テープ配達を依頼された野心家=マイク・サンダースは「ルッソーさんに気に入られた!」と大喜び。ウォークマンで音楽を聴くクラーク君に忍び寄ってテープを手渡す。「これは何だ?」「見てわかんないか?テープだよ」「そりゃ解るけど…何だよいきなり?」「いいから聴いてみろって」ってなやりとり後、怪訝な面もちでテープをセットするクラーク君…。



「おや?変なニオイがするね?…コレはクロニック…クロニックじゃないか!」失敬なコミッショナー=キャットのところに怒り心頭のクロニックがやって来る。アダムス君の額には、クラーク君に貼ってもらったと思われる絆創膏…痛々しい。
「問題が起こった。キャット、これを聴いてくれ」「あたいはヘビメタなんかキライだよ」「ヘビメタじゃない、JJとBPPが俺たちをバカにしてたんだ。あいつらをぶっ殺してやりたい!」「お安いご用さ、試合を組んでやるよ!あんな連中、叩き潰してやんな」と、いとも簡単にその日のカードが決定しちゃったよ。
やはり、クロニックのイメージって「ヘビメタ」やねんな。「好きなアーチストはアバとかビージーズ」(時代を感じる「ディスコ世代」クロニック)とラジオで言ってた気もするのだが。(笑)


Scott Steiner and Jeff Jarrett d. Kronic

いつもに増して気合い十分の表情で入場するクロニック、観客の受けも良い。アダムス君カッコいいねえ…日本にもその姿で来ておくれ。ところが会場に「アォォォ〜ン!」…オオカミの遠吠えで始まるお馴染みのテーマ曲が鳴り響いた途端、アダムス君の顔は見る見るうちに曇ってしまう。そう、JJ&BPPの代わりに登場したのは、アダムス君の「天敵」=ビッグセクシー・ケビン・ナッシュ…タイガー服部さん曰く「同じタイプのナッシュが現場責任者だと良いポジションが与えられないんですよね〜」。確かに「巨漢なのに美形」というアニメでは考えられないキャラの二人(「シュラト」のリョウマはちょいソレ系ね)でもなぜアダムス君はビッグセクシーって呼ばれないんだろう?(「そら全然セクシーちゃうからやろ?」by弟)



ともかくエントランスには若い衆を数人引き連れたナッシュ兄貴が陣取った。「JJとBPPを待ってるんなら来ないぜ。今日はウチの若いのと対戦だ」との発言に不敵な笑みで応えるアダムス君がいじらしい…。
一番手M.サンダース&ジョニー・ザ・ブルを秒殺(アンタ、ホントにレスラーかよ?>サンダース)、二番手チャック・パルンボとリノは若干抵抗するもののハイタイム葬…いとも簡単にやられちゃうんでナッシュ兄貴もちょっと驚き?で、最終兵器のショーン・オヘイア&マーク・ジンドラックが投入される。それにしてもショーン・スタージャックは何してんの?(笑)
ところが、手招きして待つクロニックを後ろからJJとBPPは強襲!鉄パイプでなぎ倒され、あっという間にフォールを奪われちゃった。ええねん、ナッシュ兄貴とクロニックの世にも美しいスリーショットが見られたから。
さて、ビンス・ルッソーのこの後の運命やいかに?ってのは「ナイトロ」本編をご覧あれ!



で、これが生首さん垂涎?の「WCWアーカイブス」を整理中に発見したシーン。メインエベントのスティング&ブッカーT(善玉チーム)対JJ&BPP(悪玉チーム)でスティングの加勢に駆けつける。今思えば、スティングをヘルプっての多いね、仲良しなのかしら?ともかく、やられっぱなしのクロニックではなくて良かったよ。


「絆創膏になりたい!」とマジに思いましたよ、私は。(笑)

KRONIC?

MATCHES

PICS

PLAYBACK

WEEKLY