M.Ikeda的解説
〜なぜこのシステム構成にしたのか〜

 

デジタルAVプリアンプ puri.jpg (4295 バイト)       
SONY TA-E9000ES 定価 200,000

まずはデジタルAVプリアンプから説明しましょう。
これは、全体を構成する上で一番のかなめになります。
なぜかというと全ての音を集めて、
自分好みの音に加工して送り出す役割だからです。
料理に例えるなら、
調味料になるのかな?
どんなに食材が最高の物でも、最終的な味付けが
自分
好みでなければ、食べても美味しくありません

では、
「TA-E9000ES」はどんな風に味付けして音を出してくれるのでしょうか?

このAVアンプは他のAVアンプに比べると、音場をかなりの範囲で調整できてしまうので、薄味から、こってり味まで幅広く味付けが可能です。

しかも、すべての音場処理を
デジタルで行う為、音の劣化をほとんど感じませんアナログで音場処理を行うと音の劣化が激しく聴くに堪えない音が出ます。(これがサラウンドを嫌う人の理由になっている)

あえて欠点を上げるなら、調整の幅があり過ぎる為に最初のうちはどう調整したものか分かりにくい
点です。

 

CDプレイヤー cdp.jpg (3324 バイト)
SONY CDP-XA50ES 定価 98,000

次は、CDプレイヤーです。
この
「CDP-XA50ES」は、ストレートで緻密な音質なので選びました。
あくまでも
味付け「TA-E9000ES」任せることにします。
あまりいろんなところで、味付けをすると何がなんだか分からなくなります。

CDプレイヤーを、料理に例えるなら、
食材になるかな?
食材悪いと、どんな風に味付けしても美味しくなりません

このCDプレイヤーの最大の特徴と言えるのが、SONY独自?の
「光学系固定方式メカニズム」です。
通常はCDを回転させ、光学ピックアップを動かしてCDを読取るのですが、「光学系固定方式メカニズム」では、光学ピックアップを固定してCDを回転させながら動かすという方式です。
これによって、
安定した正確な読取りを実現しています。(同価格帯のプレイヤーでは比較にならない、同価格以上のプレイヤーと比較しても負けない音を送り出します)

他のCDプレイヤーに無い安定した正確な読取りをするので、M.Ikedaは
「CDP-XA50ES」を、CDの読取り機として使っています。

D/A及びA/D変換(音の劣化)を少なくする為に、デジタル出力(光端子)から光ケーブルを使用して、
「TA-E9000ES」にデジタルのまま入力しています。こうすることで、D/A変換の回数が1回で済みます。
今のところ
「CDP-XA50ES」不満は、全くありません

 

パワーアンプ (5チャネル) p.jpg (2971 バイト)
Nakamichi PA−1 定価 220,000

このパワーアンプは、
すごいの一言に尽きます。
本来は、「CA−1」という同じ Nakamichi から出ているAVプリアンプとセットで使うパワーアンプです。
こいつの音をはじめて聴いた瞬間、まさに
運命の出会いを感じてしまいました。

溢れ出んばかりの
パワーと、緻密な表現力、しかも5チャンネル分が、この1つの箱に入っているなんて!!

サラウンドをやる上で1番の問題だと思うのが、パワーアンプの置き場所です。例えば、2チャンネル+3チャンネルだと2台分、モノラルなら5台分必要になります。部屋が大きければ問題無いのですが・・・、狭い部屋なので、そんなに置けるわけがありません。
5チャンネルで1台、
省スペースにも、大変満足しています。

音の傾向は、低域〜高域まで均等に力強く、しかも1つ1つの音が混ざらずにしっかり表現できています。

これを買った後も、色々なパワーアンプを試聴しているのですが、
「PA−1」
を超えるものにはまだ出会っていません。(価格が何百万もするものは除きます。同価格帯での話です)

しかし、
あえて欠点を上げるなら、発熱が凄い、どのくらい凄いかというと、ちょっとした暖房器具になる程、
熱い

 

フロント&リア スピーカ sp.jpg (2886 バイト)
BOSE 301AVM 定価 86,000 (1ペア)

お次は、スピーカですが、
「301AVM」を選ぶのは大変でした。
なぜ、大変か?
それは、スピーカは
駆動するパワーアンプで音の傾向がガラリと、変わってしまうからです。(それほどパワーアンプの影響を受けてしまう)

そんなスピーカですから、店頭で試聴しても、各店舗で駆動しているアンプが違う為に同じスピーカでもバラバラの印象を受けます。
だから、自分が選ぼうとしているアンプと同じ又は音の傾向が似ているアンプで駆動しているスピーカで比べないといけないのです。
その為に、多くの店で
アンプ繋ぎ変えてもらったりして、聴き比べていたので2ヶ月以上悩んでしまいました。

このスピーカの特徴は、
奇妙なユニット配置にあるでしょう。
ツィータとウーファの2WAYスピーカなのですが、ツィータが2つがありそれぞれ別の方向を向いて配置されています。これがBOSEの
「ダイレクト/リフレクティング」というやつで、自然な間接音広いリスニングエリアを生み出すものです。

音の傾向は、低域はこもらずに力強く、中域〜高域は澄んでいます。

このスピーカを
2ペア(フロントとリア)で使用していますが、リアにフロントと同じスピーカを使うなんてもったいないと思うかも知れませんが、表現力がアップしますのでおすすめします

 

サブウーファー abc.jpg (3496 バイト)
BOSE ABC (AM-01CU) 定価 73,800

さて、サブウーファーですが、この「ABC (AM-01CU)」は「サブ」なんていうにはもったいない気がします。

「ABC (AM-01CU)」の特徴はBOSEの「アクースティマス」という重低音再生技術ですが、これは歪のない重低音を生み出し、部屋の何処に置いても良いというなんとも凄いものです。

この
「ABC (AM-01CU)」から出てくる重低音は、非常に澄んだ低音「ドッ」と切れ良く吹き出してきます。

ただ、
カタログにあるように部屋の何処に置いても良い
というのは、部屋の形状にもよるのでしょうが、ちょっと違うみたいです。

セッティングは
重低音出過ぎて(暴れ馬のような)、非常に苦労しました。

 

AVラック
TAOC SS-5 定価 88,000 重量51kg

このラックは重量が51kgもある組立て式のラックです。
家に配達された物を部屋に運んで、組立て及びセッティングに丸1日掛かりでしたが、ラック自体の重量がある為、設置後の安定感はすばらしいものがあります。

このAVラックにCDプレイヤー、AVプリアンプ、パワーアンプ、サブウーファーを置くと、ラック自身の重量も含めて、なんと
総重量約110kgになっています。(到底一人では動かせない。)

 

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