CG:闇の支配者 エターナ

■タイトル:闇の支配者 エターナ
■Note:
 私のCG第6作目です。
闇の軍団編最初にしてボスキャラの女の子です。
設定としては3作目の光の支配者 姫の妹です。講釈は下のドキュメントを読んでもらうとして、やりたかったのは姉妹の二律背反です。
まぁ最初はキャラクタの肉づけをする為の設定だったのですが、根がストーリー作成が好きなのでだんだん長いストーリーになっていくのでした・・・

今ではそうでもないが、作った当時は白い翼を持った闇の天使は珍しかったんじゃないのだろうか?

■投稿時のドキュメント
 なるべく当時のまま収録します。

1.汚れた天使

哀れな娘よ、汚れて行く事に気付きもせず
ただ落ちて行く……
 私の半身
 二人で一人
 光と影
 表と裏
光の魂をもって生れながら闇に魅入られし闇の支配者
……我が妹よ。

おまえは永遠(エターナ)を司り、私は終焉(フィーネ)を司る定め
されど、運命の歯車は噛み合わぬ……
おまえは私の鏡、本来あるべきだった私の姿
闇の魂をもって生まれし……私の姿

されど、私は汚れなかった
私はいつもあの人の後ろ姿を見つめていた
あの人を慕い、あの人のようにあらんと願い……
あの人は手を差し伸べてくれた
光の衣を纏いし、偉大なる気の支配者”天武”
我が師よ……

哀れな我が妹よ
おまえは私のあるべき姿、あのかたに出会わなかった私
おまえには手を差し伸べてくれるものがいなかった……あの人のようには
栄光も地位も、何もかも約束されながら
何一つ、唯の一つも心の飢えを満たせなかった……哀れな娘

その手を差し伸べられなかったのが私の罪ならば
汚れるのを止められなかったのが私の罪ならば
私の運命をおまえに背負わせてしまったのが私の罪ならば
私は名乗るまい、忌まわしき我が名フィーネ(終焉)を
ともに朽ちるとも、おまえを止めよう

……我が光の支配者の名において……


2.エターナのプロフィール

 性格:冷酷にして残忍、無慈悲にして狡猾……と、回りからは見れるのだが彼らの配下からはかなり高い信頼を得ているので単純な悪人でもないようである。
例えて言うならば小さな子供、与えられたおもちゃを壊す。しかしその事を叱られなければその事が悪いのかを知らずに過ごす。
人の首を絞めるのをまるで美しい花を愛でる様に行う。とまぁ、残忍な聖人君子といった所です。

 能力:闇を司る彼女の能力がダークウィル(闇の井戸)を作り出す。
この一切の闇の穴に放りこまれたものは永遠に異次元をさ迷わなければならない。
また、元々光の支配者になるべき人であったので、その才能は高く光の支配者である姫の能力を軽く凌ぐといわれている。

 獲物:白銀の剣”魔滅び”の剣の使い手である。元々、光の属の宝剣であったがエターナが離反した際に共に持ち出されたものである。その絶えず血の乾くことがない刃先は新たな犠牲者が刻まれるたびに何故か悲しみの嘆きを訴えるという

3.エスマスター(支配者)’S 座談会

水城 「実はね、……」
紫嵐 「へー……」
ルカ 「何を騒いでるの?」
水城 「あんたと空磨が兄弟じゃないかって言う証拠が見つかったのよ」
ルカ 「えええええええ!!」←真っ赤になって動揺している
紫嵐 「しかし、意外だよな」
ルカ 「な、じょ、冗談だろ、あ、たしが空磨と兄弟のわけないだろ。」
水城 「かつて、二天と言われた気の支配者”天武”と時の支配者”レスティー”を知っているだろ」
ルカ 「あたしの母上がどうした?」
紫嵐 「かつてエスマスター同士が血みどろの争いがあった”最悪の争い”が
あったのをたった二人で平定してしまったのは知っているだろ。」
ルカ 「それは知っているよ。それがどうしたんだ?」
水城 「片や、勇者として名高い戦士天武、片や時の姫巫女だったレスティー言うなれば男と女だ。」
ルカ 「な、何がいいたいんだ!!」←あせっている
紫嵐 「別に君の先代をどうこう言うわけじゃないけど、たった数名しか生き残らなかったあの戦乱で、エスマスターの二人の頂点が手を携えて戦乱を終わらせた。恋愛感情があったとしても不思議じゃない」
ルカ 「だからって、あたしが空磨と兄弟だっていうのは……。」
水城 「根拠は別にあって、戦乱が終わった後、当時不在だった光に支配者に代わってエスマスターらをまとめるだろうと噂されていた天武が乳飲み子を抱えて隠遁の生活にはいったっていう話しを聞いたんだよ。」
ルカ 「それが空磨だっていいたいの?」
紫嵐 「その連れていったという乳飲み子の年も丁度、空磨ぐらいだろ?」
ルカ 「だからって、何であたしと……」
水城 「男心がわからない子ね。愛しあった二人、でもお互いの立場がそれを許さない。男は二人の愛の結晶を抱いて女の立場のために身を引く……あぁ、ロマンチックじゃないの」
ルカ 「だぁ!!水城、あんたいきなりブリッコするんじゃない!大体それのどこが兄弟の証拠なんだ。唯の憶測の積み上げじゃないか!」
水城 「ロマンチックのわからない狂暴娘にはわからない事よ。」
ルカ 「誰が狂暴よ、この残忍のキツネ目女め!」
水城 「もういっぺんいってみ!ぶっ殺すわよ。」
ルカ 「おう、やれるもんなら……」
姫 「それ私よ。」←空磨と共にトレーニングから帰ってきた
一同 「へ?」
姫 「闇の魂をもって生まれた私と、光の魂をもって生まれた妹。双子として生まれた私達だったけど、当然私は生まれてはならない子だった。 それを我が師天武様が私を闇に葬るには忍びないと自ら私の擁護をかって出られて、私は闇の魂に心奪われる事のなく育つ事が出来たのだ」
一同 「……」←一気にシリアスな場面になったのについていけていない。
水城 「じゃ、空磨は?天武の子供じゃないの?自分の子供でもないのに気の支配者を継がしたの?」
空磨 「知らないよ。一人で腹減らしてくさってるオレをわざわざ拾って芸を仕込んだんだから。」
水城&紫嵐「そう言えば用事を思い出した……」←何事もなかったように立ち去る
ルカ 「……良かった」
空磨 「何が?」
ルカ 『こ、この男は……』

おわり

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