横浜Fマリノス/獅子ヶ谷日記α

トレセンで芝生の養生中に、獅子ヶ谷に戻ってきた選手達を見に足を運びました。

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1999.09,21「 ラストスパートへ向けて… 」 

 久しぶりに選手達が獅子ヶ谷に帰ってきました。東戸塚のトレセンが芝生の養生を行うと言うことで、少しの間獅子ヶ谷で練習が行われました。平日でしたが時間が出来たので足を運んで選手達の様子を見てきました。

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 10時少し過ぎに見学席に着きましたが、平日というのにかなりの人が見学席にいました。トレセンでもこんなに人がいたことはあまり見たことがありません。平日なのにこの人達は何処から来たんだろう?なんて事を思います。

 選手がピッチ中央に集まり、6人づつ違う色のビブスを渡されて4チームに別れて、まずはフィジカルトレーニングを行います。選手分けはあまり関係なさそうでしたが以下のようでした。

 赤ビブス:良治、ハラディ、マサ、直樹、オニク、誠史
 
緑ビブス:永井、波戸、田沢、アキ、森、大橋(ユース)
 
オレンジビブス:シュン、バウ、一樹、イゴール、星、マル
 
ビブスなし:井原、アツ、神田、キジ、城、オム

 GKの3名はサンゴイコーチから別でアップを行っていました。能活、小澤、鏑木の3名です。

 試合の間の中日で、木曜には次の試合があると言うことであまりきついフィジカルトレーニングじゃなく、楽しみながらも汗をかくようなメニューでフィジカルトレが30分くらい続きました。
 気になっていたアツの怪我は、右足はやはり包帯で巻かれていて膝頭は出して動けるようにはしていましたが痛々しかったです。フィジカルトレはボールを使ったメニューだけ輪から外れて見ている感じで、それ以外のメニューは一緒にこなしていました。シュンも同じくボールを使ったフィジカルは外で見ていました。練習の間にしきりに腰を回して気にしている姿が見受けられましたが、動きはそんなに悪くはなかったです。城も右太股に包帯を巻いていました。直樹も同じくボールを使ったメニューだけ外で見ていて、この4人が少し怪我を抱えているようです。

 フィジカルトレが終了すると、ビブスを脱いで選手達が二つのチームに分けられます。攻撃側と守備側で選手達が分けられてコーチが線審の役をやって、GKを能活と小澤に交互に立たせて実践に即した攻撃の形、守備の形をそれぞれ2チーム作って何度も行っていました。選手の分け方はこんな感じでした。

 攻撃側(ビブス有り)Aチーム:マサ、城、シュン、誠史、(キジ、星、大橋、イゴール、ハラディ)
           Bチーム:森、バウ、永井、(キジ、星、大橋、イゴール、ハラディ)
  *( )の中の数人は両チーム交代で出て攻撃側は7人で攻める形を取っていました。

 守備側(ビブス無し)Aチーム:オム、波戸、直樹、良治、オニク、アツ
           Bチーム:井原、神田、田沢、マル、一樹、アキ

 攻撃側のAチーム対守備側のBチーム。攻撃側のBチーム対守備側のAチームといった対戦で、ゴールを3本決めるか?3回守備側がクリアするかで交代を行っていました。守備側は奪ったボールを深い位置だったら同サイドセンターライン付近のコーチにロングボールを通して終了。高い位置だったら、逆サイドにセンターライン付近にいるコーチにサイドチェンジのボールを通して終了と行った形で30分くらい続けられました。途中でアツが誠史と、オニクが星とチームを守備側から攻撃側に交代して続けられました。

 ただこの練習で、攻撃側のゴールが決まったのが1本もなかったのが気になりました。守備の形は良かったと思いましたが…。この練習後、少しの空いた時間に、能活が誠史に守備のポジショニングについて身振りで教えていたのが印象に残りました。

 少し休憩した後に、チームを二つに分けての紅白戦が行われました。チーム分けとポジションは以下のようでした。

Bチーム(ビブス有り)

       神田(誠史)
   井原    イゴール(ハラディ) キジ(森)
小澤 田沢  大橋
   マル    バウ        永井
       一樹(星)

Aチーム(ビブス無し)

       オニク
  マサ     良治  オム
     シュン     直樹  能活
  城      アキ  波戸
       アツ


 紅白戦では、やはりレギュラー組が良く動いて、怪我をしているという4人も特に気になった悪い動きはなくて良く動けていました。アツの左サイドの突破や、シュンの動きも良かったように感じました。
 試合はサイドを使う動きは見えているもののなかなか得点に結びつかないAチームに対して、Bチームはボランチの位置に入ったユースの大橋君のパスからボールを組み立ててきます。ボールはお互いのゴール前まで行くんですが決定期はDFが潰していきます。途中にマサのドリブル突破を井原が止めきれずにファウルで止めてAチームにゴール前でのFKのチャンスが訪れます。シュンが蹴ったボールは残念ながら壁に当たってしまいます。
 半分くらい過ぎたところで、Bチームは()の4人の選手を入れ替えます。ハラディがボランチに入って大橋君は前に少し出ます。なかなか得点の生まれなかった試合ですが、Aチームがゴール正面の混戦から城が左に抜け出してGKの位置を見て落ち着いてゴール右に決めて1点を上げます。得点はこれだけでした。45分間くらいの紅白戦が終了しました。

 紅白戦を見ての感想は、直樹が思った以上に声を出して良治やアキのポジショニングを細かく修正しているのが解りました。横国のスタンドでは聞こえませんから。井原はいよいよレギュラーは危なくなってきましたね。波戸君は左のバックで良い上がり方も見せていましたから次もスタメンで出そうです。

 紅白戦が終わり、選手達はクールダウンに入ります。これで全体の練習は終了でした。但し、数名の選手が残ってGKを立ててのシュート練習を行っていました。右サイドと左サイドにそれぞれ6,7名の選手が立ち自分でボールを少し流してのシュート練習を30分くらい行いました。誠史、キジ、井原、田沢、イゴール、マサ等がいましたが全選手は確認できませんでした。

 シュート練習が終わるとめいめい引き上げていきます。しかしGK練習はゴールの端で行っていました。手を怪我していたエノがクラブハウスから出てきて練習に加わります。手に包帯を巻いていましたが、軽いボールなら大丈夫そうでピッチでは包帯を外して、軽いキャッチングの練習を行っていました。カブがジュビロへのレンタルが終了して帰ってきましたが、エノも焦らず復帰するのを待っています。残っていた選手は、ハラディがコーチと右端でターンの練習を行っていて、井原もコーチと一緒に身体を絞っていました。誠史がベンチで残っていましたが、ハラディを待っているようでその間に取材の人と長々と話しをしていました。シュンも反対側の空いているゴールでボールを少し蹴っていましたが、少しして引き上げていきます。能活はGK練習が終わってからベンチで取材を受けていました。

 能活が引き上げる頃に私も見学席を引き上げました。

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 獅子ヶ谷であった知り合いと少し門の所で待っていましたが、程なくして引き上げました。雨が降ってきていて警報も出ていると言うことでしたので…。この日いなかった選手は、孝行にサンチョルに、村上。皆怪我という話を聞いていますがインターバルが少しありますのでその間に直して、チームの戦いの輪に加わって欲しいです。

 セカンドステージは残り6試合です。優勝へ向けての直接対決も残っていてまだまだ厳しい戦いが続きますが、ラストスパートへ向けて全勝目指して勝ち進んで欲しいです。

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