ねこさんの意見書


【コンセプト追加の提案】

送り手とファンとの距離を縮めたい

解説:
 過去、SF 界は送り手とファンの距離が非常に短い世界だったと思います。
 しかし、SF がその本質的な部分はどうかという問題は別にして、世の中に広く認 知されるにしたがって、また送り手側の各メディアが巨大化してゆくことによって徐 々に両者の距離は開いてきたように思います。
 そして、このようにして SF 界が通常の商業的構造を持つようになったことが昨今 のファンダム活動低下の一要因になっているのではないでしょうか。
 そこで、SF 大会の意義を考えるとき、他のメディアでは考えられないような送り 手とファンの一体感のようなものが実現できれば SF ファンとして大会に参加した体 験が心に残るものになるのではないかと考えます。

【プロに対する態度】

SF 作家にとってはファンは「お客様」であるとともに仲間である

解説:
 SF 作家(小説に限らず、マンガ、映画その他なんでも)にとって SF ファン はいわば「メシの種」であり、政治家にとっての票田のようなものです。
 そのファンによる年に一度の全国大会は、ファンサービスの場であるとともに、PR の場所でさえあります。
 アイドル歌手や政治家でさえファンクラブや地元の有権者に熱心なサービスをする のが当たり前の状態で、自らも SF ファンであるはずの送り手たちが SF 大会に協力 するのは当たり前であり、SF という文化によって生計を立てる者がそれを盛り上げ てゆくような努力を怠ることは職業上の怠慢とさえ言えるのではないでしょうか。
 このことは、更に作家だけではなく出版社、映画会社など SF によって恩恵を受け る全ての者達に当てはまると考えられます。
 SF の送り手が最もアクティブな SF ファンであるならば、そうした人達の協力は ごく自然であり、かつ趣味人の集いとしても健全な方向ではないでしょうか。

【ローカルコンベンションとの差別化】

SF 大会は唯一にして最大の SF 界公式イベントである

解説:
 前項目に関連して、SF の送り手たちが無条件に協力するべきなのは日本 SF 大会以外にはありえません。
 逆にファンの側から見れば日本 SF 大会には他のローカルイベントには無い驚き、 つまり「あの有名な作家まで我々ファンの為に骨を折ってくれている」と言う部分が 必要ではないでしょうか。
 つまり、ファンの自主運営による SF 大会であっても、各種印刷物のイラストや文 章などについて、第一線のプロに協力してもらうことを控える必要はどこにもないと 考えます。
 例えば、「はまなこん」の「HC」と言う文字をあしらったイラストを加藤直之、鳥 山明、永井豪、菊池通隆といった人たちに無償、無条件で要請してもなんら問題では なく、SF 大会はそれだけの権威を有する必要があると考えます。
 さらに、方法論としては作家本人だけでなく出版社、作家クラブ、各ファンクラブ などにもこのコンセプトを十分理解していただくよう努力することが必要となりま しょう。
 つまり、SF 大会や連合会議は SF 界における圧力団体であるべきだと思います。

NOTE>> BS, l, L, Q, I