データマップは、縦軸:回転数、横軸:負圧の2次元である。
この2つのパラメータがわかれば、大方のマップ読み取り位置が分かるはず。
(細かく言えば、ECUの中で軸の再割り当てを行っているのだが。)
回転数は、単純にタコメータで認識できますね。。
一方の負圧は、マップセンサーの電圧値を読めればOK。
電圧を表示する方法はいろいろあるが、数字を表示するデジタル表示は、過渡特性(急
激な変化)に弱く、表示する数値が細かければ細かいほど、チラつきも多くなり、視認性
は低下する。
アナログメータ方式が有効となるが、針式のメータは振動に弱く、自動車の中で使用す
るには好ましくない。
そこで、バーグラフ方式のデジタルメータで表示させることで、お互いの長所を生かし
たものとしました。
オーディオレベルメータ用のバーLED(黄色8点、赤4点)を使って自作。
黄色から赤に変る所がマップ左側の2列になるように調整しておきます。
これを、懐かし?のカセットケースに入れ、ステアリングコラムに取り付けます。
このマップセンサーモニター。LEDのため、夜でもよく見えます。
タコメータや、前方を見ていても目に飛び込んでくるので、確認用にはGoodです。
こういうTOOLは、安価ながら、いろんな車種に応用できるので、重宝します。
マップセンサーをモニタする上での基本的な知識をつけておきましょう。
マップセンサーはインテークマニホールド内の圧力を読むものです。
レベルメータは、真空になれば、振れなくなり(点灯しない)、
大気圧になると全点灯します。
アイドリング時は、スロットルが閉じています。
空気の入る量はアイドルバイパスのみとなり、エンジン内部への吸い込み
により真空に近くなります。(1目盛り点灯)
スロットルが開くと、大気圧に近くなり、全開でほぼ大気圧(=760mmHg)
になります。(9目盛り点灯)
そして、全開状態を続けていると、回転の上昇によりエンジンの充填効率
が下がり、やや真空になるのです。