ビデオタイトル |
THE HOBBIT |
ジャンル |
ファンタジー・アニメ |
原題 |
THE HOBBIT |
制作国 |
アメリカ |
邦題 |
ホビットの冒険 |
出演(声) |
オーソン・ビーン |
制作年 |
1977年 |
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制作社 |
ランキン・バス・プロ |
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監督 |
アーサー・ランキン・Jr |
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制作・総指揮 |
アーサー・ランキン・Jr |
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原作・原案 |
J.R.R.トールキン |
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脚本 |
ロメオ・ミューラー |
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映像情報 |
カラー/78分 |
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DVD情報 |
ワーナー・ブラザース/リージョンコード1 |
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ホビットの村で静かに暮らすビルボ・バギンスのもとに、ある日、13人のドワーフたちを引き連れた灰色のガンダルフがやってきた。なかば強引に仲間に引き入れられたビルボは、彼らと共に冒険の旅に出るのだった。オークにつかまってしまったドワーフたちはガンダルフによって助け出されるが、ビルボはただ一人、地底の洞窟に落ちてしまう。そこでビルボはゴルムに出会い、彼が「愛しい人」と呼ぶ金の指輪をだまし取るようにして手に入れるのだったが・・・。 ガンダルフとであったビルボが彼らと共に冒険の旅に出、宝の探検と姿の消える指輪を手に入れてさらに数々の冒険を繰り広げ、ドワーフ・エルフ・人間とオーク・ゴブリンとの一大決戦までを描く、トールキンによる指輪を巡る壮大な物語のプロローグにあたる「ホビットの冒険」。 水彩画の絵本のような背景画はなかなか素晴らしいのですが、それに比して動画が雑なタッチにしか見えないのが残念。味があるといえばそんな気もするキャラクターデザインですが、少々不気味な部類です。特にガンダルフがどうにも思慮深そうにはみえず、猫顔のドラゴンは迫力がいまいち。まあ、この不気味なタッチは、逆にオークには最適でした。 あまり壮大な目的を持たないストーリーは過不足ないものの、駆け足気味の展開は否めません。それでも、エピソードが多い割にはうまくまとまった78分です。カントリー調の軽快なミュージカルに仕上げられ、どことなく西部劇を感じさせられますが、私としては好印象。これは賛否両論ありそうなところですが、決してイメージがおかしくなるようなことはないと思います。 「指輪物語」ブームに売り込むのなら、これと「THE RETURN OF THE KING(王の帰還)」も日本語化してほしいものですね。そもそもが日本で作られているのですから。 |