横浜マリノス/試合観戦記/1998年


98.9.30 サテライトリーグ 対鹿島アントラーズ 夢の島

「 文丈!早くトップに上がってくれ 」

 

 会社を少し早めに出て、有楽町線新木場駅から徒歩5分の夢の島競技場に行って来ました。

獅子ヶ谷の芝が剥がれなければ、獅子ヶ谷で平日の15時から実施して写真も撮り放題だと思っていたのに夢の島18時30分からナイターの変更になりちょっと残念でした。新木場駅に到着して駅下のコンビニで軽い食事とビールを買い込んでスタジアムへ…夢の島球技場に来るのは2回目で以前JFLの東京ガス対本田技研の試合を見に来たことがありました。

 一度行ったことがあったので、スタジアムの照明を頼りに首都高くぐって入場口へ、入り口にマリノスバスとアントバスが並んでいて、選手はバスに乗るときファンにもみくちゃにされるんだろうな〜とか考えながらスタンドに昇っていきました。スタンドはメインスタンドしか入れないようでスタンドに入って少し歩くと試合に来ると聞いていた知り合いに会ったので、一緒に見ることしました。

アップで選手達が出てきましたが、照明が暗いせいか、スタジアムの周りに明るい建物が無いせいか選手が誰が誰だ遠くて良く解らなかったです。それでもマリノス選手は文丈や岡山、路木等がいるのが解り結構良い試合が見られそうと試合前から期待しました。アントラーズの方は本山君などU−19メンバーが入ってると思いましたが、”足が細いからあれがも本山君かな〜?”といった感じしか解らなかったです。選手が出てきて両チームのサポータが太鼓を鳴らし始めたりしてメインスタンドの屋根に反響してすっごくうるさかったです。

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 アップが終わりほどなくしてユニフォームに着替えた選手達が出てきました。マリノスの方を確認すると…GK榎本、DF路木、丸山、深澤ユースの子、ボランチにペトコ、MFに文丈、平間、FW岡山、木島は解りました。前半は左から右に攻めていたので最初左サイドのMFは誰か解らなかったですが、髪を切った誠史と解り、結構お金出しても見たいようなメンバーだな〜って思いました。アントは誰だか良く解りませんでしたが、本山、小笠原、がいるのは解りました。

 試合は前半は文丈の独り舞台でした、ピッチの22人の中で一番存在感がありボールを持ったら少々のタックルじゃものともしないフィジカルの強さで右サイドをぐんぐん突破していきます。対面していた本山君が軽く飛ばされるのを見て、U−19は大丈夫かな〜?なんて心配もしてしまいました。得点はその文丈と本山との争いで得たFKから先制点が生まれます。ボール争いで本山からとったボールを文丈がドリブル、取られた本山が猛然と追いかけ奪い返そうとしましたがそれがファウルになりゴール右でマリノスのFKを得ます。蹴るのはもちろん止まったボールを蹴らしたら俊輔の次にうまいと言われる(苦笑)誠史、左足から蹴られたボールは壁の上を越えてゴール左隅にゆるやかな軌跡を描いて吸い込まれていきました。決して豪快なFKでは無かったですが、絶対の自信を持っている左足で素晴らしいゴールを見せてくれました。アントは小笠原と本山とで攻めようとしますが、丸山がラインディフェンスをしっかり取ってエノの飛び出しもあり得点を許しません。右からのセンタリングをゴール正面で足も持ち替えてのシュートで木島が2点目を上げます。前半終了間際にあったPKのピンチはエノが止めて前半が終了。ハーフタイムにマリサポの友人に会って少し談笑して後半へ。

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 後半は文丈に代わりユースの子を入れて試合展開が全体的にだらけてしまいます。路木の左からのオーバーラップで何度も良いシーンを作りますが、真ん中の岡山や木島が決められず結果は2対0でサテライト最終戦が終わりました。FWはもっと頑張らないと城やサリナス、安永が怪我しても、出番が無いとなると思うし来年の契約も有るからもっと頑張らないと…、試合終わって関係者席にいた人にメンバー表を貰いやっとメンバーが解りましたが、背番号が1から16まで付いていてトップでの背番号が違うから遠くからだと誰が誰だか良く解らなかったです。

 試合後はバス出待ちの女の子の集団の間を抜けて帰りました。後で聞いた話によると井原キャプテンとアントニオ監督が見に来ていたそうです。

 

〜fin〜