チェンマイ(Chiang Mai)
その2

ローイクラトン(Yi Pin)

タイの2大イベント(←勝手に決めている。)のうち、ソンクラーン(チェンマイその1参照)は以前に体験したので、今回は、残りのローイクラトン(灯篭流し)を見に、母親と行きました。日程は、11月の満月の日(川の水位が高くなり、灯篭を流しやすいから、、、だそうです。)。チェンマイではローイクラトンのことをイーピンと言うらしいです。


ピン川に流れる灯篭(左)と夜のパレード(右)

ローイクラトンは、本とは、スコータイの方が静かで良いらしいです。チェンマイは、というと、それはもう、、、良く、死人が出ないものだと思うくらい 花火、爆竹がすごくって、まるでお祭り騒ぎ。朝の4時まで爆竹の音は鳴り止みませんでした。灯篭流す時も、どっかから爆竹や、花火が飛んでくるんじゃないかと、ヒヤヒヤしながら手を合わせた。また、寄りによって、うちの母親は、爆竹が大っ嫌い。「目を閉じると、戦場にいるんじゃないかと錯覚してしまう、、、」と言っていました。でも、火のともったろうそくを乗せ、灯篭の流れる様子は、かなり幻想的。

売られている灯篭買って流した灯篭

灯篭は、ピン川沿いにいっぱい売っている。バナナの幹をベースに、葉をまいていろいろな形にしたのと、花でかざりつける。こんなにバナナの木を切っても大丈夫なのかしら、、、と心配になるほどの数売られている。買わなくっても、見ているだけでも、個性があって、楽しい。特に、学生が作ったのがなかなか、シンプルだけど、安くって、しかも、売っている学生も愛想が良くって、かわいいかった。買った灯篭は、メイン会場(灯篭が流しやすいように川の上に少しせり出した足場が組んである。場所は、市場を400mほど川上に行ったところ。)まで持って行き、お願い事をして流すのだけど、その時、コインをのせて流す。でも、川下にはちゃ〜〜〜んと、棒を持ったおばさんと子供がスタンバっていて、その流れてきた灯篭をかき集め、灯篭にのかったお金を集めている。おばちゃんに灯篭がつかまらないように、母親と、工夫して、流したが、あっさり盗られてしまった。

膨らまし中夜空に飛んで行くコンファイ

母親の心をとりこにしたのがこれ。コンファイというのだけれど、写真のように、ぺっしゃんこのコンファイを火であぶって十分膨らんだところで、手を離し、闇に放つ。紐のついていない火付き凧?この時期、空を見上げると、でっかい星がいっぱい空にぷかぷか浮いているように見える。日本なら、消防法で、一辺に禁止されそうな、でも、どこまで飛んで行くんだろうと、ちょっと不思議で、ロマンチックな気持ちになるものだった。
この旅行中、母の「あれはなあに?」を30回以上聞かれたので、名前の聞き方を教えてあげた。「荒井注を思い出して、チューアライっていってごらん。」ちょっと目を離したスキに、母がいなくなったと思ったら、タイ人の輪の中に。名前を聞けて、大変満足げだった。
今でも、空を仰げば、あんな物がぷかぷかしてたらなぁ〜っと、懐かしく思う。


AsiaへJumpへ戻る