本日のワインリスト (参加人数:17名) |
↓杉本氏セレクトワイン |
↓斉藤セレクトワイン |
1R:品種指定無し 白ワイン対決 |
(い)エドナ・ヴァレー シャルドネ [2003](カリフォルニア) $12.40 |
9票 |
(ろ)コロンビア・クレスト シャルドネ[2001](ワシントン州) ¥1,470 |
8票 |
暑い!
白ワインは赤より季節感を如実に表す。口に美味しい白ワインは、その季節において大きく様変わりする。少し捻ったヴィオニエか、正統的にソーヴィニョン・ブランで涼やかさか、まさかシャルドネなんてお二人とも選んでこないだろう!
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(い)
僅かにロースト香を持つ、複雑さもあって、果実味も冷えているせいか、しっかりと抑えられている。焦点がしっかりと定まった印象。
(ろ)
艶やかな飲み心地には、トロピカル、完熟メロンを思いながら、少々ファジー(古い表現か)な輪郭。
何度も○を書き換えた、結果、果実味のコク、それを、ソフトな酸味でやんわりとまとめ、口に優しい印象を持ったので、「ろ」とした。
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結果として
まったく裏をかかれた気分で、お二人ともシャルドネ(^^;
僅か一票の差で、エドナ・ヴァレーが勝つ。コロンビア・クレストが現地では$8ワインとしての位置づけを持つので、そのコストパフォーマンスをたたえたい。
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2R:ブドウ品種【ピノ・ノワール】対決 |
(は)ラフォンド ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ [2003](カリフォルニア) $15.75 |
7票 |
(に)フォレスト・ヴィル ピノ・ノワール リザーヴ [2003](カリフォルニア)
¥1,890 |
10票 |
ピノ・ノワール種はもともと果皮の薄い葡萄品種なのです。ですから腐敗しやすく、栽培や醸造に気難しい品種なのです。反面果皮の薄さは、色は明るく、タンニンが少ないのが特徴になる。そして高価なワインとなってしまう。映画サイドウェイの影響か、カリフォルニアワインの中でも一番人気の上がって来た品種ではないでしょうか、この予算の中でその美味しさを発揮するのは、私とて興味がある。
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(は)
上質なロースト香、樽熟成が、果実味とバランスさせるのは、高い醸造技術が問われるのを、本当にうまく出している。第一と第二のアロマが混在して、複雑味が飲み手に楽しみを与える。
(に)
凝縮したイチゴの香りが、素直に果実味を表現して、そのほかに雑味を持たないので、伸びやかに感じる。そのストレートな印象が明快です。
この季節がもう少し涼しい季節なら、間違いなく「は」をセレクトするところですが、この季節、素直で伸びやかな所に惹かれます。わたしは「に」としました。
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結果として
皆さんのお好みの傾向は、やはり私と同じで、明快さを出したほうに、好感を持たれたようだ。アルコール度数がラフォンド:14.8%、フォレスト:12.5%とアルコール度数からも、この季節では、やはりフォレストを選んでしまうのかもしれない。
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3R:ブドウ品種【ジンファンデル】対決 |
(へ)ソーサル オールド・ヴァイン ジンファンデル [2002](カリフォルニア)$14.85 |
11票 |
(ほ)レイヴェンスウッド ジンファンデル オールド・ヴァインズ ソノマ・カウンティ [2001](カリフォルニア) ¥2,499 |
6票 |
カリフォルニアといば、この品種対決は外せない。ジンファンデルの難しさは、葡萄が房の中で粒が不均質な熟成を見せるので、収穫時の選果の手間が必要な葡萄品種なのです。老木であることは、株仕立ての樹が多く、結構手間の掛かるワインなのです。この品種の特徴の、抹香やオリエンタル・スパイスの香りから離れたワインほど評価を得るのも特徴な葡萄品種です。
殆んどパワー感を楽しむのが醍醐味、どのようなセレクトがなされるのか、楽しみなところです。
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(ほ)
甘草やオリエンタルスパイス。素直にジンファンデルを表現する。ボディ感も適度な所で存在感を見せてくれる。
(へ)
樽キャンディー、丸い味わいが豊満さを見せる、漢方薬の香りも良く押さえ込まれ、ジンファンデルの素性のよさも見事。
レベルの高い二本だった。バランスの良さ、少しジンファンデルらしくない「へ」に投票した。
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結果として
アルコール度数も双方14%を越えている。傾向はジンらしくない方に軍配が上がった。ジンらしくないとは、語弊があるかも知れない。というのも、前述したとおり、丁寧に収穫のタイミングを見ての収穫は「へ」のようなスタイルを持ってくるのでしょうから。
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投票数合計 |
CWF会長 杉本隆英氏
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27 |
Vin du 268
斉藤龍一郎
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24 |
二勝一敗で杉本氏の勝ち |
ナパさんへ
このたびは、東京よりの御参戦、誠にありがとうございました。
本当にいつも勉強させて頂いております。一番力の入ったピノ・ノワールで落とされたのは以外でしたね。確かに酒質に関しましては上を行っておりますが、季節感が作用しましたね。
私も微力ながら、カリフォルニアワインの啓蒙につとめて参ります。
また上京しました際にもよろしくお願いいたします。
斉藤君
今回の健闘は見事だと思いました。この票差なら、気分的には密かに勝ちを思っているのでは?「ドル建て予算なのだから少しオーバーしてもいいのでは?」の提案に、「プライドが許さない」との事。いい勝負が出来て良かったですね。
さて戦績は4連勝のあと3連敗、苦しいですね。
頑張ってくださいね。
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