邦題 |
地底人アンダーテイカー |
|
原題 |
The Lurking Fear |
|
製作国 |
アメリカ |
|
製作年 |
1994年 |
|
制作社 |
フル・ムーン・エンターテインメント |
|
製作 |
チャールズ・バンド |
|
監督 |
C・コートニー・ジョイナー |
|
脚本 |
C・コートニー・ジョイナー |
|
原作 |
潜み棲む恐怖 |
|
出演 |
ジョン・フィンチ |
|
映像情報 |
76分/カラー |
|
【ストーリー】 教会の墓地の地下に棲む呪われた一族マルテンス家の末裔に脅かされる町レファーツ・コナーズ。最後の決戦に臨む住民数名に、遺産目的のマルテンス家の末裔ジョン・マルテンスを加え、怪物との死闘が始まる。ところがマルテンス家の遺産目当ての犯罪組織がやってきて話はややこしくなってしまう。 |
||
【コメント】 ベースラインは悪くないのですが、ストーリーに犯罪組織を加え、人間同士の確執に終始していることが全てを台無しにしてしまいました。このため、メインになるはずのマルテンス家の一族が、すっかり脇役となっています。勇敢に活躍するキャサリンのランボースタイルにはいささかうんざりですし、じつのところたいして強くもありません。マルテンス家の末裔ジョン・マルテンスの呪われた血脈も、自身の苦悩が最後にちょっとだけ触れているだけなのでそれほど深みが感じられません。さらに、酔いどれのハギス医師にラヴクラフト映画の常連ジェフリー・コムズなのですが、ハーバート・ウエストのような押しの強さもなく、今ひとつぱっとしませんね。 怪物の造形もまずまずで、地下からやってきて子供をさらおうとする冒頭にはかなり期待させられるのですが、その後はただうろうろしているだけというのが非常に惜しまれます。本題を見失うとつまらなくなってしまうという見本になってしまいました。 |