りょうすけの成長記録1997年版

96年12月からの日付順の成長記録です。たまにしかつけてないので、成長記録といえるかどうか。


96年10月ごろの写真


96年12月ごろ
亮佑は母親をよぶのに最初は「ママ」といえなかった。あとでわかったが、マ行の発音ができなったためだった。おそらく本人はママといっているつもりでも、周囲には「パパ」としか聞こえなかった。 
それに気づいたのはお風呂に入れているときで、風呂から出たがっているのに「パパ、パパ」という。しかも風呂の扉のほうを向いてしきりにいうので、もしかしたらこれは「ママ」といっているつもりなんだと思った。 
それで母親(きよこ)のことを「きいちゃん」と呼ばせるとすぐにそれに対応した。 
いまでは、「ママ」もつかう。どうも甘えるときは「ママ」をつかうことが多い。

しかし、突然「かあちゃん」といいだした。だれが教えたのかと思っていると、それは「おかあさんといっしょ」のことだった。その後「おかちゃんっいっちょ」というようになった。

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96年12月ごろ

いえのなかで走り回って、つまずいてこけた拍子に、タンスに頭をぶつけた。親が心配になって、「亮ちゃん、いたいなぁ、いたい、いたい」と頭をなでていると、ぼそっと「ごめん」という。
おなじように、 歩いていてドアノブに頭をぶつけたら「ごめん」という。

「ごめん」は、自分が謝るときには言わない。無言で頭を下げることが多い。しかし今日は、夕食中に味噌汁のはいったお椀をわざとひっくり返して、母親が「亮ちゃん!」と語気を荒げると、すかさず「ごめんねぇ」と言ったそうだ。
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12月25日
亮佑は高熱を出して病院に行った。待合室で祖母に抱かれていた亮佑はしきりに「きいちゃん」と言っていた。祖母はそれを「じいちゃん」と聞き違えていた。
亮佑「きいちゃん」
祖母「じいちゃんはここにいないよ、おうちだよ。」
亮佑「きいちゃん」
祖母「じいちゃんは、おうちだよ。」
亮佑「ママ」

母親は妊娠9ヶ月で風邪をひいていたので抱っこできなかったのだ。「きいちゃん」といっても母親を呼んでもらえない亮佑は「ママ」と言い換えることで意味が通じることを理解した。そしてそのとき以降、母親のことを「ママ」ということがおおくなった。
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97年1月19日
急にことばが多くなった。機嫌のいいときはよく独り言をいう。それも母親の口調をまねしたものが多い。意味は不明。とつぜん「こっちょいでぇ(こっちおいで)」と言いながら走り出すこともある。
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97年1月26日
今日は父親の実家の祖父母が訪ねてきた。
アルバムに張る前の写真をみせていた亮佑は、新しく買ってもらった布団と一緒に移っている写真を見つけて、「いっちょ(一緒)」といいながら隣の部屋の押入から掛け布団をとってこようとした。みんながもうええからと言っても聞かないので、しかたなく父親は布団を取ってきてやった。亮佑は満面に笑みを浮かべて、とても自慢げに祖父にみせるのだった。そして、「おねんねぇ」といって布団に潜り込む。
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97年2月1日 おにいちゃんになったよ
2月1日、亮佑に弟ができました。名前は晃志(こうじ)です。ママは晃志と一緒に病院にいました。ほとんど毎日亮佑はママに会いに行きました。退院したママはママの実家にいました。亮佑はママの実家とパパの実家をジプシーしました。この間に爆発的に言葉が増えました。
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97年3月2日 ママが帰ってきた
3月2日にママが晃志と一緒に実家から帰ってきました。亮佑のジプシー生活は一応終わりました。パパとママと赤ちゃんと一緒に「亮ちゃんのおうち」で寝れるのがとてもうれしい亮佑でした。
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97年3月6日
しかし亮佑のジプシー生活は続く
今日の日中、亮佑は松尾の実家にいた。
朝9時半ごろにあずけて、夜8時頃にパパが迎えに行った。亮佑は玄関口で待ちかまえていてパパに飛びついてきた。亮佑のジプシー生活は終わってはいなかった。パパが仕事の時は「おじいちゃんのこと」に預けられていた。

亮佑の嫉妬
日が経つにつれて今までと勝手が違うことに気づきはじめました。ママは晃志におっぱいをあげたりおむつを替えたりで亮佑だけに構うことができません。パパもお仕事が忙しくてなかなか遊んでもらえないのが分かってきた。最初は亮佑も「こうちゃん、泣いてる」といって教えてくれたのですが、だんだん嫉妬するようになりました。いまでは、泣いてるこうちゃんを抱っこしているママやパパに向かって、「こうちゃん、ここ(ベビーキャリーやベビーベッドを指さして)。亮ちゃん、抱っこ。」といいます。
晃志に構っていて亮佑の相手ができないときなど、亮佑は親から一定の距離をおいてじっとたったまま、空をみつめています。目はうつろで、今にも泣き出しそうですが、決して泣きません。しばらくして、声をかけてもうつろなままで、反応がありません。いじけているのがよく分かります。
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97年3月8日 嫉妬の原因
亮佑の嫉妬の原因は両親がつくったのかもしれない。父親が働きにいっている間、母乳が出すぎてちょっと油断すると乳腺炎になりかねない母親を思って、亮佑を父親の実家に預けていたからだ。それでも母親はへとへとだった。しかし亮佑にとっては、なぜ預けられるのか分からない。いままでは父親が仕事にいってもずっと母親と一緒だったのに、晃志が生まれてからは父親がいないと預けられてしまう。帰ってきても母親が晃志に構ってばかりで自分に構ってくれることが少なくなった。父親もあまり構ってくれない。晃志が泣くとすぐに抱っこするのに、亮佑には構ってくれない。晃志は弟というより、母親を自分から奪った敵である。そう思ったのだろう。

亮佑への信頼回復作戦
両親は嫉妬している亮佑に気づいたので、対策を練った。まず、亮佑と母親の二人だけの時間を作った。赤ちゃんが泣いていても、亮佑に構っているときは亮佑を優先した。父親は、できるだけ亮佑の相手をした。そして晃志に対しては家族の一員であるということを亮佑に理解させようとした。また晃志と亮佑の扱いに差がないことを理解させるために、晃志がおむつを替えるときは、亮佑のおむつも一緒にかえるなど、いろいろ試してみた。
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97年3月9日 やさしい亮佑
信頼回復作戦が功を奏したのか、嫉妬する前の亮佑がそうだったように、赤ちゃんの頭をなでたり、手を握ったり、足を触ったりしてスキンシップをするようになった。亮佑が寝る前に、晃志を亮佑の布団においてやると、横にならんで一緒に寝ようとする。そして、ぐずりはじめた晃志を見て、「泣いてう」といって両手を晃志のおなかにまわして抱きかかえようとさえした。しかし重くて抱けない。「パパに」といってパパに晃志を抱っこしてあげろという。晃志を抱き上げると寄ってきて一緒に抱っこするのだ。

6月19日 
亮佑2歳と3カ月。最近の亮佑は朝起きると、「きょうは、どこいくの?」と聞く。出かけることが多いからかな。

亮佑の週間スケジュール
月 午後からママは実家でピアノ教室のため、晃志と亮佑はママと一緒にいく。
  午前中にパパが車で送ってくれる。
火 とくになにもなし。午後1時ごろ、移動パン屋がくるのが楽しみ。
水 月3回のヤマハの音楽教室。ママと一緒にあさ9時40分のバスでいく。 お昼すぎには帰宅。
  松尾のおばあちゃんが晃志の面倒をみてくれている。
木 午後からママは実家でピアノ教室。亮佑と晃志もママといっしょ。
  午前中にパパが車で送ってくれる。
金 午前10時半から育児サークル「ポコアポコ」。ほとんど出席してない。
  午後1時にパン屋さんがくる日
土 とくに予定はない日
日 とくに予定はない日
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6月29日 三輪車

最近、三輪車に乗るのがとてもすきなようだ。なかなか外では乗る機会に恵まれないが、ベランダにおいていると、勝手にのって遊んでいる。電動自動車のパジェロも自分で動かせるようになった。ただ、どちらもハンドル操作ができない。まっすぐ進むか、後進して、壁にぶつかったら、それでおしまい。
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6月30日 アトピー

3週間ぶりに病院へいった。皮膚炎の症状はほとんどなくなった。ここ1週間くらいは薬を使わず、ベビーローションで保湿していた。皮膚科の先生も、もう薬はいいですねといった。しかし、これから汗をたくさんかく季節なので、念のために2週間分の薬をもらってきた。 1カ月後に診察の予約を入れておいた。 亮佑は、箕面市立病院が結構気に入っている。診察がとてもおそくて終わったらお昼になっていたとき、きれいな中庭でお弁当を食べたのがとても印象に残っている。だから、いつも帰るとき、「今日はどこでお弁当たべるの?」という。
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7月1日 亮佑は歌がすき

香港の中国返還の日。テレビで返還の式典の様子を放映していた。 「サッチャー元首相の顔も見えます」とテレビでいっていた。亮佑はすかさず、「さっちゃんはね」と歌いだした。両親はそれを聞いて大笑い。亮佑はなにがおもしろいのかわからないが、両親が大笑いしてたのでとても楽しそうな顔をしてた。
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7月2日 花火

スーパーに買い物にいくと花火セットを欲しがったので、買ってきて、家のベランダでしてみた。花火はなびとよろこんで振り回していたが、花火に火がついた驚いてほうり投げてしまった。あわてて拾って持たせようとしたが、怖がって持とうとしない。「はなび、こわい。ばちばちして、こわい。」といって逃げ回る。ああ、先が思いやられる。まあ火遊びが好きよりはましか。 そのあとしばらくは、花火は脅し文句となって、言うことを聞かなかったら、「花火してやる」というと「はなび、こわい」といってすぐ言うことにしたがった。しかしそれもつかの間。一日たつと「きのう、はなび、したねえ。きれいかったねえ。」と言い出した。どうなってんのか、この子は。
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7月7日 トイレトレーニング

7/1に新しいスーパーが近所にオープンした。これで徒歩圏に4つのスーパーが隣接することになる。互いに安売り合戦をして消費者としてはうれしい。そのスーパーで紙おむつが安かったので、晃志の分と亮佑の分を買った。亮佑は紙パンツにしているが、そろそろおむつ離れの時期でトレーニング中。ちょっとしたおしっこには紙おむつもいいか、と思って余分にかったつもりだった。しかし亮佑は紙おむつがとても気に入って、家に帰るなり履き替えようとする。「あたらしいのおむつがいい」と言ってきかない。自分で紙パンツを脱いで、紙おむつを持ってきて、畳に仰向けに寝転がって「はかせて」という。どうやら、晃志がいつも紙おむつをしているので、おんなじのがしたかったようだ。
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7月8日 クラッカー(ハッカー)

最近、亮佑はMacの操作がうまくなった。日ごろ、ほとんど野放し状態でMacを自由に使わせている。亮佑用のソフトは「おばあちゃんとぼくと」「くまのプーさん」「ポップアップコンピュータ」の3つのCD-ROM。なかでも「おばあちゃんとぼくと」が一番のお気に入りである。親はマウスを使った操作しか知らなかったが、亮佑はキーボードを操作して日本語と英語とスペイン語を切り替える。逆にいうとマウスの操作がうまくできなかったわけだ。 ところが、ここ1週間くらいは、ごみ箱の位置が変わっていたり、HDの中のフォルダがデスクトップに出ていたりして、ちょっと驚いている。注意してみてると、メニューバーも結構うまく開いている。これはそろそろあぶない。 以前は、FDドライブやMOドライブにいろいろなものを突っ込まれて、故障寸前までいったことがよくあった。最近はFDのシャッターを壊すので、貴重なデータの入ったFDやMOはめったなところにおけなくなってきた。 それにプラスして、操作方法を覚えだすとちょっと大変かな。 わが家のMacintoshは、家の中のクラッカー対策を強化しなければならなくなってきました。
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9月3日
しばらく書いてなかったので、まとめて書く。

☆パパとお風呂に入るのが恐い。

☆亮佑はおとなりのおねえちゃん(26歳)に夢中。

☆そのお姉ちゃんと花火をしたとき、自分ひとりで花火をロウソクに近づけて火をつけた。

☆どうしても片足でしか飛び上がることができなかった(本人は両足そろえてトンですつもりだった)が、ある日とつぜん両足揃えてジャンプが出来るようになった。

☆ママがトイレにいくと泣き出すようになった(今頃、赤ちゃん返り!?)。
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10月19日(日)滑り台恐怖症
地域の自治会の運動会。出番を待つ間に、広場にある滑り台で遊んでいた。10人くらいが一緒に滑ることができる幅の広い滑り台である。そこを滑ったとき、途中で止まっていた子にぶつかって、半回転して頭から滑ってしまった。仰向けになって頭から滑り落ちたので結構怖かったのかもしれない。その日は二度と滑り台を滑らなかった。そして、これを機に滑り台恐怖症になった。どんな滑り台も滑ろうとしない。
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10月25日(土)うさこちゃん事件
亮佑を寝かしつけるときは、晃志がおっぱいを飲んでいるので別の部屋で絵本を読むことが多い。たいていミフィーちゃんの絵本を要求する。ミフィーちゃんは絵本のなかでは「うさこちゃん」となっている。この日は、本の文章を読まずに絵を見ながら話の筋をお話していたら、突然亮佑が言った。
「うさこちゃんって、うさぎみたいやなあ。」
どっひゃあー、うさこちゃんがウサギだということを教えてなかったけ!
おっぱいを飲まし終えた母親もあわてて駆け寄ってきた。「私たちって、ひょっとして一番大切なこというの忘れてた?」
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10月26日(日) おもちゃの奪い合い
滑り台恐怖症だけでなく、両親が心配しているのは、もともと亮佑は結構引っ込み思案ということ。そして、ちょっと運動系がにぶい。友達の輪にあまり入りたがらないなど。これらは、いじめにあうタイプではないかということ。しかし、デパートのおもちゃ売場で、ママごと遊びのおもちゃで遊び放題のコーナーを見つけたときの亮佑は強かった。ガスレンジや冷蔵庫や掃除機のおもちゃや、鏡台やアクセサリーボックスなどのおもちゃなど、女の子向けのおもちゃを大きなテーブルに載せてあった。ロボットとかミニカーとか男の子向けのおもちゃには目もくれないくせに、亮佑はそっちの方に興味をもった。パパはミニカー売場で車を見ながら様子をうかがっていた。亮佑はまず掃除に飛びついた。他の子(もちろん女の子)が持っていたのを奪い取って、デパートの床に掃除機をかける。あきたらテーブルの上にあった、イチゴショートケーキのおもちゃを見つけて、おもちゃのナイフで切り分ける。つぎは鏡台。引き出しを開けてアクセサリーを引っぱり出して、ネックレスなんかを首に合わせてみる。さすがに大きなおねえちゃん(小学生1年生くらい)が持っているものは、奪い取ろうとしても奪えない。結局あきらめている。しかし、同じくらいの背丈の場合負けない。といっても相手は女の子。しかし、結構自分の欲しいものをしっかりと主張してる。これは普段見慣れない亮佑の姿だった。
つまり、いままで滑り台の順番を抜かされたり、ブランコを取られたりしても平気だったのは、ひょっとしてあまり積極的な興味がなかったからかもしれない。

10月26日(日) 布団乾燥機に夢中になる。

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