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投稿日時: 2001/09/03 23:32:10
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マキニュウム「休憩島」を観た、気がする...

投稿者: SATOU
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こんなタイトルになってしまったのは、観終わった後、希薄な感じに襲われたから
だけれど、だから悪かったとは言いません。 芝居を観に行ったりするのは非日常
を体験する楽しみなんだけど、芝居の内容があまりにも日常すぎるとこれを観た時
間は日常の延長で小屋から出ても日常で、へ?・・・?と満月の綺麗さにただ見
入ってしまうのでした。
休憩島は時の首相が日本人の癒しの構造改革の一環で疲れ切った精神を回復させる
楽園生活の提供なんだろうけど(なんて勝手に解釈している。この後もずっと。)
どうやら年齢制限があるらしく高齢と低年齢層ははずれになるらしい。
それとも登場した人物達の年齢がもっとも適齢期なのだろうか。
それとも作者の対人関係層の現れなのだろうか。
それにしても元教師の高橋さんは同じ言葉を執拗に怒鳴り繰り返すのだった。
あれじゃ、生徒は耳に栓をしてしまうだろうなあ。 まるで、スポンサーが金出す
から仕方なく作られたどうでもいい番組の言葉の同時テロップや映像の繰り返しを
見せられているようで、ゴングを打ち鳴らしたい欲求に駆られてしまったのでし
た。 ああ...休憩島へ来る人たちはどこから来てどこへ行くのだろう?
ここへ来て自己を見つめて絶望を知るくらいならあっちで希望を夢見ていた方がい
い...なんてね。
小屋を出て空気がいつもと違っていてネオンがいつもと違っていてすれ違う人の声
がいつもと違っていてどこまでも歩いて行けそうな気分になれる芝居、観せて下さ
い。


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