佐藤敦啓

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00/1/29 ウエディングケーキ
「ララバイまたは百年の子守唄」 1/29 紀伊国屋サザンシアター
 敦啓の初舞台。正真正銘の初舞台。鴻上さん新作、共演者は筧さん。不安ばかりが先行していたのは間違いない。
 だが、しかし。
 仕事しなきゃいけない時間をどっかにやってしまって、ものすごーくものすごーく久しぶりにここを更新してしまうくらい、むっちゃくっちゃおもしろかったのだ! いい意味で大誤算だった。

 以下、毎度のようにネタバレあります。お芝居をこれからごらんになる方は、お読みにならないでください。



 変な理屈はこねないで、ストレートに判りやすい。鴻上さんのお芝居は、お芝居慣れしていないわたしにとっても、たいそうおもしろく見られる作品だった。劇中劇として、彼の過去の作品である「ハッシャ・バイ」が使われているが、現実世界である劇団のやりとりと、劇中劇の内容とがうまくリンクしていて、ぜんぜん違和感がないし、過去の作品を知らなくてもすんなりと見ることが出来た。
 なによりも、随所にちりばめられた、どこまでがアドリブなのかツクリなのか判別つきかねるほどの、ギャグと笑い。筧さんや佐藤正宏さんがときどき素で笑っていたりするのはご愛敬としても、時事ネタやタイミングを計ったテンポの良さが、見るものを飽きさせない。ところどころ、セリフを噛んだり変な間があったりしたのは、わたしが見たのが初日から2回目の公演だったからか。楽日も見てみたいと思わせる楽しさだった。
 何よりも敦啓。最大の不安材料だった彼の演技が、とっても自然。声も通るし、他の共演者の方々とのやりとりもスムーズだった。ちょっとだけダンスのシーンがあって、思わず彼にだけ注目してしまったのはしかたないとしても、派手なドレスでむちゃくちゃ楽しそうにフレンチカンカンを踊っている彼は、すっかり「あっちゃん」「あっくん」ではない、「佐藤アツヒロ」というひとりの役者であった。
 嬉しいなあ。単純に嬉しい。久しぶりに見た敦啓が、あたりまえだがちゃんと大人になっていて、鴻上さんにも「賢い」と言われる人だったというのが、一ファンとして心はずむ出来事だった。

 敦啓宛の内海光司のお花(あの人の出したお花って、もしかして初めてみたかも……)や、筧さん宛の「スペーストラベラーズスタッフ一同」名義のお花なんかを確認したあと、ロビーから出たわたしは、白いドレス姿の敦啓を回想していた。劇中劇の中の敦啓が3メートルくらいの台の上で、裾が床まで届いていてもなおあまりある真っ白いドレスを着ているシーンがあったのだ。そう、まるでウエディングケーキの上に乗ってる花嫁さんの人形のように。
 「ウエディングケーキみたいな敦啓が可愛かったなあ」とつぶやいたわたしに、チケット取ってくれた筧ファンの友人は、冷たい一瞥をくれただけだった……。
 いいじゃんかよぅ。わたしにはウエディングケーキに見えたんだよぅ。

99/1/3 謹賀新年。
12/21 東京全日空ホテルディナーショー17:00〜
 あけましておめでとうございます。
 年末にいきなり彼ら関係いろいろありましたが、さすがに年末でバタバタしていて更新できずおりました。今年もこんな具合にトロトロしておりますが、どうぞよろしくお願いします。

 さて、アツヒロ&淳くんジョイントディナーショーである。はっきり言って、話を聞いた最初は「ふざけんなっ!」であった。不安を抱くにも至らないほど頭が真っ白になって、予測も何も出来ない状態。思い通りのことをさせてあげられない彼らが気の毒で、重い通りのことを見せてもらえない私たちが悔しくて。やけっぱちなアツヒロのラジオに涙し、懸命な淳くんの雑誌記事に遠い目をして、日々を過ごしていた。
 ところが。
 彼らは、やっぱり、プロフェッショナルであった。

 お互いの世界を大事にしながらも、ふたりの共通点である「光GENJI」を全面に押しだした構成で、とても良くできていたと思う。初っぱなが「ほのかに甘くHOLIDAY」で、それだけでもう涙モノだったが、花道を通るときに楽しそうにお互いの腰を抱き合っていたり、目を交わして微笑んでいたり。懐かしのHGクリスマスソングのメドレー、かの名グループSAY'Sのナンバー等を、あの頃とはひと味違った歌声で聞かせてくれた。「あきすとぜねこ」なんて、可愛さそのまま上手さアップ。緩急自在な構成と相まって、大人な彼ら、子供な彼ら、どっちもたくさん堪能させてもらった。
 アツヒロのソロ曲も、淳くん得意のアフリカの曲もあり、アツのハモニカと淳くんのタイコの競演なんつーのまで。このふたり、「大きさ」が同じくらいだから、並んだ時の印象がなんだか新鮮なのね。それで競演なんつーことをしてくれちゃったもんだから、新鮮の二乗。いいもの見せてもらいました〜って感じだったな。

 しかも、この日の私たちのテーブルは、最前列、花道上手寄り1番前。つまりステージにいちばん近い席であった。汗の粒もあばたもシミも肉眼でしっかり見えて、マイクオフの肉声だってよくわかる。いつものつもりでMCに「よくなーい!」などとつっこみ入れてたら、しっかりアツヒロに聞こえていたらしく、「そうだよな、よくないよな」と返事をされてしまった。なかなか得難い経験かと思うが、タキシードのアツヒロに向かって「七五三みたい」などと言ってしまったのもしっかり聞こえていたらしいので、アツヒロには申し訳なかったと思う。もっと夢見た乙女なファンの方が、彼的には好きかな、と。ゴメン、口悪くて。

 しかし、そんな私でも出口のところの握手では、けっこう夢モード入っていたのだよ。寛くん諸ちゃんでおなじみの、お見送り握手。かつての握手会に行ったことがない私は、淳くんあっくんとの握手は初体験であった。間近で見た彼ら。端正なアツヒロの顔とあぴあぴな淳くんの笑顔にすっかりあてられて、メロメロになってしまった。

 ディナーショーは高いから、来年あってももう行かないと決心していたのに。
 すでにこの段階でその決意はかなり揺らいでいたのだ。
 そしてこの翌日の晃で……。
                          以下、次号(笑)




98/09/14 夢よりドリーム
Duet記事
 メンバー7人がみんな仲良しだったらいいなというのは、ファンの夢だ。
 別にのべつなくなしに一緒にいるんでなくても、心の中の大切なところに、あの日々を共に過ごした仲間たちをしまっておいてくれたらいいのだ。
 幼なじみのような、戦友のような、どこか共通した感覚を、ずっと持っていてくれたら。ドリームモードで考え始めるとキリがない。誰かの結婚式には全員が参列してのんだくれてスピーチしたりするんだよ、などというのは、誰もが一度は考えることではないだろうか。
 でも、それがみんな夢だということは、悲しいけれどわかっている。
 彼らはオシゴトで一緒にいたわけで、決して楽しいからつるんでいたわけではない。仲良しこよしの学芸会をしていたのでも、カラオケで仲間とバカ騒ぎをしていたのでもないのだ。
 悲しいかな、樹生ちゃんの結婚式の一件で、その現実を見せつけられてしまった。

 ところが。
 メンバーの一部であるふたりは、どうやらいまだに仲良しらしい。いや、「いまだに」というのは正しくないかも知れない。「いまさら」、または、「いまも」? とにかく、見ていて恥ずかしくなるような仲良しぶりを、雑誌で披露してくれた。言わずと知れた、A&Aである。
 前の宝塚公演もたいがいたまげたが、今回のDuetの記事もスゴカッタ。見つめ合ってたりじゃれあったりしてるのよりも、お互いが違う方を向きつつ一緒にいる写真の方が、趣があるのはどうしてだろう。ことさらに仲良しぶりを見せつけなくても、すでに通いあってる何かがあるということか。それだけ深いということなのか。ある意味で終わってる気もするが、どうだろう。何が終わってるのかは、この際置いといて。

 学芸会でもカラオケ大会でもなかった、真剣勝負のお仕事だったからこそ培われた、末っ子ふたりの関係。他のどことも形の違う、見えやすい絆がここにある。ファンの夢を越えるほどのドリームをありがとう、Duet。
 仲良きことは美しきかな。
 そういうことにしておこう。

 ところでアツヒロくん、ほんとにディナーショーやるの? ライブがいいんですけど、私。あなたの歌を座ったまま聴くのは、かなり苦痛だと思いますわ。晃はともかく、淳くんまでとは……。きっと諸ちゃんもあるものね、いったいファンにどうしろと(^^;)
 とりあえず、お金貯めなきゃね………………。

 でも助かったな、内海光司はないみたいだから。ひとり分少ないと、ずいぶん楽だからね。ありがとう、お兄ちゃん。このまま無職でいてくれると、アタシ的にはラッキーかもね♪……って、んなわきゃねーだろ!(怒) 仕事してくれ〜少しは金使わせてくれ〜頼むよ〜(^^;)



98/07/05 やさしい夏のおくりもの。
7/5 FM横浜 CAPTAIN AIR SHIP SPECIAL 公開放送ゲスト出演 in 横浜そごう特設ステージ
 今回のタイトルは、横浜そごうのお中元セールのキャッチコピー。そごうが提供の番組だったから、特設ステージの敦啓とパーソナリティのお姉さんの間にこのポスターがあり、彼を見ている間中、視界の片隅にずっとあったのだ。まるで敦啓自身が私たちへの「おくりもの」みたいで、嬉しくなって使ってしまった。

 で、「おくりもの」様は。
 金髪が伸びてライオンみたいだった。前髪をたちあげていて、まるでトサカのよう。それでも、だいぶ後ろの方から見ていた私たちにさえくっきりと表情がわかるくらい、彫りが深い。パーソナリティさんが「カッコイイですね!」を連発していたのも無理はないな。生敦啓は、相変わらず可愛いくてカッコよかったのだ。
 それでいて、敦啓言語連発。ま、今回は、パーソナリティのお姉さんがいちばんの爆弾発言だったけど。「赤坂くんて誰ですか?」って、ゲストのことくらい調べておくのが礼儀だろうが。敦啓のこといっぱい褒めてくれたから、一応許すけどね(←偉そうだな)
 ラジオ持っていかなかったのと、ステージが遠かったのとで、しゃべってる内容はよく聞き取れなかったが、「I love youって言ってください」というパーソナリティの言葉に照れまくる敦啓くんなどという可愛らしい様も見られ、たいへんに楽しい公録だった。

 道行く人が「あれ、あっちゃんだ」とか「ほら砂の城の……」などとささやいていたのが漏れ聞こえたのは「うれしいおくりもの」。
 最終的には500人くらいの人がステージを取り囲み、おそらく甘く見ていただろうFM横浜の人たちが大わらわだったのは「たのしいおくりもの」。
 あの大混雑の中、横浜そごうの時計のある広場をこの日通った人は、「へえ、佐藤アツヒロって人気あるんだね」と思ってくれただろうことは「誇らしいおくりもの」。
 神様ありがとう。あっちゃんに公録をくれて。

 でもひとつ、切ない話を。
パーソナリティ「何でも叶う魔法の杖があったら何をしますか?」
敦啓「ライブやります」

 ああ、神様、敦啓にも素敵なおくりものをあげて!




98/04/26 イベント参加
4/25 bayFM公録in船橋ららぽーと
 どうも私はららぽーととは相性が悪いらしい。せっかく久しぶりの生敦啓だったというのに、どうしても外せない予定がかなり前から入っていて、結局行けなかった。せめてもう少し早く分かっていれば、約束の方の日程を変えたのに。どうしてこういきなりなの、bayFM。わざわざ私が予定入ってる日にしなくてもいいじゃないの。
 去年、ちょうど同じ時期に淳くんの公録もあったのだが、やっぱり先約があって行けなかった。あの時は、わざわざ千葉在住の友達が新聞折り込みチラシ見て連絡くれたのだ。「ヤマモトくんって、あなたの好きなグループの人よね? その人、アウトドアするよね?」という電話に「そうだけど、何?」「ららぽーとでのアウトドアのイベントに来るんだって。今朝チラシが入ってきた」「なーにー!? ちょっとそれファックスして!」というわけで入手した情報を、あわててniftyserveの方のみーはー倶楽部に書き込んだ覚えが。それで自分が行けなかったんだから世話ないわな(^^;)

 行けなかった公演の記憶は、どんどん美化されていくものである。自分が見れなかったぶん、いろいろ想像してしまうのだ。
 髪型とビジュアルはこんなかしら。どんなことを言ったのかしら。その時の表情はどうだったのかしら。歌った時の様子は、踊ったときの格好は。そんな風に考えていくとキリがない。行けなかった悔しさと相まって、じりじりとした焦燥感にさいなまれ、こんな思いをするならば別の約束なんかぶっちぎってしまえばよかったと後悔するのだ。あの時にこうしていれば見れたかも、もっと早く手をうっておけば会えたかも。まさに後悔先に立たずである。

 そんな思いを少しだけど解消する手段がひとつある。その公演を見た人からの報告だ。友達から話を聞くのでも、レポート形式にまとめてくれたものを読むのでもいいが、どんなことをやったのか、どんな話をしたのか、どんなようすだったのか、具体的に知れば、少しは気持ちが違う。たとえそれを書いた人の主観が入ったとしても、何人もの人に話を聞けば、自ずと内容は平均化され、本当のことも見えてくる。
 だから、なるべくたくさんの人の感想を聞いて、レポートを読みたい。そして、なるべく抜けのないような形で、そのイベントなり公演なりの様子を知りたい。これは、好きなタレントのイベントを一度でも逃したことのある人なら、誰でも思うことではなかろうか。
 百聞は一見にしかずではあるが、3人寄れば文殊の知恵なのだ(ちょっと違うな)

 で、何が言いたいかというと、イベントなりコンサなりを見た方は、なるべく感想なりレポートなりを見せてくださいというお願いなのだった(笑) 今回のららぽーとに関しては、すでにお友達がレポをファックスしてはくれているが、他の方の感想も聞きたいのだ〜。
 どうぞよろしくおねがいします〜〜(笑)




98/01/15 A&A
1/13,14 宝塚連動企画
 遅れてきたファンの私は、見たいけど見ていないモノ、もう見る機会はないだろうなあと諦めていたモノがたくさんある。光のディナーショウしかり、SAY'Sコンサートしかり。数え上げればキリがない。
 そのリストの上位にランクされているものに、「晃&敦啓の『ふたりの宝物』と『Hurry Up』をナマで聞く」いうのがあった。CDから流れてくるかわいらしい子供の歌声を聞くたびに、今現在の彼らを思い浮かべ、もう絶対にナマでは歌ってくれないと、完全に諦めていたと言っていいだろう。
 それが、である。実現したのだ。私の目の前で、あのふたり、歌ってくれたのだ、「Hurry Up」を!
 敦啓の日はなんとなーく違和感のある衣装だったが、晃の日など、まるでお揃いのようにスーツで決めて、ふたり、並んで、ステージで。13日など、途中裏声で、当時の声を再現してくれたりもした。これが嬉しくないわけない。
 生きてるうちにはもう聞けないと思っていたのだ。人間、長生きはするものである。

 相変わらず、敦啓の言語は爆発していて、晃は通訳を自ら買って出てくれた。きっと普段通りのこのふたりの会話なのだろうなあと思わせる、炸裂したMC。あげくに「A&A。漫才コンビみたいだな」と言いながら、即興の漫才まで見せてくれた。
 私の腹筋を鍛えてくれてありがとね。涙出るほど笑ったよ。でもね、少しは客席を見て欲しいな。見つめ合ってばかりいないでさ(笑)
 私の最大のツボは、晃の日のアンコール。飛び出してきた敦啓が、「Still I Love You」のサビを一緒に歌い出した瞬間、「これでいい?」という風に晃を見上げた、その顔〜〜。まるで甘えん坊の子供みたいですごい可愛かったのよ〜〜〜(笑) 前日に「あっちゃん言うな!」とカッコつけてた人とは別人みたいでした(笑) いやもう、他にもたくさんあるんだけどね(笑)

 ふたりとも、コンサートシーンはもちろんかっこよかった。ダンスナンバーはどれもよかったし、照明やレーザーの使い方も綺麗。構成も演出も、宝塚の大階段を使ったアンコールも、すごく楽しかった。今まで見た彼らのコンサートの中でも、上位にランクできる出来だったと思う(浮かれて誉めすぎ?(笑))。
 晃の「千年メドレー」見られたしねえ。晃の京都は行けなかったから、得した気分になったよ。

 ふたりの定番「JACK MY DREAM」、男闘呼組の「lonely」(表記はこれでいいのだろうか……)、そして「Hurry Up」。敦啓の日のみ、アンコールで「パラダイス銀河」アレンジ違いバージョンがあった。
 こんな風に、それぞれのコンサートが良くできていて、その上で今回みたいなスペシャル企画があるっていうのは、ある意味理想だと思う。
 これが聞きたかった、これが見たかった。2/7だけど、それでもすごく嬉しかった。
 たった4曲だけの、かつて「親よりも長く」共に過ごしていた友との共演。
 見ている私たちは感無量だったが、やってる彼らはどうだったのだろう。
 嬉しくて嬉しくて楽しくて楽しくて、それでいてちょっっとだけほろ苦い、素敵なスペシャル企画だった。

 でもさあ、私、曲のメニューが2日とも同じだとは思ってなかったの。絶対違うラインナップだと信じていた。晃の日は絶対、「ふたりの宝物」歌ってくれると微塵も疑ってなかったのに〜〜〜。
 冬のA&Aジョイントコンサートの時には、ひとつよろしく>晃、敦啓。


 え? やるんでしょ?(笑)


97/10/03 「砂の城」最終回
 夏前から見始めて延々秋まで、ついに1回も見逃すこともなく見てしまった「砂の城」。かなり辟易する展開もあり、どうしても好きになれないキャラクターがたくさん(!)いたが、それでも、敦啓はやっぱり美形だった(笑)
 遅れてきたファンの私は、学ラン姿をリアルタイムで見られるなんて思ってもいなかったから(笑)、そういう意味ではとてもありがたい。ドラマってのは、ストーリーにさえ目をつぶれば、いろんな角度や多彩な姿が見られるのでイイモノだなあ(笑)

 それにしても、ラスト1本前でのあの展開。果たしてどういう風に終わるのかとハラハラしていたが、結局、すべてが収まるところに収まってからヒロインが死ぬという、ある意味で原作を周到したラストだった。まあ、あれで杉彦と美百合がどこか遠くでひっそりと平和に暮らしました、ってのじゃ、昼ドラとしては最後の盛り上がりが足りないのだろう。が、やっぱちょっとばかし安易だなあと思う。しかも、何の伏線も必要ない「交通事故」ってのは卑怯だ。
 盛り上がれば何でもいいのか、昼ドラ! 来週からは娘の恋人と出来ちゃう話ってのもあざといぞ、フジテレビ! もっと平和な話でうちの子たちをまた使ってくれ!(笑)

 途中で腹が立ったのは津田山さんの身勝手な暴力だったが、最終的に何がいちばん苛立ったかと言えば、大橋さんのエゴだった。そもそも、彼女が比羅夫を捨てたりしなければ、美百合と比羅夫の悲劇自体始まらなかったのだ。それなのに、実の孫を育ててくれた美百合に対しての勝手な言い草ときたら。ヒステリックな大場美百合とエゴ丸出しの大橋さんのやりとりは、かなりキたよなあ(^^;)
 それに、まなみが大橋さんの義理の娘になるのなら、杉彦はまなみの義理の甥。養子縁組をしなかったとしても、従兄弟である比羅夫の息子なのだから、歴然と血のつながりがある。まったく血のつながりのない義理の母である美百合と比べて、どっちもどっちという気もしなくもない。ま、美百合と杉彦の恋の障害がそれだけじゃないってのは、重々承知しておりますがね(笑)

 6年後。かつて幼かった比羅夫と美百合がともに遊んだ海をバックに、美百合ジュニアと戯れる杉彦。ソフトフォーカスかかった敦啓は美しかった……(笑)
 しかし、津田山さん死んじゃうまで、美百合ジュニアはあのマンションで育てていたのかしら。かたや「パパ」、かたや「おじちゃん」、男ふたりで小さな女の子を愛おしそうに眺めていたとしたら、かなりコワイ構図だ。近所からどんな目で見られていたことやら。やっぱホ○の夫婦……いやいや(^^;) きっと津田山さんが取材で出かける時だけ、杉彦が預かっていたのよね!(笑)
 あのあと、杉彦は美百合ジュニアの成長を暖かく見守り、最終的には結婚するのだろう。巡った輪廻の果ての大団円って感じだけども、それって紫の上と光GENJI、いや光源氏だわ……(^^;)

 なにはともあれ、3ヶ月ちょっと、楽しませていただきました。内容はともかく(笑)、いろんな敦啓が見られたし、テロップにトップで名前が載るのってやっぱり嬉しい。来週からはもうビデオの予約が必要なくなるのかと思うと、かなり寂しいよね。
 でもまあ、これで敦啓も音楽活動1本に専念できるというものだ。
 あっちゃん、次のアルバム、楽しみにしてるからね! コンサートもやってね!(*^^*)


97/09/13 コマーシャル
 昼ドラのドロドロさは比較的気にならなかった私だが、さすがに最近の「砂の城」は目に余る。津田山さんのキレ方が尋常ではないからだ。もともと理不尽に暴力をふるうタイプは、男でも女でも大嫌いなので、美百合と杉彦に対しての津田山さんの振る舞いは、あんまりだと思う。
 まあ、極端に感情の起伏を見せるのがドラマなのだ、と言われてしまえばそれまでだけどね。

 そんなに嫌なら見なければいいのにと自分でも思うのだが、朝ビデオのタイマーを仕掛けてから出かけ、帰ってから夕飯を食べながら見るというのが、ここ数ヶ月の日課になってしまっている。朝新聞見終わると、自然に手がリモコンに伸びているのだから仕方ない。
 何よりも、杉彦のあっくんがどんな芝居を見せてくれるかが楽しみでならない。「杉彦」という役におさまってからは、前みたいにコスプレ的に楽しむことはなくなったが、それでも時々、はっとするような表情や仕草がある。津田山さんの横暴への嫌悪にも負けないほど、杉彦あっくんが見たい!と思ってしまうのだから、これはもう、中毒といっていいだろう。人はこーしてドラマにはまるのね……(ちょっと違うか)

 それにしても、毎日毎日見ていると、SK-2だのリジョイだのに親近感がわいてくるから不思議だ。普段はボディショップだのの安い化粧品を使っている私だが、今度化粧水を買いに行ったら、SK-2を買ってしまうかもしれない。全然別の番組を見ていても「20代はいいのよ」という桃井かおりの声に反応するようになってしまった。まるでサブリミナルのようだ。この調子では、テニスの後にはリジョイで髪を洗ってしまうだろう。ほ乳瓶はよーく消毒してしまうに違いない。別にテニスをする予定もほ乳瓶を使う予定はないけどね。

 これがCMの威力なのか、と改めて実感するとともに、諸ちゃんのCMの威力も期待したいと思う。今日、全然光GENJIに興味のない友達から電話があったのだが、「ねえ、あのアパガードの子って、あなたの好きなグループのあの子よね?」と言われてしまったから、それなりに知られ始めているらしい。が、販売量にまで反響があったかは知らない。私が桃井かおりに抱くのと同じような思いを諸ちゃんに抱く人がたくさんいて、アパガードがたくさん売れればいいのだけれど。

 と、書き終わって気づいた。今日の話はもしや関東ローカルか?(^^;) 当然他の地域じゃCMも違うのよね。意味の分からなかった方、すいません(^^;) 何なら伝言板にでも質問入れといてくださいませ。


97/08/29 ビジュアルクイーン
 京都の内海光司に幻惑されて(笑)、すっかり遅くなってしまったが、私のこの夏の光G関係イベント締めくくり、24日の敦啓コンについて。

 最初、アツコンは9月の予定だった。だから内海を見た後京都に一泊して、観光してこようというのが当初の予定だった。それが、申し込み完了後にいきなりの日程変更、しかも事前に正式な告知もなく、返金や変更のアナウンスもなく。どう考えても通常の商行為ではない。消費者センターに訴えたら、確実にこっちが勝てると思う展開だ。内海と同じ23日のチケットが届いたら、マジで事務局になぐり込むつもりだったのだが、幸い(というか何というか)届いたのは24日の分で、京都から日帰りすれば見られる日程だった。
 いっそ23日になってて、正式に抗議した方が今度のためにもよかったのかもしれないが、何せ私たちは人質をとられているようなもの。「それならあなたは見なくてもいいわよ」と言われ、コンサートに行けなくなってしまっては本末転倒だ。何の力もない一ファンは、涙をのんで理不尽な仕打ちに耐えるしかないのか。こんなことがまかり通るなんて、やはりココはコワイ世界なのだなあと、アイドルワンフー初心者の私はしみじみ思うのだった。

 それでも、敦啓は頑張っていた。名古屋の初日からはじまって、京都2日、東京2日、大阪2日と、8日間休みなしの連続公演だ。しかも、その直前までドラマの撮り(まだ終わってないとか)。これで楽しめるコンサートを構成しろという方が無理な話だ。頑張ってるあっちゃんに会えればもうそれだけでいいや、という気持ちで渋谷公会堂に向かったが、とんでもない、いつの間に、どうやってリハをやったの??と言いたいくらい、楽しいコンサートだった。
 今回の演出は、プロの方に頼んだとのこと。セットや照明が確かにいつもの敦啓コンとはひと味違う。もともと「見せる」ことにはこだわりのあるステージングをしてくれる敦啓だったが、それにさらに磨きがかかっていた気がする。普段どういうお仕事をなさっている「プロの演出家」なのかは知らないが、「さすがプロ」と言っていい出来映えだった。
 冒頭、敦啓の顔のパーツが、ステージ上にしつらえられたモニターに映し出される。美しい。パーツパーツが完璧に整っている。友達が「ビジュアルクイーン……」と呟いていたが、まさにその通りだ。そして、単にビジュアルなだけでないところが、敦啓のすごいところだと思う。
 新曲はなかったが、それでもノレる曲で構成されたコンサートは、純粋に楽しめる。矢継ぎ早に繰り出される「敦啓節」に、前日の京都日帰り強行軍も何のその、がんがんに踊っている私がいたのだった(笑)
 MCのあと、スローナンバーに。「最後のGOOD-NIGHT」の新アレンジには驚いた。ああいうアプローチの方法もあるのかぁ。あの曲は、あの当時の彼にしか歌えない、と思っていたが、こういう風に見せてくれるならば、今でも全然OKだ。最近の彼のバラードにはない味があって、なかなかおもしろかった。
 そういえば、「熱帯夜」もニューアレンジだったね。黒のコートをまとった男性ダンサーふたりを従えて踊るこの曲も、なかなか新鮮なアレンジだった。しかし、みんなこの曲好きなのね。ジョイコンで内海と淳くんもやってたし。これがA面でなくB面の曲だなんて、あの頃の光GENJIって、すごい贅沢な作りをしていたのねーと、ちょっと回想モードに入ってしまった。
 あと照明の使い方がおもしろかったなあ。ステージ左右にゆがんだ時計のオブジェがあるんだけど、それにときどき光があたるのが綺麗だった。他にもステージ上方の時計のオブジェ。最初は平らになってて時計だって認識できないのが、バラードの時だけゆっくりと正面を向いてくる。光がきらきらしたままゆっくりと移動する様は、まるで未知との遭遇のUFOのようであったことよ(笑)

 あっちゃんはいつもいつも、彼にしか出来ない世界を見せてくれる。独特のテンポとこもったような声で歌う歌にしろ、自分の魅力をしっかりと認識しているナルちゃん入った(笑)映像にしろ、敦啓独自の世界ってものが、確実に構築されているのだ。このままつっぱしっていって、どこまで行くのかぜひ見せて欲しいものだと思う。

 しかし、私にとって彼はやっぱり、「かっこいい」より「かわいい」だなあ。いや、「かわいい」でもない、「キュート」だ。何でもない普通のシャツとパンツの衣装だというのに、どうしてあんなにキュートなのだろう。もうじき24歳なのに。
 辛いことも腹立たしいことも疲れたこともいっぱいあったけど、この夏の最後に、世界一キュートなビジュアルクイーン様に会えたから、まあ、いいか。楽しいことも嬉しいことも、いっぱいいっぱいあったしね!


97/08/05 砂の城
 「せんせー、今月末には24になる男の人が、どうして学ラン着て違和感がないんですかー?」(爆笑)
 というわけで、敦啓くんのトピックスは当然話題の『砂の城』である。
 物語自体は、いかにも昼ドラでドロドロしてるので、イマイチ乗り切れないし、キャラクターの感情とか疑問に思う部分も多々あるのだが、敦啓のコスプレドラマとして見ていると実に飽きない。なにしろ、学ランである。乱闘なんかもしちゃって、不良の人に踏みつけにされちゃったりもしたのだ。パイロット学校の制服も着たし、普通の白いシャツで社交ダンスなんかも踊ってくれてしまった。ベッドシーンも大量に!あるし(笑)
 そしていまは、なんと漁師だ。「寄り合い」に出るのだそーだ、あのあっくんが!!!!(笑) どんな楽しい場面があるかと思うと、毎日帰宅してビデオ見るのが楽しみでならない。
 それにしても、あっくんはどーしてああも可愛いのだろう。一応お父さんの設定で、妻も子供もいるのだが、どう見ても夫婦にも親子にも見えない。よくて親戚の子供をあやしている従兄弟のおにーちゃんだ。奥さんに至っては、下手するとお母さんにすら見える。兄弟そろって面倒見てもらってる夏休みで遊びに来た親戚の子供たち、といったところか。
 漁師の峰夫くんは27歳の設定らしい。一家の大黒柱だ。彼のガテンなお仕事で、あの家の生計はまかなわれている。まあ、彼の年齢ならば、実生活でそういうことがあってもおかしくはないだろう。なにせもうじき24歳だ。
 なのに、何故????
 でも、考えたら、淳くんだってとてもあの歳には見えない。寛くんだって異様に若いし、諸ちゃんでもかなり若いと思う。内海光司は、最近でこそ年相応に見えてきたが、ちょっと前まではコワイくらいに歳がわからなかった。とすると、タレント、特にあの事務所の人たちはやはり選ばれた人で、一般の人よりも若く見えるのだろう。合宿所の夕食には、人魚の肉が供されているに違いない。
 そう私が納得しかけたところで、友人が言った。
「晃と樹生は?」
 ……………………。
 人魚の肉は、光Gの楽屋で出されていたのだけど、樹生は酒しか飲まなかったから食べなかったし、晃はきっとあまりにたくさん食べ過ぎて消化しなかったのだ。そーよ、そーゆーことにしときましょう。だからあっくんは、未だに学ランが似合うのよー(笑)

 ところで、子持ちの役は、もしやメンバーでは敦啓が最初?(^^;)
 ベッドシーンお初が寛くんだったのも驚いたが、よりにもよって、お父さんお初があっくんとは。
 世の中、不思議はたくさん落ちている。


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