[FreeBSD-tech-jp 1896]にて 長浜さんが書いている通り、根本的にはCommunicatorがリンクしているMotifライブラリのバグが取れない限り、結構危ない橋をわたっていることになる。 過大な信用は禁物ではある。
あと、kinput2による一行フォームへの入力を行う場合、qvwmを利用していると、漢字変換のステータスウィンドウと、CommunicatorのウィンドウがバタバタとAuto Raiseを繰り返してしまう。 そんな場合は ~/.qvwmrc の [Applications] セクションで以下のように設定すると良い。
"Kinput2" NO_FOCUS
上記の差分の内部では、/usr/local/netscape406bsdi/Netscape.adの最後にフォントの指定を追加しているのだが、jisx0212フォントの指定はしていない。 もし、jisx0212フォントをインストールしている場合は、/usr/local/netscape406bsdi/Netscape.adの最後の部分を以下のように書き換えておくと良いだろう。
! ! set General fontList ! Netscape*fontList:\ -*-helvetica-medium-r-normal-*-*-120-*-*-*-*-iso8859-*;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0201.1976-0;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0212.1990-0:Note: 上の指定では、全部のフォントサイズを14ドットに固定して指定しているので、ダウンロードダイアログや設定ダイアログなどがデフォルトと比較して超巨大になる。 ノートマシンなど、800x600以下の画面サイズで利用している場合は画面からダイアログがはみ出すという副作用がある。(^^;)
Communicatorに付属してくるNetscape.adは、一度全ての内容を読んでおくことをお勧めする。 よく見てみると、色々と便利な設定ができるようになっているのだ。
私の場合は、標準の設定から
*useStderrDialog: False *useStdoutDialog: False *noAboutSplash: Trueと設定を変更して、エラーの際にダイアログウィンドウを表示せずに標準エラー出力/標準出力に流す&起動時にNetscape aboutを表示しない設定にしている。
私の場合は、atやcronで早朝にWWWOFFLEに自動巡回させておいて、電車の中でWebページを見るのが日課になっている。(笑)
インストールの巻
なぜかFreeBSD 2.2.7R CD-ROMに含まれているパッケージのバージョンが古いので、自分でコンパイルしてインストールすると良いだろう。 一応、私が作ったパッチを以下に公開しておく。 (たいしたパッチぢゃないんだけど。)
パッチの利用方法 / インストール方法
#!/bin/sh #(本当は、引数の start, stop をチェックした方が良いのだけど。) if [ -x /usr/local/sbin/wwwoffled -a -f /usr/local/etc/wwwoffle.conf ]; then /usr/local/sbin/wwwoffled -c /usr/local/etc/wwwoffle.conf echo -n ' wwwoffle' fi
以上でだいたいの設定は終了だ。
WWWOFFLE実践編
普段、私が使っているWWWOFFLEの利用方法をいくつか紹介する。
また、詳細な設定方法がNetscape on FreeBSDページに記載されているので、こちらもチェックだ。
日本語のフォームボタン
だけ見えるという、非常に安直なインストール方法を下記に示す。上のフォームによるアンケート(?)では日本語のフォームボタンが見える:見えないの比率は 1:2 くらいのようだ。 このページには書かれていないが、日本語のフォーム表示に必要な設定があるような気がして来たので、もうちょっと調査を続行する予定だ(^^;)。
ついでに、上の設定に加えて行うと日本語のブックマークが表示できるようになる(編集はできないけど...)設定を示す。
! ! set General fontList ! Netscape*fontList:\ -*-helvetica-medium-r-normal-*-*-120-*-*-*-*-iso8859-*;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0201.1976-0;\ -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0212.1990-0:
1998.01.29以前にこのページに書かれていた情報を元に設定したCommunicatorを起動すると、「Warning: Missing charsets in String to FontSet conversion」という表示がコンソールに流れていた。 これは、XlibのNLS関連のWarningで、指定したキャラクタセットが無いという意味のものだ。 1998.01.30に対応策をほどこした設定を公開するように変更したので、変更点を確認して欲しい。
Communicatorに付属してくるNetscape.adは、一度全ての内容を読んでおくことをお勧めする。 よく見てみると、色々と便利な設定ができるようになっているのだ。
私の場合は、標準の設定から
*useStderrDialog: False *useStdoutDialog: False *noAboutSplash: Trueと設定を変更して、エラーの際にダイアログウィンドウを表示せずに標準エラー出力/標準出力に流す&起動時にNetscape aboutを表示しない設定にしている。
FreeBSD 2.2.6Rには、標準で日本語リソース付きCommunicator 4.04のパッケージが収録されているので、pkg_add ja-communicator-4.04 とするだけで日本語フォームボタン、日本語ブックマークの表示が可能だ。(^^)
使用してみた感想だが、パレットを大量に使用するので、256色環境では実用的ではないようだ。 メモリは64MB以上、CPUはPentium-100MHz以上のマシン上で実行するのが望ましい。 (486SX-33MHzマシンで実行したら、起動するまでに3分程度は覚悟しないといけない...。)
早くも v 4.04 用の日本語リソースが Netscape Communicator for UNIX Japanese Resource にあるので、チェックしてみると良い。
現在、安定動作させるための環境を模索中だが、日本語環境(LANG=ja_JP.EUC)で使うのはやめた方がいいような気がしてきた。(T_T)。
FreeBSD-hackers-MLによると、英語環境(LANG=C)で使っていても固まるらしい...。
どうしても日本語フォームボタンや日本語ブックマークを表示したい場合は、上に示すBSDI 1.1版を利用した方が安全だと思う。
太田さんによるUser Netscape Communicator on FreeBSDページを読むと、/usr/share/locale周辺を設定して、LANG=ja_JP.EUC状態でも英語のロケールファイルを利用するようにすると、テキストフォーム中にデフォルト文字列があってもフリーズしないようだ。
私の環境は LANG=ja_JP.EUCでロケールファイルをモロに日本語になるように設定している(dateコマンドの出力結果が「1998年 3月 8日 日曜日 00時00分0秒 JST」になる)ので、良く固まるのは当り前か...。(^^;)
使用してみた感想だが、パレットを大量に使用するので256色環境では苦しいようだ。 使用するメモリも多いので、強力なマシン上で実行するのが望ましい。
日本語用のリソースが Netscape Communicator for UNIX Japanese Resource にあるので、チェックしてみると良い。
余談だが、上記のリソースを使うと「Warning: Missing charsets in String to FontSet conversion」というWarningがでてくる。
さらに余談だが、Edit-->Preferences-->Appearance-->Fonts でフォントのSizeを変えると、フォーム内部に文字を表示するためのフォントが発見できなくてフォーム内部の文字を表示しないことがある。
こうした場合は、Allow Scaling を ON にすると良いだろう。
日本語のフォームボタン
だけ見えるという、非常に安直なインストール方法を下記に示す。使用してみた感想だが、しばしばフリーズしたり、signal 10(SIGBUS)で終了したりするのでとてもスリリング。 パレットを大量に使用するので、256色環境では苦しいようだ。 メモリ、CPUパワー共に十分なマシン上で実行するのが望ましい。
なるべく安定させて使うため、経験的に編み出した心構えを以下に示す。
<form method="post" action="hoge"> <input type=text name=from value=abcde12345> </form>ほとんどのサーチエンジンの検索結果表示ページではデフォルト値付きのフォームが表示されてしまうので、FreeBSD版Communicatorを使う限りサーチエンジンは利用できないとあきらめた方が賢明だ。
日本語用のフォントなどを設定したリソースファイルが Netscape Communicator for UNIX Japanese Resource にあるので、チェックしてみると良い。
以下、日本語のフォームボタン
だけ見えるという、安直な設定を示す。#!/bin/sh MOZILLA_HOME=/usr/local/netscape403b8 ; export MOZILLA_HOME XKEYSYMDB=$MOZILLA_HOME/XKeysymDB ; export XKEYSYMDB XENVIRONMENT=${MOZILLA_HOME}/Netscape.ad ; export XENVIRONMENT XAPPRESDIR=$MOZZILA_HOME ; export XAPPRESDIR LD_PRELOAD=/usr/lib/libxpg4.so.2.0 ; export LD_PRELOAD LANG=ja_JP.EUC ; export LANG exec $MOZILLA_HOME/netscape $*
さらに XFree86 3.3.1 を利用している場合には、以下の設定も行う必要がある。
*** XLC_LOCALE.orig Sat Oct 4 00:00:00 1997 --- XLC_LOCALE Sat Oct 4 00:00:00 1997 *************** *** 35,40 **** --- 35,41 ---- } font { primary JISX0201.1976-0:GR + substitute JISX0201.1976-0:GR vertical_rotate all } }
インストール方法は Netscape 3.01と同じなので、そちらも参照して欲しい。
インストール方法は Netscape 3.01と同じなので、そちらも参照して欲しい。
日本語を表示させるには、Netscapeを起動後、「Options」→「Document Encoding」→「Japanese (Auto Detect)」を選択する。
オプションを変更したら、忘れずに「Options」→「Save Options」しておこう。
また、以下に示すページ内部の日本語ボタン
以下の記述は、私の設定方法である。 とにかく、日本語のボタンさえ見えれば良いという方針のもと、お気楽に設定している。
または、下記のような操作を行うことでも日本語のボタンが表示されるようになる。
このページで公開している ja_JP.EUC ファイルは、オリジナルの ja_JP.EUC.orig ファイルに、 ja_JP.EUC.diff という差分をあてているものだ。 私の手元にある環境では、jisx0212.1990-0フォントや omron_udc_ja-0:GL:20400080:\033\045\057200omron_udc_ja-0\002フォントが無いので、これらの指定をコメントアウトしている。上で紹介したシェルスクリプトを使っている場合は、/usr/local/netscape/nls/ja_JP.EUCというファイル名で保存すると良いだろう。
jisx0212-1990-0フォントはXFree86 3.3.1には標準で含まれていないが、 OpenBSD/NetBSD 日本語環境補完計画 ページには jisx0212-1990-0フォントのインストール方法が詳細に説明されているので、参照すると良い。
1 Cこれを、下記のように編集する。
2 ja_JP.EUC C先頭の数字がnls.dirに記述されているロケール名の数の合計で、以下使用するロケール名が並んでいる内容のようだ。
さらにどうでもいいことだが、Locationの所に入力できる便利な文字列として以下のものがある。
Options Menu (Lynx Version 2.7.1) E)ditor : mule D)ISPLAY variable : :0.0 mu(L)ti-bookmarks: OFF B)ookmark file: lynx_bookmarks.html F)TP sort criteria : By Filename P)ersonal mail address : george@yk.rim.or.jp S)earching type : CASE INSENSITIVE display (C)haracter set : Japanese (EUC) Raw 8-bit or CJK m(O)de : ON preferred document lan(G)uage: en preferred document c(H)arset : NONE V)I keys: OFF e(M)acs keys: OFF sho(W) dot files: OFF popups for selec(T) fields : ON K)eypad mode : Numbers act as arrows li(N)e edit style : Default Binding l(I)st directory style : Mixed style U)ser mode : Novice user (A)gent : Lynx/2.7.1 libwww-FM/2.14ちなみに、/usr/local/etc/lynx.cfg ファイル内部でも同様の指定が可能だ。 私のマシンでは、/usr/local/etc/lynx.cfg ファイル内部で
STARTFILE:file://localhost/home/george/public_html/jindex.html CHARACTER_SET:Japanese (EUC) PREFERRED_LANGUAGE:jaと記入している。
http_proxy=http://delegate.yk.rim.or.jp:10082/ ; export http_proxy
arenaの前に、libz-1.0.2.tgzとpng-0.88.tgzをpkg_addする必要がある。 現在、私の環境ではCan't alloc colorsというエラーメッセージが表示されてしまって、実行できていない(^^;)。
pkg_add後にapacheの動作チェックするには
telnet localhost 80として、
HEAD /~george/index.html HTTP/1.0 (空行)と入力すると、ユーザgeorgeのホームディレクトリにあるpublic_html/index.htmlというファイルの情報が下記のように画面に表示される。
HTTP/1.1 200 OK Date: Thu, 18 Sep 1997 15:38:43 GMT Server: Apache/1.2b10 Last-Modified: Sat, 06 Sep 1997 07:48:19 GMT ETag: "8760-3dcd-34110ac3" Content-Length: 15821 Accept-Ranges: bytes Connection: close Content-Type: text/htmlWWWサーバの情報も Server: の行に出てくるので、自分のプロバイダがどんなWWWサーバを利用しているかを知ることができる。
GET /~george/index.html HTTP/1.0 (空行)と入力すれば、ページの内容が画面に表示される。 ちなみに、HEAD...やGET... と入力した後に空行を送ることを忘れないように。
余談だが、apache 0.8.4以降では .htaccess または /usr/local/etc/apache/srm.conf ファイル内部に