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投稿日時: 2001/03/05 01:09:25
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観劇レポート『斜里町手づくりシアター』

投稿者: ずっこ
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平成13年3月4日(日)15:00〜ちえりあ
『創作舞踊「露営の歌」歌謡舞踏劇「風雪流れ旅」』

客席は斜里町縁の人々で埋めつくされ、年齢層の高い事!予想通りです。
ほぼ、満席です。

まずは、創作舞踊。
藤間流の創作日舞です。
「露営の歌」「母ごころ」「岸壁の母」「戦友」「異国の丘」「長崎の鐘」
見事に客席のハートを掴むテーマで、客席の涙を誘っていました。
踊りのレベルも高く、参加する事に意義!なんて甘い考えはしていない見事なものでした。
ジャズダンスの振り付けもありました。びっくり。
シルエットや、照明が効果的でした。
舞台効果を考えに入れた日舞を初めて意識して見たように思います。
うちの公演「愛しきは」のシルエットより、よかったです。
テストは、きちんとしなくてはいけませんね。

歌謡舞踊劇は和風ミュージカルでした。
途中、歌あり踊りありなんだから、まちがいない。
子供の時の病気が元で失明し、辛い修行の末、三味線で身を立てる青年の物語。
まさに「風雪流れ旅」
人情物語、と、いうのでしょうか。
予想以上に自然な芝居で、生き別れた母親と巡り会うシーンは泣けちゃいました。
肩に力が入らない芝居に好感が持てました。
うまくはなくても、心から溢れるセリフが真実に迫ります。

うまい人達が沢山出た芝居でも、おもしろくない、腹が立つものが沢山あります。
技術的にはへたっぴーでも、心に伝わってくれば、十分観客を魅了するものです。

隣に座ったおばあちゃんの独り言。
(創作舞踊の戦争シリーズを見た後)
「今の若い者は兵役が無くて幸せだね。
 だけど、無いから、あんなになっちゃうんだ。
 自衛隊でも一度入るようにしたらいいのにね。」
厳しさを身を持って知っている大先輩の言葉に、複雑な心境です。
あ〜、このだらしない生活を正さなくては・・・


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