8/1

 今日は朝からビックリ!昨日、フロントのおばさんの説明で、800にモーニングコールがあり、食事を部屋まで持ってきてくれるのは分かっていた。
 だから
730には起きてテレビを見ていたのだ。電話が鳴り、フランス語が分からないけど出た。「おはよう」は聞き取れたが
それ以外はサッパリ。
 まぁ、食事が来るのだなっと思って待っていた。しかし、ドアから来ると思っていたのに反対の壁からノックの音がする。「??」気のせいかと思い外を見るけど人はいない。もう一度ノックの音。今度は確かに壁から聞こえた!半信半疑で
壁を触ると開いた
ではないか。
 お姉さんが朝食を持ってきてくれた。どうやら真中が従業員用の通路になっているようなのである。確かに一々外を回って食事を運んではいられない。でも、ビックリした。しかも私一人だったし・・・。早速朝食、バケット・デニッシュはこちらの定番メニューで本場だけあって美味しい。外は少し寒いくらいだが、空気が澄んでいて気持ちがいい朝だ。

 大会は午後から。その前にもう一人のクルー:麻衣ちゃんを迎えにGARE SNCFへ。昨日の失敗もあるので少し早く出発した。駅の案内標識を頼りに到着。思ったより時間があるので町をウロウロしてみた。銀行でT/Cを換金しに行こうと銀行を探す。教えてもらった感じだと近そうだったのに、結構歩いてしかも町の中心地まで来てしまった。普通の服が売っている店があったので、男性陣を残し、入ってみた。あまり日本と価格・デザイン等は変わらない。ただ“漢字”が流行っているようで、
意味が全く分からない漢字配列
だった。
 駅に戻り、麻衣ちゃんの到着を待った。日本とは違いホームには自由に入れる。駅はさすがに“ヨーロッパ”といった雰囲気である。ちょっと不思議だったのが、ここは治安がいいようで、地元の人は平気で荷物を置いて席を外していた。


 
1201 TGVにて麻衣ちゃん到着。心配性の宗像さんは大喜びしていた。これで最強()フルメンバー!ホテルまでの帰り道、スーパーに寄って昼食を調達した。食事後、大会に備えて仮眠。


 1500頃までにランチサイトに行けばいいと思っていたのが
大間違い!
エントリーしていないので、ステラを探すがいない。聞けば“メインファンド”にいるという。急いでメインファンドに移動、そー言えば瀬尾さんの
HPに書いてあったっけ・・・。案の定!ステラに怒られた・・・。
 エントリーと保険代
150ユーロを支払い、またランチサイトへ急ぐ。ブリーフィングはまだのようだったがたくさんのお客さんでいっぱいだ。現地スタッフが2名いるはずだが、誰だか聞いていない。どうしよう・・・と思ったら、すべての手続きをして待っていてくれたのだ。ステラに怒られたショックでパニックになっていた頭が少し戻った。



 スタッフは“パスカル”と“ナタリー”の夫婦
2人。気球を貸してくれた“アラン”もいた。どうやらパスカルとアランは友達みたい。パスカル夫婦は英語が少ししか分からないようで、ナタリーは単語が得意?フランス語と日本語でどうやって会話をすればいいの〜??ちょっと心配になってきた。しばらくすると人が集まってきたので、宗像さんが作ってくれた名刺とアプリコット号のポストカード(私が学生時代に自作した現役気球)を早速配った。話ができない分、覚えてもらわないと!
 地元チームの“フィリップ”はゆっくりと英語を話してくれる。分かるけど答えられないので結局は宗像さんが通訳。どうやら日本チームは温かく迎えられたようだ。その間、ステージでは来賓
(だと思う)の挨拶がず〜っと続いている。これは日本と同じ。フランス語でチンプンカンプンだけど、聞いていたらフィリップに「分かるの?」と聞かれた。
分かるわけないでしょ!
フィリップが言うには、やっぱり聞かなくていいらしい。



 やっとブリーフィング1900かな・・・。お客さんの前で(ラジオ・テレビの中継もしていた)ナンバー・名前・出身国が呼ばれた。一々お客さんは盛り上がっている。
 ちなみにフランス語で熱気球は“モンゴルフィエ”という。さすがフランス!発明者の名前=熱気球とは!ブリーフィングは英語・フランス語にて説明される。英語だけ聞いていればいいのに、思わずフランス語にも耳を傾けてしまい、頭の中はパニック!
 タスクは
HWZHWZ。風が強いため、風待ちになった。その間、パスカルがセッティング方法を教えてくれた。
 
RAVENと聞いていたが、予想通りエアロスターだった。体積1,530?・シングルバーナー。日本で使っているのと全く一緒。違うことと言えば、ホースのつけ方がシリンダーに繋ぐのではなく、バーナーにつけるといったところぐらいだろうか。サイホン管はストレート。問題はないようだ。
 結局日没も迫っているし、タスクはキャンセル、フリーフライトは
O.K。でもこの時点ですでに時刻は2100。日没まであと30分。後ろには雨雲があって、ダブルの虹が見えた。



 さすがに知らない土地で初日からロストは嫌なので、私はキャンセル。エントリー気球の
3分の1は飛んでいった。夕映えに光る気球は綺麗!



これが見れただけいいかな。あとの問題は、パスカルと一緒にフライトしろとの事。
FAIのライセンスがあっても簡単には飛ばさせてもらえないようだ。

 パスカルが夕食の食べられる“ブロンザック”に案内してくれた。ここで前もってもらったチケットを渡して夕食をいただく。地元料理でとっても美味しい。ワインは2,3ユーロで飲める。ワイン1本とビール1杯が同じ価格なんて、さすがフランス!この日はさすがに疲れたので早めに帰った。

8/2につづく・・・