1999.03.04「 開幕を待ちきれずに… 」
行ってきました。獅子ヶ谷へ…
昨年以来久しぶりの獅子ヶ谷へ行ってきました。開幕を控えて新しい選手たちの様子、今年の様子などを見たいと思い行ってきました。練習開始の10時少し前に見学所に着きましたが、平日といえど20人位の人が既に来ていました。適当な場所に席を取って選手が練習グランドに上がってくるのを待ちます。見学所に来る人が若干増えて、選手たちが姿を見せ始めました。選手たちはスポーツニュースやサッカー雑誌などで見た新しいアディダスの練習着を着ていました。
選手たちは、ピッチの中央に集まって、デラクルス監督から練習メニューなどの指示を受けます。そしてGKの4人(能活、エノ、小沢、カブ(鏑木))はサンゴイコーチと一緒にグランドの左端へ行ってフィジカルトレを行います。フィールドの選手たちは、見学所の手前に縦に数個置かれた”コーン”の所まで歩いてやってきます。見学席の左側の席に座っていた女の子達が慌てて集まってきます。(でも能活ファンはそのままでしたが(^^))どうやらアップをここで行うようです。コーンに合せて選手達が4、5人づつ5チームに別れます。特にコーチがグループに指定している分けじゃなかったようですが…こんな感じに別れていました。
城さんに一生付いていきますチーム
城、直樹、孝行、慎太郎、誠史
新キャプテン僕たちをよろしくチーム
上野、波戸、永井、アツ
やっぱ井原さんを立てないとチーム
井原、路木、俊輔、村上
小村さんのポジション狙ってますからチーム
小村、井手口、永山、森
一匹狼チーム(どこにも入れない(爆))チーム)
サンチョル、遠藤、一樹、神田、田沢
注:ネーミングは勝手に付けました(笑)
5つのグループに別れて、池田フィジカルコーチの指示で、ランニング、柔軟などのフィジカル練習を30分以上みっちり行います。行ってる間に選手を見ていくと、波戸が髪を切ってさっぱりしているのが目に入ってきます。誠史は、城や直樹が楽しそうに話しながらやってるのを脇目に黙々とこなしていました。選手のトレーニングウエアですが、ほとんどの人が新しいデザインのウエアを着ていましたが、何人かの選手が違うのを着ているのが目に付きました。井原、路木が胸に赤、白の横線が入ってるウエアで、小村、城、神田が青いナイロン製のウエアを着ていました。小村はいつも練習のときに着ているウエアでした。
長めのフィジカルトレーニングが終わると、選手たちは見学所から見て右端に集まって大きな輪になります。コーチが何か言って、何故か?2人組みになります。城がたっと走って直樹の手をしっかり握ります(危ない危ない^^;)他の選手も2人組になります。アツと永井(これは解る)、孝行と井原(なんとなく解る)、波戸と俊輔(うーん)、永山と井手口(リハビリコンビ?)、サンチョルと小村(もう韓国語覚えたのか?)、誠史と慎太郎(OJTなのかな?)、他の選手も2人組みになります。
何が始まるんだろう?と思うと、ビブスを持った人が2人中に入って鬼の役になり、輪になった選手が全員合計で奇数になる人数で、横に動きながら3人組みになった選手の一人に触ったら、鬼から交代できるというゲームでした。ただ、そのままだと横に逃げ続ければなんとかなりますが、時々池田コーチの”前転”という掛け声で前転するからたまったもんじゃありません。当然一時的に2人組が別れて、3人組になった選手を鬼が捕まえ易くなります。皆が声を上げて楽しそうにやる姿が良かったです。誠史や永井なども鬼になりましたが、村上と森の新人二人が鬼になったときが、面白かったです。輪になった選手たちが見事なコンビを見せてなかなか捕まらない時間が長く続きました。新人いじめじゃないんでしょうが…こんなゲームを行ってフィジカルトレーニングが終わりました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
フィジカルトレーニングが終わって、水などを補給した後、ハーフコートを使っての1タッチ以内のゲームを行います。このゲームはGKを入れてのゲームでした。メンバー分けは、レギュラーとサブという分けかたではなかったようです。只し気になったのが上野がこのゲームには参加せずに、グランドの周りを数周走って引き上げたことです。開幕前に怪我などしていなければいいと思いました。
ビブス組:GK小沢、波戸、慎太郎、井原、直樹、永山、森、アツ、孝行、井手口、神田
ノンビブス
:GK能活、城、誠史、サンチョル、村上、路木、小村、田沢、俊輔、一樹、遠藤(永井)
フリーマン:永井(遠藤)
中央で緑のビブスを付けた永井(後半は、遠藤)がフリーマンの立場でボールを捌き、1タッチ以内のパスでゴール前まで持っていくゲームを行いました。誠史は左サイドにいましたがトラップミスなどもあって今一つでした。目立っていたのが新人の村上で声を出して周りに指示する姿が目につきました。井手口も怪我が癒えてさすがというプレイをしていました(トルシエ監督が注目するのが解るような気もします)、皆良く声が出ていたように思います。GKは能活と小沢がやっていました。エノはやはりユースチームの遠征で宮崎キャンプに参加出来ずにチーム練習していないのが響いてるようでした。ただ両手の数本の指の先にテーピングが巻かれていたのが少し気になりました。エノやカブはサンゴイコーチとキャッチングの練習に勤しんでいました。前半と後半を時間を区切ってゲームを行いました。これで全体練習が終了したようでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
何人かの選手がアントニオに呼ばれてシュート練習が始まります。その他の選手はクールダウンを行っていました。城、孝行、路木、永井、慎太郎、田沢、誠史でした。ゴールマウスに能活や小沢などを立てて、ポストプレイで落としたボールをシュートするといった形を右サイドから、左サイドから行っていました。シュートする足も右足、左足それぞれ練習をしていました。路木がコースを狙ったしシュートが結構うまいのが発見でした。少しやった後に、反対側のゴールも空いてることから、城、孝行、路木、誠史がそこに残り、永井、慎太郎、田沢が反対側のゴールへ、エノやカブとともに移動してそこでシュート練習をはじめます。
4人になってから城が何事か3人に話していました。なんかシュート練習で賭けをしているようでした。1万円という声が聞こえました。どおいう賭けだったか定かではないですが、最初にゴールの左サイドの位置から左足でのシュート練習が始まりました。城、孝行、路木、誠史とも中々ゴールが決まりません。少しプレッシャーも有るのか?(こんなのはプレッシャーとは言いませんが)枠から外れるシュートも多かったです。そんな中で最初にネットを揺らしたのが誠史でした。強烈な左足のシュートが飛んだ小沢の脇を抜けて右サイドに突き刺さります。城、孝行、路木も負けじと蹴りますが、決まりません。再び誠史が蹴ったボールは同じような軌道でネットを揺らします。頭を抱える城の姿がおかしかったです。しかし、その後は先輩の意地か?孝行、路木も確実にシュートを決めてきました。城は左足とは愛称が悪いようです。(試合までにとっておけ(苦笑))今度は右足でのシュート練習に変わりましたが、ここでも最初に決めたのが誠史でした、左足との違いは歴然としていますが、飛んだコースが良かったのか?ネットを揺らします。でも右足ならと孝行や城も決めてきます。結局やってる間にアントニオが誠史に反対側のシュート練習に呼んで、賭けはどうなったか解りませんでした。反対側に移動した誠史は、慎太郎、田沢とともに右サイド左サイドからのセンタリングから前にこぼれたボールを駆け込んでのミドルシュートという練習を行っていました。
ほかの選手は、井原がフィジカルコーチと1対1でボールを使った練習をしていて、小村やユや永山がグラウンドを数周ランニングします。リハビリ中の丸山も姿を見せました。俊輔が空いたゴールでシュート練習を行っていて、皆が開幕へ向けて調整に余念がないといった印象を受けました。シュート練習が終わって、誠史達がクールダウンに入る頃にフィールドの選手たちは、ほとんどいなくなっていました。
GKの4人は、見学所の右端でサンゴイコーチとクールダウンを行って、最後に輪になっての足にボールを慣らすパス練習を行っていました、パスをする相手の名を呼びながらのパス交換は見ていて微笑ましかったです。新人のカブは皆”さん”付けで呼んで、サンゴイや能活は呼び捨てですが、エノは”能活さん”だけ”さん”付けで呼んでいました。数分やってグランドを引き上げていきました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
見学席から駐車場出口で少し出待ちしましたが、友人のお目当ての能活が車から降りてサインや写真が撮れた事でご満喫で引き上げて行きました。俊輔や数人の選手が残っていましたが、そのまま引き上げました。
開幕前の様子が見れたことで、結構満足でした。新しい選手たちが入っての練習は昨年以上に活気があっていい方向に行ってるようです。そんな彼らを見に再び獅子ヶ谷に足を運びたくなりました。東戸塚に行く前に…
<99.3.8 write>
|