Internet Explorer で Web ページの A タグでリンクしている VRML をクリックして開くことができない。
また、EMBED タグによってWebページに貼られた VRML を見ることができない。
(OBJECT タグによって貼られたVRMLは問題なく見ることができる。
( Internet Explorer 6 の場合のみ。 Internet Explorer 7 ではハングアップします。))
ローカルディスク上の VRMLファイル も Internet Explorer を通じて開くことができない。
不具合がでる条件
Windows Update などによって Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812) が適応された
Windows PC に Cosmo Player がインストールされていると、この不具合が生じます。
Internet Explorer 7 をインストールした場合も同様です。
Internet Explorer の更新プログラム適応と Cosmo Player のインストールはどちらが先に行われても同様の不具合が生じます。
Windows XP と Windows 98 SE でこの不具合が確認されていますが、他の Windows OS でも同様と思われます。
ちなみに、以下はInternet Explorer 6 に限り不具合が出る条件のPCであっても Cosmo Player がインストールされているならば正常に起動します。
(Cosmo Player 以外の他の VRML プラグインでは起動しません。)
Mozilla ( Firefox ) では起動しません。
Internet Explorer 7 の場合、Cosmo Player が正常に起動せず、IE7 がハングアップしますのでご注意ください。 OBJECTタグによってページに貼られたVRML
Cosmo Player 2.1.1 の場合のVRML画面
対策について
Cosmo Player は開発が終了している為、今後のバージョンアップによる不具合の対処は望めません。 見る側か設置する側での対策が必要です。
VRMLを見る側の対策
Windows PC ユーザーがこの不具合を避けるには、Internet Explorer 以外のブラウザーで Cosmo Player もしくは Pivoron Player を使用するか、
Cosmo Player、Pivoron Player 以外のVRMLプラグインを Internet Explorer で使用してください。
Windows XP の場合、[コントロール パネル] の [ プログラムの追加と削除 ] から [ Windows XP セキュリティ更新 (KB912812) ] をアンインストールすると、Cosmo Player の動作は元に戻ります。
しかし、その他のプログラムの動作が不安定になる可能性を高めるだけでなくセキュリティの低下を引き起こす原因になりますので、KB912812のアンインストールはお勧めいたしません。
VRMLを設置する側の対策
どうしても Internet Explorer 上の Cosmo Player で VRML を見てもらいたいならば、OBJECT タグで記述してください。
以下は、Internet Explorer 以外の Web ブラウザーで見た場合や Cosmo Player 以外の VRML プラグインで見た場合を考慮して EMBED タグも組み合わせて記述した例です。
OBJECTタグとEMBEDタグによってページに貼られたVRML