チェンマイ(Chiang Mai)

ずぶ濡れのソンクラーン(タイのお正月)
(4/12〜15/'95)

タイのお正月は4月13日〜15日。この頃タイでは、日本のお正月のように民族の大移動がおこる。会社は休みとなり、田舎にかえるのだ。そして、特に北部を中心として、壮絶な水かけ合戦が繰り広げられる。ソンクラーンは水かけ祭とも言われています。
下の写真、道が濡れているのは、雨が降ったのではありません。みな、びしょぬれなのも、みんなでプールに落っこちたからではありません。水の掛け合いでこんなになってしまう。なにも、こんなにびしょ濡れになるのに1時間とかからない。


お堀周辺

ワンニ〜・ペン・ソンクラ〜ン♪(今日はソンクラ〜ン)、、、と、どこからともなく聞こえてくる(また、この曲が耳について離れない)。トラックの荷台には大きなドラム缶と、水鉄砲や、バケツを持った人を乗せている。この頃チェンマイの人は青い服を着ていて、まるで、これから”いくさ”にでもいく兵士???のよう。路上では水道の蛇口にはホースがつながれていて、うれしそうに大人や子供がその蛇口を持っている。水鉄砲って、タイのソンクラーンの為にあったのか、、、と気がついた?それにしても、チェンマイの4月の水道代って一体どうなっているのでしょう?
4月13日は午後からはRatchadamnoen Roadにてパレードがみられ、終点はワットプラシン。ワットプラシンでは、手首に白い紐を巻いてくれます。夜は映画や、ゲームが行われます。


ソンクラ-ンセット
まず、水鉄砲、少なくともバケツがないとはじまらない。、、、というか、手ぶらで行けば、腹が立って悔しいだけである。大切なものは、ビニール袋に入れておくこと。カメラはビニールをかけるか、使い捨てカメラがお薦め。そんなアホな、、、と、お思いになるかもしれませんが、服のままプールに飛び込むつもりで外に出てください。そうそう、、、女の子は、濡れたら透ける服にはご注意を。。。そして、タクシーなど、車に乗ったなら、すぐ、鍵をかけてください。でないと、勝手にドアを開けられて、水をかけられます。窓を開けるなんて、とんでもないことは考えないように。バイクに乗るのなら、真横、正面、、、あらゆるところから水をかけられ、突然前が見えなくなることもあるので、気をつけて運転すること。タイではヘルメットをしないので、耳に水が入ったりもします。体力自信のない方は、ホットシャワー付の宿を選ぶことをお薦めします。いくら暑いとはいえ、体が乾いたと思ったら、水をかけられ、、、で、夕方は、寒かったです。また、この時期、ゆっくり観光などもできません。ワットドイステープへは、渋滞で倍以上の時間がかかります。でも、みんなの楽しそうにお参りに行く姿が見ることができます。


お化粧をしてもらった女の子

何故、私がタイが好きになったか。。。それは、この水かけ祭(タイのお正月:ソンクラーン)に参加してからである。じゃぁ、なぜ、水かけ祭に参加することにしたか。それは、私がソンクラーン生まれ(4月13日が誕生日)だからである。
観光客でも、仲間に入れてくれる(というより、逆にターゲットになりやすい)。 みんな、ほんとに楽しそうな笑顔で、水をかけにくる。この、雰囲気、寛容さ、くったくのない笑顔、そして、カメラを向けると、カメラを気づかって水をかけるのを遠慮してくれる細やかさ(でも、撮影後に思いっきりかけられた)、、、これら、すべてのことで、私にとって、タイが忘れられない存在になった。


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