USJ&しゃぶしゃぶ、ジンベエザメも待ってるよ大阪オフ
第一日目・映画の都ユニバーサルスタジオジャパン

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 3月19日早朝、一本の不審な電話でたたき起こされる。「おはよう、たかきちゃん。私はぶらぢゃーまんだ。今日はUSJの日、飛び起きてにゃんこアタックだ! じゃあ、USJで待っているぞ。わ〜っはっは」って起こされたのは僕じゃないでしょうなんて軽いおバカを放ったりしつつ朝一番のこだまで一路大阪へ。

 ジュラシックパークな車両に軽いめまいを感じたりしながら、待ち合わせの地球儀へ。USJマスターで幹事の劉貴さん&犬への道さん(犬殿)、ひいなちゃんと合流。「たかきちゃんとは一緒じゃないのか」としかられるけど、のぞみは静岡に停まらないのぉ〜、駅で待ち合わせてすれ違ってるとタイムロスになるしぃ〜とかすねてみたら、「ちゃんとひっぱってこないといけないのっ!」っとさらにひいなちゃんにしかられてしまった。いや、おこちゃまじゃないんだから大丈夫だって。しかし、想像以上の人混み。春休みって20日からじゃないのかな、前日までとはうってかわって寒いし。9時をいくらか回ったところでたかきちゃんとも合流。しかし、ひいなちゃんが遠目に違う金髪ねーちゃんをたかきちゃんと間違えていたなんてのは内緒。連絡の取れないおまえさんはほっぽっといてさくっと入園。

 コインロッカーに行ったたかきちゃんが小銭を借りに戻ってきたり、どこからか湧いて出てきたおまえさんと合流したり、劉貴さんがスパイダーマンの行列に業を煮やしたりしつつ、とりあえず空いてそうなアトラクションへゴーということにしてターミネーターへ。ごっついノリの綾小路レイカお姉様の案内でサイバーダイン社をフラフラしていると、今流行のテロの襲撃を受けて大わらわ。シュワルツネガーというよりもジャン=クロード・ヴァン・ダムなターミネーターの活躍でテロリストの計画が成功したりして喜んでいると、お約束のイス落ちをくらっておしまい。

 幽霊屋敷で有名な(違うって)アミティービルで、ノリのいいツアーガイドとジョーズフィッシングしたり、入り江を破壊しまくったりしたあと、濡れもの続きでウォーターワールドへ。お姉さんのパンチラにを見逃したたかきちゃんがちぇ〜っ、見てしまった僕はうひょ〜、などととわくわくドキドキしていると、主役のでーこんが客席への水かけサービスを開始。水濡れ席にいたんだけど、思ったほどかからなかったな。前の席までと端っこの二人、おまえさんとひいなちゃんまでがおいしかった。ちっこい犬殿はでっかい劉貴さんのかげにいれば決して濡れることはないでしょう。

 寒いし濡れた体を乾かしにバック・ドラフトへ。待ち時間に流されるハ“ム”ナプトラのテロップがハ“マ”ナプトラになっているのが不思議だったり、いくら炎のセットが主役とはいえ役者がいないんじゃなぁとか思ったりしたけど、天上をはい回る炎はきれいだしとりあえずあったまったからいいや。ポカポカしているうちに、以前たかきちゃんが弄んだというシルフィーちゃんの動物ショーへ。シルフィーちゃんは世代交代していて、賢いけど小さくて見栄えのしない緑のインコになってました。でも、猛禽類はかっこよかったし、ブラジャーマン2号(サル)なんかもいましたね。ずいぶん人のいうことを聞くサルがいるなぁと思ったら人間のガキでしたって、いうこと聞いてねぇし、うん、それでこそ子供だ。

 思い通りに動かないという芸が多かったのは狙いだなというのはさておき、優先チケットをとっておいたバック・トゥー・ザ・フューチャー、ビフを探せの旅へ。乗車前の説明図では、チロリアン号(違)の左右両側にドアがあるとしか思えなかったのに、入ってみたら右側にしかないんでやんの。それでも左側にドアがあると信じていたらしいひいなちゃんは、一人で右往左往。背の高いおまえさんは、後ろの席で頭をぶつけていたらしいぞ。ビフの行く末なんてどうでもいいんだけど、ドクがうるさいんで仕方なく発車。いやでも目に入ってくる隣のチロリアン号もどうかと思うけど、原始時代までさかのぼるとリアリティーがなくなっておもしろみも半減するなぁ。市街地をすっ飛ばしている時はスリル満点だった。

 ここらで遅めの昼食はイタリアーントレビアーン。セットがお得なんだけど、ちゅうくらいコースには付いていないクラムチャウダーも食いてぇなぁなんて言っていたら、少なめコースを薦められたひいなちゃんが食べきれないからってことでもらってしまった、ラッキー! でも、パスタと一緒に持ってこられたんで食べるのに急がしかった。マヨ嫌いなたかきちゃんは、サラダを犬殿に押しつけていました。うん、確かにこってりパスタにこってりフレンチドレッシングのサラダはいかがなものか、なんでさっぱりイタリアンドレッシングじゃないんだろう? ついでに食事用のはフォークもスプーンも全部同じというのもいかがなものか。でもまあちっこい店頭サンプルがウソのようにボリュームはあったし、総じて美味しかったからいいや。

 お腹がいっぱいになったら寝ます…じゃなくて自分が動かなくてもいいパレードを見ます。終わったらすぐに入れるようにモンスターショーの前でボケ〜っとしていると、微妙に寒い芸人なんかも通ったりして寒風を引き立ててくれました。パレードの山車は人力があったりしてなかなかおもしろいんですが、いかんせん人数が少ないので空いている間が寒いですな。ポリスハーレーの踊るおっちゃんがダンディーでした。

 微妙に盛り上がらないパレードのラストが通り過ぎて、モンスターショーに入るとあったけぇ。あとちょっと遅れていたら次の回でした、あぶねぇ。軽妙な関西弁のビートルジュースがホストで、ロン毛の狼男(なんだっけ、毛深いジミー・ヘンドリックスだっけ)、黒人レゲエのブラキュラ(ありゃドラキュラじゃねぇよ)、シュワちゃん似のフランケンシュタイン(の怪物だろうがよ)、エルザ・ランチェスターとは似てもにつかないフランケンシュタインの花嫁(エリザベスって名前で呼んであげよう)、これに素性のよくわからないねーちゃん二人組がうたって踊ります。う〜ん、選曲の多くが70年代ってのが微妙。あと、せっかくのアトラクションなんだからもっと仕掛けがあったらおもしろかったと思うよ。

 あとで見たブルース・ブラザース・ショーのほうが歌もうまくてノリもよくて楽しかったぁ。やせ気味のジョン・ベルーシはどうかと思うけど、似てないけど歌がうまいアレサ・フランクリンはよかった。あのソウル・フード店でかかるシンクって曲、お気に入りなんだな。いやぁ、我を忘れて盛り上がってしまいました、アセアセ。あと、犬殿がいってたけどローハイドのテーマがかからないんだなぁ。全部サントラじゃないのもちょっと残念。

 2時間待ちを覚悟してスパイダーマンに行ったんだけど、1時間ちょいぐらいでアホな秘密兵器スクープに乗れました。しかし、待ってるところが人間立体駐車場というのにはぶったまげましたな。それでまあ特殊取材車両スクープなんだけど、いやこれがもうこれでもかってぶんぶんぐるぐる振り回してくれておもしろいのなんの、油断しているとむち打ちになりそうなぐらい。映像の立体感と臨場感も十分で、地面に落っこちる時は少しビビリましたがな。いやはや、スパイダーマンも大変だ。

 時間もおしてきたので、ハリウッド・マジックの場所取りをしてくれるという劉貴さん&犬殿と別れて、いちばんの落ちものジュラシックパークへ。そろそろ疲れが出てくる頃で、たかきちゃんは足がへろへろだよぅと泣き始めます(ちょっとウソ)。外は陽も落ちたのでほんのちょっぴりナイトサファリ気分なジュラシックパーク、とってもカルキ臭いですな。恐竜が暴れ回っても壊しまくってものんびりなライドの最後に、待ってました急降下。さすがに息は止まっちゃうけど、せっかくなので顔を上げていたら思いっきり水がかかって頭びしょぬれですがな。え〜と、たかきちゃんと僕は革のジャケットだったんだけど、「たかきちゃんのは水をはじくけどDUNEさんのは吸い込んじゃうね」とひいなちゃん。そりゃもう水をはじくほどピチピチじゃないも〜んじゃなくって僕のは古いんですよって同じことか。そうそう、偶然なんだけど、劉貴さんと犬殿の服装がナイロン系、ひいなちゃんとおまえさんが木綿系、たかきちゃんと僕が革系ってことで、時々グループを切られそうになったですよ。今日いちばんのびしょぬれにタオルでごしごししていると、ありましたありました、落っこちている時の写真。え〜僕たちはどの車両ですか、ああこれですかこの端っこのすごいことになっている人は誰でしょう恥ずかしいですねって、僕じゃないですかいっ。髪が風になびいているんだけど、顔を上げているので上に舞い上がっちゃってまるでサリーちゃんのパパじゃぁないですかいっ。いやこれはさすがに自分でもちょっと引いたぞ、おもしろかったけど。となりのたかきちゃんは頭を下げてちいっちゃくなってるですね。後で話題になるなら買っておけばよかったですねぇ、サリーちゃんのパパ写真。

 さてさて、恐竜の肉を買いながら劉貴さんのところへと思いきや、あのターキーレッグはジュラシックパークのとこでしか売ってなかったんですね、ぐるっと一周してしまいました。にもかかわらず、目の前で売り切れしばらくお待ちくださいになるとはついてねぇ。時間もないのであきらめましたとさ、リベンジはこれが目的だな。ウマウマおやつがないのはちと残念だけど、特等席でハリウッドマジックを見ます、ありがとう劉貴さん&犬殿。いやぁ、空気でふくらむ巨大人形がおもしろかったですねぇ、後片づけなんか特に。動かすのもしまうのも黒子が数人で頑張ってました。というわけで、ふきっさらしで寒いけどきれいな花火ショーを間近で見られて大満足で、USJツアーはおしまい。おみやげを買うひいなちゃんにくっついてぶらぶらしていた僕とたかきちゃんは、当たり前のようにひいなちゃんを見失って、みなさんを少しお待たせしてしまいました、もうしわけない〜。

 というわけで大阪駅へ戻り、僕のリクエスト明石焼きを食べにゴーゴーぶぶ亭。以前の大阪オフで味をしめてしまったのですなぁ、明石焼き。女性と男性で食べるペースがきっちり別れていたり、ダシが玉子スープになる人あり、台が傾いている理由を思いつけなかったり(またウソをつこうとしていましたすいません)、いやぁ空腹に染み渡るおいしさでした。さて、前菜の明石焼きで食事の準備ができたところでいなくなったり再会したりのおまえさんが帰途について、メインディッシュの居酒屋です。なんとか茶屋は薄暗くてうるさかったけど、くいもんはじゅうぶんですがな。タコだのイカだのくちゅるー様の仲間を大ジョッキで流し込みます。マグロほほ肉のたたきが畜肉っぽくて、生ハムの刺身が魚肉っぽかったのには大受け。まあ何はともあれ疲弊した体にガンガン詰め込んで、一日を締めくくります。そんなこんなでUSJの余韻を残しつつ、ホテルにチェックインして明日に備えるのでした。

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