邦題 |
デモンズ4 |
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原題 |
THE SECT |
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製作年 |
1991年 |
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製作国 |
イタリア |
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制作社 |
PENTA FILM |
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製作 |
ダリオ・アルジェント |
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監督 |
ミケーレ・ソアビ |
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脚本 |
ダリオ・アルジェント |
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原作 |
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出演 |
ケリー・カーティス |
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映像情報 |
116分/カラー |
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【ストーリー】 1970年、カリフォルニアの人里離れた湖のほとりで儀式めいた殺人事件が起こった。一九九一年、フランクフルトで女性が惨殺され、犯人の男も自殺をとげた。そんなある日、ドイツの片田舎で小学校の教師を務めるミリアムは、奇妙な老人と交通事故をおこしてしまう。しかしそれは偶然などではなく、悪魔崇拝者たちによって育てられてきたミリアムが運命の時を迎えるプロローグにすぎない。遠い昔、神によって地球に追放された人間の、邪神崇拝者たちの復讐が始まったのだ。悪魔の虫に寄生され、汚染された貯水槽の水を飲んだミリアムは、やがて崇拝者たちの待つ「悪魔の子を」身ごもる。貯水槽の中で産み落とされた赤子は崇拝者の手に渡るが、自らの手に取り返したミリアムは赤子と老人を巻き込んで火の中に身を投じてしまった。しかし、赤子の不思議な力に守られ、ミリアムだけは命を取り留めるのであった。そして彼女はこういう、「あの子には私の愛がわかっていたのだわ」と。 |
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【コメント】 「ローズマリーの赤ちゃん」をベースにラヴクラフト風のエッセンスを少しだけちりばめたといわれる作品ですが、残念ながら「異次元の色彩」風かな?というレベルにとどまる上に映画自体も小品の域を出ていません。ダリオ・アルジェント&ミケーレ・ソアビの作品としても精彩を欠いてしまいましたが、ハーバート・ロムの胡散臭い雰囲気に救われているといったところでしょうか。チープで無理のある設定はいつもの?ことですが、意外性を狙ったかのようなラストはともかく、女性の脳に卵を産み付けるという悪魔の虫が鼻の穴からごそごそと入っていくシーンには失笑を隠せません。 |