7年後の再燃・入院


 発病から7年ちょっと。何とか入院せずに頑張ってきましたが、とうとう入院となってしまいました。データ的に言うと、クローン病患者は6ヶ月に1回の入院。発病後10年経過の手術経験率7割だか8割だか。っていう話を聞いたことがあるので、それに比べれば頑張った方ですが、出来れば入院せずにいければ良かったんですけどね・・・。
 発病から3年くらいは、完璧に食事制限を守り、食べても大丈夫といわれているものさえ口にしない。という位、制限していたし、その後もしばらくはちゃんと制限を守っていたんだけど、5年を過ぎたあたりからだんだんルーズになり、最近はかなり普通の食事をしていたら・・・。案の定入院となりました。
 私は、他の患者さんに比べて症状が軽く、安定している方だと思っていました。もちろんそれもあると思いますが、でもやっぱりクローン病患者であることは間違いなかったと再認識しました。普通の食事をすればあっという間に入院ということです。
 そんなわけで、ここでは、2度目の入院のことを書いていきたいと思います。



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・3月6日

 とうとう退院。ぴったり6週間の入院となった。入ったときは意外に早く、3週間くらいで退院できそう。なんて思っていたのに、気がつけば6週間。思ったより長くかかった。が、今回の入院はあっという間だった。とにかく病院が快適すぎ。退院するのが淋しいくらいであった。
 結局、今回の入院では、IVHの後、エレンタールを経口で6パックまで摂り、それが安定したところで退院と言うことになった。これで、しばらくエレンのみの生活が続き、外来で様子を見て、調子が良ければ、最終的にエレンで1200kcal、低残さ、低脂肪なクローン食で1000kcal前後を摂るという事になりそう。とりえあずは、来週に早速外来がある。ここでいきなり血液検査の結果が悪くならんよう、きをつけんと。
 しかし、今回の入院生活は、自分で言うのもなんだけど、まじめだった。6週間の間、エレン以外で口にしたのは、先生にOKをもらった飴とお茶だけ。それ以外は本当に一切口にしなかった。って、それが普通なのか・・・。 まぁ、前回の入院の時は、近所のコンビニ行って肉まん食ったり、サラスパとか冷やかけうどんとか買って、病室に持ち込むとばれるから、駐車場の縁石に座って食べたりとかしていたしね。それから比べれば・・・。
 
 そんなわけで、7年目の再燃、2度目の入院生活は終わりました。入院生活を快適に過ごせた病院と、先生、看護婦、事務の方々など、すべての人に感謝したいと思います。ありがとうございました。 



・3月5日

 退院前の最終の血液検査。まぁ、結果から言うと全く問題なし。ということで、明日の退院が決まった。結局の所、夜の微熱だけは無くなることはなかった。これってただ単に平熱が高いって事なのだろうか?あんまり気にしなくて良いとは言われたが、ちょっと不安ではある。



・2月27日

 今月中の退院を目指していたけど、どうやら無理そう。早くて今週末ということで、微妙に来月頭にかかっちゃう。医療費のこと考えると、来月に2日だけかかるのと、今月中で退院するとで大きく変わっちゃうんだけどまぁしょうが無い。どうせ来月にかかっちゃうなら、もう一週間いよう。って感じで、恐らく退院は来週の月曜か火曜。まぁ、その間調子を崩さなければだが・・・。
 しかし、点滴無くなると体が自由だから暇な感覚がより一層でてくる。今まではどこ行くにも点滴引きずらなくちゃいけないから面倒だし、バッテリーも1時間くらいしか持たないから、どうしてもベットの近くにいなければならず、仕方なく本読んだりPCしたりって感じだったけど、点滴無くなるとどこでも行けるからなぁ。自覚症状もないし。車あったら絶対勝手にどっか出かけてるよなぁ。まぁ、後一週間。ゆっくりさせてもらおう。

 そうそう、内視鏡検査の写真をもらえないか聞いたらあっさりとOK。くれるもんなんだ・・・。今は病院でスキャナ無いからWEBに上げられないけど、退院してからもしかしたらUPするかもしれません。ところで、腸内の写真って公開しても大丈夫だよね?まずいのかなぁ・・・。肖像権?は俺にあるはずだよな。違うかな。



・2月26日

 点滴マシーンからの解放。ということで、ぴったり1ヶ月でIVHの管が抜けました。今朝の血液検査で、炎症反応、栄養状態など特に問題なく、午後になってIVHの管を抜くことになりました。まぁ、入れるときと違い抜くのは簡単。結んである糸を切るときにちょっとちくっとしたけど、後は抜くだけ。まぁ、また管の後は残ってしまうんだろうけど、とにかく1ヶ月間お風呂の時以外常に一緒だった点滴マシーンとおさらばと言うことになりました。滅茶苦茶快適。エレベーター待つ必要ないし。
 しかし、点滴のおかげでかろうじて病人らしかったのに、点滴が無くなると顔色が悪い以外全く病人には見えないな・・・。この病気にしては珍しく体重も大してへらず、むしろ太いくらいだし。 さて、退院はいつになる事やら。いずれにしてもそう遠くないはずである。



・2月23日

 入院から1ヶ月。エレンは6パックになり、点滴もフィジオゾール3号2本になった。つまり、エレンで1800kcal、点滴で400kcalである。また太りそうだ・・・。それはそうと、最近エレンが大分きつくなってきた。飲んでいると気持ち悪くなってくる。そんなわけで、ここに来てちょっと足踏み。やっぱり来月にかかるかもしれんなぁ。
 



・2月19日

 血液検査とエコーの検査をする。結果はどちらも順調らしい。CRPも0台。エコーも前回のような腸の腫れも無く、大分良くなっているようだ。ということで、明日からエレンが5パックになる。その後、2日たったら6パックに増え、これで問題なければ晴れてIVHから解放ということになりそう。そうすれば、来週月曜日に血液検査して、この結果がいいと、何とか今月中の退院というものが見えてきた。そういえば、微熱の方も、高くても37度ジャスト。1日37度を切る日も出てきた。やっぱり少しは落ち着いてきているのかもしれない。
 



・2月16日

 更新が滞ったのは、調子が悪くて更新できなかったとかそういうんじゃなく、ただ単に動きが全くなかったから。ある意味順調といえるのかもしれないけど、唯一気になるのが微熱。まだまだ37度前後を行ったり来たり。ということで、ここまで2日に1パックずつエレンの量を増やしてきたけど、今週は4パックでとめることにした。これで月曜日の血液検査で結果が良ければ再び増やし始めて、最終的に6か7パックを経口でとり、問題なければ退院という事になる。ということで、なんだかんだで今月いっぱいがギリギリ。下手すると来月にかかりそうな感じになってきた。まぁいいけど。 
 
 来週は、エコーの検査をするようだ。小腸の腫れ具合を前回と比べるらしい。まぁ、エコーくらいなら前処置もないし、検査も痛くないしで全然問題無しである。

 そうそう、エレンのフレーバー。うちの病院は、青リンゴ、コーヒー、オレンジ、パイナップルしか無かったんだけど、俺が婦長さんにいって、ゼリーミックスの青リンゴとコーヒーをとってもらい、更に今日、ヨーグルト味と抹茶味と、EDメイトのアセロラ味が届いた。これも一応俺が婦長さんに言ってとってもらったんだけど、抹茶味に関しては評判が悪いのでいいって言ったんだけどなぁ。んで、今日早速第1段として、一番まずいと評判の抹茶味を飲んでみた。基本的においしいものは後にとっておく性格なんで。 で、抹茶。勘弁してください。って感じ。飲めねぇよ、こんなの。 捨てようかと思ったけど、そういうわけにもいかず、吐きそうになりながら何とか飲みきりました。もう二度と飲まないだろうなぁ。
 そういえば、エレンを飲んだ直後のグルグルも無くなってきた。お腹が慣れてきたようだ。ただ、便はほぼ水。でも、体重減ってないから大丈夫なんだろうな。今は、点滴もピーエヌツイン1号が1日1本になり、点滴では600kcalほど。後はエレンで1200kcalだから、エレンが吸収されてなかったら体重減るはずだし。便も水とはいえ1日何回もいくわけじゃないから。そもそも、エレンだけで固形の便が出る方が不思議な気がするし。とにかく、微熱以外はきわめて順調というところか。
 



・2月9日

 今日は、腹部のX線検査をした。便が出ないのでちょっと見てみようって事になったんだけど、どうやら便が出ないのは単純に便が無いからであって、特に便秘とかそういう問題ではないようだ。エレンタールも飲んだ直後はお腹の中がグルグルするけど、やっぱりすぐトイレに行きたいとか、そういうことはない。
 今ある症状は微熱だけ。腹痛も全くと言っていいほど無し。IVHの点滴も、今日からピーエヌツイン1号に変わった。すなわちカロリーが落ちたと言うこと。これはエレンが2パックになったから。これから2日に1パックずつ増やしていくらしい。俺的には面倒だけど、飲めといえば何パックでもいけそう。先生は3パックが限度かなぁ。と言ってるけど。この限度ってのは、本当はもっと増やしたいけど飲めないでしょ?って意味の限度で、いければいけるだけって感じらしい。まぁ、退院は6パック+エンシュア2缶くらいかな。で、退院したらエレン6パック+クローン食で1食という感じになれれば安定を保てそう。ただ、仕事をするようになったときにエレンを作って時間をかけて飲んで容器を洗ってという作業が6パック分も出来るかどうかが疑問。6パックも飲むようになるとさすがにお腹のグルグルもどうなるか怪しいし。
 しかし、退院はいつになるんだろう。未だにIVHに繋がれたままだからなぁ。前回の入院はIVHが抜けてから18日かかっているけど、どうなんだろう。完全に経口に切り替えてからどの程度の時間をおいて大丈夫という判断を下されるかだよなぁ。まぁ、後1週間は確実に居ることになるだろう。
 所で、今回の入院。前回と違って時が経つのが早いこと。前入院したときは人生で一番長い2ヶ月とか書いたけど、今回は早い。しかも、入院生活が結構快適で、もうしばらく入院してたい。なんて思ったりして。エレンも2パック始まったけど、IVHによる空腹ももう慣れたって感じ。はじめの数日は空腹で我慢できないくらいだったけど、今では別に食べなくてもいいや。って言う感じ。まぁ、退院して回りに食べ物がある状況になるとまた食べちゃうんだろうけど・・・。

 そうそう、同室の患者の見舞いに来たおばちゃんが「お世話になってます」とか言って食べ物持ってくるし。食えないからいらないって言ってるのに、いいからいいから。って置いていきやがんの。食えないのに食べ物が目の前にあるってのは精神衛生上非常に良くない。ホント小さな親切大きなお世話である。まぁ、前回の入院の時だったらそのままもらって黙って食ってたけどな。きっと。
 



・2月8日

 昨日は、コーヒー。今日は青リンゴフレーバーを試してみた。昨日から通常濃度で飲むことになったが、通常濃度になったからといって特にエレンの味がきつくなると言う感じではなかった。ただ、コーヒーはメチャ甘。後は、どれも匂いだけはまとも。舌にあたる味は今一。どの味が一番まともかと聞かれるとけっこう微妙。どれもそれなりにまずい。一番まともなのはゼリーなのかもしれない。明日は青リンゴ味のゼリーを試してみようと思う。後は、世間一般的には評判のいい、ヨーグルト味とアセロラ味をとってもらえるかどうかだな。 でも、評判がいいといってもあんまり期待しない方がいいような気がする・・・。
 エレンは通常濃度で普通に飲んだけど、特に下ると言うことはなし。さすがに一気飲みはしていないけど、30分もかけないで飲んでいるが、全然下痢しない。というか、むしろ出なくてお腹張って苦しいくらい。昨日の夜から今日の朝はお腹張って苦しかった。
 相変わらず微熱は続いている。今日も37度ジャスト。症状はほとんどないといっても、微熱があるって事はまだお腹の中の炎症は治まっていないということだと思う。果たして退院までにこの微熱が消せるのだろうか・・・。
 そうそう、いくら点滴で栄養が足りているといっても、ちょっと歩くとフラフラする。これってなんだろ。やっぱり退院してもすぐに仕事は無理だな。しばらくリハビリが必要である。
 



・2月6日

 今日のエレンはオレンジフレーバーとコーヒーのゼリーミックスを試してみる。今日も濃度半分で作ったんだけど、昨日と違い、エレンを半分。水を通常の250mlで作ったので、フレーバー一本でも特に味が薄く感じることはなかった。まぁ、エレンの量が通常より半分なわけだからかもしれないけど、やっぱりエレンの臭みもけっこう消えていて飲めないほどでもなかった。で、残ったエレン半分でコーヒーのゼリーミックスを使ってゼリーを作った。こっちも当然濃度半分だからかもしれないけど、エレンの臭みも特になし。入院以来何も食べていないから、食感があるものを口に出来るだけでけっこう嬉しいものがあり、ほとんど一気食い状態だった。これが、濃度普通で、お腹も空いていなかったら同じように食べられるかどうか怪しいけど。明日から濃度が通常通りになる。果たして問題なく飲めるかどうか・・・。

 ちなみに、前回入院したとき、病院食が全く受け付けなくなり、匂いをかいだだけでも吐き気がするくらい駄目だったので、今回大部屋で他の患者さんが食事をしていても、これはまぁ何とか我慢が出来る。が、お見舞いに来た人が普通の弁当を食べていたりすると、部屋中その匂いがしてきてもう駄目って感じ。イライラしてくる。頼むから飯は外の閑談室で食ってくれって感じ。
 この病気していてイライラすることはやっぱり食事に関連することだと思う。私が特にイライラするのは、スナック菓子系の匂いと、カップラーメン系の匂いである。滅茶苦茶いい匂いに感じるんだ。これが。当然どっちも食べられないし。まぁ、全然関係ない人が食べているぶんには仕方がないと言い聞かせるけど、俺が食事できないことを知っている人間。特に家族とかに食べられるともう駄目。って感じ。プチって切れそうになる。
 後もう一つイライラすることは、健康な人間に「同じ食事制限でも、糖尿病の方が大変だよ」とか「人工透析している人と比べたら」みたいな説教をくらうこと。そんなことは私自身分かってます。糖尿も不治の病だし、食事制限をさぼれば重大な合併症があるし、人工透析のようにほぼ毎日病院に通わないといけないような状態よりは確かにましだと思う(糖尿病、人工透析の方ごめんなさい)。が、それを、実際に糖尿にかかっている人や、人工透析をしている人に、「君の方がまだましだよ」と言われるのはまだ分かる。が、健康な人間に言われると「大きなお世話だ!!」とぶち切れそうになる。
 他のクローン患者の皆さんってどうなんでしょうね?こんな事無いですか? 私の2大いらつきはこんな感じなんですけどね。もし、身近にクローン患者さんがいて、どう接していいか分からない。なんて人いたら、少しはこの辺気を遣っていただければと思います。



・2月5日

 X線撮影と血液検査がある。どちらも特に問題はないらしい。CRPも0.3以下と、完全に問題なし。後は、エレンタールでどこまで栄養をとれるようになるかと言うところである。
 で、そのエレンタール。今日から始まったわけだが、とりあえずパイン味で飲んでみる。ただ、今日からということで、いきなり通常濃度だと浸透圧の問題で下痢確実なので、初日は倍で作ったんだけど、水の量を倍にしたのはいいけど、フレーバーを一袋しか入れず、若干味が薄い感じ。やっぱり、水倍だったらフレーバーも倍だよなぁ・・・。で、味。まぁ、薄かったけど、思ったほどまずくもなかった。とりあえず、エレンタールの臭さは消えている感じ。匂いと、飲み終わった後に鼻をとおる匂いはごく普通のパインの香り。だけど、舌に当たる感じが微妙に嫌な感じ。でも、とにかく飲めなくはない。という感じか。明日も倍濃度で一パック。次は通常濃度で一パック。で、順次量を増やしていき、最終的には六パックくらいに出来れば・・・。という感じである。まぁ、今までエンシュアが3種類しか味が無く、それを6缶と一食で生活していた頃に比べると、フレーバーの種類は今のところ4種類。うまくすればもう2種類くらいとってもらえそうだし、ゼリーにもなるし、スポーツドリンクで割ったり、牛乳で割ったりと、いろいろ技もあるようなので、もしかしたらエンシュアよりいいかもしれない。ただ、エンシュアは缶だから開けて飲んで捨てるだけという非常に便利だったけど、エレンはその都度作って容器洗ってという作業があって非常に面倒くさい。これだけはいただけないなぁ。入院中とか、仕事してないとかならいいけど、仕事しながらこれはちょっときつそう。



・2月4日

 その後動きはほとんどない。たまに微熱が出ることはあるけど、腹痛はほとんどなくなった。しかし、この病気、腸使わないとホントあっという間に改善するんだよなぁ。(それだけじゃ回復しないくらい重い人もいるけど・・・)すでに、暇暇状態。テレビは見ていると25時間で1000円も取られるから一日中見っぱなしってわけにもいかんし。
 小腸造影の結果はまぁ良好。やはり、狭窄はなく大きい潰瘍もなども見つからなかったらしい。ただ、腸全体がはれているらしく、もうしばらく安静という感じ。また、退院も思ったほど早くはならなそう。明日からエレンタールが始まるけど、今回はいきなりIVHを外して完全にED(EDってなんの略だろう?経腸栄養剤療法?)に移行じゃなくて、IVHをしながら、徐々にエレンを増やしていくという感じ。で、腸を使っても調子が悪くならないかを様子を見ながら移行していき、すべてのカロリーを経口で取れるようになって安定したら無事退院と言うことで、この過程が、どんなに順調でもやはり2週間くらいはかかるとのこと。ということで、来週末なんてとんでもない。再来週中の退院すら怪しくなってきました。まぁ、最初に思っていた通りくらいといえばそうなんだけど。思えば、初めて入院したときも、IVHの管が抜けてから退院するまで18日かかってますから、まぁ、妥当といえば妥当なんでしょう。
 とにかく明日はとりあえずエレン一パック。フレーバーは4つしか無いけど、何からいくべきか。そして果たして口から飲めるだろうか・・・。



・1月31日

 いよいよ小腸造影の日。前日夜に、小さい下剤を飲まされた。小腸だし、IVHだから前処置無しかと思っていたんだけどなぁ。まぁ、お茶に混ぜて飲んでOKということで、ほとんど味を感じずに飲めたから良しとしよう。
 さて、小腸造影。鼻から管を入れるのが異常に辛いこの検査。まず、検査の部屋に入ったら、薄めたバリウムを300ml飲まされた。うーん。おかしい。小腸造影でバリウムを口から飲んだかなぁ。なんで鼻から辛い思いもするのに、口からも飲まなくちゃいけないんだ。なんて思いながら、何とかバリウムを飲んだら。「じゃぁ、後は台の上にのって撮影するだけですから」って言われた。 うぉー。超ラッキー。鼻から管入れないんだって。しかも、バリウムも胃のバリウムに比べると薄くなってて多少は飲みやすいし量も300mlと少ないし、これ飲むだけなんてなんて楽なんでしょう。
 検査自体も、昔は逆さまにされたりした記憶があるが、今回は水平に横になるとの起きるのをくり返す程度。時間的にはバリウムが流れるのを待つ時間もあったりで40分くらいかかったけど、痛いことやきついことはバリウム飲む以外全くなし。良かった良かった。 話によると、腸全体を見るときは、最近は鼻から管を入れるのは辛いからやらないそうな。どこが悪いかピンポイントでわかっていて、そこを集中的に見る場合は今でも管を使うらしいけど・・・。なんにしろ、楽で良かった。ただ、小腸の末端部はやっぱり見づらいらしく、こっちはしたからバリウムを入れる注腸の方がいいらしい。で、私の場合、病変部は大腸と、小腸の末端部にあるらしく、場合によっては注腸が追加になるかもしれない。まぁ、カメラよりは楽だからいいけど。
 で、先生にはまだ結果を聞いてないけど、X線をやった人に聞くと、一応狭窄とかは出来ていない模様。助かった。IVHは意外と早く抜けるかもしれないのであった。



・1月30日

 「らぁっめーん」「食いってぇ」なんて歌があるのは、クローン患者の方ならわかると思いますが、今はラーメンなんて贅沢言いません。白いご飯でもいいから食べたい・・・。テレビに映る白い飯がナント旨そうなことか。まぁ、基本的に食事が出るテレビは見ませんけどね。イライラしてくるから。しかし、前回の入院は個室だったから良かったけど、今回は大部屋。回りはみんな食事できるわけで、食事時になると匂いが来てちょっと辛い。今日も朝は、あまりにお腹空きすぎて胃が痛く、気持ち悪くなってしまった。ぐったりである。
 ただ、思ったより退院は早そう。明日小腸造影をして、結果が良ければすぐにでもIVHが抜けそうな感じ。で、エレンタールとエンシュアという形になって、それで体重を落としたり、炎症反応が上がったりしなく、一日のカロリーが取れるという目算が出来れば、それでめでたく退院と言うことになりそう。ということで、今回は一月かからないかもしれない。早ければ、来週末か再来週中には退院できそうな感じ。 どうも、EDだけの状態で退院しそうなので、それはそれで嬉しいかも。なんといっても、あのくそまずい病院食を食べなくていいんだから。まぁ、エレンはもっとまずいんだろうけどね。いずれにしても、家帰っちゃえば、エレンも何も関係ないし。食べられるもの食べる気でいるから。
 そもそも、今回調子悪くなったのは、あまりにも食生活がいい加減に普通食を食べ過ぎた為であって、私としては約5年間、ほとんど病状の悪化無く食事をしてきた実績があるわけで、無茶しなきゃ入院しない程度の食事くらい出来ると自負してますので、退院したらとりあえず食事するぞ。って感じ。それまでは模範生で頑張ろう。
 



・1月29日

 さすがに、IVH。あっという間に体調改善。って感じで、既にクローン特有の腹痛はほぼ無い状態。ただ、点滴のカロリーがまだ低く、一日1000kcalも入っていないので、ちょっとフラフラ。お腹も空きすぎて胃が苦しいし。
 この日の検査は、お腹のX線。 何を撮ったんだか知らないけど、2枚だけ。でも、一枚は半分逆さまにされて撮った。思わず小腸造影を思い出した。あれって、1時間くらい右むいたり逆さにされたりとえらい格好させられながらやるんだよねぇ。嫌すぎる・・・。もう、検査ってだけで体が拒否反応を示すもんなぁ。



・1月27日

 なんてことはない。熱も入院後初めて37度を切り、検査も無し。エレンと小腸造影のことさえ考えなければ平和な一日なんだけどなぁ。



・1月26日

 今日は、無事IVH化成功。大事をとって肩のエコーを見て血管の位置を確認してから入れたので、無事入った。肩に管を入れて、抜けないように縫いつけられてるわけだが、今回はその縫うときの針の感覚までわかってちょっと嫌だった。

 そうそう、来週水曜日に小腸造影だって。最悪である。前回の入院の時にも書いたし、今でも思っているが、検査の中で一番痛いものは大腸内視鏡だが、一番辛いのは小腸造影である。鼻から7mmくらいある管を入れられて、十二指腸までその管を入れるのである。胃から十二指腸になかなか管が入らず、何度も管を出し入れされ、そのたびに「げぇ」ってなって、鼻は痛いし、喉も痛いし、あげくにその後腸に造影剤と空気を入れられて、検査台の上に乗せられて横にされたり、逆さまにされたりが1時間くらい続くのである。 あぁ、もう、今からブルー。超ブルー。やりたくない・・・。
 ちなみに、今回は退院しても食事出来無そう。しかもエレンタールになりそう。最悪である。 今までは、まだ飲みやすいエンシュアと食事という状態だったけど、今回はエレンタールとエンシュアで食事なしになりそう。やだなぁ。エレンタール飲めないほどまずいし、時間かけて飲まないと下痢するらしい、というか、少しずつ飲んでもかなり下痢になるらしいし、経鼻でやるのは嫌だし・・・。エレンタールになると益々仕事が出来なくなるような気がする。まぁ、退院しちゃえば、安定していたときのような食事を黙ってしちゃえばいいのかもしれないけど、エンシュアがもらえないとなると困るんだよなぁ。はぁ、嫌すぎる・・・。



・1月25日

 IVH失敗。今日は、IVHを入れようとしたんだけど、失敗したらしい。前入院したときはなんも説明無く、なんか肩の所でカチャカチャやってるなぁ。って思って気がついたら肩から管が出ていたわけだけど、今回はやることがわかっていることでなんか逆に恐怖感があって、緊張した。たまに肺とかに刺さっちゃうとか聞いたこともあるし・・・。
 で、今回の失敗。なにやら、目的の血管に行く前に違う血管に触ってしまったらしい。んで、そこから出血したと。圧迫止血するから。って首ぎゅうって押さえられて、結局今日は中止。その後ずーっと首にあめ玉が詰まったような感覚が続いて大変だった。



・1月24日

 とりあえず、検査づけ。まず、心電図とレントゲン。これは入院すると必ずやるらしい。こんな検査なんでもない。楽勝である。で、今回初めて体験の超音波エコーとCTスキャン。
 超音波エコーは、変なゼリーみたいなのをお腹に塗られて、電動ひげ剃りみたいなのでお腹の上を何回も何回もなぞる感じ。なんというかくすぐったい。まぁ、お腹押されるから、場所によっては痛いけど、これもなんてことない検査だった。
 CTスキャンは、変な筒というかわっかをくぐるだけ。ただ、点滴で造影剤が流されると、若干血管が痛く、その後体が妙にポカポカしてくる。で、その後筒をくぐるだけ。これまたなんて来ない検査だった。この程度の検査ならいくらでもOKなのに・・・。
 ちなみに、これらの移動全部車椅子。なんか重病人扱いである。実際には、熱はまだ38度くらいあったけど(一時39度超えた)歩けないってほどでは無かったな。まぁ、歩けるって言ったんだけどね。駄目ってことで。

 後は、今日IVH(肩から点滴入れて24時間絶食、点滴のみ)になるはずだったんだけど、先生が忙しかったらしく結局出来ず。でも、ご飯は食べられず、腕からのカロリー低い点滴だけの生活である。



・2001年1月23日

 2年半ぶり位の大腸内視鏡。相変わらずまずい下剤を前日、そして当日と飲まされる。検査前、熱っぽく、頭も痛く、筋肉痛もあって嫌な感じだったんだけど、今更やめるわけにも行かず、いざ検査へ。が、やっぱりきつかった。いつものことだが、大騒ぎ。なんてったって、入った直後から痛いんだもん。それでも、前半はまだ自分でモニターを見ながら先生に「あれ何?」とか聞きながら検査を受けていたが、後半はもう駄目。痛くて大騒ぎ。呼吸も激しくなって過呼吸になってしまい、両手足から首からしびれちゃって、頭にビニール袋をかぶせられる始末。結局検査終わっても動けず、私が最後だったこともあって、30分ほど、検査台の上で横になっていた。
 その後、そのまま診察があるので、何とか待合室に行き、順番を待っていたものの、気分が悪くなってしまい、受付にトイレに行って来る。と告げ、歩き始めたら吐き気が来てそのまま倒れる。までは行かないまでもその場に崩れ落ちてしまった。すぐに車椅子がきて、そのまま処置室へ。脂汗がダラダラ出て、ここでも両手足しびれ状態。点滴を受けて、結局このまま緊急入院と言うことになってしまった。確かに、カメラの状態を見てもかなり腸の状態は悪く、入院になりそうだったけど、普通は準備期間があるもの。でも、さすがに帰れる状態ではなく、そのまま入院になった。


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