横浜マリノス/獅子ヶ谷日記

最後?の獅子ヶ谷で選手たちから大きなファンサービスが有りました。毎月やって欲しいです(^^)

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1998.12.19「 獅子ヶ谷の芝生を踏みしめながら、、、 」

12/19最後の獅子ヶ谷グランドに行ってきました。来年からは東戸塚がメインの練習場になると聞いています。もう来年は獅子ヶ谷で練習見学する事が出来なくなるのを思うとちょっと寂しくなります。

先週の日曜日で、残念ながら今シーズンの試合日程はすべて終了しました。1週間練習を続け、この日が全体で行う最後の練習日でした。来期を思いながら、契約更改が進む中、今の選手たちを見ておきたいという感覚もあって獅子ヶ谷に向かいました。

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10時からの練習と聞いていたので、近くに車を停めて見学所へ向かいます。練習開始時間にに到着しましたが、さすがに土曜日ということもあって見学に来ている人は多かったです。座る場所を探して周りを見渡すと、知り合いの友人が来ていて。先日の仙台戦で撮った写真を見せながら、しばし談笑します。時間になっても選手たちがグランドに現れませんでしたが、最後ですから多分いろいろな話をしているのでしょう。

少し待ってると、10時25分ころに選手達がグランドに現れました。選手が揃ったところで円陣を組んで監督から何か話を受けてるようでした。それが終わるとGKの3人(能活、エノ、小澤)がサンゴイコーチと左隅に向かってアップを行います。フィールドの選手たちはフィジカルトレーナーに従ってグランドを走りながらアップを行います。フィールドにいた選手は、井原、小村、フミ、カリオ、アキ、俊輔、ヤス、直樹、神田、城、平間、木島、寺川、上野、深澤、永山、井手口、誠史、バルディ、来期の新人の村上和広君、星大輔君、アルゼンチン帰りの田沢君、22人がいました。

グランド全体を使ってをアップをしながらランニングを数周した後に、2つのチームに別れてのツータッチ以内でのパス回しの練習をハーフコートで行いました。遠藤と上野が緑のビブスでフリーマンとして動いて、9対9でのパス回しの練習を続けます。井手口と永山は外れて別メニューでした。GK3人は端でボールを使っての練習をしていました。監督やコーチからツータッチツータッチの声が飛びますが、ラインを割る事も多かったようです。落ち着いてやる感じが逆にスピードを殺していたし、ツータッチ以内でと言われているので、ワンタッチで出す場面があまりなかった様に感じました。

それが終わると、ピッチを少し狭くしての紅白戦が始まりました。チーム分けは以下のようでした。GKも加わります。

ビブス組:バルディ、城、星、田沢、アキ、俊輔、誠史、フミ、神田、直樹、能活

ビブスなし:木島、平間、上野、ヤス、カリオ、井原、小村、深澤、寺川、村上、エノ

今シーズン最後の練習試合という事も有って、各選手から大きな声が出て楽しそうにゲームをしていました。ビブス組が攻めて、平間、上野がゴールを上げます。ビブスなし組は、城やバルディが何度もバーやポストを直撃させ中々点が入りませんでしたが、遠藤がドリブルシュートから1点を決めます。

休憩を入れて、メンバーががらっと入れ替わります。このメンバーは良く分かりませんでした。得点は、安永1ゴールに、バルディが蹴ったボールのオウンゴールだったと思います。

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紅白戦が終わって、選手が思い思いに水などを飲みながら休憩を取ります。休憩した後に、全選手で円陣を組んで、監督からのシーズン最後の練習という事で話しが有りました。

それが終わると、練習場の中央に集まっての締めの儀式(って言うのは大袈裟ですが)が行われました。マリノス式(日産式?)三本締めです。

<マリノス式三本締めとは…、通常の3本締めは、チャチャチャ、チャチャチャ、チャチャチャチャチャ、と3回の掛け声とともに手拍子をしますが、その手拍子は変わりませんが、1回目の手拍子は人差し指1本で、2回目の手拍子は人差し指と中指2本で、手拍子を行なっていき、5回目で全部の指で手拍子を行なって締めるのが、マリノス式三本締めです>

締めが終わって、見学場からも拍手が沸きあがりました。

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この後に、うれしいイベントが有りました。紅白戦の時に警備の人と広報の人が何か話しをしていて、その後に警備の人から、”今日はグランドでサインをしてくれるから〜”と話してくれます。どおいう形でやるんだろう?と思っていると、見学場からグランドに入る入り口の所に列が出来てきます。列に並ぼうかと思いましたが、まあいいやと思って席に座って練習を見ていました。三本締めが終わると、入り口の門を開けてくれて、グランドのある位置のラインが引いてあるところで広がって待ちます。私も腰を上げて、とりあえず野田さんと誠史のサインが貰えればいいやと思ってグランドの中に入ります。獅子ヶ谷の芝はふわふわでした。こんな芝でいつも練習してるのか〜と思いちょっと感動します(^^;

スタッフの人が時計を見ながら20分間だけですから、20分経ったら見学所に戻って下さいと何度も念を押します。ラインにざっと広がった約200人のファンの人達、選手から見たら恐いだろうな〜と思いました(苦笑)。

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”さあ、どうぞ”の掛け声とともに、ファンの人達がお目当ての選手の所に走り出します。走るなといっても無理でしょう。能活や城の周りは、あっという間に人だかりが出来ますが、ファンは行儀良く、選手の前で並んで順番に写真を撮ったり、サインを貰ったりしていました。

わたしは、野田さんは、野田さんは…と探してもいません。うろうろきょろきょろしていると、下に降りていく階段に向かっている後ろ姿を発見。予想どうり、すぐに帰ると思っていたので、捉えてサインだけ貰いました。野田さん有り難うございました(ペコッ)。野田さんと一緒にバルディや小村など数人の選手達が帰っていきます。まあスタッフから三々五々引き上げていいとは言われていたんでしょう。次に探したのは”左足のボンバー”誠史君です。22番のレプリカユニフォームにサインを!と思って探したら、いました。ファンの女の子が2、3人いましたが後ろに並んでサインをゲットしました。相変わらず話すのが苦手なようで、どぎまぎしながらの対応でした。サインした後に、レプリカの別の所にマジックの跡がついてしまって、”あ、どうしましょう…”と消え入りそうな声で話していましたが、”別にいいです〜、試合に出れるように、頑張って下さい、ユースも応援していますから”と伝えました(^^)。目的の選手にサインを貰えて良かったです。

まだ時間が有って周りを見渡すと、城や能活には相変わらず凄い列が出来ていて、井原、俊輔、文丈も長い列で、俊輔は契約更改が有るからとスタッフが列に並ばないように途中で止めていました。直樹や上野、安永も数人の列が出来ていて、遠藤や永山は知り合いの人達と話し込んでいました。少し離れたところに深澤や榎本、小澤、木島がいて、目ざとく見つけたファンがサインを貰いに行っていました。新人の二人は、手持ちぶさたにしていましたが、お目当ての選手がいなくなったファンの子が、先物買いと思ってか話をしていました。

私は一応サイン色紙を持って来ていたので、まだサインを貰った事のない選手に貰おうと思って。上野、直樹、安永にサインを貰いました。井原さんの列も少し短くなっていたので、井原さんのサインも貰いました。最後に新人の星君にサインを貰いました。星君は髪が長くてルックスもいいので来シーズントップに上がってきたら人気が出そうです。サイン色紙にはしっかり☆マークも入っていました(^^)少し話しましたが性格も良さそうでした。

予定の20分を過ぎて、30分くらい行なっていましたが、城君に並んでいた長いファンの列が終わる頃に終了しました。選手が徐々に帰っていきます。能活は歩きながらも握手や写真に応じていました。

最後にもう一度”獅子ヶ谷の芝”を踏みしめながら見学所に戻ってきました。

最後に残ったファンも締め出されて、選手達も帰っていきます。駐車場出口で友人と少し話しをしながらいましたが、あれだけのファンサービスをしたから、もう止まる選手はいないだろうな〜と思っていました。少し出口の所にいましたが、帰りました。

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サインを書いてくれた選手の皆さん有り難うございました。こういった企画をしてくれたスタッフの皆さん感謝いたします。出来れば”毎月やってもらいたい”と思うのはファンのエゴでしょうか?実際応援してくれるファンと選手が触れ合えるのは、ファン感謝デーだけというのでは、今以上ファンは増えないでしょう。こういった企画で、いままで応援していた選手の違った面が見られたり、他の選手を応援しようと思ったりするんじゃないでしょうか?来シーズンはこういった企画を多くしてくれる事を望みます。長く獅子ヶ谷通って、初めての体験でした。

楽しかった事で忘れがちですが、来シーズンは、トップチームの練習は東戸塚で、という事が決まっています。もうあまり来る事がない獅子ヶ谷で、最後に素敵な思い出を貰いましたが、今まで獅子ヶ谷で姿を見てきた選手達、もうマリノスにはいない選手達。この獅子ヶ谷で汗を流した事を忘れないで欲しいです。みんなの心の片隅に残して欲しいです。

”獅子ヶ谷グランド FOREVER”

いつかまた…

〜fin〜