NetBSD/x68k 10.0 版を作るのをサボっていたら 10.0_BETA版を使ってくれている方がいるようなので NetBSD 10.1 で作ってみた版
例によってやっつけ説明なので都度適当に更新します。
誤りその他の指摘はメール <tsutsui@ceres.dti.ne.jp>
または Twitter(@tsutsuii)宛でお願いします。
NetBSD/x68k 9.2版の Live Image に続いて 2年前の 10.0_BETA版も思いのほか使っていただけているようなので、 NetBSD 10.1 が出たのを機会に従来同様で適当に作ってみました。
右クリック→ファイル名をつけて保存 でダウンロードしてください。
MD5 (liveimage-x68k-with-packages-20250106.zip) = 58278b5c6c0b49b5c791481602df77
Size (liveimage-x68k-with-packages-20230111.zip) = 564,874,080 bytes
unzip
後
Size (liveimage-x68k-with-packages-20250106.hds) = 2,097,152,000 bytes
←swapパーティション含む
MD5 (liveimage-x68k-plain-install-20250106.zip) = 53b70152d28223917b0558ed4e5ae2
Size (liveimage-x68k-plain-install-20250106.zip) = 293,849,499 bytes
unzip
後
Size (liveimage-x68k-plain-install-20250106.hds) = 2,097,152,000 bytes
←swapパーティション含む.hds
ファイルを指定するだけで動くと思いますafterboot(8)
(enamiさんによる日本語訳テキスト)
などを参照してください。
fongconfig cache
や makemandb
を事前に実行してあるので、いつまでも起動しない、あるいは起動後に異様に重いということはないんじゃないかと思いますlogin:
プロンプトが出ますuser
」というログイン用のユーザーをデフォルトとして作ってあるのですが、
パスワードが未設定なので最初は root
でログインしてください
root
root
でログインしたら、以下で作成済みユーザーのパスワードを設定してください
x68030# passwd -l user Changing local password for user. New password: [ここで設定するパスワードを入力] Retype new password: [もう一度設定するパスワードを入力]
logout
して、 「user
」 のユーザーと設定したパスワード再ログインしてくださいpasswd -l root
で root password も設定してください。xinit
を実行すれば一応 Xサーバーも起動すると思いますstartx
で起動するといろんなものを起動しようとしすぎていつまで経っても上がってこない状態になる恐れがあります/usr/X11R7/bin/X68k
) が
Segmentation Fault で落ちることがあります。xinit
を起動するか、後述の mlterm-x68kgrf
を起動して終了すると復帰するはずです。/etc/X11/X68kConfig
の設定ファイルの mode selection
以下にあるいずれかの行の
;
(セミコロン) のコメントアウトを切り替えることでグラフィックのモードを切り替えることが可能です。(Mode Pseudo16Color768x512)
; Graphic VRAM 768x512 16色(Mode Pseudo256Color512x512)
; Graphic VRAM 512x512 256色(Mode True32768Color512x512)
; Graphic VRAM 512x512 32768色(Mode Monochrome768x512)
; Text VRAM 768x512 モノクロ(Mode Pseudo16Color640x480)
; Graphic VRAM 640x480 16色 (X68030専用 VGA液晶モード)/etc/X11/X68kConfig
で明示的に (Mode Monochrome768x512)
を指定する必要がありますmlterm-x68kgrf --border 0 -p NetBSD_768x512_bg.six
mlterm-x68kgrf
の起動後、sayaka --local --server misskey.io --color 16 --sixel-or --ciphers RSA
sayaka --local --server misskey.io --dark --euc --ciphers RSA
mlterm-x68kgrf
の起動後、nanotodon
w3m
等で認証して認証コードを取得してくださいw3m
でコマンドライン引数 URL を指定する場合、 "?
" 等の記号のエスケープが必要)su
して shutdown -h now
等を入力してくださいbash tcsh zsh w3m vlgothic-ttf ipafont unifont freefont-ttf kterm mlterm sayaka nanotodon mozilla-rootcerts libsixel xli git-base git-docs vim nano
emacs28 と mplayer もビルドはしたものの依存パッケージを含め必要サイズが巨大なわりに実用にはならないので今回は外しました (それでも使用量 94%)
https://teokurebsd.org/netbsd/packages/m68k/10.0_2023Q4/All/
に置いてありますrc.conf(5)
のような設定ファイルについては一部自動化のため i386 用の ておくれ Live Image の設定を流用しています
MD5 (setupliveimage-x68k-20250106.iso) = c1dfee2febde8070ba5e5c1e9205180d
Size (setupliveimage-x68k-20230111.iso) = 236,232,704 bytes
全体の変更点は CHANGES ページのとおりですが、 x68k固有部分でユーザー目線でわかるのは以下くらい?
LANG=ja_JP.eucJP w3m http://teokurebsd.org/
とかで Web閲覧しやすくなっているかもNetBSD 10.0 → NetBSD 10.1 では x68k固有部分の更新はなかったかと思います。 X.Org サーバーのバージョンが 21.1.9 → 21.1.14 に上がったところくらい?