赤坂 晃

HOME
BACK
MAIL
LINK



99/4/4 結婚サギ師
「花も嵐も サトと圭介の結婚サギ師物語」 4/3 帝国劇場
 ま、生の晃が見れるならいいか……という軽い気持ちで足を運んだ「花も嵐も サトと圭介の結婚サギ師物語」。これが案に相違して、めっちゃ面白かったんです。いい方に裏切られましたね。彼ら関係で芝居を見に行って、こういう経験は初めてかも(爆)

 とーゆーわけで、感想等を。ネタバレありますので、まだお芝居をご覧になってない方はご注意ください。

 森光子女史演じるサトと、彼女を「お嬢さん」と慕う井上順氏の真吾、東くん演じる圭介と、彼を「アニキ」と呼ぶ公平役の晃。この4人が組んで結婚サギをしていく中で起こる、様々な事件を描いていく物語である。そこに、圭介に惚れた元被害者・梢役の剣幸さん、公平にひっついてくる亜矢役の越智静香さんらが花を添え、キーポイントとしてサトと圭介の初対面の場所である秋田近くの駅が絡み……という具合。顔ぶれと劇場等を考えても、あんまり面白くなさそうでしょ?(^^;)
 でもでも、脚本が実によくできていたのだ。ちょっとしたエピソードの重ね方とか、セリフのテンポとか意味とか綺麗だし、物語全体も、とっても後味良く終わる。コメディとしての演出のテンポもいいし、舞台装置の設定とか使い方、意味づけなんかもすごくうまい。ローカル電車の使い方なんて粋で、かっこよかったなと思う。多少タルいとこもあったけど、全編タルかった去年の某内海舞台とは比べものにならないおもしろさだった(暴言)
 キャストもいい。被害者役の熊谷真実さん(園子役)、田根楽子さん(道代役)らのオーバー気味な演技が、空回りせずに見事におさまってるのは演出と役者の手腕だろう。圭介はかっこいいし、サトは可愛いし、真吾さんは美味しいヤツだし、公平はお調子者だし、何より駅長さんがいいスパイスになっていて、ちゃんと全部のキャラクターが立っていた感じ。うまいなあと嬉しくなってしまった。最後の最後、駅長さんのセリフが効いてるしねえ。
 でも真吾さん、隠し財産はサトのため? いくらお嬢さん大事とは言っても、それはちょっと……(^^;)

 東くんはあくまで東くんで、いちいちカッコイイっすね。またそれがハマるんだ! いちいちターンしてから電話かけたりするんだよ(笑) 晃も、そんな彼を慕う役を爽やかに軽やかに演じていた。状況がいろいろ変わる役だったけども、ちゃんとそれに合わせて演技を変えてて、それがまたちゃんとそれなりに見える。うまくなったね、うんうん。ちんぴら風なシャツ姿や、サラリーマンなスーツ、ラーメン屋姿まで見れたしね!(笑)

 初日(4/2)には、居残り組3人が揃って見にきていたという。よかった、生きてたんだね、君たち(爆) 去年のちょうど今日、京都で生内海を見たわけだが、その時だってジュニアファンに囲まれて「なんだかなあ……」と思っていたのだ。「ハッピーバースディ!」と言ってはもらえたけども(笑)
 もっとたくさん、テレビとかの媒体で姿を見たいよぉ……って、また愚痴になってしまった(^^;)



99/1/8 生で、イイものを
12/22 東京全日空ホテルディナーショー17:00〜
 次号です(笑)

 毎度変わりばえしない感想で申し訳ないんだが、「やっぱり生はイイ」。
 どんなに高かろうがどんなに辛かろうが、生で歌い踊る彼らを見てしまうと、すべて許してしまうのだ。あろうことか、「こんなええもん、絶対また見に来る」と決心してしまうのである。
 これはよくない。ほんとは良くない。見たショーの内容や出来具合をきっちり評価して、それに応じた反応を返してあげるのが彼ら自身のためだろう。出来の良くないステージも手の込んだステージも同じ反応だったら、どうしたって人間、楽な方に流れる。「こんなもんでいいのか」と思わせちゃったら、それは彼ら本人のタレント生命にも関わってくる重大なファンの落ち度だ。イイものを見たらきちんとそれを評価し、駄目な時はちゃんとダメだと伝える。ただ闇雲に応援するだけではなく、そういうしっかりした姿勢がファンサイドにも必要だろう。それが、オトナのファンの態度というものだ。

 しかし、である。「生でそこにいる」というだけで、8割方オッケーになってしまうのが「ファン」というものでもある。出来の評価とかいう以前に、本人を目の前にしただけでぽーっとなってしまって、なんでもイイ状態になるのも、仕方のないことだ。
 ましてや今回の晃、初っぱなから各テーブルを回り、AKIRA印の金太郎飴を配りながら全員と握手したのだ。自分の真横に晃が立って、あろうことか言葉も交わせる。これでぽーっとならなかったら、高い金払ってディナーショーに行くだけもったいないよな。

 もっとも幸福な融合は、「生の本人を目の前にして」、「素晴らしいステージを見せてもらう」ことだ。その意味では、今回の晃はハナマルで合格である。きびきびとキレのいいダンス、伸びのある歌声。たくさんのダンサーさん(10人以上いたよな)を効果的に配した演出。かっこよかった〜。
 個人的に大好きな歌である「雪色のピアス」を聞けたのも嬉しかったな。いつぞやのホワイトシアターで雪景色の中、晃が綺麗に歌い上げてくれたこの歌が、私はずっと大好きだった。あの時、ほんとうに「まるで映画のような」効果だなあとうっとりしたのだけれど、今回も夢の中の出来事みたいだったよ。

 まるでしめしあわせたかのように、アツ&淳のジョイントディナーショーでも、アンコールは「雪色のピアス」だった。
 3者2様の「雪色のピアス」。できれば、3者3様で聞きたかったな。
 「生で」「素晴らしいステージが」見られただけでも、良しとしないといけないのかもしれないけど。

 それにしても、今年のディナーショーは3本とも当たりであった。ありがたや、ありがたや。頑張って働いてチケット代を稼いだのが無駄にならなかったな。
 しかし、これでまた来年も行きたくなってしまったのは、良かったのか、悪かったのか。
 だからライブにしてってば、みんなたち。


98/09/14 夢よりドリーム
Duet記事
 メンバー7人がみんな仲良しだったらいいなというのは、ファンの夢だ。
 別にのべつなくなしに一緒にいるんでなくても、心の中の大切なところに、あの日々を共に過ごした仲間たちをしまっておいてくれたらいいのだ。
 幼なじみのような、戦友のような、どこか共通した感覚を、ずっと持っていてくれたら。ドリームモードで考え始めるとキリがない。誰かの結婚式には全員が参列してのんだくれてスピーチしたりするんだよ、などというのは、誰もが一度は考えることではないだろうか。
 でも、それがみんな夢だということは、悲しいけれどわかっている。
 彼らはオシゴトで一緒にいたわけで、決して楽しいからつるんでいたわけではない。仲良しこよしの学芸会をしていたのでも、カラオケで仲間とバカ騒ぎをしていたのでもないのだ。
 悲しいかな、樹生ちゃんの結婚式の一件で、その現実を見せつけられてしまった。

 ところが。
 メンバーの一部であるふたりは、どうやらいまだに仲良しらしい。いや、「いまだに」というのは正しくないかも知れない。「いまさら」、または、「いまも」? とにかく、見ていて恥ずかしくなるような仲良しぶりを、雑誌で披露してくれた。言わずと知れた、A&Aである。
 前の宝塚公演もたいがいたまげたが、今回のDuetの記事もスゴカッタ。見つめ合ってたりじゃれあったりしてるのよりも、お互いが違う方を向きつつ一緒にいる写真の方が、趣があるのはどうしてだろう。ことさらに仲良しぶりを見せつけなくても、すでに通いあってる何かがあるということか。それだけ深いということなのか。ある意味で終わってる気もするが、どうだろう。何が終わってるのかは、この際置いといて。

 学芸会でもカラオケ大会でもなかった、真剣勝負のお仕事だったからこそ培われた、末っ子ふたりの関係。他のどことも形の違う、見えやすい絆がここにある。ファンの夢を越えるほどのドリームをありがとう、Duet。
 仲良きことは美しきかな。
 そういうことにしておこう。

 ところでアツヒロくん、ほんとにディナーショーやるの? ライブがいいんですけど、私。あなたの歌を座ったまま聴くのは、かなり苦痛だと思いますわ。晃はともかく、淳くんまでとは……。きっと諸ちゃんもあるものね、いったいファンにどうしろと(^^;)
 とりあえず、お金貯めなきゃね………………。

 でも助かったな、内海光司はないみたいだから。ひとり分少ないと、ずいぶん楽だからね。ありがとう、お兄ちゃん。このまま無職でいてくれると、アタシ的にはラッキーかもね♪……って、んなわきゃねーだろ!(怒) 仕事してくれ〜少しは金使わせてくれ〜頼むよ〜(^^;)


98/05/08 お誕生日ありがとう
5/8 誕生日
 人類がこの世に誕生してから、何万という歳月が経った。その間、さまざまな人間が生まれては死に、亡くなっては誕生することを繰り返している。
 この地球上だけを見ても、世界中に何百という国がある。氷に囲まれたオーロラの国でペンギンや白クマと暮らす人もいれば、一年中暑い絶海の孤島でモアイを見ながら住む人もいる。
 アフリカで牛の糞の家に暮らす人も、南米でコンドルを捕るために穴にひそむ人も、砂漠の国でお茶を飲んでる人もいる。テレビもCDもコンサートも、エアロビもホテルもない国がたくさんあるのだ。

 そんな中、私は彼らと同じ時代、同じ場所に生まれた。あと50年遅くても早くても、彼らに会えなかったに違いない。もし他の国に生まれていたら、彼らを知ることができなかったに違いない。いわんや、別の銀河系の違う生命体として誕生していたとしたら、なおさらだ。
 いろんな選択肢の中から、「彼らを知ることが出来る」という枝に生まれた。
 この奇跡に近い確率が、無性に嬉しい。

 その上、もしも諸ちゃんが静岡で米屋を継いでいたとしたら。淳くんが高尾で鳶職になっていたとしたら。内海が日暮里で板金屋になっていたとしたら。
 私たちは踊る彼らも歌う彼らも、見ることができなかった。たとえば板金屋の内海に仕事を頼むことになっても、この人があんなにもかっこよく踊ることが出来る人だなんで、知らないままだったろう。「あ、そこは綺麗に仕上げてね」「はいわかりましたー」かなんかの会話があって終わりだ。
 「IF WORLDは信じない」じゃないが、もしもあの人たちが「タレント」という職業を選んでなかったら、私たちはこんなにもいろんな「幸せ」を味わうことはなかったのだ。

 彼らが生まれてきてくれたから。この仕事を選んでくれたから。
 私たちが同じ時代に同じ場所に生まれて来れたから。
 出会うことが、出来たのだ。

 お誕生日、ありがとう。これはきっと、神様に。
 そして、25歳になった晃くんに、おめでとうと伝えます。
 晃くんの今年が、素晴らしい一年でありますように。



98/04/20 HOTEL
TBS系ドラマ「HOTEL」 出演中
 自室のCDラジカセはうんともすんとも言わない。リビングのミニコンポは、何かを受信しているらしいがとても聞き取れない。ガイガーカウンターのようにウォークマン片手に家中をうろつき、ベランダの手すりにもたれると、かろうじて人間の言葉が聞き取れた。やっぱbay FMは遠いなあと思った瞬間、「3週目にしてはじめてのゲストです」という敦啓の声が。
 年末からこのかた、思い出すたびに幸せに浸れるA&Aの映像が洪水のように私のアタマをよぎった。やっぱり第一回のゲストって記念よね! ジャニーズの人をたくさん呼ぶって言ってたらしいし! としたらやっぱ、運命共同体の彼よね!
「TOKIOの長瀬智也くんです」
 ………………ハワイだったね、晃。

 運が良ければ何とか聞けるとわかった敦啓ラジオ。来週からもトライの価値があることだけはわかったが、結局内容はちゃんと聞き取れなかったので(^^;)、今回の話題はワイハでアロハの晃である。
 「ホテル」という番組も、シーズンを重ねて何年にもなる。登場人物の環境や設定がちょっとずつ変わっても、立花明はいつも必ずいてくれるので、まあ評判がいいのだろう。霊界社長、東堂マネージャー、高嶋サブマネに次ぐメインキャラとして扱われている。今回もオールハワイロケなんて金も時間もかかりそうなモノに、ちゃんと連れていってもらえた。まあ晃のスケジュールにそれだけ空きがあったということは、喜ばしいことではないけども。
 お茶の間への浸透率も、かなり高い。光Gの最近の様子を知らない人(世の中の大半)にメンバーの近況を説明するとき、いちばん楽なのは彼だ。「ホテル出てる子だよ」「ああ、あの背の高い彼ね」で済む。ちょっと前なら敦啓も「砂の城出てる子」で通じたが、これは人を選んだね。昼ドラだったから。淳くんも「晴れたらイイねッ!に出てる」というと分かる人もいるにはいたが、番組自体を知らない人が大半だった。私の友人関係、土曜の午前中なんて寝こけているヤツのが多いのだ。諸は生ダラ出てエアロビしてるから、見てくれてる人も多いかしら。多いといいな。内海光司だと「まさかと思うけど、ジュニアの番組見てる? それの司会やってるんだけど」「見てない」終わり。情けないな(^^;)

 話がずれた。晃だ。
 要するに、世間一般への認知という意味では、貢献度が高い番組だ。詳しく調べたことはないが、きっと視聴率もある程度は高いのだろう。心底の悪人はいない、最後には誤解が解けてめでたしめでたしになる、ちょっとは教訓めいたネタがこめられている、ベッドシーンはおろかラブシーンもない、というわけで、お子さまを交えて家族で見るには最適だ。
 ストーリーも単純、キャラクター造形も類型的、途中から見ても十分話がわかる。最初に張った下手な伏線をちゃんと最後には不器用ながらも拾ってくるあたり、何も考えずにぼーっと見るには適しているのだろう。ポンと膝を打つ発想の転換や、思わず涙ぐむ切ない人間模様はないが、お手軽気楽に見られる定番番組というわけだ。

 だから「HOTEL」は、現代の「水戸黄門」なのだと思う。同じTBSだしね。
 へへーーっと土下座する大逆転劇はないが、勧善懲悪だし、最後にはみんな和解する。うっかり八兵衛ならぬ新人ベルボーイが事件のネタを拾ってきて大騒動、ってあたりもよく似ている。
 東堂ご隠居の左右に高嶋助さんと晃格さんがいて、メアリー由美かおる、うっかりカズ秋山。今回はちゃんと悪代官にウルトラマン京本もいる。前シリーズまではうっかり晃だったのが今回からカズ秋山にバトンタッチした、と思えば、出番が少ないのもしかたないって諦められるかな。助さんと格さんて、いまだどっちがどっちだかよくわかんないもん、私(^^;) おお、番組の最後が毎回ご隠居のにこやかなアップってとこまで似ているぞ。カッカッカと笑うか、ただ口元だけで笑うかの差はあるがな。
 さすがに本家のように、国民みんなが知っているってほどには認知度がないだろうが、それでも「人に知られる」ってことは大事だ。彼らのお仕事、それが基本だからね。
 大丈夫、チャーハン食べてる姿もラーメン食ってる様もチョコボな髪型もかわいかった。当分コンサートの話もないし晃の顔見るのはこの番組だけだ。だから脚本がつまらなくても演出がカスでもちゃんと見るからね、晃! ←あっ(^^;)

 そういやあ晃は、昔どこだかのMCで「うっかりあかんべえ」だったねぇ。木にもなって、風車の淳くんを乗せていたとか。私は見てなかったが、友達に大爆笑モノの内容を教えてもらった。どうしてビデオが残ってないのかしら。重ね重ね惜しいグループだったな。あんなにコンサートステキだったのに、記録がほとんどないんだもんね。

 そうそう、あの時の悪代官ミッキー大沢、今日がお誕生日だ。おめでとう。キミの一年がいい年でありますように。晃みたいにシリーズモノで、とまで言わないけど、せめてテレビくらいには出てね(^^;)



98/01/15 A&A
1/13,14 宝塚連動企画
 遅れてきたファンの私は、見たいけど見ていないモノ、もう見る機会はないだろうなあと諦めていたモノがたくさんある。光のディナーショウしかり、SAY'Sコンサートしかり。数え上げればキリがない。
 そのリストの上位にランクされているものに、「晃&敦啓の『ふたりの宝物』と『Hurry Up』をナマで聞く」いうのがあった。CDから流れてくるかわいらしい子供の歌声を聞くたびに、今現在の彼らを思い浮かべ、もう絶対にナマでは歌ってくれないと、完全に諦めていたと言っていいだろう。
 それが、である。実現したのだ。私の目の前で、あのふたり、歌ってくれたのだ、「Hurry Up」を!
 敦啓の日はなんとなーく違和感のある衣装だったが、晃の日など、まるでお揃いのようにスーツで決めて、ふたり、並んで、ステージで。13日など、途中裏声で、当時の声を再現してくれたりもした。これが嬉しくないわけない。
 生きてるうちにはもう聞けないと思っていたのだ。人間、長生きはするものである。

 相変わらず、敦啓の言語は爆発していて、晃は通訳を自ら買って出てくれた。きっと普段通りのこのふたりの会話なのだろうなあと思わせる、炸裂したMC。あげくに「A&A。漫才コンビみたいだな」と言いながら、即興の漫才まで見せてくれた。
 私の腹筋を鍛えてくれてありがとね。涙出るほど笑ったよ。でもね、少しは客席を見て欲しいな。見つめ合ってばかりいないでさ(笑)
 私の最大のツボは、晃の日のアンコール。飛び出してきた敦啓が、「Still I Love You」のサビを一緒に歌い出した瞬間、「これでいい?」という風に晃を見上げた、その顔〜〜。まるで甘えん坊の子供みたいですごい可愛かったのよ〜〜〜(笑) 前日に「あっちゃん言うな!」とカッコつけてた人とは別人みたいでした(笑) いやもう、他にもたくさんあるんだけどね(笑)

 ふたりとも、コンサートシーンはもちろんかっこよかった。ダンスナンバーはどれもよかったし、照明やレーザーの使い方も綺麗。構成も演出も、宝塚の大階段を使ったアンコールも、すごく楽しかった。今まで見た彼らのコンサートの中でも、上位にランクできる出来だったと思う(浮かれて誉めすぎ?(笑))。
 晃の「千年メドレー」見られたしねえ。晃の京都は行けなかったから、得した気分になったよ。

 ふたりの定番「JACK MY DREAM」、男闘呼組の「lonely」(表記はこれでいいのだろうか……)、そして「Hurry Up」。敦啓の日のみ、アンコールで「パラダイス銀河」アレンジ違いバージョンがあった。
 こんな風に、それぞれのコンサートが良くできていて、その上で今回みたいなスペシャル企画があるっていうのは、ある意味理想だと思う。
 これが聞きたかった、これが見たかった。2/7だけど、それでもすごく嬉しかった。
 たった4曲だけの、かつて「親よりも長く」共に過ごしていた友との共演。
 見ている私たちは感無量だったが、やってる彼らはどうだったのだろう。
 嬉しくて嬉しくて楽しくて楽しくて、それでいてちょっっとだけほろ苦い、素敵なスペシャル企画だった。

 でもさあ、私、曲のメニューが2日とも同じだとは思ってなかったの。絶対違うラインナップだと信じていた。晃の日は絶対、「ふたりの宝物」歌ってくれると微塵も疑ってなかったのに〜〜〜。
 冬のA&Aジョイントコンサートの時には、ひとつよろしく>晃、敦啓。

 え? やるんでしょ?(笑)


97/10/26 クレオパトラ東京千秋楽
10/26晃のクレオパトラ東京楽……のつもりだったが、
夜に追加が出てしまったので楽1個前になった(^^;)昼公演観劇。

 淳くん、4級船舶の免許取得、おめでとう!(*^^*)
 というわけで、「晴れたら」の感想も書こうかと思ったのだが、やはりナマの威力は強かった(^^;) カナダの感想とまとめて、最近の淳くんについてはまた後日。いや〜、試験会場に向かう後ろ姿が意外に(失礼!(笑))たくましかったので、びっくりしただよ(笑)

 さて、オクタヴィアヌス氏である。私はこの舞台、初日しか見ていなかった。つまり今日で2回目である。初日はもう、マントさばきも素晴らしい衣装とニコリともしない晃の新鮮さに幻惑されて(笑)舞い上がっていたのだが、今日は比較的冷静に見られた……ハズだ。晃が出るたびにすかさず双眼鏡を構えても、彼がマントを翻すたびに「かっこいい〜」と小声で呟いてても、カーテンコールで晃の表情に見入っていても、冷静ったら冷静だったんだってば!(笑)

 初日はがちがちにあがっていて、その上がり具合がまたオクタヴィアヌスの冷酷さに見えてよかったが、今日はだいぶ演技にも余裕があったように見受けられた。台詞回しや行動に貫禄といえるような迫力が出ていて、単なる青二才のオクタヴィアヌスだったのが、「冷徹な政治家」になっていたように思う。少年期と青年期との演じ分けもかなり上達していたと感じたのは、少年期に前髪を下ろしていたからというだけではないだろう。
 また、シーザーの家のシーンで、シーザーの従者のエロスが勝手に晃のマントにくるまってくるというアドリブ(だろう)があったが、そのさばき方もうまかった。いかにも嫌そうにエロスがくるまった箇所をはたく様など、オクタヴィアヌスらしい潔癖さがよく出ていたと思う。

 これが2ヶ月間の晃の成長なのだと思うと、すごく嬉しい。女装ということでこわごわ見に行った「狸」の星影姫も、あまりにハマっていて驚いたものだが、今回もまた、新たな面を見せてくれた。晃、すごいぞ。夏のコンサートもすごーーく良かったし、私は見られなかったのだが京都もとても素晴らしい出来だったと聞いた。今年の晃は当たりだね!(笑) いつもこうだと嬉しいんだけどね(^^;)

 まだあと、大阪での公演が1ヶ月間ある。大地さんの体調不良で公演中止という過去がある舞台だからこそ、とにかく体にだけは気をつけて、頑張って。東京公演があったからさすがに私は大阪までは行かないけど、さらなる精進を続けて次のお仕事に生かしていって欲しいと思う。
 ディナーショウ、行きたいなあ…………金ないよ(^^;)

 そうそう、カーテンコールでまで晃はずっと、ニコリともしない「オクタヴィアヌス」だった。どっかの雑誌で内海にそれをつっこまれたと言っていたが、うん確かに。わざわざ手ぬぐいを堅く丸めて3階席にまでとばす内海光司にしてみれば、つっこみたくもなるだろう。
 なかなか役が抜けないのもわかるけど、客商売なんだからもっと愛想よく、ね。
 劇中で一度も笑わない「冷徹なオクタヴィアヌス」が、カーテンコールでニコッてかわいく笑顔を見せたりしたら、世のおばさま方はイチコロだと思うぞ(笑)
 いや、おばさまじゃなくてもコロッといくけどね、きっと(笑)


97/09/07 オクタヴィアヌス・シーザー
 最初にお断りします。今回、晃の「クレオパトラ初日鑑賞の記録」が議題(笑)ですが、ネタバレあります。これから見る方は、この先は読まないでくださいませ。




 晃はかっこよかった。晃じゃないみたいだった。いや、普段の彼もかっこいい(ときもある)が、今回は役柄がニヒルで冷酷な人だったので、いつもの彼じゃないみたいだったのだ。
 彼のドラマでの役柄は二枚目半ばかりだ。ホテルしかり、新幹線しかり、一郎ちゃんしかりである。私は、彼のかわいいとこも大好きなので、それらはそれらで楽しく見たのだが、やはりいつも同じではつまらない。どんなドラマでも「結婚しよう男」な内海光司に不満を抱くのと同じように、晃の一郎ちゃんにも、ちょっとだけ文句があったのだ。
 それが、今回は悪役である。正確には「主役であるクレオパトラの敵役」というだけで、彼は彼なりの正義で生きている人だったので、憎々しげな役ではないのだが、それでもにこりともしない赤坂というのは新鮮だ。もともとガタイがいいから舞台映えするし、立ち姿も堂に入ってて、マントを翻す様などは、もうもう「かっこいいーーー!」と思わず呟いてしまったほどだ(私ゃこんなんばっかだな(^^;))
 何よりも、マイクなしでも声がちゃんと通る! 生声の彼の舞台は(私は)初めてだったが、他の舞台役者さんに遜色ないくらい、聞き取れていた。幕が開いた最初、「生声だ!」とわかった瞬間にいちばん不安だったのが発声だったので、それがクリアされていた段階で、もうオッケー!って感じだった。
 髪も黒にしてて、短い。目をつり上げるようなアイメイクが施されていて、表情まで違って見える。新鮮! かっこいい! 晃〜! と、テンションあがりっぱなしだった。指の先までちゃんと演技してたしねー(笑)

 ただ、晃の出番が少ないのが寂しかったよぉぉ(^^;) 途中休憩ありの3時間近い舞台だったが、合計すると晃は6シーン、10分くらいしか出ない。まあ、印象に残る儲け役ではあったが、さすがに晃目当てだとちょっと辛いかも。宣伝photoにさんざん出ていた生足の衣装は、結局なかったしね。まあ、晃の生足見てもちょっと……なので、それはそれでよかったけど。マントの衣装がかっこよかったので、まあいいか。

 それにしても、クレオパトラの大地真央さんとジュリアス・シーザーの平幹二郎さん、アントニーの江守徹さんはさすがだった。貫禄や芝居はもちろん、発声からして、他の役者さんとダントツに聞き易さが違う。後ろを向いていようが激高した演技をしようが、ちゃんと何を言っているのかはっきりわかるのだ。特に大地さんは、運命に翻弄されても強く生きていく女の役だったが、乙女の純情な風情と母となった女の強さと、そのすべてがきちんと演じ分けられている。さすが、という言葉すら僭越な気がするほど、かっこよかった。
 お三方を目の前で見ながら、これがベテランというものなのねと、深く深くうなずいていた。

 カーテンコール。メインは当然大地さんなのだが、最後にそのお三方と晃が4人、手をつないでお辞儀をした。チラシの写真や広告で、当然知っていた事実だったが、改めて晃が「ナンバー4」なんだと実感した。
 そのすばらしさをたった今実感したばかりのお三方と、晃が、一緒に。
 何だかそれが、すごく嬉しかった。


97/07/31 この夏のライブ
 とにかくめっちゃくっちゃ楽しかった今回の晃コン。東京2日目だけのつもりが、思わず3,4日目も通ってしまった……(笑) この夏はイロイロあるから、なるべく地方へは行かない、東京もひとり1回にする、と誓っていたのに。いや、その誓いは諸ちゃんのBLITZ取った段階でとうに破られていたのだけれど(笑)
 何がイイって、まず構成、演出。セットの作りから照明からダンスの振り付け、配置まで、何もかもが考えられている。照明の具合でセットが様々に情景を変えていくのは、小気味よくすらあった。
 ドリルと金槌で打ち壊していた近未来の廃墟。天上界のように光り輝く真っ白な空間。どこかの派手なディスコのようにめまぐるしく移り変わる光に包まれたダンスフロア。異界の天女が妖しく舞い踊り、ナゾの中国人が戯れる場。これらがすべて、同じセットで短時間のうちに入れ替わって見えるのだ。演出の妙と言わずしてなんと評するのか。
 晃自身、「雰囲気作り」がとてもうまくなっていたのも一因だろう。それぞれの歌にあわせて、歌い方や感情の持って行き方をコントロールしていた。ダンスや仕草までその曲になりきっていて、見ているこちらがひきこまれていくようだった。ステージ中央で後ろに黒衣のバックダンサーを従え、金(笑)のコートで仁王立ちになった「悪の帝王」シーンは、いまでも鮮明に脳裏に焼き付いている。かっこよかったーーーーー!(笑)

 私は割合と、晃に対しての評価は厳しい方だと思う。彼の、自分自身に対する認識が、私の彼に対する認識と差があったのが、その主な理由だ。だって晃、「俺は売りが違うから」って、あなた真面目に言ってたわけ?(笑)
 晃のお茶目でドジな部分も愛しているだけに、カッコつけた姿だけでは満足しきれなかったのだろう。馬鹿なことを言ったりしたりする姿も見たいーーといつも思っていた(まあ、彼の意には反するだろうが、かなり頻繁に見られたことも事実だ(笑))
 その私が、今回のコンサートに関しては「晃ステキー」と目をハートにしてきたのだ。
 いかに楽しく、バラエティにとんだものであったか、おわかりいただけたかと思う(笑)

 でもね、光GENJI時代の曲が多かったから、ってわけじゃないの。
 それだけの理由では、決して、ない。
 確かに、馴染みの曲だったことでノレたってのも事実だし、懐かしい曲で涙したのも誇張ではなくほんとのことだ。
 だけど、じゃあ昔の曲をやっていればファンが喜ぶのか、と言えば、決してそうではない。
 どんなに思い出深い曲でも、ただ漫然と歌われるだけだったら、こんなに楽しくはなかっただろう。カッコイイーー!って感動したりしない。
 見せ方であり、構成であり、演出の工夫があったからこそ、ここまでおもしく見ることができたのだ。あんなに緩急自在のステージ、なかなか他ではないと思うよ。
 新曲でもオリジナルでも、今回みたいに照明と演出とダンスに凝ってくれれば、十分にファンは満足するだろう。いくら光GENJIが好きだったからと言って、思い出を振りかえってばかりいるわけではないのだ。過去の光GENJIを思い出すのと同時に、今現在のメンバーの成長だって、ちゃんと見守っているんだからね。
 だから、どっか突き抜けたような晃の成長が我がことのように嬉しかったってのも、このツアーが気にいった理由のひとつなんだろうなあと、自分では納得している。うーむ、やはり私のスタンスは「お母さん」なのだな(笑)

 ところで、晃くんに質問です。
 私も樹生と同じく、あの番組はあんまり好きじゃないんだけど、あなたたちのためならビデオとってでも見るから。
 トンガリーズでアニメタル、『夜もひっぱれ』にリクエストしても、いい?(笑)

TOP
HOME
BACK
MAIL
LINK