Home > Site Map > Zangband Commands > Command Descriptions Prev> | Next

8.2 Command Descriptions

以下の各コマンドに関する記述は、コマンド名と内部コマンドキーでリストされています。また、もし違いがある場合はその後にコマンド名とローグ風キーセットにおけるキーが書かれています。その後にコマンドの簡単な説明が続き、そこでは必要な場合は各キーセットでの指定方法が書かれています。いくつかのコマンド(穴掘り、罠解除、打ち壊し、オープン)はもし'always_repeat'オプションがONであれば自動的に99回繰り返します。

コマンド群はいくつかのカテゴリーに分かれます:

Inventory Commands

持ち物リスト (i)
持ち運んでいるが装備していないアイテムを表示します。あなたは装備品を除いて、23種類のアイテムを持ち歩くことができます。識別済みアイテムは、多くの場合同種同士を積み重ねて「1種類」のものとすることができます。これはpotion, scroll, foodの場合には常に可能ですが、wand, staffその他の場合にはオプション設定が必要となります。それぞれのアイテムには重さがあり、もしSTRが許す以上の重さを持つと速度が遅くなります。

装備品リスト(e)
装備しているアイテムのリストを表示します。キャラクタは身体の12個所に装備可能で、それぞれ対応している装備をすることができます。また、各場所には一度に1つのアイテムしか装備できず、各場所は適切な型のアイテムしか装備できません。それぞれは:

です。あなたはアイテムの持つ特別な力の恩恵に浴する為には、アイテムを使っている必要があります。

アイテムを落とす (d)
持ち物や装備品を床に落とします。もし足下に既にアイテムがあれば、隣接するブロックにアイテムが捨てられます。もし床一面に物がある時に捨てようとすると、そのアイテムは壊れて消えてしまうことに注意して下さい。ドアや罠は、アイテム同様床を占拠していると見なされます。もし複数のアイテムを含む項が選択されていたら、何個捨てるかをさらに入力します。

アイテムを壊す (k) アイテムを壊す (^D)
持ち物や床に落ちているアイテムを破壊します。落とす時同様、複数の場合は何個壊すかを聞いてきます。このコマンドは常に実行していいか確認されます。

装備する (w)
持ち物や床に落ちているものを装備する時にはこのコマンドを使います。一個所には同時に1種類のアイテムしか装備できない為、既に何か装備している箇所に他のアイテムを装備すると、元々装備されていたアイテムがまず装備解除されます。もしバックパックに空きがない場合、このアイテムは床に落ちてしまいます。

装備解除(t) 装備解除(T)
装備を解除し、持ち物に戻すコマンドです。時折、あなたは装備解除できない呪われたアイテムに出会うことがあります。これらのアイテムは普通何らかの方法で呪いを解かない限り装備解除できないというペナルティを持っています。もしバックパックに空きがない時に装備を解除すると、そのアイテムは床に落ちます。

Movement Commands

歩く (物を拾いながら) (;)
指定した方向へ一歩歩きます。歩こうとする方向に壁やドアがあってはいけません。もし、'always_pickup'オプションがONになっていれば、歩いた先に落ちているどんなアイテムを拾いますし、'query_pickup'オプションがONであればあなたの指示に従います。このコマンドは回数指定が可能で、方向入力を必要とします。あなたは「オリジナル」方向キー(どちらのキーセットでも)またはローグ風方向キー(ローグ風キーセット)を使って歩くこともできます。

歩く (拾う動作反転) (-)
通常の歩くコマンドとほぼ同じですが、物を拾う動作に関するフラグは反転されます。言い換えると、もしあなたが通常足下にあるものは常に拾うのであれば、このコマンドで移動すると足下に物が落ちていても拾いません。もちろん逆の場合もあります。このコマンドも回数指定が可能で、方向の入力を必要とします。

走る(.) 走る(,)
指定した方向へ走るコマンドであり、廊下などでは曲がり角に沿って走り続けます。走る動作は、分かれ道にたどり着いた場合や何かに邪魔された場合に中止されます。あなたはdisturbance optionの設定で何が走る動作を停止させるのか設定することができます。このコマンドは方向入力を必要とします。また、Shift+ローグ風方向キー(ローグ風キーセット)あるいはShift+オリジナル方向キー(どちらのキーセットでも、マシンによっては動作しない)でその方向へ走ることができます。

階段を上る(<)
立っている場所にある階段を上ります。地上を除いて、どの階にも最低1つの上り階段があります(これは、見つけるのが簡単だということを意味しません)。階段を上ることで、新しい階にいけますが、地下50ft(地下1階)で階段を上ると街に戻ります。何かを残したままその階を離れてしまうと、それはもう2度と手に入らないことに注意して下さい。これはすべてのアイテムが容赦なく壊されることを意味します。これにはアーティファクトも含まれますが、もしキャラクタ生成時にpreserve modeをONにしていれば、アーティファクトに限っては再びどこかで出現します。

階段を降りる(>)
立っている場所にある階段を下ります。各階には最低2個の下り階段がありますが、街は1つ、クエストレベルではクエストモンスターを全滅させるまでは下り階段がないという例外があります。上る、下りるという違いはありますが、その他は前述の「階段を上る」に準じます。

Resting Commands

そこに留まる (物を拾う) (,)(.)
移動せずに1ターン消費します。もし足下にあるものを拾う設定になっていれば、足下に落ちているものはなんでも拾おうとします。このコマンドは回数指定が可能です。また、'5'キーを押すことでもこのコマンドを実行できます(どちらのキーセットでも)。

そこに留まる (物を拾う反転) (g)
移動せずに1ターン消費します。もし足下にあるものを拾う設定になっていれば、足下に落ちているものは拾いません。逆も同様です。このコマンドは普通'always_pickup'がfalseになっている時だけ使われます。このコマンドは回数指定が可能です。

休息 (R)
休息は、たんにそこに留まるのにくらべよりよい方法です。そして、指定ターン数分だけ休息し続けることもできます。これは、状況が変化した場合にも解除されます。どんな場合でも、休息を妨げるようなことが起こったり、何かキーが押されるとすぐに休息は解除されます。'R'キーを入力すると、次に何ターン休みたいか聞いてきます。ここで、'*'キーを押すとHPとmanaが全回復するまで、'&'キーだと完全に治療されるまで休息しようとします。

Searching Commands

探索 (s)
このコマンドはプレイヤーに隣接したブロックに存在する隠された罠や秘密のドアを見つけるのに使われます。大抵の場合、発見する為には1ターン以上探索を続ける必要があります。また、チェストを開ける時は常に開ける前に探索を実行するべきです。チェストには多くの場合罠が仕掛けられています。このコマンドは回数指定可能で、何かを探し出そうとする際には有効です。この場合何か見つかった時点で探索はすぐ解除されます。

探索モードトグル (S)(#)
このコマンドは探索モードのON/OFFをトグル指定します。探索モードでは、1歩歩くたびに自動的に1ターン探索を行う為、都合2ターン消費されます。そのため、移動距離当たりの消費ターンは倍になり、食料消費も倍になります。探索モードは、何かに邪魔された時点で自動的に解除されます。探索モード時には、画面下部に'Searching'の文字が表示されます。

Alter Commands

穴を掘る (T)(^T)
穴掘り(採掘)は非常に便利な技術です。硬さの異なる様々な種類の岩が存在します。それには永久岩(穴掘りは不可能)、花崗岩(非常に硬い)、石英の鉱脈(硬い)、溶岩の鉱脈(柔らかい)、瓦礫(非常にやわらかい)があります。石英や溶岩の鉱脈は特別な表示がされていることがあり、時々宝が含まれていることがあります。この場合また違った表示になっています。瓦礫は時々アイテムを覆う形で存在しています。重い武器や穴掘り道具を持たずに穴を掘ろうとするのは大変です。穴掘りの能力はプレイヤーのSTRと武器の重さにつれて大きくなります。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とします。また、'always_repeat'オプションの影響を受けます。

ドアまたはチェストを開ける (o)
ドアやチェストのようなものを開ける場合、このコマンドを使う必要があります。もしそれに鍵がかかっていたら、Disarmingの能力に基づいて鍵を開けようと試みます。もし罠の仕掛けられたチェストを、罠を解除せずに開けてしまったら、罠が作動します。ドアの中には、閉まったままで壊れてしまい、こじ開ける必要があるものもあります。ドアやチェストを開ける時には、一度以上コマンドを繰り返す必要があることもあります。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とし、'always_repeat'オプションの影響を受けます。

ドアを閉める (c)
知能を持たない動物や、その他の生物の中にはドアを開けられないものもおり、その手の生物に対してはドアを閉めることが大変価値のある事となります。壊れたドアは閉めることができず、ドアをぶち破ろうとすると壊してしまうことがあります。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とし、'always_repeat'オプションの影響を受けます。

ドアをジャムさせる (j) ドアを打ち付ける (S)
多くの怪物は、閉められたドアを単に開けようとします。そして最終的には鍵をかけられたドアを通り抜けることができます。そのため、あなたはドアを鉄のスパイクで打ち付けて封鎖したいと思うことがあるでしょう。ドアは、スパイクで打ち付ければつけるほど強固に閉められますが、それには限界があります。小さな怪物は、打ち付けられたドアを破る能力に劣っています。このコマンドを使う為には、鉄のスパイクを持っている必要があります。このコマンドは方向入力を必要とします。

ドアを打ち壊す (B) ドアをこじ開ける (f)
このコマンドは、打ち付けられたドアを破ることができます。ドアを破る能力は、STRが高いほど上がります。この方法でドアを開けると、しばらくバランスを崩してしまいます。また、スタックしたドアや、スパイクで打ち付けられたドアを開けるには破る以外に方法はありません。また、普通に閉められただけのドアも望むなら破ることができます。この方法でドアを開けると、そのドアは壊れ永久に開きっぱなしになります。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とし、'always_repeat'の影響を受けます。

罠解除 (D)
床やチェストに仕掛けられた罠を解除しようとすることができます。もし失敗すると、罠を作動させてしまう可能性があります。罠を解除する為には、その前に罠を発見していなければなりません(通常は探索コマンドを使うことで見つけます)。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とし、'always_repeat'オプションの影響を受けます。

Alter (+)
この特別なキーは、方向キーとの組み合わせでその時「適切」と思われる行動(attack, tunnel, bash, open, disarm, close)をします。一般に、これは「指定した方向の隣接ブロックにあるものに対し、適切な行動を行う」ということになります。このコマンドは回数指定可能で、方向入力を必要とし、'always_repeat'オプションの影響を受けます。

訳注:実際には、closeの効果は示さないようです。

Spell and Prayer Commands

本に目を通す (b) 本を熟読する (P)
選択した本に含まれている全ての呪文or祈りを表示します。同時に各呪文の必要レベル、mana消費量などの情報も表示されます。

新しい呪文/祈りを覚える (G)
このコマンドで、新しい呪文や祈りを実際に学びます。新しい呪文や祈りを学ぶことができる時、画面下部に'Study'という文字が表示されます。もし学習可能な呪文が持っている本にあれば、それを学ぶためにその本を選ぶことができます。あなたが魔法使い系のクラスなら、実際に学ぶ呪文を自分で選ぶことができますが、僧侶系のクラスならあなたの神が祈りを選びます。

呪文を唱える / 祈りを捧げる (m)
呪文を唱えるには、以前にその呪文を学んでおり、その呪文が載っている呪文書を持ち歩いている必要があります。各呪文には失敗率がありますが、これは最初やや大きく、レベルが上がるに従って低くなっていきます。もし呪文を唱えるのに十分なmanaを持っていない場合、本当に唱えるのか確認してきます。もし唱えると決定したら、その失敗率は大きく上がり、CONを失う可能性もあります。呪文を本から読む必要があるため、あなたは盲目、混乱している時や光源がない時は呪文を唱えることができません。祈りを捧げる際も上記同様です。

Object Manipulation Commands

食べ物を食べる (E)
飢えを防ぐ為には、定期的に何かを食べなければなりません。空腹になると、画面下部に'hungry'と表示されます。もし長い間空腹状態でいると、衰弱し失神するようになって、最後には飢えて死んでしまいます。あなたはこのコマンドで持っている食べ物を食べることができます。ダンジョン内でも時々食べ物が見つかりますが、変なものを食べるのは賢いとは言えません。

ランタン/松明に燃料補給する (F)
松明を使っていて予備の松明を持っているのなら、またはランタンを使っていて予備のオイルを持っているのなら、このコマンドで燃料補給することができます。松明やランタンには最大燃料量が決まっており、だいたい2つのオイルでランタンは一杯に、2つの松明で松明は一杯になります。

potionを飲み干す (q)
このコマンドでpotionを飲むことができます。potionはプレイヤーに色々な効果をもたらしますが、その効果はいつもただちに明らかになるわけではありません。

scrollを読む (r)
このコマンドでscrollを読むことができます。scrollの呪文は大抵あるエリアに効果をもたらしますが、中には他のアイテムに働くものもあります。scrollを読むことは、その効果を発揮することで羊皮紙の崩壊をもたらします。つまり、一度読んだscrollはなくなってしまうのです。追加情報の入力を必要とする大部分のscrollは、そこでEscキーを押すことで中断でき、それが崩壊する前に読むのを止めることができます。

銘を彫る ({)
このコマンドはアイテムに文字列を彫ります。彫られた銘はアイテム名の後に中カッコで括られて表示されます。この銘は特定のアイテム(の束)に制限されており、同種のアイテムに自動的に書き移されることはありません。ある条件で、Angbandは偽の銘を適切なアイテムにつけます('cursed', 'broken', 'tried', 'empty', 'NN% off')。これらの偽の銘は真の銘で上書きされますが、もし真の銘が取り消された時は再び現れます。加えて、Angbandは真の銘をアイテムにつけることがあります。大抵は、プレイヤーがそのアイテムに関する「雰囲気」を感じた時です。全てのキャラクタは武器や防具に関する雰囲気を、それをしばらく持ち歩いた後に感じることができます。warriorは最も詳細な情報を得ることができ、他のどのクラスよりも早くその感覚を得ます。{empty}と銘がつけられたアイテムは充填0、{tried}ならそのアイテムを試してみたにも関わらず効果が分からなかったアイテムを表します。ある銘はゲーム中特別な意味を持ち、これらについてはinventry object selectionの項を参照して下さい。

銘を消す (}) このコマンドはアイテムに彫られた銘を取り消します。が、ゲーム自身がつけた偽の銘には何の効果もありません。

Magical Object Commands

アーティファクトを発動する (A)
あなたは地下深くに眠る特別な武器と防具の噂を耳にしていることと思います。それらのアイテムはあなたに火を吹く能力や、思いのままに部屋を明るく照らし出す能力などを与えてくれます。このようなアイテムを幸運にも見つけられたのなら、このコマンドでその能力を発動させます。これら特別な力は、それを装備している時しか使えません。

wandで狙う (a) wandで打つ (z)
wandを使う際には、方向を指定しなければなりません。wandは魔法の道具であり、それゆえもしスキルに劣っていたならその使い方がわからない可能性があります。wandの能力は、そのwandによって様々です。ドアや壁は普通その効果をそこでストップさせます。このコマンドは方向指定が必要で、ターゲットを使うこともできます。

staffを使う (u) staffで打つ (Z)
このコマンドでstaffを使います。staffは普通scrollによく似ており、エリアに対してかアイテムに対して効果を発揮します。staffは魔法の道具であり、使い方がわからない可能性があります。

rodで打つ (z) rodを発動する (a)
rodは極端に強力な魔法の道具であり、燃えてしまったり壊れてしまうことはありません。また、staffのような効果、wandのような効果のどちらも示しますが、これらとは違って、充填数という概念はありません。かわりに、このアイテムは自ら周りを取り巻く自然のエネルギーを吸収することによって再充填します。それゆえ数ターンに一度しか使うことはできません。再充填までの時間はrodによって異なります。このコマンドは方向指定が必要なことがあり(rodのタイプと、あなたがそれに気づいているかどうかによります)、ターゲットを使うこともできます。

Throwing and Missile Weapons

アイテムを撃つ (f) (t)
キャラクタが持っているアイテム(矢や小石など)を撃ちます。その重さに依存しますが、部屋の端から端まで飛ぶかもしれませんしあなたのすぐそばに落ちるかも知れません。一度に撃てるのは一つのアイテムのみです(いっぺんに20本の矢を射つようなことはできない)。撃った矢や子石などは壊れる可能性があることに注意してください。怪物に向けて撃った場合、命中率はキャラクタのto-hit、Throwingの値、そしてアイテムのto-hitの値によって決定されます。怪物に命中すれば、ダメージを与えるかもしれませんし与えないかも知れません。このコマンドを使って撃つ場合、そのアイテムに合う遠距離武器を装備(arrowに対してbow、boltに対してcrossbow etc.)していなければなりません。これによって、ただ単にアイテムを投げるよりもより長い射程距離、より大きなダメージ、より大きな命中率を得ることができます。このコマンドは方向指定が必要です。ターゲティングモード(後述)は方向指定時に'*'キーを入力することで使用できます。

アイテムを投げる (v)
持っているアイテムを投げます。アイテムが軽ければ軽いほど、遠くへ飛ばすことができます。一度に投げられるのは1アイテムのみです。投げたアイテムは壊れてしまう可能性があります。もし怪物に何かを投げた場合、命中率はキャラクタのto-hit、throw能力、アイテムのto-hit値によって決まります。アイテムが怪物に命中すれば、ダメージを与えるかもしれませんし与えないかもしれません。アイテムの中には武器やオイル瓶のように相当なダメージを与えられるものもあります。このコマンドは方向指定が必要で、ターゲティングモードも使用可能です。

ターゲティングモード (*)
遠距離武器や呪文の狙いを、方向ではなくて特定の怪物や場所につけることができるコマンドです。つまり、自分から見て8方向の線上にいない敵にも矢を撃ったり呪文を唱えたりできるのです。ターゲティングモードでは、多くのオプションがあります。最初、呪文や投げるアイテムが届く範囲で近くにいる敵からターゲットにする状態になっています。このモードでは、't' (または '5' か '.')を押すことでその時選択されている怪物をターゲットに指定し、Spaceで次に近い怪物、'-'で一つ前の怪物を選択、方向キーでその方面に存在する怪物を選択します。また、'r'で現在選択されている怪物の思い出を表示、'q'キーでターゲティングモードを終了、'p'(または 'o')で怪物ではなく「場所」を標的とするモードに切り替えます。もし近くに怪物がいなければ、最初からこのモードです。'o'を押した場合は、カーソル位置が最後に選択していた怪物の位置になります('p'の場合はプレイヤーの位置から)。このモードでは、方向キーでカーソルを移動、't'(か'5'か'.')でカーソル位置をターゲット指定します。ただ、位置をターゲットとするのは多少危険を伴います。あなたが移動して遠く離れてしまった場合でもターゲット位置は固定だからです。古いターゲットをキャンセルするには、単に'*'を押したあとEscか'q'キーを押してください。場所をターゲットとして指定した場合、呪文やアイテムの飛ぶ経路はあなたの希望とは無関係にその目標までの最短経路が選ばれます。ターゲット選択が適切に行われれば、他の場所から直接狙えないような場所へ、廊下や穴を通してものを投げつけたり呪文を唱えることができる場合もあります。球状の呪文やブレス攻撃を、怪物達が群れをなしている真っ只中を目標として使うと、しばしば攻撃の効果を高めることができます。なぜなら、球状の呪文はターゲットを選択して唱えた場合(方向指定で唱えた場合とは違って)、自分からターゲットまでの間に存在する怪物には邪魔されないからです。このコマンドはターンを消費しません。

Looking Commands

全画面マップ (M)
その階全体のマップを、縮尺1/9で表示します。大まかな構造しか表示できず、重要なオブジェクトさえ表示されない場合もあります。これは、現在位置から階段までの相対的な位置を見たり、その階でまだ行っていない区域をチェックするのには特に便利です。このコマンドはターンを消費しません。

マップ上の位置を確認 (L) プレイヤーの位置 (W)
すとこのモードから抜けられます。画面スクロールには方向キーを用います。画面上にはセクターの位置と、キャラクタがいるセクターからのオフセットが表示されます。このコマンドはターンを消費しません。

辺りを見回す (l) 調べる (x)
このコマンドは近くにいる怪物(そのタイプと健康状態)やオブジェクト(そのタイプ)を見るコマンドです。また、怪物の足下にどんなオブジェクトがあるか(もしあれば)、またはその怪物が壁の中にいるのかを見ることもできます。このコマンドはターンを消費しません。何かを見ているとき、Spaceキーで次のオブジェクト(怪物)を、'-'キーで前のオブジェクト(怪物)を、方向キーでその方面に存在するもっとも近いオブジェクト(怪物)を、'r'でその怪物の思い出を、'q'でこのモードを終了します。あなたはいつも自分の足下を見ている状態からこのモードをスタートします。

アイテムを観察する (I)
このコマンドはすでに*識別*されたアイテムを観察します。これでアイテムの持つ特別な力を知ることができます。現状、このコマンドはアーティファクトやego-itemに対してのみ効果を発揮します。

Message Commands

階の雰囲気を再表示 (^F)
その階に入ったときに感じた雰囲気を再び表示します。

前のメッセージを表示 (^P)
最近表示されたメッセージを表示します。これはスクロールさせて読むことができ、Escで抜けられます。このコマンドはターンを消費しません。

メモを取る (:)
メモを取ります。これは、メッセージリストで見返すことができます(先頭に'Note:'と表示されています)。このコマンドはターンを消費しません。

Game Status Commands

キャラクタ詳細表示 (C)
キャラクタの詳細ステータスを表示します。これには、あなたのスキルレベル、現状および潜在的な能力値、そしてその他様々な情報が含まれています。この画面から、あなたは名前を変更したりキャラクタステータスをファイルに書き出すことができます。このファイルにはあなたの生い立ちや持ち物(家にあるものも)に関する情報も含まれています。また、'h'キーを押すことで、他の情報に画面が切り替わります。

アーティファクト、ユニークモンスターやオブジェクトを確認する (~ or |)
このコマンドを実行すると、メニュー画面になります。ここから、アーティファクト、ユニークモンスター、識別済みアイテムなどに関する情報を表示することができます。

Display known artifacts
これはそれまでに現われた(拾ったり見つけている必要はない)全てのアーティファクトを表示します。このリストに表示されているにも関わらず見つけられていないアーティファクトはもう永久に見つかりません。preserve modeはこのような事故によるアーティファクトの喪失を防ぎますが、「特別な」階の雰囲気を感じ取ることはできなくなります。このコマンドは街でのみ使用可能です。

Display known uniques
知っているユニークモンスターと、各々の現在の状態を表示します。殺してしまえば、ユニークモンスターは2度と出現しません。

Display known objects
「色」を持ったアイテム(ring, scroll, wand, potion など)のうち、すでに識別できているものについて表示します。

Saving and Exiting Commands

セーブして終了 (Ctrl-X)
後で再開できるようにゲームをセーブして終了するにはこのコマンドを使用します。セーブファイルはゲームがシステムエラーなどでクラッシュしてしまったときのためにも作られます。キャラクタが死んだ後セーブファイルで再開しようとすると、再びキャラクタ生成から始まりますが、設定したオプションは引き継がれます。

セーブ (Ctrl-S)
セーブしますがゲームは終了しません。もしプレイ中のクラッシュのおそれがあるのなら、このコマンドを定期的に実行しましょう。

終了 (自殺) (Q)
キャラクタを殺し終了します。このコマンドを実行しようとすると、本当によいのか確認があり、さらに確認を促してきます。死んだキャラクタは永久に復活しないことに注意してください。

User pref file commands

オプション設定 (=)
オプション設定をするコマンドです。注意しなければならないのは、'cheat'オプションを使用するとセーブファイルにフラグが立てられハイスコアリストに載ることはないということです。

マクロ設定 (@)
マクロ設定を行うコマンドです。ここでマクロのロードやセーブ、マクロ作成、それにキーマップ定義を行うことができます。あなたは、'create macro'コマンドを使う前に画面下に表示されている'current action'をまず定義しなければなりません。'create macro'は'current action'をその行動として使用します。これは酷いインタフェースであり、そのうち修正されるでしょう。

表示設定 (%)
表示に関わる設定をするコマンドです。ここで表示設定のロード、セーブ、怪物、アイテム、地形のキャラクタマッピングの修正を行えます。ここで変更した設定は、'redraw'コマンドを使用しなければ反映されません。

色設定 (&)
色設定を行うコマンドです。このコマンドは特定のシステムでしか使えません。

Help

ヘルプ (?)
オンラインヘルプを表示します。このヘルプはフォーマットに従ったテキストファイルに過ぎず、他のヘルプファイルもネット上で入手可能なことに注意してください。特に、配布パッケージには含まれていない色々なスポイラーファイルがあります。AngBandを入手したサイトをチェックしたり、NewsGroupで訪ねたりしてみてください。

シンボルの識別 (/)
画面に表示されている文字の意味を調べるコマンドです。たとえば、'/.'と入力すると、あなたは'.'がフロアの床を示していることを知ることができます。入力した文字が怪物を示している場合、表示されるのはその怪物が属するクラス(動物でいうところの科)のみであり、あなたが見ている生物に関する特定の情報は表示されません。その情報を得たい場合、「辺りを見回す(調べる)」コマンドを使用してください。

このコマンドで入力することができる3つの特別なシンボルがあります。これらは、怪物の思い出の特定な部分を見るために使われます。Ctrl-Aは、全ての怪物に関する思い出の詳細を、Ctrl-Uは全てのユニークモンスターに関する思い出の詳細を、Ctrl-Nはユニークモンスター以外の全ての怪物に関する思い出の詳細をそれぞれ表示します。

入力した文字が生物を示している場合、思い出を表示するか尋ねられます。もしyesと答えると、その文字が示す生物のうち、あなたが出会ったことのある生物についての思い出が表示されます。尋ねられたときに'k'を入力すると、殺した数でソートされたリストを、'p'で怪物が通常見られる階数でソートされたリストがそれぞれ表示されます。どの時点でも、Escでこのコマンドを終了することができます。

バージョン表示 (V)
そのゲームのバージョンを表示します。詳細な情報は'version.txt'を参照してください。

Extra Commands

Toggle Choice Window (^E)
choiceウインドウに表示されている内容を持ち物/装備とトグルします。このコマンドはウインドウ環境でAngbandを実行していて、かつChoiceウインドウが表示されているときのみ使用可能です。

再描画 (^R)
オプション設定で行った様々な変更を適用し、さらに画面を再描画します。このコマンドはオプション、表示、色設定などを行った後使われるべきです。もしどうするべきか迷ったときは使いましょう。

スクリーンダンプのロード (left-paren)
'dump.txt'に保存されたメイン画面のスナップショットをロードし、画面に表示します。

スクリーンダンプのセーブ (right-paren)
メイン画面のスナップショットを'dump.txt'にセーブします。これには色情報も含まれます。

ペットに命令する (p)
もしペットがいれば、このコマンドでペットに命令することができます。自分のところに呼び寄せたり、怪物を殺させたり、野生に戻したり、ドアを空けたりアイテムを拾う許可を出したり取り消したりできます。ペットは、物を拾う許可を取り消されるとその時持っていた全てのアイテムを落とします。


Home > Site Map > Zangband Commands > Command Descriptions Prev> | Next