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フランス現地時間400過ぎにシャルル・ド・ゴール空港に到着。
国内便乗り換えのためターミナル内を移動した。天候が悪く雨が降っていて暗かったが、綺麗な空港だ。ボルドー行きの飛行機が出るまで時間があるけど、早朝のため開店していない。
 ちょっと暇。



フランスはユーロ圏のため、空港内のバスに乗るのにもパスポートを見せなければならない。そこはうるさいのに、入国審査はパスポートの写真と本人を比べることすらしない。ラテンの人の考えは几帳面な日本人には分からないことだらけだ。

900時ごろボルドーに到着。小さい空港で外に“ブドウ畑”があった。店も少なくて見るものがない空港だ。レンタカーを借りにカウンターへ。英語がほとんど通じないみたい。宗像さんは
この時点でヘトヘトになっている。

(英語が分からなくてごめんなさい)レンタカーは“プジョー406”左ハンドル・マニュアル車だ。こちらはオートマ車が高いらしい。

とりあえず、予定していた通り“世界遺産:サンテミリオン”に向かうことになった。ところが地図の読み方に一苦労。そして
ロータリー地獄。

 しかもみんな飛ばすのだ。ちょっと怖い。全く分からない土地で車を借りるのは、とっても大変なことだと痛感した。

ボルドー空港からしばらくすると大きなガロンヌ川を渡る。緩やかな丘が続き、辺りはブドウ畑だ。最初は物珍しさでカメラを廻すが、
そのうち飽きてきた。
 ここで問題発生!普通の道を走っていたはずなのに、気が付くとハイウェイが目の前。
PCの地図上には載っていない。間違えたのかぁ?地名も良く分からないし、現在走っている道の名前もあっているのか不安。岡野さん・宗像さんがトラックの運転手に聞きに行った。こちらの人は親切!ここら辺では珍しい東洋人なのに嫌な顔もせず教えてくれる。フランス人は(だったのかな?)英語を話さないというが、それは多分パリっ子が意地悪なんじゃないかな。
 先行き不安の中、やっとサンテミリオンの案内が出てきた。しばらく走り、サンテミリオンに入った。町の中心は丘の上にあり、ブドウ畑が周りに広がっている。真っ白な壁と赤茶けた瓦屋根の町並みが日本ではないことを証明してくれている。古い城壁・建築物はさすがに世界遺産。観光客もたくさんいる。



 ワインの産地だけあって沢山のワインが店先に並ぶが銘柄は良く分からない。岡野さんは子供たちへのお土産を買っているが、私と宗像さんは、今から荷物を増やしたくないので“カヌレ”
(この地方のお菓子)を食べただけ。

サンテミリオンを後にして、一路アングレームへ!相変わらず
ロータリーに入ると方向音痴
になってしまう。
風景が徐々にブドウ畑からヒマワリ畑・トウモロコシ畑に変わってきた。牧草地も増え、牛・馬が放牧されている。こっちは牛舎がないのかなぁ、牛舎らしい建物が見当たらない。牛も日本とは違う種類で、毛色が白か茶だ。
 しばらくして、スーパーマーケットが見えたので寄ってみた。最初は見るだけの予定だったのだが、美味しそうなものがたくさんあったので、本日の夕食をここで調達することに。食材は日本より安いのではないだろうか。ワインは聞いていた通り、安い。
10ユーロ以上するのがほとんどないのだ。私たちは1人1本選んで買った。食材を車に詰め込み出発。途中、案内標識の下に熱気球の大会会場への案内を見つけて、写真を撮った。どうやら
本当に大会はあるようだ

ようやく、ホテル(モーテル)のある町Roullet(ルレー?)に到着。ここはアングレームから少し南にある小さい町で教会の周りに少しの店が並んでいる。早速ホテルのフロントに行った。そこでびっくり!英語が全く分からないようだ。
 ステラからの
FAXを見せてやっと分かったみたい。次の日の朝食は何時がいいかなど、簡単な質問が私たちには分からず、苦労した。何をするにも疲れる。やっとチェックインできた。

荷物を置いてアングレームの町に行ってみることにした。なぜなら、明日、麻衣ちゃんが
TGV
でアングレームまで来る

からだ。今日のように道に迷ってばかりで、迎えにいけなかったら大変なので下見にいくことにしたのだ。地図片手にアングレームへ行くが町に近づくとロータリーが増える。最悪!ウロウロしながら駅を探すが、間違って町の中心に入ってしまった。
 道は狭いし、坂道だし、スピード出すし、乗っている私でさえも疲れた。ぐるぐる回って駅のようなものを発見!駐車できるところを見つけて歩いて探すことにした。しかし駐車するのもメーターの使い方が分からない。でも親切なおじさんが私たちに教えてくれて一安心。
 ところが・・・
駅ではなかった
のだ。
 仕方ないのでちょっと観光。もっと近代的な建物がある町かと思っていたのだが、意外に古い建物が残っていて、曲がりくねった路地が中心から広がり、以前は城下町だったようである。郊外を眺めることができる場所があり、下を眺めると、駅発見!離れている。どうやら駅は新市街にあるようで、そこには古い建物より新しい建物が多く見える。どうやっていくのか分からないが車に乗り込み、再チャレンジ。詳しい地図がないし、適当に走ってみるが全然違うところに行ってしまう。
城下町は嫌いだ〜!
 とうとう、駅には辿りつかなかった。
 あきらめて帰った。帰りに買ったビールが冷えていないので、氷を探しにスーパーマーケットへ行った。不思議なことに氷が売ってない。フランスの人は氷を使わないの??結局、ホテルのフロントで貰おうという結論に達した。
 ホテルに帰ってきて荷解きをして、シャワーを浴びて、夕食。私と岡野さん・宗像さんの部屋は少し離れていて、外を歩いて行く。気球関係者しか泊まっていないようで、岡野さん・宗像さんの部屋の隣は韓国チームだった。私の部屋の隣は?わかんない。夕食はとっても美味しい!特に生ハム・サーモンは安くて美味しい。
 1つ失敗があった、ワインだ。1ユーロ以下のワインを岡野さんが選んだのだが、やっぱり美味しくなかった。
今日一日時差の関係で長い一日だった。
 しかも日没が
2130なので、2000はとっても明るい。2300ぐらいには部屋に戻って今日一日の出来事を書いていた。

気が付けば夢の中・・・。

8/1につづく・・・